裁判所ガイドツアーに参加してきた(12)
被告側弁護士から原告側代表者に対する反対尋問がが始まると、法廷の雲行きは俄かに変わり始める。 今回の事件の「本人尋問」を傍聴する前に私たちはガイド役の裁判官から事件概要を聞いていたが、その中で、原告側が有利な事件ではないかとその裁判官は私見を述べていた。 しかし反対尋問が始まると、原告側企業の「杜撰さ」が浮き彫りになり始める。 事件は、原告側企業が、被告側企業にアプリ開発を依頼したことから始まる。被告側企業は公募で選ばれた。 アプリ開発には「フロントエンド」と「バックエンド」があり、被告側の企業にはフロントエンドのみの開発を依頼していた。バックエンド側の開発については別の者(Nさん)が行うこと…
2025/05/30 09:34