ユダヤ人とイギリス
オリバー・クロムウェル(1599~1658)17世紀のヨーロッパは宗教改革の世紀であった。各地でカトリックとプロテスタントとの激しい争いが繰り広げられたが、イギリスに於いての改革は王制を揺るがす大騒動だった。1588年、アルマダの海戦により世界に君臨していたスペインを倒し、世界の表舞台に登場したイングランドだったが、その後は混乱を極めていた。「王権神授説」を信じる王ジェームス1世とその子チャールズ1世は軍隊を動員して新興のピューリタン(清教徒)を激しく弾圧した。議会派の中心はピューリタンであり、王党派の軍隊に宗教的団結力で対抗する。そのピューリタン軍の「鉄騎隊」を率いたのがオリバー・クロムウェルだった。そしてついに王党派を壊滅させる。捕らえられたチャールズ1世は罪状「暴君、反逆者、殺戮者」として裁判にかけられ、...ユダヤ人とイギリス
2021/08/25 15:21