「雷天大壮」(卦辞)
「雷天大壮」の卦は、陽が盛んで、活動のエネルギーが溢れている。。「大壮は、貞しきに利し。」序卦伝に、「遯は退くなり。物は以て遯に終る可からず、故に之を受くるに大壮を以てす。」とある。引退して、身体を養い、心を養っているうちに、身体も心も強くなり、気力充分な勢いが出てきたのである。「大壮は、貞しきに利し。」大壮は陽の性質である正と大の二つの徳が盛んである。正しき道に叶っておれば良いことである。万物の成長は陽の働きである。地から天に向かって、成長することである。人の成長も、より大きく、より高く、より豊かに、なっていく。上の雷は活動、下の天はそのエネルギーである。大壮はその象徴である。儒教の道徳は、天の道、地の道を土台にして、人の道を立てることである。物事の条理は天の運爻、地の形勢にかたどったものである。日月星...「雷天大壮」(卦辞)
2025/01/25 15:52