昭和11年発行 【小松町誌】25
昭和11年発行【小松町誌】【官公衛及団体】【二】塩田共同組合生産額年二十萬円の製塩業は本町生産業界の覇王である。製塩戸数二十五戸、これが従業員三百十九名に達しており、その支払われる賃金、消耗品代は、優に十数万円に上ると言わるるから、その盛衰は直ちに町の経済に至大の関係を及ぼすこと言を待たない。製塩業者は製塩連絡の機関として、小松塩田共同組合を組織して、賃金の統一、石炭の共同購入等、諸方面に活動している。同組合現在の役員左の如し組合長橋本三蔵理事会計矢田部安一理事矢田部宗太郎、安元弥左衛門、安元熊槌監査小林辰一、田村好一【使用塩叺(かます)】小松塩田に使用する叺数は年によって多少の相違はあるも、年間約二十萬枚を要すると見られて居り、之が供給は郡外並びに県外よりも需めている。昭和10年4月より昭和11年2月に...昭和11年発行【小松町誌】25
2024/03/31 16:18