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多肉植物の豆知識byちまちま屋 https://chimachimayasedum.blog.fc2.com/

東京都多摩市の自宅でセダム中心の多肉植物無人販売をしている「ちまちま屋」店主です。 Threadsで多肉にまつわるさまざまな話を書いていますが、過去のものが読みにくい、検索などがしづらいことから、同じ内容をブログでも投稿します。

セダム&日本の多肉が大好き!いつかセダム図鑑を出すのが夢です。

はなずきん
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2024/02/06

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  • お庭訪問診断第2回 Yさんのお庭(その2)駐車スペースの周りについて

    ちょっと間が空いてしまいましたが…Yさんのお庭訪問診断の話、続きです。Yさんからは、今までLINEでもいろんなことをご相談いただいていて、うまく育っている場所もけっこうあるのですが…今回のお悩みは「今空いている、車の後ろのスペースに植えているものが元気がないが、このままで大丈夫か」 ということと 「鉢植えで元気がないものが多いが、どのような鉢にどう植えて育てればいいのか」 ということでした。 相談の時にお...

  • お庭訪問診断第2回 Yさんのお庭(その1) Yさんの家の状況

    これから「多肉のお庭診断」の仕事をしようと考えて…とりあえず「修行」として、最初はお友達のKさんのお庭を見てきました。(→「多肉のお庭診断」をしてきました(1) 日当たりの重要性)次は、ちまちま屋のお客様のお庭を見せていただくことにしました。お伺いしたのは…昨年の春頃からちまちま屋に何度か来ていただいているYさん(女性)のお家です。我が家から車で10分くらいの場所にある、一戸建てのお家です。Yさんの家は...

  • 多肉の植え方(後編) 「苗の配置の仕方」

    前回に引き続き、「多肉の植え方」の話…今回は「苗の配置の仕方」です。寄せ植えの話ではなく、育成用の苗の植え方についてです。ただこれはあくまでも「鉢植えの話」なので…地植えや、プランター植えはちょっと違ってきます。(今回はそこは説明しませんが…)まず「鉢と苗とのバランス」ですが…多肉の種類にもよりますが、苗が少ない場合は小さめの鉢、苗が多い場合は大き目の鉢…が基本です。よく「たくさん増やしたいから」と、...

  • 多肉の植え方(前編) 「鉢への土の入れ方」

    お庭訪問の話、だいぶ長くなりました。 あとお一方、伺った方がいるのですが、とりあえず今回は違う話を。 「多肉の植え方」についてです。 「植え方」って…?漠然としていてわかりにくいと思いますが(笑) 「どのように鉢の中に苗を配置するか」という話です。基本中の基本すぎて、案外言われていないこと… だけど、ここはかなり重要なポイントでもあるのです。 まず今回は「鉢への土の入れ方」です。(鉢や土の内容について...

  • 「多肉のお庭診断」をしてきました(7) このアドバイスの仕事、大事かも!

    他にもいろんなアドバイスをしまして…教えたことは膨大すぎて、とても全部はここに書けないのですが。やはり、実地だといろいろ気づくこと、教えることがあり、 「決まった材料や道具を使って教えるような教室」 よりも、アドバイスできることが遥かに多いのではないかと思います。 教室的な場所だと「先生が知識を教える」形になってしまいますが…やはり実際に育てている様子を見ないと、アドバイスは難しいですよね。「多肉を...

  • 「多肉のお庭診断」をしてきました(6)

    お庭診断の話、前より続いています。 他にも、いろいろと私が気づいたことを伝えました。 多肉の種類により、植える鉢の大きさを変えたほうがいいという話。多肉の土と培養土を混ぜる割合について。南向きのお庭は日当たりがいいのですが、夏には暑すぎるだろうと思われるので、今は全く植物は置かれていない家の裏を活用したほうがいいということ。多肉を切るのに使っているハサミが普通の文具用のハサミで、刃の厚みがあり多肉...

  • 「多肉のお庭診断」をしてきました(5) 「徒長」に対する認識の違い

    お庭診断の話、前より続いています。Kさんと今回話していて、「徒長」に対する私とKさんの認識の違いがあることがわかりました。Kさんの家の中に飾っている寄せ植えの、セダムがびろーんと伸びていたので「これ徒長してますよね~」と言ったら 「えっ、これは徒長なんですか!?」 という反応だったのです。 その寄せ植えは、室内の日当たりのいいところに置いているそうですが… セダムは室内だとほぼ、徒長してしまいますよ...

  • 「多肉のお庭診断」をしてきました(4) 地植えスペースの使い方

    お庭診断の話、前より続いています。Kさんのお庭の、地植えスペースについてですが… 南向きのお庭の、少し離れた場所の東西に2か所の地植え花壇があります。まず「西の花壇」は…冬前後は、陰になる塀の前だけでなく、一日を通して日当たりがあまり良くないようです。それなのに夏には日当たりが良くなってしまうらしいのです。冬は日が当たらず、夏に日が当たるというのでは、多肉を地植えするのには難しい場所だと思いました。...

  • 「多肉のお庭診断」をしてきました(3) 土の問題&鉢減らし

    お庭診断の話、前より続いています。Kさんの使っている土は私と同じで、多肉の土と、お花の培養土をミックスして使っています。しかし、私と比べるとかなりお花の培養土を多めに使っていたようなのですが…「なんでうちの多肉は全然モリモリにならないの?」と不思議に思っていたようです。私はというと「多肉の種類はたくさん欲しいけど、同じ種類が増えすぎると困る」ので、最近はあまり肥料入りの土を使っていません。多肉1年...

  • 「多肉のお庭診断」をしてきました(2) 水やり方法の問題!

    お庭診断の話、続きです。あと、Kさんのお庭のもうひとつの「うまく育ってない大きな原因」と思われるのは… 「水が足りてない」ことではないかと思います。Kさんは、私同様、週に1回お水やりをしているといいます。 週1回なら、多肉に水をあげる頻度としてはわりと高いほうだと思いますが…そのわりには、鉢植えのほとんどの多肉がシナシナ気味なんです。 水切れで枯れている、と思われる苗も、たくさんありました。 週1回の...

  • 「多肉のお庭診断」をしてきました(1) 日当たりの重要性

    先日、多肉友達の家のお庭を見せてもらいに行ってきました。 といっても、実はただ多肉を見に行ったわけではなく…、 私が今後「お庭を実際に見て、多肉を育てるアドバイスをする」ことを仕事にできないか? と思い、その予行演習のようなことをさせてもらいに行ったのです。お友達のKさんのお悩み内容は…ざっくり言うと①地植えの多肉コーナーがあるが、今後何をどのように植えていったらいいのか②うまく育たないものが多いが、...

  • 寄せ植えについて(12) 寄せ植え作成後の管理

    寄せ植えした後、いつお水をあげるかは人によって違うのですが、私は植えてすぐに水をあげる派です。(植え替えやカット挿しの時も同様です) 寄せ植え後の最初の水やりは、鉢底から水が出て、その水が透明になるまでたっぷりあげてください。 土の中の微粉を流して、通気性や水はけを良くするためです。 ただし、根付いていない時はあまり勢いよくお水をあげると苗がずれてしまうので、少しずつ優しくお水をあげましょう。 葉...

  • 寄せ植えについて(12) 寄せ植えの手順(その2)

    寄せ植えの手順、前回より続いています。大きい苗を挿し終わったら、セダムなどの細かい多肉で隙間を埋めていきますが、その前に… ⑧沈んだ土を足し、土を濡らす大きい苗を挿している間に土が沈んでいるので、セダムを挿す前に、土の面が鉢の縁までくるように、小さい土入れを使って土を足します。 挿している途中でも、土の面が低くなったと思ったら何回でも足して縁まで土を入れるようにしてください。土の面が低いままだと、細...

  • 寄せ植えについて(10) 寄せ植えの手順(その1)

    では、実際に寄せ植えを植える手順で説明していきます。ちょっとしたコツを知るとだいぶやりやすくなるので、もう寄せ植えは何度も作ってるよ~、という方も読んでみてくださいね。① 鉢に鉢底網を敷いてから、水はけのための鉢底石を入れます。 浅めの容器であれば、鉢底石は入れなくてもいいです。②鉢底石を敷いた上に、多肉用の土を入れます。 カット苗を使う場合は、最初から土を鉢の縁の部分まで入れます。 土は植えている...

  • 寄せ植えについて(9) ピンセットの使い方

    寄植えの手順の前に、まずはピンセットの使い方から…このピンセット使いは意外と知らない方が多いのですが、これができると、寄せ植えで苗をぎゅっと詰めて植えることができます。 寄せ植えだけでなく、カット挿しの時も使える技なのでぜひ習得しましょう! 小さめの苗は、細いピンセットで縦に茎(根がついていれば根も)をはさんで、できるだけ植えたいところの真上から土にぐっと差し込みましょう。 この時、「先端の根や茎...

  • 寄せ植えについて(9) 寄せ植えに使っている道具の紹介(その2)

    私が寄せ植えに使っている道具を紹介します。第二弾の今回は、なくても寄せ植えはできるけど、あると作業がスムーズになるものです。 「作業途中のものをまとめておくためのもの」というのがあると、寄せ植えの途中で「あれ、どこにいったっけ?」というのがなくなってやりやすくなりますよね。★注水ボトル 水を入れるボトルで、先の細いノズルがついているもの。 細かい苗を挿す前に、土を湿らせるとやりやすいのですが、その...

  • 寄せ植えについて(8) 寄せ植えに使っている道具の紹介(その1)

    寄せ植えの話、続きです。 私が寄せ植えに使っている道具を紹介します。 ★鉢底石 寄せ植えの容器が小さい場合は、小さめの鉢底石がおすすめ。 普通のホームセンターでは小さい粒のものはあまり扱いがないかも。通販や大きな園芸店にあります。 ★鉢底網 一番メジャーなのは、プラスチックの格子状のものですが、私は網目状の「排水口ネット」を切って使用しています。 100均に置いてある排水口ネットは網の目が荒いものが多...

  • 寄せ植えについて(7) 固まる土、ネルソルについて

    寄せ植えに使う土について、続いています。 寄せ植えで、ドーム状に盛り上げた土に挿す場合などに「ネルソル」という固まる土を使う場合があります。 土に接着成分が入っているもので、粘性があり苗の固定がしやすいので、作る時はとても使いやすいのですが… ネルソルは完全に乾くと水をはじくため、水やりの時は何度も水をかけて時間をかけて浸透させるか、底面給水をすることになりますが、それがけっこう面倒なのです。 ま...

  • 寄せ植えについて(7) 寄せ植えに使う土について

    寄せ植えに使う土は、基本的に多肉の土であればなんでも使えるのですが、使いやすいもの、そうでないものはあります。枝や葉などの大きなものが入っていない、粒の大きさが揃っているものが使いやすいです。 私のおすすめは「刀川(たちかわ)平和農園」の「サボテン・多肉植物の培養土」で、鹿沼土、赤玉土、ひゅうが土が主体の配合土です。 上記の土は「普通の寄せ植え」向きです。しかしちまちま寄せなど、挿す苗がみんな小さ...

  • 寄せ植えについて(6) 寄せ植えに使いやすい品種の紹介

    今回は、寄せ植えに使いやすい品種を紹介します。寄せ植えがなんか地味だな…と感じた時に、入れるとぱっと雰囲気が変わる種類があります。 多肉には少ない「色の明るい種類」そして「色の濃い種類」です。ファッションでもそうなのですが、面積は少なくても明るい色を足すと「華やかになり」、濃い色のものを足すと「引き締めて」くれます。いつも寄せ植えが地味になっちゃう!と感じている方は、このふたつを特に意識してみてく...

  • 寄せ植えについて(5) 寄せ植えに使う苗の選び方(美観上の観点から)

    寄せ植えに使う苗の選び方、前より続いています。 今回は「見た目をキレイにする」という観点からです。 なおこれは、寄せ植え初心者さん向けのアドバイスです。 慣れている方は、これに囚われずいろいろアレンジしても良いと思います! まず、できるだけいろんな色の多肉を入れたほうが、華やかになります。 多肉は基本的に緑色ベースのものが多いので、赤、ピンク、黄色、白、紫、などの種類をバランスよく入れるといいです...

  • 寄せ植えについて(4) 寄せ植えに使う苗の選び方(管理上の観点から)

    次は、寄せ植えに使う苗の選び方です。 まず「管理上」の話からしますと。 一番気を付けるのは「耐寒性、耐暑性が大きく違う種類は一緒に植えないほうがいい」ということです。 たとえばアエオニウムはやや寒さに弱く、冬にずっと外に置いておけないものが多いです。また夏も休眠期になるため、他のセダムやエケベリアなどと一緒に植えると管理が難しいです。 冬の夜にお部屋にしまえば枯れませんが、そうすると他の多肉が紅葉...

  • 寄せ植えについて(3) 鉢の選び方

    さて、実際に多肉の寄せ植えを作る時に、どういうことを気を付けたらいいのか… について書いてみようと思います。 「寄せ植え」とひとくちに言っても、「根がついたものを寄せる場合」と「カット苗を寄せる場合」があり、根付きのもののほうが植えるのが難しいです。 ぎゅっと詰めて植えるのではなく、ざっくりいくつかの種類を植えるだけなら、根付きでも大丈夫ですが。 ここでは「ぎゅっと詰めて寄せる(カット苗を植える)...

  • 寄せ植えについて(2) 寄せ植えで育てた多肉は…

    多肉は、寄せ植えで育てよう! の続きです。 寄せ植えはぎゅーっと多肉をたくさん植えることにより、根詰まりが起きやすくなります。 根詰まりしていると、水やりした時に土に含まれる水は少なくなり、常にやや乾燥気味になります。 するとあまり成長はしないのですが、多肉はキュッと締まって育ち、多少の環境の変化では枯れたりしなくなるのです。寄せ植えに入れたものは、ギューッとたくさん植えてあるだけに、そこまでモリ...

  • 寄せ植えについて(1) 多肉は、寄せ植えで育てよう!

    今回からしばらく、寄せ植えについて書きます。多肉植物の寄せ植えは、私は今でこそ当たり前のように作ったり見たりしていますが、初めて見た時は「こんなにぎっしり植えてうまく育つの?」と思いました。そう感じる方は多いようで、お客様にも「育て方がわからない」とよく言われます。(※寄せ植えも、普通に水やりして日に当てるだけで良く、単品の多肉と育て方は変わりません)しかしいくつもの寄せ植えを作ったり、育てたりし...

  • 紅葉について(6) どうやったら紅葉させられるのか?

    前回「紅葉の条件」について書きましたが、具体的にどのようにすると紅葉しやすいのか、ということを書きたいと思います。 秋は、気温が下がり紅葉しはじめるシーズンであると同時に、多肉にとって成長の適期でもあります。 しかし、紅葉は『これ以上の成長がしづらい』というような条件の時に起きます。 ですので、紅葉をさせることを重視すると、あまり成長はしません。 モリモリ増やしたいのか、紅葉させたいのか、それによ...

  • 紅葉について(5) 多肉が紅葉する条件

    今回は、多肉が紅葉する条件についてです。 同じ種類の多肉を同じように育てていても、紅葉する多肉とそうでないものがありますよね。 どういう条件に置くと紅葉しやすいのかをまとめてみました。 ①寒暖差があること ②十分な日照がある ③肥料が効いてない ④根詰まりしている ⑤乾燥気味に保たれている ⑥植えてから時間が経っている (株が成熟している) この条件が揃うほど紅葉します。 下の写真は、昨年の4月末に撮影...

  • 紅葉について(4) 多肉植物の紅葉の仕組み

    紅葉の話、続きです。 今回は多肉植物の紅葉の仕組みについてです。 冬が近づき気温が下がると、クロロフィルが分解されてグルコースが葉に蓄積されます。 そこに紫外線が当たることで、アントシアニンが発生します。多肉植物の場合は落葉樹のような「離層」はできず、紅葉しても葉が落ちることはありません。アントシアニンには葉を紫外線から守る働きがあります。 「凍結防止」の役割も果たしており、また活性酸素の量を減少...

  • 紅葉について(3) まずは、落葉樹の紅葉の仕組みから

    多肉植物は、なぜ紅葉するのか。 落葉樹の紅葉の仕組みとは少し異なるのですが、まずは落葉樹の紅葉について説明します。植物の葉には、光合成をするクロロフィル(葉緑素)が多くあるので緑色に見えます。 そして、紅葉の「赤色」は「アントシアニン」という色素であるのは、落葉樹も多肉も同じです。 落葉樹は秋になると、気温が低くなり、光量が減る(つまり、エネルギー生産がしにくくなる)冬に備えて、エネルギー消費を少...

  • 紅葉について(2) 「ストレスをかけると紅葉する」って?

    紅葉の話、続きです。 「多肉にストレスをかけると紅葉する」とも、よく言われています。 それは間違ってはいないのですが、その言い方はまるで「紅葉は悪いこと」のように誤解されてしまいますよね…。 人間の心や体も、ストレスがかかりすぎるのは良くありませんが… 何ひとつ苦労せず育ったら、ちょっとしたことでも折れてしまいます。 ストレスがかかってはじめて、ストレスへの耐性がつくのです。「適度なストレス」は、生...

  • 紅葉について(1) 紅葉は「かわいそう」ではない

    今日からしばらく「紅葉」の話になります。 多肉は、生育するのには厳しい環境に置かれた時に「紅葉」します。 それを知って 「人間が色を楽しむために、厳しい環境に置いて紅葉させるなんて、多肉がかわいそう」 と言っている方が、時々いらっしゃるのですが… 私は全く、そうは思っていません。 詳しい話は後述しますが、 多肉は、寒さから身を守るために紅葉をします。 そして紅葉することによって「強く」なるのです。 ...

  • 徒長について(6) 徒長した多肉はどうすればいいのか?

    徒長について、前より続いています。 「徒長した多肉をどうすればいいのか」 というのは、多肉初心者の方がまず悩むことのようです。 しかし、一回徒長してしまった葉や茎そのものは、徒長でない状態に戻ることはありません。伸びてしまったものを縮めることはできないのです。 適切な環境に置けば、種類によっては多少は締まってくることはありますが…。 では、どうすれば健康的な状態に戻せるのか? 選択肢はふたつありま...

  • 徒長について(5) 多肉が徒長しているかは、ネットで調べて判断する

    徒長について、続いています。 多肉は少しくらい徒長したところで、枯れはしません。 でも、可能な限り、徒長しないような環境に置いてあげてほしいです。 健康的な多肉はとても可愛いですが、徒長している時はその可愛さが十分発揮できていない状態ですから。 しかし、種類によって「適切な状態」というのは違うので、自分の多肉が健康的に育っているのか…というのは、ネットで検索などして他と比べて確かめてみましょう。 ...

  • 徒長について(4) 徒長に関係する要素「水やり」

    徒長に関係する要素についての説明、前より続いています。 あとは「水やり」です。 多肉が徒長しやすい季節は、 「温度が高いのに晴れの少ない梅雨時」から「夏の遮光下」 そして 「12月前後の日照時間が一番少ない時期」です。 季節によっては、日に当ててあげたくてもどうしてもできない…という場合もあるでしょう。 その場合は「温度管理」も重要なのですが(日が当たらないのなら、できるだけ暖かい場所には置かない...

  • 徒長について(3) 徒長に関係する要素「温度」

    徒長に関係する要素についての説明、前より続いています。 もうひとつは「温度」です。 この点を、あまり理解されていないことが多いのですが… 冬は、他の季節に比べると、圧倒的に日照量が減ります。 日照時間も短いし、照度も少なくなります。 しかし、どちらかというと冬は徒長しにくい季節なのです。 それは温度が低いため、多肉の成長が緩やかになっているからです。 日照量が少なくても、それに比例して温度が低かっ...

  • 徒長について(2) 徒長に関係する要素「日照」

    では「徒長」に関係するものについて説明していきます。まずは「日照」ですが… まあ、これはわかりやすいですよね。 日本の気候であれば、夏以外の季節はできるだけ日照時間が長いほうがよく、日照時間が長いほど徒長を起こしにくくなります。 しかし種類によって、最低限必要な日照量は多少は違います。 原則的にはセダムやクラッスラなどの多肉は、日照量「多め」、エケベリアだと「多めから中くらい」がいいでしょう。 一...

  • 徒長について(1) ”徒長”とは何なのか

    多肉を育てていると必ず聞く単語が「徒長」ですよね。 でも、徒長とは何なのか…意外と正確にわかっている方は少ない気がします。 徒長というのは、葉や茎が間延びして、健康ではない状態に育っていることを言います。 その品種の標準的な成長で、茎や葉が伸びていくのは「成長」であって、徒長ではありません。 「その品種の育ち方として」どうなのか、というのが判断基準なので、茎がやたら長く伸びていたり、葉と葉の間隔が...

  • 土の乾き具合を左右する要素とは? (5)置き場所の”風通し”

    「土の乾き具合を左右する要素」について、前より続いています。 ⑤置き場所の「風通し」 日当たりが良ければ乾きやすいのは当然ですが、「風通しがあるか」も大きい要素です。 風があると乾きやすいだけでなく、株の周囲の湿度も下げてくれるので、多湿に弱い多肉にとってはかなり重要なことです。 特に、梅雨や長雨の時、夏場などは、風がないことが致命傷になったりするので、風通しが悪い場所に多肉を置く場合は、扇風機や...

  • 土の乾き具合を左右する要素とは? (4)鉢全体に対しての、苗の量と根と葉の状態

    「土の乾き具合を左右する要素」について、前より続いています。 ④「鉢全体に対しての、苗の量と根と葉の状態」 植えてある苗が、しっかり根が張っている状態であれば、お水をたくさん吸います。 しかしあまり根が張っていないと水を吸わないので、なかなか土は乾きません。 また、葉っぱが鉢の土の上に「どのくらい広がっているか」でも、乾き方は違ってきます。 土がそのままむき出しになっているよりも、葉っぱに覆われて...

  • 土の乾き具合を左右する要素とは? (3)「鉢の大きさ」「土の量」

    「土の乾き具合を左右する要素」について、続きです。 ③「鉢の大きさ」「土の量」 基本的には、土が少ないより多いほうが、乾きが遅くなります。 しかしこの「鉢の大きさ」と「土の量」は、近いことを言っているようで微妙に違うので注意が必要です。 もちろん、鉢が大きいほうが土がたくさん入るのですが、鉢が大きくても、鉢底石を大目に入れれば土の量を減らせます。 土が少なければ、鉢が大きくても乾きは早くなります。 ...

  • 土の乾き具合を左右する要素とは? (2)鉢の材質

    「土の乾き具合を左右する要素」について、前より続いています。 ②「鉢の材質」 一般的に言えば「プラ鉢、ビニールポット」は乾きにくく、「陶器」は普通、「素焼き鉢」は乾きやすいです。 リメ鉢は陶器と素焼き鉢の中間くらい。 リメ缶は置いてある場所にもより、よく日が当たる場所では乾燥気味になり、日陰では水持ちいい感じです。 私は多肉の種類や育てたい意図によって、使う鉢の材質(大きさもですが)を変えています...

  • 土の乾き具合を左右する要素とは? (1)土の材質

    ちょっと前に水やりの話を書いた時に 「私はどの鉢も週1回の水やりでいいように、鉢の材質や大きさ、土の内容を調節している」 と書きました。 セダムなどお水好きなものと、エケベリアなど貯水量の多い多肉では、必要な水の量が違ってきます。 だから基本的には「草系セダムは水持ちよくする」「エケベリアやつぶつぶ系などは乾きやすくする」ようにしているわけですが… 同じように水をあげても、鉢によって乾き具合は違っ...

  • 気温による、多肉管理の目安

    前回より、温度の話の続きです。 一番多い「春秋型」の多肉植物の生育適温は「10〜25℃」と言われています。夏型は「15〜35℃」、冬型は「5〜20℃」となっています。生育型についてはまた別の話で書きますが、春秋型はセダム、エケベリア、クラッスラ、グラプトペタルム、センペルビウムなど。夏型はアガベ、アデニウム、アロエ、カランコエ、パキポディウムなど。冬型はアエオニウム、セネシオ、オトンナ、リトープス、コノフィツム...

  • 自分の家の気温を把握し、温度管理に役立てる

    多肉の管理で重要なのが「温度管理」です。では、自分の家の気温を把握するには、どうすればいいでしょうか。 天気予報アプリなどで、地域ごとの詳しい天気予報を見れば、おおまかな温度はわかります。 しかし、実測値はそれとはズレがあることも多いですし、自分の家の中でも場所によって気温はだいぶ違います。自分の家の気温を把握するために役立つのが「最高最低温度計」です。 一日の中で、最高と最低の温度を記録しておい...

  • 多肉の水やり(8)「何のためにそうしているのか」を理解する

    水やりの話、最終回です。 「水やりは難しくない」と言いながらだいぶ長くなってしまいましたが…(笑) 多肉の水やりの大原則… 土が乾いたら水をあげる= 苗に水分を供給するとともに、高温多湿状態を続かせない、苗を凍らせない を実践しようとすると、気を付けることがこのくらいある、ということなんですよね。 あげるタイミングにせよ、あげる量にせよ「なんのためにそうしているのか」 がわかれば、水やりしていいタイミ...

  • 多肉の水やり(7) お水好きなもの、そうでないもの

    水やりの話、続いています。 葉が薄い、小さいもの…お水好き葉が厚いもの、つぶつぶ系…乾燥気味が原則ですが、 星系クラッスラや、ネックレス系や碧魚連などの茎を伸ばして増えていくタイプのものは、葉はぷくっとしていますがお水好きのほうです。 新しい種類の多肉を買ってきたら、どちらのタイプなのかまずネットなどで調べてみましょう。 よく「多肉は葉がシワシワになってからあげる」と言われていますが、うちでは「根が...

  • 多肉の水やり(6)断水と休眠期について

    水やりの話、続きです。 夏や冬に完全に断水をする方もいますが、私はやったことがないのでなんとも言えません。 エケベリアはかなり乾燥に強く、1か月くらい水を切っても大丈夫なことがほとんどです。氷点下がずっと続くような地方だと、断水したほうがいい場合もあるかもしれません。またある程度貯水量のある多肉なら、抜き苗の状態のほうが夏越ししやすいという話も聞いたことがありますが… それについては今夏に検証して...

  • 多肉の水やり(5)真夏は「少量頻回」のお水やりで。

    水やりの話、続きです。 昨夏のような「超猛暑」では、水を切って枯れてしまった、という話をあちこちで聞きました。 そういう時は「少量頻回」のお水やりがよかったようです。 温度の下がる夕方または夜に、ささっとお水をあげる。 土が乾いていたらまた数日後にあげる、というような感じです。 昨年くらい暑かったら、草系セダムはほぼ毎日でもよかったかもしれません。ただし、一回に大量にあげると蒸れやすいので、すぐ乾...

  • 多肉の水やり(4) 「何」で水をあげるか

    水やりの話、続きです。 私は、ふだんはホースにつけた、長いノズルの「タカギ」のシャワーヘッドを使って水をあげています。多肉Youtubeの「baちゃんねる」のbaさんが愛用しているのと同じものです。私の使っているのは、ノズルが長いタイプのほうです。棚の上などにもあげやすく、水量調節も手元でできるので、小さい鉢が多い家には特におすすめです。タカギ(takagi) 散水ノズル ロングノズルS 普通ホース QG136FJうちは小さい...

  • 多肉の水やり(3)あげる量と、水のかけ方

    水やりの話、続きです。 あげる量についてですが…春、秋の成長期は、鉢底から水が出るまで。 夏、冬は鉢の半分程度が濡れるくらいで。 なぜ夏と冬は「半分くらい」なのかと言いますと「乾きにくい冬には、ずっと湿った状態が続かないように」 「夏は蒸れを防ぐために」そうしています。 翌日から雨なんだけど、とか、明日から氷点下が続くんだけど…水切れでシワシワになりすぎているので、できれば今日あげたい…みたいな時は...

  • このブログで書いていることについて

    こちらでは「多肉の育て方」についていろいろ書いていますが、基本的には「草系のセダム」を中心とした育て方を書いています。また、我が家は東京都多摩市にあり、その気候条件下で育てた経験しかありません。同じ「東京都」でも、23区と多摩地区ではかなり気象条件は異なります。 我が家のあたりは東京の市街地としてはけっこう寒く、例年だと、12月~2月頃までは朝は氷点下になります。ほとんどの日は-3度くらいまでです...

    地域タグ:多摩市

  • 多肉の水やり(2)「週間天気予報」は、必須情報!

    水やりの話、続きです。 多肉の水やりのタイミングを見極めるのに必須な情報は、週間天気予報の「雨」と「温度」です。(本当は湿度もわかるといいのですが、湿度が出ている週間天気予報はほぼないんですよね…) まず、どの季節でも、3日以上雨が続く予報が出ている時は、水やりはできるだけ控えて土を乾燥させておきましょう。 空気中の湿度が高い時に土がじっとり湿っていると、根腐れを起こしたり、葉の中の水分量が多くな...

  • 多肉の水やり(1)「土が乾いたらあげる」

    多肉の水やりは難しい!とお客様によく言われますが、多肉の性質を理解していればそこまで難しくはありません。 水をあげるときに気を付けることはそれなりにはあるのですが、「何のためにそのようにしているのか」を理解していれば、応用が利きます。多肉の水やりの大前提は 「土が乾いたらあげる!」 です。これはまずしっかり覚えておきましょう。 多肉は多湿が続くのには弱いので、土が湿りっぱなしなのはよくありません。...

  • 「地植えパワー」はすごいです!

    多肉の地植えについて、続きです。 地植えのセダムは寒さで地上部が枯れても、春になると新芽が出てくるものが多いので、葉が枯れても春までは抜かないであげてくださいね。 夏も同様で、暑さで枯れたと思っても秋になると復活することはけっこうあります。枯れた枝部分は、枝の断面が緑になっている部分でカットしておいてあげると、新芽が出やすくなります。(断面が茶色くなっていたら、そこは枯れています…)鉢植えではどう...

  • 多肉の地植え、リトルミッシーとパリダム

    多肉の地植えについて、もう少し詳しく書きます。 たとえばリトルミッシー。 鉢植えだと、夏に消える、寒さにやられる…など良く聞きますが、日当たりのいい場所に地植えしておけばまず大丈夫です。 梅雨から夏にかけては茎が伸びがちだったり、植えたばかりだと紅葉しづらいことがあり、ちょっと可愛くなくなることはありますが…全滅することは稀です。 ただ葉が凍ると傷むので、氷点下の時は不織布やプチプチなどで防寒すると...

  • 多肉が一番元気に育つのは「地植え」なんです

    多肉が一番元気に育つのは…実は、地植えなんです。地植えが向かないものも少しはありますが、そうでないものはほとんど「地植えは元気に育つ」のです。特にセダムはほぼそうですね。 「日本はよく雨が降るのに、多肉は湿度に弱いからダメなのでは?」と思うかもしれませんが、地植えだと、雨ざらしでも案外平気だったりします。鉢とは違って水が留まらず、多少雨が続いても適切な水分量が維持されるようです。ただし地植えの場合...

  • 多肉はもっと、気軽にカットして増やそう!

    多肉初心者だけでなく、育てて数年経っていても「カットするのが怖い」という方がいます。 しかし、多肉は「カットしたら増える」場合がほとんどです。 「カットして元の株が枯れる」ことは、よっぽど無茶な切り方をしない限りほとんどありません。 季節により、カットして挿したものが根付かないことはありますが…根が残っているほうは、ほぼ大丈夫です。カットされる側に、多少は葉を残したほうが育ちやすくはなりますが、「...

  • 多肉は「外で育てる」!!

    多肉はお外が大好きです。 しかし、多肉を室内で管理、販売しているお店が多いので、多肉は室内で育てるものだと勘違いしている方が多いのですが… ほとんどの多肉は外で育てたほうが、確実に元気に可愛く育ちます。 夏の遮光、冬の防寒などは必要ですが、関東以南であれば、ほぼ年中外に置いておいて大丈夫です。 特に寒さに弱い種類とか…北国の冬であるとか、お庭やベランダがないとかで、お部屋でしか育てられない場合は仕方...

  • 多肉には「日照」が何よりも大事です!

    今日からしばらく、多肉の育て方について私が思っていることを書きます。 多肉がうまく育たない…のにはいろんな原因がありますが、 一番多いのは「日照が十分に確保できていない」ということではないかと思います。 多肉を育てるのに、何よりも大事なのはお日様に当てることだと私は考えています。 ほとんどの多肉は、夏(6月~9月頃)以外の季節はできる限り多くお日様に当てたほうがいいのです。 エケベリアなら、多少の...

  • 私が「こんな店にしたい」と思っていること(その4)

    私は、仕事にしているくらいですから、多肉を育てるのは上手なほうなのだとは思います。 しかし、うまく育てるためにはかなりいろんな気遣いをしています。 たまたま、家に多肉に合う環境があった場合は「簡単」なことはありますが、そんなことは稀にしかありません。 多肉はただ「枯らさない」というだけならそんなにハードルは高くありませんが、可愛く育てようと思ったら気を遣うことはそれなりにあります。 けれどその「コ...

  • 私が「こんな店にしたい」と思っていること(その3)

    私がお店で売りたいと思っているのが「多肉栽培の資材」です。現状では売り場が外であり、そんなに面積もないので、あまり置けていないのですが… 多肉を育てるための道具はわりと特殊で、ホムセンや園芸店には置いていないものも多いですよね。 私は通販を駆使したりあちこちの店に行ったりしましたが、これがひとつの店で買えたらいいのに、といつも思っていました。 土や肥料はもちろんのこと、防寒、遮光、雨除けの資材、先...

  • 私が「こんな店にしたい」と思っていること(その2)

    多肉の育て方などを、気軽に聞けるお店であることはとても重要だと思っています。 よく「多肉を育てるのは簡単ですか?」と聞かれますが、私は「簡単です」とは決して言えません。 実際、うちに来るお客様のほとんどが、多肉の育て方で悩んでいるからです。 そのために、ちまちま屋では公式LINEでチャットができるようにしているのですが、もっとお客様にはいろんな質問をしてほしいです。 可愛いと思って買ってくれたはずなの...

  • 私が「こんな店にしたい」と思っていること(その1)

    多肉界では知られているようであまり知られていない、セダムの魅力を発信したい。品種名も書かれず「セダム」で一括りにされてしまうことも多いけれど、それぞれの品種に個性があり、育て方も違います。 私はもっとセダムの正確な情報を伝えたいのです。 私が知る限り、セダムの生産者さんの直売所以外で、セダム専門で販売している店はないのではないかと思います。 私はその、オンリーワンになりたいと思いました。 しかし、...

  • 多肉歴の話は終わり…

    今まで、20回にわたり、私の多肉歴を綴ってきましたが…多肉歴、という形での記述はとりあえず終わりにしたいと思います。 これからあとは、私が多肉について思っているさまざまなことや私が蓄積した知識などを書いていきたいと思います。世の中には、いろんな「多肉のプロ」の方たちがいるのですが、その方たちの「多肉に対しての想い」を聞くことって少ないと思いませんか? 多肉が大好きで、多肉に関わる仕事をしたい、と思...

  • 私の多肉歴(20)レアなセダム、日本産の多肉について知りたくなってきた

    私の多肉歴(20)です。(続いています) 「人が区別がつかないようなものこそ、区別できるようになりたい」という気持ちから、同じものの色違いや、同じ品種の中のちょっと違うもの…なども集めだしました。しかし多肉全般に手を広げるとキリがないですから、セダムに限って、レアなものを集めるようにしてきました。 また、もともと私が最初に好きになった「ミルクゥージ」が、そもそも日本原産の品種の園芸品種であることから、...

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