「すばらしい新世界」から考える幸せの要素

「すばらしい新世界」から考える幸せの要素

オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」を再読したのでその感想です。 前回読んだのは多分20代後半の頃。30代半ばになった今、社会の階層のようなものも実際に感触としてわかってきたので、当時より本の内容と現実世界を客観的に比較することができるようになりました。 ディストピアなのにみんな幸せ?「すばらしい新世界」の世界観 はじめに:ディストピアとは 自分の人生が幸せであることを信じて疑わない「条件づけ」 病気と老衰が存在しない 恋の悩みが存在しない それでも困ったら麻薬に頼る 現代社会とのギャップと類似点 社会の考える「しあわせ」のために社会システムが合理的に組まれている 社会が階層化されている点…