読書ブログ開設から1周年! 設置してある人気ランキングは1年で更新されるので、周年のタイミングで1年間で書い
当ブログでも1.2を争う人気ページの作者様の2冊目。予備知識なくても誰もが楽しめる、従来の著者の作品には絶対言えない感想を読み返していて自分が1番驚きました。重さと暗さの「黄金列車」に対し、軽さと明るさの本作、著者の幅と力強さの豊かさをぜひ味わってもらいたい。
現代の小説家の価値 畑野智美「大人になったら、」「若葉荘の暮らし」
35歳のカフェ副店長の日々と、40歳以上の独身女性が暮らすシェアハウスでの日々、2作品と共に一旦総括。頼んでもないのに3回も扱われる災難、「神様を待っている」「海の見える街」と同一作者様、これにてしばし手仕舞いです。
日本でもドラマ化・舞台化、本国で映画化・舞台化の有名作。ブッカー賞・ノーベル賞受賞作家の代表作、そして傑作なんでしょう、私も感動しました。しかし非常に複雑。これを大声で素晴らしいと言える人、すごいな純粋に。それほど退屈で、完成度が高く、疑問符が残る作品。ある意味でこのつまらなさは日本の純文学的なことなのかも?
人工親友であるクララは14歳の少女ジョジーに買われて、彼女のAF(artificial friend?)になってからの大きく小さな冒険と、ジョジーの長く短い10代を描いた作品。 ノーベル文学賞受賞作家であり、「わたしを離さないで」の作者ですが、私はちょっと避けていたのですが題名に『お日さま』が入っていたので読み始めてみました。
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期待せずに読み始めて、結構面白かった。 私は作中に登場するような典型的な読書趣味の学生時代を歩んだわけではな
ラテンアメリカ文学への手引き、二冊目。 前回の「ラテンアメリカ文学を旅する58章」が地政学的な情報量を含めた
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 洋画 1000311675posted with カエレバ楽天市場A
ラテンアメリカ文学の著者といえば、を牽引するイメージのあるガルシア・マルケスとロベルト・ボラ―ニョと共に図書館
『双眼鏡からの眺め』と同様に、二十歳前後の私が挫折した小説の一つに『2666』という大長編があり、十年以上前
一九八二年のノーベル文学賞がガブリエル・ガルシア=マルケスに決まった時、当時五十四才の現役でしかも世界的人気
韓国はフェミニズム多いなあ、個人的には主眼でもないしなと感じつつ、『菜食主義者』にも感じた韓国の普遍的な男尊
働いていると本を読む時間がなかなか取れない、そんな人の為に「読んだ気になれる書評」。 働いていると旅行する自
アンソロージー・ダービーと銘打ち、8名の作家の作品を読めた『覚醒するシスターフッド』の中で1番面白く感じた韓
一つ前の韓国の若手SF作家の『わたしたちが光の速さで進めないなら』が、爽やかさと共に軽やかに描かれ、密度を作
最近はxでも読書界隈のアカウントも見るようになって、流行り廃りの早さ、一次的にTLに流れる新作などがわかりや
スウェーデン映画を初めて観たし、「マネー・ショート」の次に「ロッタちゃん はじめてのおつかい」を扱おうとして
基本的にレビューブログは作品の知名度の影響が大きく、訪問者が観たり聞いたことがある作品の記事を読んでくれる。
カナダ日韓中米ナイジェリアと5カ国の著者10人10作を集めたアンソロジー。日本人作家は5人。 私はアトウッド
『侍女の物語』『誓願』『老いぼれを燃やせ』と読んできて、私はこの作家が好きだと思ったし、その理由はテーマ着眼
韓国をぶっ壊せ!告発はそれ自体、生きづらさを描くことが文学?アジア人女性初のノーベル文学賞作家が描いた前時代的な韓国、『菜食主義者』『回復する人間』を読みました。 >菜食主義者ビギナーのヨンヘから始まる彼女を巡る精神疾患を普遍的なテーマとして描き、自省する姉の視点は文学になりうる
ある日突然、主人公の女性は仕事も預金残高も奪われ、両足を失った気分になる。 預金残高は最近親者となる男性の所
主体的な行為や誠意をいかに排除するかで成り立つ娯楽性を発達させていく商業の中では、受動性の易きに流れる消費者
スペイン内戦は1936年7月から1936年4月の間に、スペイン第二共和国政府に対して将軍が率いた陸軍によるク
佐藤亜紀の作品だ、と思って読み進めないと序盤はつらい。 登場する人物名や地名はカタカナで外国のものだし、私を含めた多くの一般的な日本人読者にとって、ヨーロッパのどこの国の過去何年の歴史的な史実を扱った等と多少把握してすぐに歴史的背景や関係性
小川洋子の魅力はまずモチーフ選びにあるし、豊かなそれを例えば実写化するよりも素敵に仕上がる文章で書きあげる所で、ああ、いい小説家だなあと思う。 どう足掻いても実写の映像では作り上げられない魅惑的な世界がそこにはあって、そしてそれは読者の眼か
小説を読んでいると、こういうことがある。 「コンビニ人間」であれだけの完成度とテーマ性を誇った作者の作品の中でも、ひときわ目を引いた本作を図書館の本棚で見つけた時は嬉しくてすぐに手を取った、そのあとで「コンビニ人間」を先に読んで、なんて素晴
主人公は36歳、独身、女性、コンビニでアルバイトをしている、その歴18年。 「推し、燃ゆ」「星の子」に続いて発達障害気味の主人公がまた一人。読書再開後手に取った5冊中3冊に出てくるとは現代の小説の主人公は発達障害が流行りなのかしら、と思って
十年越しの作家、とも言えるかもしれない。今村夏子という名前を私が知ったのは2011年の「こちらあみ子」の書評か何かだったと思う。そしてそのまま私は読書の存在しない長い空白に入ったので、本作が初対面ということになるが、なるほど噂の今村夏子はこ
読書を再開しようかなとランキングを検索した時に目に入ったなじみの作家名の筆頭はこの人で、私が読書から離れる前に彼女は直木賞を受賞していた。それから10年以上もの間ずっと書き続け、売れ続けているのだとしたらすごいなと、文学性としては特に評価し
現代の芥川賞作家の価値とは? あまりにも拙い文章が続いて、これは外れか、と落胆した。それが 長いこと切っていない足の指にかさついた疲労がひっかかる。外から聞こえるキャッチボールの音がかすかに耳を打つ。音が聞こえるたびに意識が1.5センチ
彼女が描き上げたかった芸術家の一生とは? 本作は誰もが知るところの画家、フィンセント・ファン・ゴッホがその生を閉じるまでの芸術家としての足掻きと苦悩、それを金銭的・経済的にも支える弟の筋を主軸に、脇に浮世絵を西洋に持ち込み広げることに成功し
はじめまして。今日もおひさまと申します。書評ブログはじめました。 生きていく上で小説には何の価値もない。文学とは何か?を一度は考えて眠れなかった自分でさえそうなのだから、本来小説の価値などその程度なのだと思う。ガルシア=マルケスの「百年の孤