ブログ、再開します! …完! ではあまりに手抜き過ぎるので。 Xでも日常を投稿しているので、こちらでも日常について様々投稿させていただきます! 現在はウマ娘やプリキュア、特撮を追いかける生活を変わらず続けておりますが、それに限らず色々なことを文章で伝えることを再開しようと思います。 ブログを休止して一年近くになるらしい。 読者登録していただいた皆さんにも申し訳なかったなぁ。 改めて、よろしくお願いします!
ブログ、再開します! …完! ではあまりに手抜き過ぎるので。 Xでも日常を投稿しているので、こちらでも日常について様々投稿させていただきます! 現在はウマ娘やプリキュア、特撮を追いかける生活を変わらず続けておりますが、それに限らず色々なことを文章で伝えることを再開しようと思います。 ブログを休止して一年近くになるらしい。 読者登録していただいた皆さんにも申し訳なかったなぁ。 改めて、よろしくお願いします!
今日はツバサくんの誕生日。 自分が最も愛するプリキュアの、誕生日。 史上初めてのレギュラー男子プリキュアは、心に暗い影を落とす少年だった。 「空」を飛びたい。 飛べない鳥である彼に芽生えた、大きな夢。 その夢は全ての同胞に笑われ、蔑まれた。実の親にも理解されることはなかった。 そんな中で奮闘するツバサくん。だが一向に、夢への成果は上がらない。手がかりさえも掴めないまま、時間だけが過ぎていく。その日々は、どれほど辛い物だっただろう。いつしか彼は、夢を誰かに打ち明ける事さえできなくなっていった。 だが、彼は「空」を飛ぶことを諦めなかった。 傷ついた心を抱えながら、決して夢を諦めなかったのだ。 その…
今日はエルちゃんの誕生日。 彼女とソラちゃんの出会いから、全ての物語は始まった。 日曜日を迎えるたびに一歩ずつ、しかし確かに、成長を重ねるエルちゃん。 そんな彼女の姿に、どれほど心を温められたことだろう。 思えば「ひろがるスカイ!プリキュア」の中心には、いつだってエルちゃんがいた。 ひろプリチームも、アンダーグ帝国も、常にエルちゃんを見つめていた。 数々の謎も、ドラマも、そして興奮も、いつだって彼女とともにあり続けたのだ。 今日はエルちゃんの誕生日。 最高の感動をくれた彼女が、この世界に舞い降りた日。 彼女の生誕に、心からの感謝を捧げたい。 エルちゃんと我々の歩む未来が重なる場所で、再び彼女と…
ウマ娘に現を抜かし過ぎてブログ更新が進まない残念なプリヲタ(俺)の話。
最近、プリキュア楽曲レビューの更新が進まない。 何故か。 別に体調が悪いわけでも、プリキュアが嫌いになったわけでも全くない。それどころか昔よりも大好き。 理由は別の所にある。それも、恐らくは皆さんが想像だにしていない所に。このブログの読者さんも、Xのフォロワーさんも誰一人として、こんなことが原因だなどとは夢にも思っていないだろう。 お釈迦様でも気が付くまい、その原因とは何か。 …ウマ娘。 つい最近3周年を迎えた、あのウマ娘である。 ゲームの中で強いウマ娘を育てていくのが本当に面白いのだ。 育成シナリオを周回するたびに、もっと強いパラメータに出来る、もっと強いスキルを積める…そうした感情に捕らわ…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.213「キラリ☆100カラットの奇跡」
「魔法つかいプリキュア!ボーカルベストアルバム てのひらのおくりもの」収録曲。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:高木洋 歌:キュアミラクル(CV:高橋李依)・キュアマジカル(CV:堀江由衣) (敬称略) 小さな一歩が生み出す、無限大の奇跡。 音という名の宝石が、耳に優しく流れ込む。それは心を照らすともし火となり、聴き手の芯をじんわりと温めてくれる。スピード感も伴った、ハートウォーミングなメロディが魅力的な一曲だ。 まほプリというシリーズのキャラクターソングなだけあって、宝石の名前があちらこちらに散りばめられている。本編に登場した変身形態の名前が次々に紡がれ、懐かしきあの決め台詞へと集約していく楽…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.212「おんなじ、だいじ」
「ひろがるスカイ!プリキュア ボーカルベスト~KIZUNA♢ダイアモンド~」収録の、エルちゃんのキャラクターソング。 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:キュアマジェスティ/プリンセス・エル(CV:古賀葵) また、以下に本編で紹介する楽曲の情報を記載する。 「全力ヒーローガール!」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:ソラ・ハレワタール(CV:関根明良) (敬称略) エルちゃんの口から語られる、ひろプリという物語。それは無限の愛に守られた、運命の少女が過ごした煌めく一年。彼女の心が弾ける瞬間、物語は大きく動き出した。 キュアマジェスティが誕生するまでのドラマ、そして、エルち…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.211「KIZUNA♢ダイアモンド」
「ひろがるスカイ!プリキュア ボーカルベスト~KIZUNA♢ダイアモンド~」表題曲。 作詞:青木久美子・六ツ見純代 作曲:馬瀬みさき 歌:吉武千颯(コーラス:北川理恵・Machico) また、本記事で紹介する楽曲の情報を以下に記載する。 「Daybreak song」 作詞:マイクスギヤマ 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:石井あみ・北川理恵・Machico・吉武千颯 「雫のプリキュア」 作詞:只野菜摘 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:キュア・カルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子) (以上、敬称略) 「ひろがるスカイ!プリキュア」のラストを飾る、感動のカーテンコール…
「ひろがるスカイ!プリキュア」が本日1月28日、最終回を迎えた。 サブスクで一気に見ることはあっても、プリキュアを毎週リアルタイムで追いかけるのは人生で初めての経験。週を追うごとに少しずつ、しかし確かな成長を遂げていく彼女たちの姿に、何度涙したかわからない。ひろプリチームが歩んだ道程を追いかけ続けたこの1年は、自分にとっての宝物だ。 OP主題歌のダブルミーニングをきっかけに、ひろプリチームの活躍を追いかける旅は始まった。その旅路の中で、ソラちゃんとともに戦う多くの仲間を自分は知ることになる。 優しさという名の強さを心に秘めたましろちゃん。 落ち込み、傷つきながらも、夢を形にするために戦い続ける…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.210「イマジネーション☆ハレーション☆彡」
「スター☆トゥインクルプリキュア イメージソングファイル」収録の、ひかるちゃんのキャラクターソング。 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:菊谷知樹 歌:星奈ひかる(CV:成瀬瑛美) (敬称略) 今始まる、ひかるちゃんのオンステージ。キャラクターソングの極致がここにある。 ひかるちゃんが歌い、踊る。どう聴いたって、その歌声は「成瀬瑛美さん」ではなく「星奈ひかるちゃん」なのだ。アニメファンが思い描くキャラソンの理想形が、これでもかという程に凝縮されている。 ポップで明るいそのメロディは、どこかメルヘンチック。この楽曲を歌うひかるちゃんは、本当に楽しそうだ。曲中におけるキャラの再現度が余りにも高く、スピー…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.209「GOLD ~ココロの光~」
「ハートキャッチプリキュア! ボーカルアルバム2 〜いろとりどりの花言葉〜」収録の、キュアサンシャインのキャラクターソング。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:笹本安詞 歌:キュアサンシャイン(CV:桑島法子) (敬称略) 明けない夜は、無い。必ず朝日は昇る。光はいつだって、変わらず我々を照らすのだ。 人には時に、ストレートなメッセージが必要だ。そして、それはいつでも人の心を射抜くもの。真っ直ぐすぎるほどに真っ直ぐな歌に、いつの間にか涙腺が緩む。 キュアサンシャインが歌う2曲目のキャラクターソングは、そっと心に寄り添うスローバラード。陽だまりの様に穏やかなメロディ、桑島法子さんの弾けるような明るい…
「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」劇中挿入歌。 作詞:青木久美子 作曲:高取ヒデアキ 編曲:籠島裕昌 歌:プリキュアオールスターズ(キュアフローラ・キュアマーメイド・キュアトゥインクル・キュアラブリー・キュアプリンセス・キュアハニー・キュアフォーチュン) (敬称略) 歌姫たちのミュージカルが今、開演する。 言葉通りだ。静寂な空間に、入れ替わり立ち代わり響き渡る7人のプリキュア達の歌声。その姿は、珠玉のミュージカルを思わせる。楽曲の進行とともに重なる彼女たちの歌声は正に、耳で味わうドリームステージだ。 目を閉じれば、浮かんでくる。スポットライトの下、歌い踊る彼女たちの姿が。舞台の…
「映画プリキュアオールスターズF」ED主題歌。 作詞・作曲:水野良樹 編曲:蔦谷好位置 歌:いきものがかり (敬称略) 降り積もった感情の欠片が、明日へと羽ばたく力になる。 静寂の中、囁くような歌声から楽曲は始まる。凪のような気持ちで耳を傾けたら、直後に押し寄せるエモーションの奔流。一気に粟立つ心が、歌から離れることを許してはくれない。たった1フレーズで聴き手の心を引きずり込む、トップシンガーのみが持つ絶対的な力を象徴するファーストインプレッションだ。 全体的に、曲調は穏やか。舞い落ちる粉雪のように、ゆっくりと、深々と、楽曲は進む。少しずつ降り積もる、様々な感情の欠片たち。雪が地面を覆い隠すよ…
「スマイルプリキュア!ボーカルベスト」収録の、キュアピースのキャラクターソング。 作詞・作曲・編曲:塚本けむ 歌:キュアピース(CV:金元寿子) また、本記事で紹介する楽曲の情報を記載する。 「Endless Torch」 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:中山崇史 歌:キュアスカーレット(CV:沢城みゆき) (以上、敬称略) 平和な日々はいつだって、弾ける笑顔に満ちている。 聴き手の耳をくすぐる金元寿子さんの歌声、スキップをしたくなるような心持ちになるリズム、楽曲の程よいスピード。それらが混然一体となり、太陽の光が降り注いだかのような温かさを、この楽曲は聴き手の心に与えてくれる。 そんな温かさの…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.205「情熱!∞(むげんだい)」
「ふたりはプリキュア ボーカルアルバム2 Vocal Rainbow Storm!!~光になりたい~」収録曲。 作詞:六ツ見純代 作曲:小杉保夫 編曲:大石憲一郎 歌:五條真由美 (敬称略) 人は誰もがヒーローに、ヒロインになれる。 「ふたりはプリキュア」の出現は、子どもたちの心に大きな衝撃を与えたことだろう。女の子だって戦える、女の子だって、英雄になれるんだと。誰も想像していなかった様な世界を彼ら、彼女らに見せつけたのがプリキュアだったのだろう。 この楽曲は、そんなプリキュアの世界を象徴している楽曲の一つかもしれない。 はっきり言おう。少し前までなら、この楽曲が活躍するのは仮面ライダーやスー…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.204「言葉のエメラルド」
「魔法つかいプリキュア! ボーカルアルバム リンクル☆メロディーズ」収録の、キュアフェリーチェのキャラクターソング。 作詞:紘瀬さやか 作曲・編曲:片山修志 歌:キュアフェリーチェ(CV:早見沙織) 溢れ出す、緑の光。それは眩しくも温かい、万物を照らす慈愛の光。 早見沙織さんの凛々しい声が、この楽曲の劇的な幕開けだ。力強くも温かい、彼女にしか出せない歌声が聴き手の心を一瞬で握る。比喩表現ではなく、飲み込まれるのだ。早見沙織さんの、キュアフェリーチェの世界に。 全体的に早めのテンポでメロディは進行する。エレキギター、打楽器、様々な音のパーツが歌に重なり、非常に熱い楽曲に仕上がっている。 言葉とい…
「キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~」ED主題歌。 作詞:只野菜摘 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:キュア・カルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子) (敬称略) 立ち止まった彼女が見るものは、過去からの想いと明日への決意。 前向きに始まるメロディは、闇に弾ける閃光に似ている。この楽曲はスタートからほぼ一貫して、明るさに満ちた旋律を奏で続ける。ラストもしっとりと、しかしサッパリと締められ、どこか爽快感さえ覚えるほどだ。 だが歌詞に目を向けた時、この楽曲は大きく表情を変える。 1番で表現されているのは将来に憧れ、迷いながらも明日へと進んでいくかつての自分。立ち止まった…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.202「しあわせごはん愛のうた」
「ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム1 ~Hello!ハピネスフレンズ!~」収録の、キュアハニーのキャラクターソング。 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:高木洋 歌:キュアハニー/大森ゆうこ(北川里奈) (敬称略) ありふれた幸せ、それこそが最高の宝物。 誰もが日々味わう喜びにフォーカスを当てたこの楽曲は、とても静かに進行していく。それも当然の事だ。愛や夢、悲しみや憎しみ、希望と絶望、といった特別なテーマではないのだから。 だが、何気なく始まったメロディは、進むにつれて音の厚みを増し続ける。人が時間とともに「当たり前」の重さと尊さを知っていくかのように。特別じゃないものこそが、かけがえの…
「ドキドキ!プリキュア キャラクターアルバム ~SONGBIRD~」収録曲。 作詞:実ノ里 作曲・編曲:山口朗彦 歌:キュアソード/剣崎真琴(CV:宮本佳那子) 「勇気」とは、未知への一歩を踏み出す力。そこにはきっと、「解放」という名の喜びがある。 眩しいくらいの日の光が、イントロと同時に我々を照らす。爽快感に満ちたメロディは、弾ける笑顔の象徴だ。 弾む旋律はノンストップ。ひと時も足を止めずに駆け抜けていく音の風が、我々の心をも弾ませる。 踏み出した先にあるものは、真琴ちゃんが、キュアソードが望んだ「未来」なのだろう。だが、彼女のバックボーンを考えれば、この明るい歌をどれだけ歯を食いしばって歌…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.EX‐4「声優・歌手:吉武千颯さん」
以下に、本記事で紹介する楽曲の情報を記載する。 「教えて...!トゥインクル☆」 作詞・作曲:MUTEKI DEAD SNAKE 編曲:生田真心 「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:ヒゲドライバー 「ヒロガリズム」 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:ハマダコウキ ※石井あみとの共同歌唱。 「All for one Forever」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ ※磯部花凜、北川理恵、駒形友梨、Machico、宮本佳那子との共同歌唱。 (以上、敬称略) 24歳。彼女の年齢を聞いた時、思わず耳を疑ってしまった。あれほどのパフォーマンスを届けられる…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.200「All for one Forever」
「映画プリキュアオールスターズF」劇中挿入歌。 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:吉武千颯&磯部花凜/北川理恵/駒形友梨/Machico/宮本佳那子 (敬称略) オールスターズ楽曲の集大成。この楽曲こそが「プリキュア」だ。 突き抜けるようなイントロの「For“F”」とは異なり、底から込み上げてくるようなイントロが我々の気持ちに火を付ける。始まりの10秒はさながら、熱く燃える導火線の様だ。 それを越えてしまったら、もうこの楽曲からは逃げられない。プリキュアを支えてきたシンガーたちの歌声が、文字通り爆炎の如く押し寄せる。そうなったらもう、飲み込まれる以外に道はない。 メロディの緩急がし…
「映画プリキュアオールスターズF」OP主題歌。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:森いづみ 歌:石井あみ・Machico 鋭く走るギターの音色。その先にあるものは、無限に広がるプリキュアの未来。 入口の音が弾けた刹那、トップスピードで走り出すメロディ。聴き手の腕を力強く引き寄せ、足踏みすら許さないまま映画の世界へと連れて行く。 ひたすらに前向きな旋律は、20周年の先にある景色への期待を否が応にも掻き立てる。僅か10秒余りのイントロに、無限大のワクワクが詰め込まれているのだ。 石井あみさんとMachicoさん、2人の競演も見逃せない。 歌声の質は全く異なる2人なのに、驚嘆を禁じ得ない程にその親和性は…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.198「プリキュアモードにSWITCH ON!」
「Yes!プリキュア5GoGo!ボーカルアルバム2 SWITCH ON!~そして、世界は拡がっていく~」収録の、プリキュアシリーズ5周年記念ソング。 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:籠島裕昌 歌:キュア・カルテット この楽曲こそが、プリキュアオールスターズのオリジンだ。 5年の歴史を彩ったプリキュアシンガーたちの歌声が、右から左から正面から、全方向から攻めてくる。最後にはそれらが一つに重なり、全てを圧倒する大きなエネルギーとなって聴き手の心を呑み込んでいく。その威光を放てる者は、プリキュアオールスターズをおいて他にはいない。 この楽曲で注目すべきポイントはやはり、プリキュア5周年の歴史…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.197「ガンバランスdeダンス~希望のリレー~」
「Yes!プリキュア5GoGo!」後期ED主題歌。 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:籠島裕昌 歌:キュア・カルテット (敬称略) 無数の楽器とレジェンドたちの歌声が織りなすハーモニーは、荘厳な雰囲気さえ感じさせる。歌い継がれてきた3年間、その集大成がこの楽曲に凝縮されている。 底からこみ上げてくるような音の演出や、中盤のサックスソロなど、ゴージャスさがてんこ盛りなメロディも大きな特徴。そこにキュア・カルテットの歌声が重なるのだから、もうたまらない。 歌詞にも、この曲が「到達点」であるという雰囲気が溢れている。 「ふたりはプリキュアSplash☆Star」から「Yes!プリキュア5GoG…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.196「ガンバランスdeダンス~夢見る奇跡たち~」
「Yes!プリキュア5」後期ED主題歌。 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:多田三洋 歌:宮本佳那子 コーラス:ぷりきゅあ5(三瓶由布子・竹内順子・伊瀬茉莉也・永野愛・前田愛) (敬称略) 前作と比較して、ポップでチャーミングにカスタムされたメロディが特徴的。楽曲の速さもやや抑えられており、子どもたち寄りに製作されていることも伺える。コーラスにプリキュア5チームの声優さんが起用されているのも、子どもたちに親しみと憧れをもって楽曲を聴いてもらおうという思いからなのかもしれない。 メロディだけではなく歌詞にも、前作とは相違点がかなり多い。 プリキュア5のED主題歌だけあって、「夢」や「未来」…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.195「ガンバランスdeダンス」
「ふたりはプリキュア Splash☆Star」後期ED主題歌。 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:家原正樹 歌:五條真由美withフラッピ&チョッピーズ (敬称略) 3シリーズに渡って歌い継がれた名曲の原典は、どこか大人びていてスタイリッシュ。 そのメロディは子どもたちだけではなく、親御さんたちをも惹きつけたのではないだろうか。聴き手を元気にする明るさと、アクのないしなやかさを併せ持った五條真由美さんの歌声は、この楽曲が持つそうした強みに更なるブーストをかける。 メロディとは対照的に、歌詞はポップで天真爛漫。沈んでいるのが馬鹿らしくなるほどだ。この楽曲を伝説の名曲たらしめているのは正に、…
皆さんは、アニメのOPとEDを飛ばさずに見ているだろうか。 もしかしたら、時間短縮のために飛ばしてしまう、というアニメファンの方もいるかもしれない。 この忙しい時代、少しでもその時間を省略したい…という気持ちもわかるし、悪いことだとは思わない。 だが、非常にもったいない。 アニメのOP・EDは、ただアニメソングが流れるだけの時間ではない。そこには、そのアニメを制作するスタッフが描くメッセージ、演出の粋が凝縮されているのだ。 本記事では自分が考えるアニメOP・EDの魅力を、徒然に綴っていきたい。 ③アニメOPもアニメEDも、作品の一部 ①アニメOPの魅力 アバンタイトルが挿入される作品も多いが、…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.194「キラキラしちゃって My True Love!」
「Yes!プリキュア5」前期ED主題歌。 作詞:佐々木美和 作曲:marhy 編曲:久保田光太郎・marhy 歌:宮本佳那子 (敬称略) この楽曲程、心の緩衝材として最適な音楽は他にないかもしれない。 底抜けに平和で楽天的な雰囲気に溢れたメロディと歌詞に、宮本佳那子さんの持つ「歌をデフォルメする力」に満ちた歌声が重なることによって起きる化学反応。それはどんなに重い話の後でも、どんなに明るい話の後でも心の揺れを落ち着かるクッションになる。 「高まる気持ちを落ち着かせる」事と、「沈んだ気持ちをフラットに戻す」という、ED主題歌の粋が凝縮された良曲。 「歌をデフォルメする力」という聞き慣れないであろ…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.193「キラキラkawaii!プリキュア大集合♪~いのちの花~」
「映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花」OP主題歌。 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:大石憲一郎 歌:工藤真由 (敬称略) ワクワクが、攻めてくる。工藤真由さんの真っ直ぐな歌声がプリキュア達の紡いだ歴史を纏い、聴き手の心に一気呵成の攻撃を仕掛ける。高鳴る心に休息を許さない、理想的なOP主題歌。 楽曲の進行に伴い、集結していく歴代のプリキュア達。本作では「スイートプリキュア♪」までのプリキュア達が一堂に会するが、これまで応援してきたプリキュア達が次々と登場していく展開は否応なく、心を熱くさせてくれる。これはオールスターズ映画の主題歌にしか出せない味…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.192「Girls never give up life」
「スイートプリキュア♪ ボーカルベスト」収録の、キュアメロディのキャラクターソング。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:藤澤健至 歌:キュアメロディ(CV:小清水亜美) (敬称略) プリキュアは、あきらめない。 そのことを、彼女たちは伝え続けてきた。お話だけではなく、楽曲でも。 雲一つない晴天を思わせるような爽快感溢れる楽曲、という表現はすでに手垢がついているが、青空と太陽は弾ける明るさの象徴だ。その明るさをもってプリキュアとなった少女たちの心を表現した、プリキュアイズムに溢れた良曲である。 この曲には、もう一つ「プリキュアイズム」を象徴している物がある。それは、未来への希望だ。 曲の初手から正に…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.191「SMILE FOREVER」
「スマイルプリキュア!ボーカルベスト」収録の、キュアマーチのキャラクターソング。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:山口朗彦 歌:キュアマーチ(CV:井上麻里奈) (敬称略) なおちゃん=キュアマーチの人柄と心根の素晴らしさが、楽曲全体から滲み出ている。こんなに力強いメッセージを送れるプリキュアはそういるものではない。彼女の優しさ、芯の強さがひしひしと伝わる楽曲。 この楽曲では一貫して、強く優しいキュアマーチが描かれている。注目ポイントは、彼女の背景の描き方だ。 物語の「起承転結」の「起」にキュアマーチの強さ、「承」にキュアマーチの優しさを据え、見せ場である「転」にその強さと優しさの背景を持ってき…
10月7日、キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~の始動からもうすぐ1ヶ月。 面白い。非常に面白い。 まず作画が素晴らしい。キャラや背景の線が綺麗で、とても「見やすい」作画になっている。プリキュア5・5GoGoの作画が、あえて線を崩してファンタジー色を強調するデザインになっているのに対して、オトナプリキュアは定規で引いたかの如くリアルな線でキャラと背景を描いている。 プリキュア5シリーズは「夢を見つける」物語。悪い言い方をすれば、そこに「現実」は伴っていない。 一方、オトナプリキュアは、「夢を見つけた」後の物語。そこには常に「現実」が隣にある。 夢を模索する姿と、現実と戦う姿を、作画の違いで…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.190「プリキュア5、フル・スロットル GO GO!【キュア・カルテットVer.】」
「Yes!プリキュア5GoGo!」OP主題歌を、五條真由美さん、うちやえゆかさん、工藤真由さん、宮本佳那子さんの4人で結成された「キュア・カルテット」が歌唱したバージョン。 作詞:只野菜摘 作曲:間瀬公司 編曲:家原正樹 歌:キュア・カルテット(五條真由美・うちやえゆか・工藤真由・宮本佳那子) (敬称略) バディから、チームへ。プリキュアシリーズに大きな変革をもたらした「プリキュア5」シリーズ。プリキュア黎明期を彩った一騎当千のレジェンドたちが、珠玉のシリーズに華を添える。 オリジナルの歌手は工藤真由さん。少女の様な無垢な歌声で、様々な名曲を歌った至高の歌い手だ。この楽曲の為に集まった五條真由…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.189「Primal Place」
「Go!プリンセスプリキュア ボーカルベスト」収録の、キュアフローラのキャラクターソング。 作詞:只野菜摘 作曲・編曲:RegaSound 歌:キュアフローラ(CV:嶋村 侑) はるかちゃんが、歌っている。自分の声で、自分の歴史を紡いでいる。 この楽曲に声優さんの存在は感じられない。その歌声はどこまでも「キュアフローラ」であり、どこまでも「春野はるか」なのだ。キャラクターソングの、そして嶋村侑さんの真髄を見せつけられる楽曲。 曲のタイトルが示す意味は、「最初の場所」、「第一の場所」、「根本の場所」。同じようで、示すものは全く違う。この楽曲の注目ポイントは、タイトルの意味の変遷にある。 序盤で描…
「ハピネスチャージプリキュア! ボーカルアルバム2 ~シャイニング☆ハピネスパーティ~」収録の、めぐみちゃんのキャラクターソング。 作詞:木本慶子 作曲・編曲:梅堀 淳 歌:愛乃めぐみ(CV:中島 愛) (敬称略) 虹に一番よく似合うのは、雲一つない快晴の空。一欠けらの曇りも無い爽快感溢れるメロディが、聴く人に幸福を届けてくれる楽曲。跳ねるドラムと唸るギターの存在感が、爽やかな歌に根強い力を与えている。 雨上がりの空にかかる虹は、美しい。だが、虹が我々に伝える物は美しさだけではない。 どんなに暗く冷たい空も、いつしか美しく澄み渡る。明るい景色は常に目の前にあることを、虹は昔から伝え続けているの…
「ドキドキ!プリキュア ボーカルアルバム2 ~100%プリキュアDAYS☆~」収録曲。 作詞:Funta3 作曲・編曲:高木洋 歌:黒沢ともよ (敬称略) 心を叩くイントロは、琴線を弾く人差し指。それを皮切りに、爽やかな風が頬を凪ぐ。胸を優しく包み込む、穏やかなメロディが特徴的な楽曲。 歌詞は非常にストレート。どんな逆境にあっても挫けないこと、負けないことの大事さを一貫して伝えている。ともすれば、それは理想論と断じられかねない危うさを秘めている。 そうした歌詞に説得力を与えているのは、やはりメロディだ。ひたすらに透き通ったメロディが、心の扉を撫でていく。音によって揺らされた扉の隙間に、歌詞に込…
【東方Project楽曲レビュー】Vol.1「月まで届け、不死の煙」
同人STG「東方永夜抄」EXステージボス、藤原妹紅のテーマソング。 淑やかなピアノの音色が優しく耳を撫でた刹那、曲は大きなうねりを見せ始める。 清流が激流に変わるように、力を増し続けるメロディが聴く者の心を圧倒する楽曲。 激しいメロディではあるものの、それと並立した繊細さがこの楽曲にはある。主旋律がピアノであることが影響しているのだろう。 前述にもある東方Project作品のEXステージとは、4段階ある難易度のうち2段階目、Normalモードで全6面のゲームをクリアすることで発生する隠しステージ。 藤原妹紅は、他のゲームでいうなら「隠しボス」。ゲーム的には最難関のボスキャラだ。 各シリーズにお…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.186「DARKNESS」
「ふたりはプリキュア Vocalアルバム DUAL VOCAL WAVE!~ありったけの笑顔で~」収録曲。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:佐藤直紀 歌:Dark Singers (敬称略) 夜の帳が下りた時、奴らは地の底から顔を出す。不安を煽る鐘の音と、昏く重厚な歌声が肺腑に重く圧し掛かる。「Dark Singers」が放つ濃密かつ良質なコーラスが聴き手を惹きつけ、その心に深い爪痕を残す。 それは、他のプリキュア楽曲とは明らかに一線を画したものだ。 この歌には、希望や救済といったものが一切存在しない。プリキュアシリーズには和解の余地のある悪が一定数存在するが、その曲名が示す通り、この楽曲に登場…
今日、10月11日はユニの誕生日。 放送日基準における令和最初のプリキュア、キュアコスモに変身する女の子。 キュアウィング最推しを公言している自分だが、彼に負けないくらいキュアコスモが、そしてユニが大好きだ。二人の「好き」の度合いに、決して優劣は無い。 自分が何故それほど彼女に惹かれたのか。 それはきっと、彼女が持つ「優しさ」に他ならない。 ストーリーの根幹に触れることになるので詳細は伏せるが、彼女が背負うものはスタプリチームの中でも群を抜いて重い。 重い荷物を背負う彼女は、ずっと一人だった。怒りと悲しみに淀む瞳を隠しながら、孤独な戦いを続けてきた。 他者への優しさなど持つべくもない荒れ果てた…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.185「光になりたい~like a diamonds~」
「『ふたりはプリキュア 』1st yearキャラクター&キャラソンベスト」収録の、なぎさちゃんのキャラクターソング。 作詞:青木久美子 作曲:野中”まさ”雄一 編曲:上杉洋史 歌:なぎさ(本名陽子) 聴いているだけで心が弾むのは、打楽器が放つビートのせいだけではないだろう。穏やかでしなやか、しかしなぜか胸の高鳴りが止まらない。そんなメロディが素敵な楽曲。 自分の気持ちを貫き通すことは難しい。だがもっと難しいのは、自分の気持ちを吹き消してしまうことだ。 どんなに抑えていても、どんなに忘れたつもりになっても、大切な物への気持ちは燻り続ける。それはふとしたきっかけで、炎の様に逆巻くのだ。 何物にも消…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.184「Heart Beatは止まらない!」
「スイートプリキュア♪ ボーカルアルバム1~とどけ!愛と希望のシンフォニー~」収録曲。 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:高梨康治 歌:黒川エレン/キュアビート(豊口めぐみ) (敬称略) 唸るギターの咆哮により、聴く者の心も叫びを上げる。荒ぶる魂の調べが、彼女のステージの幕開けだ。全体的にアップテンポで、様々な楽器の旋律が交錯するハイテンションな楽曲。 友との絆を歌った楽曲であり、歌詞全体にそのことが表現されている。だが、真に注目すべきは音の構成だ。 スタートこそギターが前面に出ているが、Aメロ→Bメロ→サビと曲が進むにつれて、ギターは一歩ずつ後ろに引き始める。 サビに至っては、主役は打楽器、締め…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.183 「ZUTTO 在る ココに」
『「HUGっと!プリキュア」ボーカルアルバム パワフル❤エール』収録曲。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:大久保薫 歌:キュアエール(CV:引坂理絵)、キュアアンジュ(CV:本泉莉奈)、キュアエトワール(CV:小倉唯) (敬称略) 曲の最初から最後まで、明るく爽やかな雰囲気に満ち溢れた楽曲。歌とメロディがとても真っ直ぐで、それ故に心が明るく照らされる。 この曲は一言で言うなら、人生の応援歌だ。 人は幾度も、自分の弱さと向き合う。その度に弱い自分を嫌悪し、心を痛める。そんな時に傍に寄り添ってくれる人がいたら、それはどれほどの支えになる事だろう。 この楽曲は、「弱さ」を決して否定しない。人の弱さを丸…
プリキュア20周年記念ソングにして、「キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~」OP主題歌。 作詞・作曲:水野良樹 編曲:島田昌典 歌:いきものがかり (敬称略) 静かに始まるメロディはすぐに、明るく開放的な調べに変わる。それは聴く者の心を高鳴らせ、こうありたいという憧れや理想を具現化したような旋律。 だがそんな旋律とは裏腹に歌詞が描くのは、理想と現実の壁にぶつかった人間の姿。思い描く自分とリアルな自分との乖離に歯噛みする、等身大の人間の姿。 「理想」を描いたメロディと、「現実」を描いた歌詞。正反対の物を、一つの楽曲の中で絶妙に表現しているのだ。 この楽曲の主人公は、何度も落ち込み、そのたびに…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.181「カワイイ Be Ambitious!!」
「ヒーリングっど❤プリキュア ボーカルアルバム~Voice of life~」収録の、ひなたちゃんとニャトランのキャラクターソング。 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:Lantan 歌:平光ひなた(CV:河野ひより)・ニャトラン(CV:金田アキ) (敬称略) 疾走感溢れるアップテンポなメロディが特徴的な楽曲。所々で入るニャトランの合いの手がとてもいい味を出していて、2人のコンビネーションに思わずニヤリとさせられてしまう。 この楽曲のポイントは、ひなたちゃんとニャトランの関係性がとてもクリアに描かれているところだろう。勿論ひなたちゃんのキャラクターも高い解像度で描かれているが、この楽曲を聴いて目に…
『「映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス」テーマソングシングル たからもの』収録曲。 作詞:木本慶子 作曲・編曲:藤澤健至 歌:剣崎真琴(宮本佳那子)・円亜久里(釘宮理恵) (敬称略) 穏やかなミディアムテンポのメロディライン。そこにギターやドラムなど、様々な楽器が唸りを上げ、楽曲を明るく盛り上げる。決して激しい曲ではないが、歌声と楽器演奏の強さが、後ろ向きな心を前に押し出していく。 曲のタイトルが示すように、この楽曲は「現在」を舞台に描かれている。 未来の行方は誰にもわからない。だからこそ、人は「現在」に不安を覚える。どれほど時を重ねようと、その感情を抑えることは…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.179「あこがれ Go My Way!!」
「トロピカル~ジュ!プリキュア」後期ED主題歌。作詞:こだまさおり作曲・編曲:馬瀬みさき・堀本陸歌:北川理恵・吉武千颯(敬称略) ノリノリのメロディなのに、どこか寂寥を感じさせる旋律が印象的な楽曲。北川理恵さんと吉武千颯さん、プリキュアシンガーでも指折りのキュートボイスをもつ2人の化学反応が、その寂寥感に一層の拍車をかけている。 歌詞は本当に「前向き」なもの。なのに、こんなに切ない気持ちになるのは何故なのだろう。それはこの楽曲が、「今」を懸命に生きる輝きと、「今」というものの儚さを同時に表現しようとしているからではないだろうか。 変わらないようでいて、日常は少しずつ変わっていく。「今」を支える…
「プリキュア楽曲レビュー再筆」Reborn.1「勇気が生まれる場所」
『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』劇中挿入歌。作詞:こだまさおり作曲:高木洋編曲:高木洋歌:キュアラブリー(中島愛)&キュアプリンセス(潘めぐみ)&キュアハニー(北川里奈)&キュアフォーチュン(戸松遥)(敬称略) 静けさから始まったメロディは、4人のプリキュアのハーモニーによって激流に変わる。激しい流れはとどまることなく、聴く者を情熱の渦へと巻きこんでいく。 タイトルにもある「勇気が生まれる場所」とは、何処なのか。それはきっと「心」。「心」が「勇気」を生み、「勇気」が「決意」を生む。誰かを助けたい、今を捨てたくないと願う気持ちこそが、「勇気が生まれる場所」なのだ。 一…
「ふたりはプリキュアMaxHeart ボーカルベスト!!」収録曲。 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 歌:五條真由美 (敬称略) 文字通り、未来への旅立ちを描いたスローバラード。それは「巣立ち」と言い換えてもいい。まさしく、「卒業」を象徴する楽曲と言える。 年齢を重ねれば重ねるほど、「巣立ち」や「卒業」の機会は少なくなってくる。それは、自身が持つ世界が広がり辛くなるということでもある。 この楽曲は「旅立ちの歌」であると同時に、そんな大人たちへの「警鐘を鳴らす歌」でもあると感じられる。 人間は良くも悪くも、現状に甘んじる。自分だってそうだ。だがそれは、自らの可能性から目を背ける行動。得られたはず…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.177「Let’s go!スマイルプリキュア!」
「スマイルプリキュア!」OP主題歌。作詞:六ツ美純代作曲:高取ヒデアキ編曲:籠島裕昌歌:池田彩(敬称略) 柔らかさと明るさ、そして疾走感。異なる3つの個性が一つになった名曲。心の暗雲を吹き飛ばし、立ち上がる力を与えてくれるパワーソング。 「スマイルプリキュア!」放送の前年に発生した、東日本大震災。東北の、とりわけ岩手・宮城・福島のプリキュアファンは、プリキュアどころではない一年を過ごしていたと思う。同じ東北の人間として、震災のボランティアにも行かせてもらった人間として、彼ら、彼女らの置かれた苦境は想像に難くない。 「スマイルプリキュア!」が始まった当時ですら、その状況は決して変わってはいない。…
レインボーフレーバー。 非公式の、プリキュアオンリー同人誌即売会。 プリキュアオールスターズF公開の翌日、9月16日。友人と共にこのイベントに参加してきた。 プリキュアファンの、プリキュアファンによる、プリキュアファンの為のイベント。それは正に、プリキュアファン一人一人が放つ「好き」が満ち溢れた素敵な空間だった。 どんなイベントだったのか、それを振り返っていきたいと思う。 プリキュアオールスターズFの感動が冷めやらぬまま、当日の朝を迎えた。今回のレインボーフレーバーの開催地は、東京・蒲田。もちろん、現地に宿をとった。 開場は11:00、開始は12:00。コミックマーケットの様な大きいイベントで…
プリキュア楽曲レビューってこういう思いで続けてる企画だよ、という話。
プリキュア楽曲レビュー。 自分で言うのも何だが、4月末からコツコツ続けさせてもらった自分のライフワーク。 5か月かかっても全曲の4分の1にも達していないのだから、プリキュア楽曲って奥深い。 プリキュアシリーズには、作品は勿論のこと、楽曲にも大きな魅力がある。 現在、その総数は800曲以上。 多種多様の輝きを放つ楽曲たちが800以上も存在するのだ。 だったら、曲からプリキュアにハマっても良いんじゃない? そう、この企画を始めたのは、「曲をきっかけにそのシリーズを見てくれたら嬉しい」と感じたからだ。 この思いがこの企画の肝。 つまり、プリキュア楽曲レビューは、初見の人向けの企画なのだ。そのため、視…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.176「まかせて★スプラッシュ☆スター★」
プリキュアシリーズ3作目、「ふたりはプリキュア Splash☆Star」OP主題歌。 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:家原正樹 歌:うちやえゆか with Splash Stars (敬称略) OP主題歌らしい、終始アップテンポでカッコイイ楽曲。その勢いは、スーパー戦隊や仮面ライダーの楽曲と並べても決して引けを取るものではない。 この楽曲の凄い所は、歌の空気感で緩急を付けている所だろう。Aメロ、Bメロ、サビまで、テンポはほとんど変わっていない。だが、各部分に流れている雰囲気の変化によって見事に楽曲のメリハリがついている。それが聴く人の心を躍らせるのだ。 このシリーズが好きという人は、自…
今日はソラちゃんの誕生日。 思えば、全てのきっかけがソラちゃんだった。 彼女がいなければ、プリキュアにハマることもなく、様々な出会いもあり得なかっただろう。 自分の最推しはツバサくん=キュアウィングだが、ソラちゃんだって大好きだ。 彼女がいたから自分はひろプリにハマり、プリキュアが大好きになった。 様々な動画投稿者さん、Xのフォロワーさん、そして数多のプリキュア達との出会い。 かけがえのない物を沢山、ソラちゃんからもらった。 彼女が自分に、「知ることで広がる世界」を与えてくれたのだ。 ソラちゃんにはどれだけ感謝しても足りない。 だからせめて、誕生日だけでも祝わせてほしい。 ソラちゃん、誕生日お…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.175「グリーン・ノート」
「Yes!プリキュア5 ボーカルベスト!!」収録の、こまちちゃんのキャラクターソング。 爽やかさと温かさが同居した、ミディアムテンポの楽曲。自分がこの曲に胸をときめかせるのは、プリキュア5の時代に青春を過ごした自分を惹きつけてきたアニメソング達の空気を感じるからだろうか。 この楽曲が伝える物は、こまちちゃんの夢の到達点にある景色なのかもしれない。歌詞が彼女を表現しているというより、彼女が自分の世界を歌詞にしているとさえ思えてしまう程、この楽曲の歌詞はこまちちゃんの世界を具現化している。 オトナプリキュアの開幕はもう間もなく訪れる。こまちちゃんは、無限の物語を具現化できる自分の夢を無事叶えること…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.174「みんながいるから☆プリキュアオールスターズ」
「プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!」主題歌。 ED主題歌でもあるため、比較的落ち着いた雰囲気の楽曲。 この楽曲の注目ポイントは、何といっても「魔法つかいプリキュア!」までのプリキュアシリーズのタイトルコールだろう。その部分は一際高音域で歌われており、聴き手の耳に残る曲構成になっている。ファンの心をくすぐる実ににくい演出。 今年はプリキュア20周年。一人として同じプリキュアは無く、多種多様な個性を持ったプリキュア達が長い歴史を紡いできた。 しかし、プリキュア達が伝えてきたメッセージは変わってはいない。仲間との絆、諦めない心。今も昔も、彼女たちはどんなヒーローにも負けない力強い姿…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.173「スマイルメニュー◎」
「デリシャスパーティ♡プリキュア ボーカルアルバム ~Welcome to Delicious Party~」収録の、ゆいちゃんのキャラクターソング。 彼女の元気で天真爛漫なキャラクターが前面に押し出された良曲。 注目ポイントは打楽器の使い方。曲の緩急をつけるだけでなく、楽曲が描く情感を打楽器の有無と強弱で上手く表現している。 聴いていると、ゆいちゃんの笑顔が自然と眼に浮かんでくる。やはり彼女には、ご飯と笑顔が良く似合う。 デパプリの楽曲はとりわけ、作品のテーマやキャラの輪郭が色濃く、はっきりと描かれている傾向がある。 この曲もまさにそう。ゆいちゃんのキャラクター性やデパプリという作品が伝えた…
皆さん、お疲れ様です&お久しぶりです。 リアルの忙しさと体調不良が重なり、ここ10日余りブログの更新を休んでいました。 体調は戻ってきているので、近日中にはブログ更新再開できるかと思います。 予告もなく長期に休んでしまいすみませんでした。今後とも、よろしくお願いいたします。
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.172「夢までふたり乗り♪」
「魔法つかいプリキュア!ボーカルベストアルバム てのひらのおくりもの」収録の、朝日奈みらいちゃんのキャラクターソング。 高橋李依さんの、いや、みらいちゃんのひたすらに元気な歌声が、聴く人の心に光を灯してくれる良曲。 みらいちゃんがこの曲に込めたメッセージは、きっとリコちゃんに向けたもの。その根幹にあるのは、彼女への強いリスペクトと感謝。 一生にただ一人だけでいい、こんな絆を紡いでみたい。この曲に描かれた二人の関係性は、そんな憧憬を我々に抱かせてくれる。 親友を信じ、愛するみらいちゃんの姿は、とても眩しい。 この曲を聴いてから本編を見たなら、きっとあなたはこう思うだろう。 神様のいたずらって、あ…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.171「赤のコンチェルト」
「Go!プリンセスプリキュア ボーカルベスト」収録の、キュアスカーレットのキャラクターソング。 彼女の曲にはバイオリンが良く似合う。その勇壮なリズムが想起させるキュアスカーレットは、プリンセスというより勇者の威容を感じさせる。 光の下へと舞い降りたキュアスカーレットの姿は、我々が抱くプリンセスのイメージとは真逆とさえ言える人間臭さがある。大事にするべきものは、庶民もプリンセスも変わらない。 友との絆によって熱を帯びる心、あらゆる絶望を打ち砕く力。彼女が歩んできた道程で得た物は、ヒーローが得る物に似ている。「Go!プリンセスプリキュア」におけるプリンセスは守られるだけのヒロインではなく、自らの道…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.170「しあわせ☆フレーバー」
『「キラキラ☆プリキュアアラモード」ボーカルベストアルバム スイート☆エチュード☆アラモード』収録の、ひまりちゃんとあおいちゃんのキャラクターソング。 全体的にはミディアムテンポだが、ひまりちゃんとあおいちゃんの掛け合いがノリの良いラップ調で表現されており、曲の山と谷がはっきりと描かれている。 彼女たちの関係性を高い解像度で描いた良曲。性格も考え方も違う二人だが、それを感じさせつつも彼女たちが強い絆で結ばれていることを示した歌詞の流れは、見事という他ない。 似たもの同士だけが友情を深められるわけではない。ひまりちゃんとあおいちゃんのように、違う個性を持っていても繋がる友情が確かにある。 友情に…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.169「ヒロガリズム~Precure Quartet Ver.~」
「ひろがるスカイ!プリキュア」前期ED主題歌を、ひろプリチーム4人で歌唱したバージョン。 4人同時の歌唱部分が多いが、それぞれの個性が埋もれておらず、一人一人の歌声がきっちりと引き立っている。 OP主題歌やED主題歌をプリキュア達が歌うケースとしては恐らく初めて、男性プリキュアが歌唱に加わっている。そのため、これまで以上にハーモニーにメリハリがついており、キュアウィングが楽曲全体をうまく締めている。 キュアバタフライが歌唱に加わっているのも感慨深い。EDアニメには登場していたものの、覚醒してからわずかの期間で後期ED主題歌に変わってしまったため、改めて彼女がこの楽曲に参加している事にエモさを感…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.168「Dear Shine Sky」
「ひろがるスカイ!プリキュア」後期ED主題歌。 「ヒロガリズム」とは対照的な、シックで大人びた雰囲気が印象的な楽曲。吉武千颯さんのキュートな歌声がたまらない。Aメロで聴かせるウィスパーボイスには、色気さえ感じる。 明日への期待を、夜というシチュエーションを用いて絶妙に表現した名曲。 今日より少し、胸がときめく明日。今日より少し、強くなれる明日。 日々増し続ける心の昂りと心の強さを表現した歌詞に、胸の高鳴りが止まらない。落ち着いた曲調の下で脈打つ熱いメッセージが、歌全体から滲み出ている。 ほんの少しで良い。一日一日、ただ一歩前進するだけで人は輝ける。明日が希望に満ちていく。 カーテンを開けた先に…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.167「イェイ!イェイ!イェイ!」
「スマイルプリキュア!」前期ED主題歌。 アップテンポな曲調で、聴く人のテンションを問答無用で上げてくれる楽曲。 正直、どうレビューしようか迷った。この曲、理屈で語る曲ではないのだ。 ただただ我々を元気に、笑顔にしてくれるパワーを持った歌詞とメロディ。ここがイイ、あそこが素晴らしい、そんな細かい感想が無意味になるほどに、明るさと力強さで我々の心を呑み込んでいく。 落ち込んだ気持ちを熱く爽快に笑い飛ばしてくれる良曲。 気持ちがダウンしていたら、まずこの曲を聴いてほしい。 きっと元気になれる、笑顔になれる。 にほんブログ村 にほんブログ村 人気ブログランキング - 投票処理中
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.166「ホッとスプリング」
「ヒーリングっど♥プリキュア ボーカルアルバム~Voice of life~」収録の、ちゆちゃんとペギタンのキャラクターソング。 思わず「ホッ」と言ってしまいそうな、落ち着いたメロディの楽曲。ちゆちゃんの清らかな歌声とペギタンのカワイイ歌声のコンビネーションが素晴らしい。 人を奮起させるのは叱咤激励だけではない。大切な人がただ当たり前に傍にいる、それだけで人は力をもらえるのだ。 この曲は最初から最後まで、温かい。苦しみを癒せなくても、倒れそうな背中をそっと押すことが立ち上がる力をくれるのだという、優しくも強いメッセージが溢れ出ている。 優しさや安らぎが原動力になる。そのことを、歌詞や曲のタイト…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.165「dance at dawn」
「ドキドキ!プリキュア ボーカルアルバム2 ~100%プリキュアDAYS☆~」収録の、キュアソードのキャラクターソング。 緩やかなテンポのダンスナンバー。大人びた雰囲気を醸し出すメロディラインが静かに胸を高鳴らせる。 真琴ちゃんの心を夜空に例え、やがて太陽が顔を出すまでの心象風景が鮮やかに描かれている。 彼女の心の夜は、長い。光が差し始めるのは曲の後半になってから。その事だけで、彼女が歩んできた道程の一端が伺える。 しかし、どんな夜も必ず明ける。夜が長ければ長いほど、朝日はより輝くのだ。 差し込み始めた太陽の光は、真琴ちゃんにとってどれほど眩しい物だっただろう。暗い道程の先に見えた光は、いつだ…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.164「We’re KIRA Party!!」
『「キラキラ☆プリキュアアラモード」ボーカルアルバム2 苺坂物語』収録曲。 ゆったりとした、かつリズミカルな曲調が特徴の一曲。 スイーツ作りを通して、プリアラのもう一つのテーマである「大好き」を追いかけることを掘り下げた歌詞が印象的。「大好き」で繋がった仲間が同じ食卓を囲むことの尊さが胸を打つ。 大切な人と同じテーブルで食を楽しむ時間は、当たり前の日常を装った得難い奇跡。この曲を聴いたならきっと、目の前にいる人との時間を愛おしく思うだろう。 ちなみにこの歌には、デパプリファンなら思わず「おっ?」と言ってしまうような歌詞が含まれている。 同じ「食」をテーマにした作品として、デパプリが発表される未…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.163「プリティル~ジュデイズ!」
「トロピカル~ジュ!プリキュア ボーカルベスト ~えがおのままで~」収録曲。 真夏の青空の様な、爽快感に溢れた楽曲。まなつちゃんとローラの台詞によるやり取りがあり、曲の中で直接的に二人のドラマが展開されるのも注目ポイント。 それは台詞のやり取りだけではない。歌詞の中で、2人が繋がりを深めていく様子が濃密に描かれている。 「今」を大事にするまなつちゃん。そんな彼女と彼女を取り巻く人々が過ごす時間は常に、一瞬一瞬が煌めいている。まなつちゃんとローラの常夏の様に熱い「今」が、この歌の中で輝いているのだ。 この歌を聴けば、まなつちゃんが大切にしているものがきっとわかる。 「トロピカってる!」って言って…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.162「You make me happy!」
「フレッシュプリキュア!」前期ED主題歌。 ミディアムテンポのダンスナンバー。スタイリッシュなメロディが心を躍らせる楽曲。今となってはお馴染みの、プリキュアEDアニメの3DCGダンスが初めて採用された楽曲でもある。 OP曲の役割が視聴者のテンションを盛り上げる事なら、ED曲の役割は上がったテンション、あるいは下がったテンションをフラットな位置まで軟着陸させる事。 この曲の落ち着いた雰囲気はお話の山で盛り上がった気持ちを落ち着けてくれるし、俯いた人の背中を押す前向きな歌詞はお話の谷で落ち込んだ気持ちを上向きにしてくれる。 正に、ED主題歌の理想形の一つと言える楽曲。 アニメソングの花形はやはりO…
「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」挿入歌。 明るく前向きなメロディに、ワクワクが止まらない。明るくキュートな吉武千颯さんの歌声が鼓動を更に加速させていく。 この曲を聴いていると、「無限大」という言葉が手を伸ばせば届く存在だと感じさせられてしまう。 あらゆる不可能に立ち向かい、乗り越えてきたスタプリチームの姿を思い出して、自分の中にも「無限大」の可能性があることを信じたくなってしまうのだ。 彼女達を支えたのは、イマジネーション。それはこの世に生きる、誰しもが持っている力。 だからこそ、絶望に打ちひしがれた時、この曲を聴いてみて欲しい。 もう一度立ち上がろうと、きっと思…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.160「Heart to Heart」
「ふたりはプリキュア Vocalアルバム DUAL VOCAL WAVE!~ありったけの笑顔で~」収録曲。 子ども向けアニメの曲としては、とてもミステリアスで大人びた雰囲気。子どもたちより、親御さんをターゲットにした楽曲の様に思える。 だがそこには確かに、バディ物としての「ふたりはプリキュア」の精神が息づいている。曲の中に2人が生きていて、互いが心を繋いでいく姿が克明に描かれている。 なぎさちゃんとほのかちゃんの絆を、斬新な曲調で表現した良曲。 この曲が発表されてから、約20年。 イイ曲というのは、何十年たっても色褪せない。 にほんブログ村 にほんブログ村 人気ブログランキング - 投票処理中
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.159「Endless Torch」
「『Go!プリンセスプリキュア』ボーカルアルバム2 For My Dream」収録の、キュアスカーレットのキャラクターソング。 火の揺らめきのような音のうねりが、我々を熱く昂らせる名曲。 バイオリンの音色、沢城みゆきさんの凛とした歌声、キュアスカーレットの決意と覚悟を示した歌詞。この曲の全てが、聴く人の心に炎を灯す。 キュアスカーレットには、とある重大な秘密がある。 それが何か、どんな意味を持つ秘密なのか。その一端を、この曲を聴いた人間は震えながら知ることになるだろう。 そして最後に残るのは、燃え上がる思い。消えることのない、終わりなき光。 火傷しそうなほどに熱い感動が、あなたを待っている。 …
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.158「手のひらのおくりもの」
「魔法つかいプリキュア!ボーカルベストアルバム てのひらのおくりもの」収録の、みらいちゃん・リコちゃん・ことはちゃんの3人によって紡がれた楽曲。 曲調はミドルテンポで、3人の少女らしい無垢な歌声が印象に残る。 誰にでも一度は、友達と手を繋いだ経験があるだろう。そこであなたが得たものは何だろうか。 その手の温かさ、友の優しさ。様々なものがあると思う。 この歌の中で彼女たちが得たものは、奇跡の様な出会い。手を繋ぐ事で、繋がり合った心。 そして、その奇跡を奇跡のままで終わらせないという、尊い決意。 3人を繋いだ輝く絆が、静かな涙を呼び起こす。その姿を描いた歌詞にも是非注目してほしい。 彼女達が手のひ…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.157「Clear Eyes」
「ドキドキ!プリキュア ボーカルベスト」収録の、キュアダイヤモンドのキャラクターソング。 誰しもに覚えのある、青春を歌ったスローバラード。寿美菜子さんの、伸びのある前向きな歌声がそのテーマを引き立てている。 人の数だけ、青春の数がある。良い青春を送ってきた人もいれば、そうでは無い青春を送ってきた人もいる。 だけど、青春時代の素晴らしさは、いつだって振り返ってから気づくもの。誰にだって、振り返れば思わず微笑みが零れるような、そんな思い出があるはずなのだ。 この曲に描かれた六花ちゃんの青春は、この上ないほど輝いている。彼女の姿に思いを馳せて、自分を振り返ってみて欲しい。 きっとどこかに、笑顔になれ…
今日、8月8日はあげはさんの誕生日。 プリキュアにハマるまで、アニメキャラの誕生日を意識したことはなかった。 でも、プリキュアは77人+αの人数がいて、それぞれに推しがいて、それぞれに好きになったドラマがある。 そう考えると、ファン達が、推しのキャラ達の生誕を祝っている様子が尊くてたまらないのだ。 かく言う自分の推しはキュアウィングだが、あげはさん=キュアバタフライも大好きだ。 まして、自分はひろプリに人生を変えられ、彼女たちの活躍を目を細めながら見てきた人間だ。 だからこそ思う。「生まれてきてくれてありがとう」と。 彼女は間違いなく、自分の人生を輝かせてくれた人間の一人なのだ。 だから、どう…
ひろプリチームは、傑出した戦闘集団である。 なぜかといえば、戦闘における各自の役割分担がとても明確になっているからだ。 それぞれが、それぞれにしか担えない戦闘におけるポジションを確立している。その姿は、少数精鋭の特殊部隊を彷彿とさせる。 今回は、そんなひろプリチームの戦力について分析していきたい。 注:本記事は、あくまでネタとして楽しんでいただければ幸いです。また、ひろプリ本編のネタバレを含みます。ご注意ください。 【隊員No.001:キュアスカイ】 抜群の戦闘力を持つメインアタッカー。 大岩を割る攻撃力、青の護衛隊隊員と互角に渡り合う戦闘技術を変身前の段階で備えており、それらを土台とした変身…
【プリキュア楽曲レビュー総集編EX】Vol.EX-1・Vol.EX-2
Vol.EX‐1「歌手・声優:Machicoさん」 トロプリやデパプリのOP曲等を担当。心の琴線に直撃する数々の名曲を歌い上げた名シンガー。 胸がキュンと締め付けられるような歌声が非常に印象的。この方の歌は全てがおススメ。是非聴いてみて欲しい。 Vol.EX-2「歌手:北川理恵さん」 ファンなら誰もがその名を知っている、レジェンド歌手の一人。その大きな魅力の一つが、歌声の引き出しの多さ。ポップな歌からキュートな歌、カッコイイ歌まで、あらゆる歌を歌いこなす至高の歌い手。 総集編は一区切り、と前回言いましたが、50曲毎に投稿していたVol.EXが残っておりました。 これで本当に総集編は一区切りです…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.156「太陽のシンフォニー」
「ハートキャッチプリキュア! ボーカルアルバム1 ~大地と海と陽と月と~」収録の、キュアサンシャインのキャラクターソング。 リズミカルで、太陽の光の様な柔らかさを持つ楽曲。桑島法子さんの柔らかい声質も影響しているのだろう。 「サンシャイン」には、日光、快活、陽気、という複数の意味がある。 その名を冠するプリキュアのキャラクターソングは日光のように明るく、大切な人に出会うことで快活に、陽気になれた彼女の姿を照らし出す。 ひたすらに明るく前向きなメッセージを送るこの楽曲は、元気を失った人々にとって、その心の影を打ち消す陽だまりのような存在となるはずだ。 にほんブログ村 にほんブログ村 人気ブログラ…
【プリキュア楽曲レビュー総集編】Vol.135~Vol.144(ひろプリボーカルアルバム特集)
今回の総集編は全て、「ひろがるスカイ!プリキュア ボーカルアルバム FLY TOGETHER!!!!!」収録曲となります。 Vol.135「全力ヒーローガール!」 ロックバンド感が溢れ出る一曲。汗を散らせながら歌うソラちゃんが目に浮かぶ様だ。 ソラちゃんの歩んだ道のりが、歌詞の全てに詰まっている。今日も明日も、ヒーローガールは止まらない。 Vol.136「わたしリフレクション」 とてもオシャレで「今風」な楽曲。加隈亜衣さんの透き通った歌声に心が洗われる。 自分の未来を信じる彼女に焦燥感は無い。友達によって得られた彼女の「強さ」を感じることのできる良曲。 Vol.137「空虹ダイアリー」 ポップ…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.155「メモワール・ミルフィーユ」
「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!」挿入歌。 その雰囲気は全体的にモダンでオシャレ。6人の歌声のハーモニーとコンビネーションがたまらない。 スイーツ作りの描写と仲間への想いを、ミルフィーユの様に重ね合わせた歌詞は素晴らしいの一言。6人それぞれが担当するパートの歌詞も、歌うキャラクターの個性と絶妙にマッチしている。6人もいるのに、歌の中で皆のキャラが余すことなく活きてるっていうのは本当に凄い。 曲全体の雰囲気から、リラックスしたいときにおススメの曲でもある。 スイーツを嗜みながらこの曲を聴いて、プリアラチームに思いを馳せてみては如何だろうか。 にほんブログ村 …
【プリキュア楽曲レビュー総集編】Vol.121~Vol.134
Vol.121「Heart style」「ドキドキ!プリキュア ボーカルベスト」収録の、キュアハートのキャラクターソング。歌声は粗削りだけど、聴き手の心を打ち抜くのって大体こういう曲。キャラソンって、全般的に本編のバックボーンが反映されている。ネタバレにならない程度に。その意味で、この曲はおススメかも。 Vol.122「MOON~月光~ATTACK」「ハートキャッチプリキュア! ボーカルベスト」収録の、ゆりさんのキャラクターソング。歌もそうだが、楽器演奏がとにかくカッコイイ。何があっても前を向いて進むというゆりさんの決意が、歌詞から溢れ出る。辛さや哀しさを乗り越えた彼女の歩みを、止めることは誰…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.154「カレイドスコープは知っている」
「ハピネスチャージプリキュア!ボーカルベスト」収録の、ブルーのキャラクターソング。 平成前期辺りの、古き佳き懐かしい時代の雰囲気が心をくすぐる楽曲。山本匠馬さんの高い歌唱力も注目ポイント。 この曲の歌詞をみれば、ブルーがプリキュア達を見守る立場の人物であることがよくわかる。歌詞にある「君」とは、キュアラブリーの事だろうか。だとすれば、彼女の人物像もこの曲からは透けて見える。 一人の人物のキャラソンが、二人のキャラクターを映し出す。その姿は、様々な景色を見せる万華鏡の様だ。 ブルーの事も、キュアラブリーの事も、カレイドスコープは知っている。 にほんブログ村 にほんブログ村 blog.with2.…
【プリキュア楽曲レビュー総集編】Vol.111~Vol.120
Vol.111「桜MISSION~プリキュアリレーション~」 「映画プリキュアドリームスターズ!」OP主題歌。 キュートな歌声とワクワクするようなメロディが印象的な楽曲。 この曲は是非メロディと歌声に身を任せて聞いてみて欲しい。理屈抜きで楽しみたい曲って、あるよね。 Vol.112「We can!! HUGっと!プリキュア」 「HUGっと!プリキュア」OP主題歌。 聴いているだけで元気をもらえる一曲。 明るく前向きな歌詞が、我々に勇気を与えてくれる。 頑張る人にエールを与えるこの歌は、親御さんの心にも刺さったのではないだろうか。 Vol.113「Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュ…
「ドキドキ!プリキュア ボーカルベスト」収録の、キュアハートのキャラクターソング。 キュアハートの歌声は、なぜこれほど心を惹きつけるのだろう。彼女の言葉を借りるなら、胸のキュンキュンが止まらない。 明るくて勢いのあるメロディは、そのまま彼女の性格を象徴しているかの様だ。メロディだけではなく、それは歌詞にもストレートに表れている。 何といっても彼女は、自分がまだ小さな存在だと自覚している。その上で尚、大きな夢をひたむきに追いかけ続けているのだ。 それができる人間がこの世にどれだけいるだろう。ただこの曲を聴いているだけで、彼女に心を奪われてしまいそうだ。 キュアハート=マナちゃんの人間性に、生き様…
【プリキュア楽曲レビュー総集編】Vol.101~Vol.110
Vol.101「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」「キラキラ☆プリキュアアラモード」前期ED主題歌。 リズミカルなメロディが癖になる一曲。 演技経験も豊富な宮本佳那子さんが、楽曲の世界観を「歌う」と同時に「演じている」のが印象的。その演技の中毒性は、非常に高い。 Vol.102「イミテーションWORLD」「ハピネスチャージプリキュア!ボーカルベスト」収録の、クイーンミラージュのキャラクターソング。テンポはいいが陰鬱な旋律が耳に残る一曲。この曲のテーマは、クイーンミラージュ自身の「嘆き」。敵である彼女の悲しみが痛いほどに伝わってくる。悪役にも、辛く苦しいドラマがある。 Vol.103「Brav…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.152「笑顔の花。ココロの宙。」
「フレッシュプリキュア!ボーカルアルバム1~太陽の子供たちへ~」収録の、キュアパッションのキャラクターソング。 比較的落ち着いた印象を受ける楽曲。聴いていると、心がじんわりと温かくなっていくのを感じる。 この歌を聴いていると、キュアパッションがこれまで歩んできた道のりが、心に、そして「視覚」に伝わってくる。 彼女がキュアパッションとなるまでの軌跡の一端が、瞳の奥に浮かんでくるのだ。 勿論、詳細は本編を見て見なければわからない。 だが、シリーズ未見の人が彼女に興味を持つのに充分過ぎる程のパワーをこの曲は持っている。 彼女が如何にして情熱の名を冠するプリキュアに覚醒したのか。そのことをこの目で確か…
【プリキュア楽曲レビュー総集編】Vol.91~Vol.100
Vol.91「Starry Story」 「スター☆トゥインクルプリキュア ボーカルベスト」収録曲。 正に、スタプリの集大成と言える楽曲。 この曲の全てにスタプリという物語が詰まっている。 作品ありきのレビューは書きたくないけど、この曲だけは、スタプリを完走してから改めて聞いてみて欲しい。 Vol.92「Five Colors」 「『スター☆トゥインクルプリキュア』イメージソングファイル」収録曲。 スタプリの楽曲だけど、自分にはプリキュアという存在そのものを描いた楽曲のように感じる。20周年を迎えた今この曲を聴いたら、プリキュアが積み重ねてきた物を感じられて、感慨深い気持ちになる。 Vol.9…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.151「アリノママGLORIOUS」
「デリシャスパーティ♡プリキュア ボーカルアルバム ~Welcome to Delicious Party~」収録の、マリちゃんことローズマリーのキャラクターソング。 マリちゃんの男性的なカッコよさが前面に出た一曲。波のように変化するメロディライン、ピアノやエレキギターなど様々な楽器の音色が踊る姿は、豊富な人生経験に裏打ちされたマリちゃんの人間性の奥深さ、懐の深さを感じさせる。 それは歌詞にも表れている。他人の「ありのまま」を認め、その成長を見守り、励まし、背中を押す、頼れる大人としての彼の魅力がみっちりと詰まっている。 そして、マリちゃんのキャラソンでありながら、彼を歌のメインキャラクターと…
Vol.81「Welcome to Delicious Party」 「『デリシャスパーティ♡プリキュア』ボーカルアルバム ~Welcome to Delicious Party~」収録曲。 元気になれるメロディが印象的。 皆と一緒に「おいしい」を分かち合える喜び、そしてそれを守る決意を、明るい曲調で描いている。「ごはんは笑顔」という言葉が、心に染み渡る良曲。 Vol.82「ウサギフト」 『「キラキラ☆プリキュアアラモード」ボーカルアルバム2 苺坂物語』収録曲。 心温まるスローバラード。 最高のハートフルソング。仲間との出会い、絆は、努力だけでは得られない皆からのかけがえのない贈り物。誰もが必…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.EX-3「声優・歌手:宮本佳那子さん」
「Yes!プリキュア5」前期EDテーマにてソロデビューを果たし、令和の時代に至るまで数多のプリキュア楽曲を手掛け続けてきた、プリキュア楽曲を語る上で絶対に外すことのできないレジェンド歌手の一人。 彼女には大きな武器が2つある。 楽曲の世界観を「演じる」力と、楽曲の世界観を「デフォルメする」力だ。 女優・声優として豊富な演技経験を積んできた彼女は、歌を媒体にして、楽曲が持つ世界観やメッセージを「演じる」。音楽という舞台を、舞い踊っているように感じられるのだ。その演技力は非常に高い。ずっと、そして何度でもその演技を見てみたくなってしまう。 そして、彼女の歌声はとてもキュートでポップ。そこに前述の演…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.150「ハピネスチャージプリキュア! WOW!」
明るく前向きな歌詞とメロディ、聴いているだけで上がるテンション、サビ前の台詞の投げ込み。本編視聴に向けた心の盛り上がりを誘う、正にアニソンの理想形と言える一曲。 プリキュア10週年を飾り、次の10年の架け橋となったこの楽曲は、プリキュアがこれまで紡いできた精神、魂をそのまま象徴している。 中でも注目がラスサビの台詞の投げ込み。 「ハピネスチャージプリキュア!」というシリーズだけではなく、プリキュアという存在そのものを象徴している。10周年の集大成を示した重く、熱い台詞。 現在はプリキュア20周年。ひろプリOPも名曲だった。 さぁ、30周年はどんなOPが我々の心を躍らせてくれるのかな? にほんブ…
Vol.71「ダイスキにベリーを添えて」「キラキラ☆プリキュアアラモード sweet etude 1」収録の、キュアホイップのキャラクターソング。明るく前向きなメロディと歌詞が印象的。この曲の凄さは、この曲を聴けばプリアラがどんな物語かが分かる所。プリアラに興味のある方にはおススメの一曲。 Vol.72「ヒーリングっど❤プリキュア Touch!! ~Precure Quartet Ver.~」ヒープリOPを、ヒープリチーム全員で紡いだ楽曲。彼女たちがこの曲に込める思いは、きっと深い。このアレンジは、それを我々に強く伝えてくれる。 Vol.73「パープルテイルは知っている」「キラキラ☆プリキュア…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.149「YUMESORA∞」
ベースが唸り、ドラムが躍動する。 緩急の付いたメロディラインと、水瀬いのりさんのしなやかな歌声とが混然一体となり、熱く爽やかな楽曲に仕上がっている。 この曲には、シエルちゃんがプリアラという作品の中で歩んできた道のりの、全てが詰まっている。勿論、ネタバレにならない程度に。この曲の爽やかさは、彼女が辿り着いた先にある景色を象徴している。 無限にひろがる夢の空は、プリアラの中での彼女のゴール地点。スタートから見守る楽しみ方もあれば、ゴールから振り返る楽しみ方もある。シリーズ未見の状態でこの曲を聴いたなら、是非プリアラを見て、彼女の足跡を辿ってみてはいかがだろうか。 にほんブログ村 にほんブログ村 …
Vol.61「ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!」「スイートプリキュア♪」前期ED主題歌。リズミカルでお洒落な雰囲気が漂う楽曲。メロディもリズミカルなら歌詞もリズミカル。まるで文字が踊っているよう。ファンにとって心にくいワードが入っているのも印象的。 Vol.62「レッツ! fun fun time!」「映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!」同時上映「わたしだけのお子さまランチ」主題歌シングル収録曲。お二人の歌声は、いつも心を熱くしてくれる。令和のプリキュア達が紡いできた物語を、温かい記憶と共に蘇らせてくれる楽曲。プリキュアが当たり前にある日常が、どうか続きますよう…
「魔法つかいプリキュア!ボーカルベストアルバム てのひらのおくりもの」収録の、 十六夜リコちゃんのキャラクターソング。 明るく、疾走感溢れる楽曲。晴天の中、海沿いの道をドライブしながら聴いてみたい。 歌詞に度々登場する「オレンジ」は、太陽の比喩表現だと推察される。「君」とは恐らく、みらいちゃん。 リコちゃんのみらいちゃんに対する気持ち、同時にみらいちゃんのリコちゃんに対する思いも表現されている。 2人の絆をシンプルに、そして色濃く描いた良曲。 疾走感溢れるメロディは、みらいちゃんという太陽を得たリコちゃんの高揚感を象徴しているのだろう。 青空の下2人で手を繋いで、どこまでも、どこまでも駆け抜け…
Vol.51「Miracle Go! プリンセスプリキュア」 「Go! プリンセスプリキュア」OP主題歌。 心を昂らせるメロディが印象的な楽曲。 人が夢に向かって頑張る姿はいつだって美しい。 希望を持って、夢に向かって頑張る女の子の姿を描いたこの曲もまた、素晴らしく、美しい。 Vol.52「キミとともだち(One For All, All For One ver.)」 「HUGっと!プリキュア」ベストアルバム Cheerful Songs Best収録曲。 「キミとともだち」をハグプリチーム全員で紡いだアレンジ曲。 「キミとともだち」になっていく過程と、「キミとともだち」であり続ける誓いを歌っ…
※本記事はひろプリ第1話のネタバレを含んでいます。 自分はひろプリに出会って人生が変わった。 ひろプリとの出会いが、様々なプリキュア達との出会い、様々なプリキュア楽曲との出会い、ツイッター上での様々なプリキュアファン達との出会い、youtubeでの動画投稿者さん達との出会い、数多のかけがえのない出会いをもたらしてくれた。そもそも、このブログを開設することもなかっただろう。 ひろプリの何がそこまで自分の心を惹きつけたのか。 最初のきっかけは、OP。 自分は公式情報を一切入れずにこの作品を見たのだが、OPにまず衝撃を受けた。曲に合わせた緩急が完璧すぎる、完成度激高のOPアニメもそうだが、心を掴まれ…
Vol.41「Aile」 「キラキラ☆プリキュアアラモード」ボーカルベストアルバム スイート☆エチュード☆アラモード収録曲。 ミドルテンポのロックチューン。 仲間の決断を応援しつつ、いつか自分の「大好き」を信じて歩んでほしいというメッセージが伝わってくる。旅立つ人が皆から貰った「Aile」は、その人の人生を支える力になる。 Vol.42「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」 「スター☆トゥインクルプリキュア」OP主題歌。 気が付いたら癖になって、思わず口ずさみたくなるメロディが印象的。 未知の世界へのときめきと、それに向かって突き進む気持ちを表現した歌詞に、ワクワクが止まらない。 Vol…
Vol.31「Twinkle Stars」 映画「スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」ED主題歌。 ひかるちゃんたちとユーマの絆が結集した、最高の主題歌。歌詞を意識して聞くと、それがよくわかる。映画で聞いて泣いた人も、ぜひ歌詞に注目してほしい。 Vol.32「教えて...!トゥインクル☆」 「スター☆トゥインクルプリキュア」後期ED主題歌。 どこか癖になる、そしてワクワクを感じさせる歌。 注目なのが、歌詞のストーリー性。 「知る」→「触れる」→「夢を実現する」と発展していく成長のカタルシスに胸が熱くなる。 Vol.33「Prism Rainbow Heart」 「スター☆ト…
「スマイルプリキュア!ボーカルベスト」収録の、キュアビューティのキャラクターソング。 しっとりとしたメロディのスローバラードだが、西村ちなみさんの凛とした歌声によって、切なさよりも寧ろ力強さが与えられている。 歌詞に描かれたキュアビューティ=れいかちゃんの姿にも、迷いはない。一歩ずつ、確実に、そして力強く「道」を進む決意がはっきりと表現されている。 キュアビューティのキャラクターソングと言えば「あなたの鏡」、というファンが多いかもしれない。しかし、キュアビューティ=れいかちゃんというキャラクターを知る上で、この曲は決して聴き逃してはならないと思う。 繊細さと凛とした力強さを併せ持った、確かな名…
Vol.21「ヒーリングっど♡プリキュア Touch!!」 「ヒーリングっど♡プリキュア」OP主題歌。 ヒープリという名作を、一年間支え続けた名曲。 北川理恵さんの、叫びにも似た強い思いのこもった歌声に、心動かされずにはいられない。こだまさおりさんの作詞も最高。 Vol.22「SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード」 「キラキラ☆プリキュアアラモード」OP主題歌。 明るく、前向きな楽曲。 作品を見進めていくうち、「大好き」を追いかけ続けるプリアラチームと、この曲の歌詞が重なっていく。聞けば聞くほど、きっとこの曲が好きになる。 Vol.23「この空の向こう」 「ドキドキ!プリキュア」前期…
【プリキュア楽曲レビュー】Vol.146「フレフレ!アイム・ア・チアリーダー!」
「HUGっと!プリキュア」ベストアルバム Cheerful Songs Best 収録曲。 思わず走り出したくなるような、勢いと前向きさに溢れたメロディに心惹かれる一曲。軽快かつ力強いドラムが、そんなメロディラインの素晴らしさに拍車をかけている。 この曲を聴いた時に目に浮かんだのは、汗を飛び散らせながら、張り裂けそうな声で皆を応援するキュアエールの、そしてはなちゃんの姿。 勇気をくれるのは言葉だけじゃない。誰かのために必死になる姿もまた、人々に勇気を、そして希望を与えてくれる。 応援とは何か、人を応援するということはどういうことなのか。この曲に描かれた彼女の姿は、その事を我々に強く、深く問いか…
「ブログリーダー」を活用して、HALさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
ブログ、再開します! …完! ではあまりに手抜き過ぎるので。 Xでも日常を投稿しているので、こちらでも日常について様々投稿させていただきます! 現在はウマ娘やプリキュア、特撮を追いかける生活を変わらず続けておりますが、それに限らず色々なことを文章で伝えることを再開しようと思います。 ブログを休止して一年近くになるらしい。 読者登録していただいた皆さんにも申し訳なかったなぁ。 改めて、よろしくお願いします!
今日はツバサくんの誕生日。 自分が最も愛するプリキュアの、誕生日。 史上初めてのレギュラー男子プリキュアは、心に暗い影を落とす少年だった。 「空」を飛びたい。 飛べない鳥である彼に芽生えた、大きな夢。 その夢は全ての同胞に笑われ、蔑まれた。実の親にも理解されることはなかった。 そんな中で奮闘するツバサくん。だが一向に、夢への成果は上がらない。手がかりさえも掴めないまま、時間だけが過ぎていく。その日々は、どれほど辛い物だっただろう。いつしか彼は、夢を誰かに打ち明ける事さえできなくなっていった。 だが、彼は「空」を飛ぶことを諦めなかった。 傷ついた心を抱えながら、決して夢を諦めなかったのだ。 その…
今日はエルちゃんの誕生日。 彼女とソラちゃんの出会いから、全ての物語は始まった。 日曜日を迎えるたびに一歩ずつ、しかし確かに、成長を重ねるエルちゃん。 そんな彼女の姿に、どれほど心を温められたことだろう。 思えば「ひろがるスカイ!プリキュア」の中心には、いつだってエルちゃんがいた。 ひろプリチームも、アンダーグ帝国も、常にエルちゃんを見つめていた。 数々の謎も、ドラマも、そして興奮も、いつだって彼女とともにあり続けたのだ。 今日はエルちゃんの誕生日。 最高の感動をくれた彼女が、この世界に舞い降りた日。 彼女の生誕に、心からの感謝を捧げたい。 エルちゃんと我々の歩む未来が重なる場所で、再び彼女と…
最近、プリキュア楽曲レビューの更新が進まない。 何故か。 別に体調が悪いわけでも、プリキュアが嫌いになったわけでも全くない。それどころか昔よりも大好き。 理由は別の所にある。それも、恐らくは皆さんが想像だにしていない所に。このブログの読者さんも、Xのフォロワーさんも誰一人として、こんなことが原因だなどとは夢にも思っていないだろう。 お釈迦様でも気が付くまい、その原因とは何か。 …ウマ娘。 つい最近3周年を迎えた、あのウマ娘である。 ゲームの中で強いウマ娘を育てていくのが本当に面白いのだ。 育成シナリオを周回するたびに、もっと強いパラメータに出来る、もっと強いスキルを積める…そうした感情に捕らわ…
「魔法つかいプリキュア!ボーカルベストアルバム てのひらのおくりもの」収録曲。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:高木洋 歌:キュアミラクル(CV:高橋李依)・キュアマジカル(CV:堀江由衣) (敬称略) 小さな一歩が生み出す、無限大の奇跡。 音という名の宝石が、耳に優しく流れ込む。それは心を照らすともし火となり、聴き手の芯をじんわりと温めてくれる。スピード感も伴った、ハートウォーミングなメロディが魅力的な一曲だ。 まほプリというシリーズのキャラクターソングなだけあって、宝石の名前があちらこちらに散りばめられている。本編に登場した変身形態の名前が次々に紡がれ、懐かしきあの決め台詞へと集約していく楽…
「ひろがるスカイ!プリキュア ボーカルベスト~KIZUNA♢ダイアモンド~」収録の、エルちゃんのキャラクターソング。 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:キュアマジェスティ/プリンセス・エル(CV:古賀葵) また、以下に本編で紹介する楽曲の情報を記載する。 「全力ヒーローガール!」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:ソラ・ハレワタール(CV:関根明良) (敬称略) エルちゃんの口から語られる、ひろプリという物語。それは無限の愛に守られた、運命の少女が過ごした煌めく一年。彼女の心が弾ける瞬間、物語は大きく動き出した。 キュアマジェスティが誕生するまでのドラマ、そして、エルち…
「ひろがるスカイ!プリキュア ボーカルベスト~KIZUNA♢ダイアモンド~」表題曲。 作詞:青木久美子・六ツ見純代 作曲:馬瀬みさき 歌:吉武千颯(コーラス:北川理恵・Machico) また、本記事で紹介する楽曲の情報を以下に記載する。 「Daybreak song」 作詞:マイクスギヤマ 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:石井あみ・北川理恵・Machico・吉武千颯 「雫のプリキュア」 作詞:只野菜摘 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:キュア・カルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子) (以上、敬称略) 「ひろがるスカイ!プリキュア」のラストを飾る、感動のカーテンコール…
「ひろがるスカイ!プリキュア」が本日1月28日、最終回を迎えた。 サブスクで一気に見ることはあっても、プリキュアを毎週リアルタイムで追いかけるのは人生で初めての経験。週を追うごとに少しずつ、しかし確かな成長を遂げていく彼女たちの姿に、何度涙したかわからない。ひろプリチームが歩んだ道程を追いかけ続けたこの1年は、自分にとっての宝物だ。 OP主題歌のダブルミーニングをきっかけに、ひろプリチームの活躍を追いかける旅は始まった。その旅路の中で、ソラちゃんとともに戦う多くの仲間を自分は知ることになる。 優しさという名の強さを心に秘めたましろちゃん。 落ち込み、傷つきながらも、夢を形にするために戦い続ける…
「スター☆トゥインクルプリキュア イメージソングファイル」収録の、ひかるちゃんのキャラクターソング。 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:菊谷知樹 歌:星奈ひかる(CV:成瀬瑛美) (敬称略) 今始まる、ひかるちゃんのオンステージ。キャラクターソングの極致がここにある。 ひかるちゃんが歌い、踊る。どう聴いたって、その歌声は「成瀬瑛美さん」ではなく「星奈ひかるちゃん」なのだ。アニメファンが思い描くキャラソンの理想形が、これでもかという程に凝縮されている。 ポップで明るいそのメロディは、どこかメルヘンチック。この楽曲を歌うひかるちゃんは、本当に楽しそうだ。曲中におけるキャラの再現度が余りにも高く、スピー…
「ハートキャッチプリキュア! ボーカルアルバム2 〜いろとりどりの花言葉〜」収録の、キュアサンシャインのキャラクターソング。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:笹本安詞 歌:キュアサンシャイン(CV:桑島法子) (敬称略) 明けない夜は、無い。必ず朝日は昇る。光はいつだって、変わらず我々を照らすのだ。 人には時に、ストレートなメッセージが必要だ。そして、それはいつでも人の心を射抜くもの。真っ直ぐすぎるほどに真っ直ぐな歌に、いつの間にか涙腺が緩む。 キュアサンシャインが歌う2曲目のキャラクターソングは、そっと心に寄り添うスローバラード。陽だまりの様に穏やかなメロディ、桑島法子さんの弾けるような明るい…
「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」劇中挿入歌。 作詞:青木久美子 作曲:高取ヒデアキ 編曲:籠島裕昌 歌:プリキュアオールスターズ(キュアフローラ・キュアマーメイド・キュアトゥインクル・キュアラブリー・キュアプリンセス・キュアハニー・キュアフォーチュン) (敬称略) 歌姫たちのミュージカルが今、開演する。 言葉通りだ。静寂な空間に、入れ替わり立ち代わり響き渡る7人のプリキュア達の歌声。その姿は、珠玉のミュージカルを思わせる。楽曲の進行とともに重なる彼女たちの歌声は正に、耳で味わうドリームステージだ。 目を閉じれば、浮かんでくる。スポットライトの下、歌い踊る彼女たちの姿が。舞台の…
「映画プリキュアオールスターズF」ED主題歌。 作詞・作曲:水野良樹 編曲:蔦谷好位置 歌:いきものがかり (敬称略) 降り積もった感情の欠片が、明日へと羽ばたく力になる。 静寂の中、囁くような歌声から楽曲は始まる。凪のような気持ちで耳を傾けたら、直後に押し寄せるエモーションの奔流。一気に粟立つ心が、歌から離れることを許してはくれない。たった1フレーズで聴き手の心を引きずり込む、トップシンガーのみが持つ絶対的な力を象徴するファーストインプレッションだ。 全体的に、曲調は穏やか。舞い落ちる粉雪のように、ゆっくりと、深々と、楽曲は進む。少しずつ降り積もる、様々な感情の欠片たち。雪が地面を覆い隠すよ…
「スマイルプリキュア!ボーカルベスト」収録の、キュアピースのキャラクターソング。 作詞・作曲・編曲:塚本けむ 歌:キュアピース(CV:金元寿子) また、本記事で紹介する楽曲の情報を記載する。 「Endless Torch」 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:中山崇史 歌:キュアスカーレット(CV:沢城みゆき) (以上、敬称略) 平和な日々はいつだって、弾ける笑顔に満ちている。 聴き手の耳をくすぐる金元寿子さんの歌声、スキップをしたくなるような心持ちになるリズム、楽曲の程よいスピード。それらが混然一体となり、太陽の光が降り注いだかのような温かさを、この楽曲は聴き手の心に与えてくれる。 そんな温かさの…
「ふたりはプリキュア ボーカルアルバム2 Vocal Rainbow Storm!!~光になりたい~」収録曲。 作詞:六ツ見純代 作曲:小杉保夫 編曲:大石憲一郎 歌:五條真由美 (敬称略) 人は誰もがヒーローに、ヒロインになれる。 「ふたりはプリキュア」の出現は、子どもたちの心に大きな衝撃を与えたことだろう。女の子だって戦える、女の子だって、英雄になれるんだと。誰も想像していなかった様な世界を彼ら、彼女らに見せつけたのがプリキュアだったのだろう。 この楽曲は、そんなプリキュアの世界を象徴している楽曲の一つかもしれない。 はっきり言おう。少し前までなら、この楽曲が活躍するのは仮面ライダーやスー…
「魔法つかいプリキュア! ボーカルアルバム リンクル☆メロディーズ」収録の、キュアフェリーチェのキャラクターソング。 作詞:紘瀬さやか 作曲・編曲:片山修志 歌:キュアフェリーチェ(CV:早見沙織) 溢れ出す、緑の光。それは眩しくも温かい、万物を照らす慈愛の光。 早見沙織さんの凛々しい声が、この楽曲の劇的な幕開けだ。力強くも温かい、彼女にしか出せない歌声が聴き手の心を一瞬で握る。比喩表現ではなく、飲み込まれるのだ。早見沙織さんの、キュアフェリーチェの世界に。 全体的に早めのテンポでメロディは進行する。エレキギター、打楽器、様々な音のパーツが歌に重なり、非常に熱い楽曲に仕上がっている。 言葉とい…
「キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~」ED主題歌。 作詞:只野菜摘 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:キュア・カルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子) (敬称略) 立ち止まった彼女が見るものは、過去からの想いと明日への決意。 前向きに始まるメロディは、闇に弾ける閃光に似ている。この楽曲はスタートからほぼ一貫して、明るさに満ちた旋律を奏で続ける。ラストもしっとりと、しかしサッパリと締められ、どこか爽快感さえ覚えるほどだ。 だが歌詞に目を向けた時、この楽曲は大きく表情を変える。 1番で表現されているのは将来に憧れ、迷いながらも明日へと進んでいくかつての自分。立ち止まった…
「ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム1 ~Hello!ハピネスフレンズ!~」収録の、キュアハニーのキャラクターソング。 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:高木洋 歌:キュアハニー/大森ゆうこ(北川里奈) (敬称略) ありふれた幸せ、それこそが最高の宝物。 誰もが日々味わう喜びにフォーカスを当てたこの楽曲は、とても静かに進行していく。それも当然の事だ。愛や夢、悲しみや憎しみ、希望と絶望、といった特別なテーマではないのだから。 だが、何気なく始まったメロディは、進むにつれて音の厚みを増し続ける。人が時間とともに「当たり前」の重さと尊さを知っていくかのように。特別じゃないものこそが、かけがえの…
「ドキドキ!プリキュア キャラクターアルバム ~SONGBIRD~」収録曲。 作詞:実ノ里 作曲・編曲:山口朗彦 歌:キュアソード/剣崎真琴(CV:宮本佳那子) 「勇気」とは、未知への一歩を踏み出す力。そこにはきっと、「解放」という名の喜びがある。 眩しいくらいの日の光が、イントロと同時に我々を照らす。爽快感に満ちたメロディは、弾ける笑顔の象徴だ。 弾む旋律はノンストップ。ひと時も足を止めずに駆け抜けていく音の風が、我々の心をも弾ませる。 踏み出した先にあるものは、真琴ちゃんが、キュアソードが望んだ「未来」なのだろう。だが、彼女のバックボーンを考えれば、この明るい歌をどれだけ歯を食いしばって歌…
以下に、本記事で紹介する楽曲の情報を記載する。 「教えて...!トゥインクル☆」 作詞・作曲:MUTEKI DEAD SNAKE 編曲:生田真心 「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:ヒゲドライバー 「ヒロガリズム」 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:ハマダコウキ ※石井あみとの共同歌唱。 「All for one Forever」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ ※磯部花凜、北川理恵、駒形友梨、Machico、宮本佳那子との共同歌唱。 (以上、敬称略) 24歳。彼女の年齢を聞いた時、思わず耳を疑ってしまった。あれほどのパフォーマンスを届けられる…
「映画プリキュアオールスターズF」劇中挿入歌。 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:吉武千颯&磯部花凜/北川理恵/駒形友梨/Machico/宮本佳那子 (敬称略) オールスターズ楽曲の集大成。この楽曲こそが「プリキュア」だ。 突き抜けるようなイントロの「For“F”」とは異なり、底から込み上げてくるようなイントロが我々の気持ちに火を付ける。始まりの10秒はさながら、熱く燃える導火線の様だ。 それを越えてしまったら、もうこの楽曲からは逃げられない。プリキュアを支えてきたシンガーたちの歌声が、文字通り爆炎の如く押し寄せる。そうなったらもう、飲み込まれる以外に道はない。 メロディの緩急がし…
今日はエルちゃんの誕生日。 彼女とソラちゃんの出会いから、全ての物語は始まった。 日曜日を迎えるたびに一歩ずつ、しかし確かに、成長を重ねるエルちゃん。 そんな彼女の姿に、どれほど心を温められたことだろう。 思えば「ひろがるスカイ!プリキュア」の中心には、いつだってエルちゃんがいた。 ひろプリチームも、アンダーグ帝国も、常にエルちゃんを見つめていた。 数々の謎も、ドラマも、そして興奮も、いつだって彼女とともにあり続けたのだ。 今日はエルちゃんの誕生日。 最高の感動をくれた彼女が、この世界に舞い降りた日。 彼女の生誕に、心からの感謝を捧げたい。 エルちゃんと我々の歩む未来が重なる場所で、再び彼女と…
最近、プリキュア楽曲レビューの更新が進まない。 何故か。 別に体調が悪いわけでも、プリキュアが嫌いになったわけでも全くない。それどころか昔よりも大好き。 理由は別の所にある。それも、恐らくは皆さんが想像だにしていない所に。このブログの読者さんも、Xのフォロワーさんも誰一人として、こんなことが原因だなどとは夢にも思っていないだろう。 お釈迦様でも気が付くまい、その原因とは何か。 …ウマ娘。 つい最近3周年を迎えた、あのウマ娘である。 ゲームの中で強いウマ娘を育てていくのが本当に面白いのだ。 育成シナリオを周回するたびに、もっと強いパラメータに出来る、もっと強いスキルを積める…そうした感情に捕らわ…
「魔法つかいプリキュア!ボーカルベストアルバム てのひらのおくりもの」収録曲。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:高木洋 歌:キュアミラクル(CV:高橋李依)・キュアマジカル(CV:堀江由衣) (敬称略) 小さな一歩が生み出す、無限大の奇跡。 音という名の宝石が、耳に優しく流れ込む。それは心を照らすともし火となり、聴き手の芯をじんわりと温めてくれる。スピード感も伴った、ハートウォーミングなメロディが魅力的な一曲だ。 まほプリというシリーズのキャラクターソングなだけあって、宝石の名前があちらこちらに散りばめられている。本編に登場した変身形態の名前が次々に紡がれ、懐かしきあの決め台詞へと集約していく楽…
「ひろがるスカイ!プリキュア ボーカルベスト~KIZUNA♢ダイアモンド~」収録の、エルちゃんのキャラクターソング。 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:キュアマジェスティ/プリンセス・エル(CV:古賀葵) また、以下に本編で紹介する楽曲の情報を記載する。 「全力ヒーローガール!」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:ソラ・ハレワタール(CV:関根明良) (敬称略) エルちゃんの口から語られる、ひろプリという物語。それは無限の愛に守られた、運命の少女が過ごした煌めく一年。彼女の心が弾ける瞬間、物語は大きく動き出した。 キュアマジェスティが誕生するまでのドラマ、そして、エルち…
「ひろがるスカイ!プリキュア ボーカルベスト~KIZUNA♢ダイアモンド~」表題曲。 作詞:青木久美子・六ツ見純代 作曲:馬瀬みさき 歌:吉武千颯(コーラス:北川理恵・Machico) また、本記事で紹介する楽曲の情報を以下に記載する。 「Daybreak song」 作詞:マイクスギヤマ 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:石井あみ・北川理恵・Machico・吉武千颯 「雫のプリキュア」 作詞:只野菜摘 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:キュア・カルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子) (以上、敬称略) 「ひろがるスカイ!プリキュア」のラストを飾る、感動のカーテンコール…
「ひろがるスカイ!プリキュア」が本日1月28日、最終回を迎えた。 サブスクで一気に見ることはあっても、プリキュアを毎週リアルタイムで追いかけるのは人生で初めての経験。週を追うごとに少しずつ、しかし確かな成長を遂げていく彼女たちの姿に、何度涙したかわからない。ひろプリチームが歩んだ道程を追いかけ続けたこの1年は、自分にとっての宝物だ。 OP主題歌のダブルミーニングをきっかけに、ひろプリチームの活躍を追いかける旅は始まった。その旅路の中で、ソラちゃんとともに戦う多くの仲間を自分は知ることになる。 優しさという名の強さを心に秘めたましろちゃん。 落ち込み、傷つきながらも、夢を形にするために戦い続ける…
「スター☆トゥインクルプリキュア イメージソングファイル」収録の、ひかるちゃんのキャラクターソング。 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:菊谷知樹 歌:星奈ひかる(CV:成瀬瑛美) (敬称略) 今始まる、ひかるちゃんのオンステージ。キャラクターソングの極致がここにある。 ひかるちゃんが歌い、踊る。どう聴いたって、その歌声は「成瀬瑛美さん」ではなく「星奈ひかるちゃん」なのだ。アニメファンが思い描くキャラソンの理想形が、これでもかという程に凝縮されている。 ポップで明るいそのメロディは、どこかメルヘンチック。この楽曲を歌うひかるちゃんは、本当に楽しそうだ。曲中におけるキャラの再現度が余りにも高く、スピー…
「ハートキャッチプリキュア! ボーカルアルバム2 〜いろとりどりの花言葉〜」収録の、キュアサンシャインのキャラクターソング。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:笹本安詞 歌:キュアサンシャイン(CV:桑島法子) (敬称略) 明けない夜は、無い。必ず朝日は昇る。光はいつだって、変わらず我々を照らすのだ。 人には時に、ストレートなメッセージが必要だ。そして、それはいつでも人の心を射抜くもの。真っ直ぐすぎるほどに真っ直ぐな歌に、いつの間にか涙腺が緩む。 キュアサンシャインが歌う2曲目のキャラクターソングは、そっと心に寄り添うスローバラード。陽だまりの様に穏やかなメロディ、桑島法子さんの弾けるような明るい…
「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」劇中挿入歌。 作詞:青木久美子 作曲:高取ヒデアキ 編曲:籠島裕昌 歌:プリキュアオールスターズ(キュアフローラ・キュアマーメイド・キュアトゥインクル・キュアラブリー・キュアプリンセス・キュアハニー・キュアフォーチュン) (敬称略) 歌姫たちのミュージカルが今、開演する。 言葉通りだ。静寂な空間に、入れ替わり立ち代わり響き渡る7人のプリキュア達の歌声。その姿は、珠玉のミュージカルを思わせる。楽曲の進行とともに重なる彼女たちの歌声は正に、耳で味わうドリームステージだ。 目を閉じれば、浮かんでくる。スポットライトの下、歌い踊る彼女たちの姿が。舞台の…
「映画プリキュアオールスターズF」ED主題歌。 作詞・作曲:水野良樹 編曲:蔦谷好位置 歌:いきものがかり (敬称略) 降り積もった感情の欠片が、明日へと羽ばたく力になる。 静寂の中、囁くような歌声から楽曲は始まる。凪のような気持ちで耳を傾けたら、直後に押し寄せるエモーションの奔流。一気に粟立つ心が、歌から離れることを許してはくれない。たった1フレーズで聴き手の心を引きずり込む、トップシンガーのみが持つ絶対的な力を象徴するファーストインプレッションだ。 全体的に、曲調は穏やか。舞い落ちる粉雪のように、ゆっくりと、深々と、楽曲は進む。少しずつ降り積もる、様々な感情の欠片たち。雪が地面を覆い隠すよ…
「スマイルプリキュア!ボーカルベスト」収録の、キュアピースのキャラクターソング。 作詞・作曲・編曲:塚本けむ 歌:キュアピース(CV:金元寿子) また、本記事で紹介する楽曲の情報を記載する。 「Endless Torch」 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:中山崇史 歌:キュアスカーレット(CV:沢城みゆき) (以上、敬称略) 平和な日々はいつだって、弾ける笑顔に満ちている。 聴き手の耳をくすぐる金元寿子さんの歌声、スキップをしたくなるような心持ちになるリズム、楽曲の程よいスピード。それらが混然一体となり、太陽の光が降り注いだかのような温かさを、この楽曲は聴き手の心に与えてくれる。 そんな温かさの…
「ふたりはプリキュア ボーカルアルバム2 Vocal Rainbow Storm!!~光になりたい~」収録曲。 作詞:六ツ見純代 作曲:小杉保夫 編曲:大石憲一郎 歌:五條真由美 (敬称略) 人は誰もがヒーローに、ヒロインになれる。 「ふたりはプリキュア」の出現は、子どもたちの心に大きな衝撃を与えたことだろう。女の子だって戦える、女の子だって、英雄になれるんだと。誰も想像していなかった様な世界を彼ら、彼女らに見せつけたのがプリキュアだったのだろう。 この楽曲は、そんなプリキュアの世界を象徴している楽曲の一つかもしれない。 はっきり言おう。少し前までなら、この楽曲が活躍するのは仮面ライダーやスー…
「魔法つかいプリキュア! ボーカルアルバム リンクル☆メロディーズ」収録の、キュアフェリーチェのキャラクターソング。 作詞:紘瀬さやか 作曲・編曲:片山修志 歌:キュアフェリーチェ(CV:早見沙織) 溢れ出す、緑の光。それは眩しくも温かい、万物を照らす慈愛の光。 早見沙織さんの凛々しい声が、この楽曲の劇的な幕開けだ。力強くも温かい、彼女にしか出せない歌声が聴き手の心を一瞬で握る。比喩表現ではなく、飲み込まれるのだ。早見沙織さんの、キュアフェリーチェの世界に。 全体的に早めのテンポでメロディは進行する。エレキギター、打楽器、様々な音のパーツが歌に重なり、非常に熱い楽曲に仕上がっている。 言葉とい…
「キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~」ED主題歌。 作詞:只野菜摘 作曲:高木洋 編曲:馬瀬みさき 歌:キュア・カルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子) (敬称略) 立ち止まった彼女が見るものは、過去からの想いと明日への決意。 前向きに始まるメロディは、闇に弾ける閃光に似ている。この楽曲はスタートからほぼ一貫して、明るさに満ちた旋律を奏で続ける。ラストもしっとりと、しかしサッパリと締められ、どこか爽快感さえ覚えるほどだ。 だが歌詞に目を向けた時、この楽曲は大きく表情を変える。 1番で表現されているのは将来に憧れ、迷いながらも明日へと進んでいくかつての自分。立ち止まった…
「ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム1 ~Hello!ハピネスフレンズ!~」収録の、キュアハニーのキャラクターソング。 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:高木洋 歌:キュアハニー/大森ゆうこ(北川里奈) (敬称略) ありふれた幸せ、それこそが最高の宝物。 誰もが日々味わう喜びにフォーカスを当てたこの楽曲は、とても静かに進行していく。それも当然の事だ。愛や夢、悲しみや憎しみ、希望と絶望、といった特別なテーマではないのだから。 だが、何気なく始まったメロディは、進むにつれて音の厚みを増し続ける。人が時間とともに「当たり前」の重さと尊さを知っていくかのように。特別じゃないものこそが、かけがえの…
「ドキドキ!プリキュア キャラクターアルバム ~SONGBIRD~」収録曲。 作詞:実ノ里 作曲・編曲:山口朗彦 歌:キュアソード/剣崎真琴(CV:宮本佳那子) 「勇気」とは、未知への一歩を踏み出す力。そこにはきっと、「解放」という名の喜びがある。 眩しいくらいの日の光が、イントロと同時に我々を照らす。爽快感に満ちたメロディは、弾ける笑顔の象徴だ。 弾む旋律はノンストップ。ひと時も足を止めずに駆け抜けていく音の風が、我々の心をも弾ませる。 踏み出した先にあるものは、真琴ちゃんが、キュアソードが望んだ「未来」なのだろう。だが、彼女のバックボーンを考えれば、この明るい歌をどれだけ歯を食いしばって歌…
以下に、本記事で紹介する楽曲の情報を記載する。 「教えて...!トゥインクル☆」 作詞・作曲:MUTEKI DEAD SNAKE 編曲:生田真心 「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:ヒゲドライバー 「ヒロガリズム」 作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:ハマダコウキ ※石井あみとの共同歌唱。 「All for one Forever」 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ ※磯部花凜、北川理恵、駒形友梨、Machico、宮本佳那子との共同歌唱。 (以上、敬称略) 24歳。彼女の年齢を聞いた時、思わず耳を疑ってしまった。あれほどのパフォーマンスを届けられる…
「映画プリキュアオールスターズF」劇中挿入歌。 作詞:こだまさおり 作曲・編曲:森いづみ 歌:吉武千颯&磯部花凜/北川理恵/駒形友梨/Machico/宮本佳那子 (敬称略) オールスターズ楽曲の集大成。この楽曲こそが「プリキュア」だ。 突き抜けるようなイントロの「For“F”」とは異なり、底から込み上げてくるようなイントロが我々の気持ちに火を付ける。始まりの10秒はさながら、熱く燃える導火線の様だ。 それを越えてしまったら、もうこの楽曲からは逃げられない。プリキュアを支えてきたシンガーたちの歌声が、文字通り爆炎の如く押し寄せる。そうなったらもう、飲み込まれる以外に道はない。 メロディの緩急がし…
「映画プリキュアオールスターズF」OP主題歌。 作詞:青木久美子 作曲・編曲:森いづみ 歌:石井あみ・Machico 鋭く走るギターの音色。その先にあるものは、無限に広がるプリキュアの未来。 入口の音が弾けた刹那、トップスピードで走り出すメロディ。聴き手の腕を力強く引き寄せ、足踏みすら許さないまま映画の世界へと連れて行く。 ひたすらに前向きな旋律は、20周年の先にある景色への期待を否が応にも掻き立てる。僅か10秒余りのイントロに、無限大のワクワクが詰め込まれているのだ。 石井あみさんとMachicoさん、2人の競演も見逃せない。 歌声の質は全く異なる2人なのに、驚嘆を禁じ得ない程にその親和性は…
「Yes!プリキュア5GoGo!ボーカルアルバム2 SWITCH ON!~そして、世界は拡がっていく~」収録の、プリキュアシリーズ5周年記念ソング。 作詞:青木久美子 作曲:小杉保夫 編曲:籠島裕昌 歌:キュア・カルテット この楽曲こそが、プリキュアオールスターズのオリジンだ。 5年の歴史を彩ったプリキュアシンガーたちの歌声が、右から左から正面から、全方向から攻めてくる。最後にはそれらが一つに重なり、全てを圧倒する大きなエネルギーとなって聴き手の心を呑み込んでいく。その威光を放てる者は、プリキュアオールスターズをおいて他にはいない。 この楽曲で注目すべきポイントはやはり、プリキュア5周年の歴史…