「銀行にお金を預けている人はバカ」なのか?投資熱が高まる今、銀行預金を再考する
日本の金融環境は、長年にわたる低金利政策の影響を受け続けています。1990年代から続くデフレと経済の停滞は、日本銀行による金利の引き下げを招き、それが現在に至るまで続いています。この低金利は、個人の貯蓄における利息収入を抑制し、従来の「貯金は美徳」とされる価値観に影響を及ぼしています。 また、賃金の上がらない日本は今や先進国の中でも相対的な所得が下位に甘んじており、そういった現状への不安や不満、焦りから日本国民の投資への関心が高まっています。特に、2014年に導入されたNISA(少額投資非課税制度)や、2018年にスタートしたつみたてNISAは、個人投資家による株式市場への参入を促進し、投資に…
2024/02/29 07:00