「大人は泣かないと思っていた」寺地はるな
「大人は泣かないと思っていた」2021/4/20寺地はるな時田翼32歳、農協勤務。九州の田舎町で、大酒吞みの父と二人で暮らしている。趣味は休日の菓子作りだが、父は「男のくせに」といつも不機嫌だ。そんな翼の日常が、真夜中の庭に現れた"ゆず泥棒"との出会いで動き出し……(「大人は泣かないと思っていた」)。恋愛や結婚、家族の「あるべき形」に傷つけられてきた大人たちが、もう一度、自分の足で歩き出す—色とりどりの涙が織りなす連作短編集。(文庫本裏表紙より)☆感想☆恋愛ものや、家族の物語は、苦手なジャンルなんですが主人公の翼の性格が、なんとなく私と似ているところがあって(翼は男性ですけど..)物語に引き込まれていきました。舞台が九州というのもよかったです。作者の寺地さんも佐賀県生まれということで、閉塞感などを感じて育...「大人は泣かないと思っていた」寺地はるな
2024/03/17 05:00