日本経済新聞朝刊（2024年8月8日）の「投資情報」から、企業の業績変化要因を拾い読みしました。業界動向がほんの少しですが確認できると思いますので、ビジネスチャンス獲得のご参考になれば幸いです。●電子部品8社2024年4～6月連結決算 村田製作所、TDK、ニデック、京セ

日本経済新聞朝刊（2024年8月6日）の「投資情報」から、企業の業績変化要因を拾い読みしました。業界動向がほんの少しですが確認できると思いますので、ビジネスチャンス獲得のご参考になれば幸いです。●味の素2024年4～6月連結決算 売上高3655億円（前年同期比8％増）、

【8】5つの競争要因が利益（収益性）に与える影響 「買い手の力が高まった」「代替品が出現した」「新たな企業が新規参入してきた」場合、価格は低下します。また「サプライヤーの力が高まった」「既存企業同士の競争が激化した」場合、コストは上昇します。価格が低下

【7】5つの競争要因 ～既存企業同士の競争～ 既存企業同士の競争が激しいと、業界の収益性は低下します。例えば、値下げ競争が激化すると、各企業が得られる価値が減り、その価値がそのまま顧客に流れます。また競争に打ち勝つためのコスト（プロモーションコスト等）が

いよいよ明日7月6日（土）から、東大阪商工会議所主催の創業塾が始まります。今回も例年通り、約40名の参加申し込みがあったようです。私は4日間のうち、3日間の講師を担当します。ちなみに今回で5年目になりますが、今年度最初の創業塾、適度の緊張感とワクワク感が私

私は本を読むのが好きです。若い頃は、興味のある分野の本しか読まなかったのですが、最近は、様々な分野の本を読むように心がけています。とはいうものの、自分の仕事に関わり深い分野である経営や経済に関する本や、自分の趣味の延長である歴史に関する本の比率が多いと

当方が講師を務める創業セミナーのご案内です。 各地の最寄にお住まいの方で、創業に興味のある方、創業を検討中の方、創業に向けて準備中の方、創業間もない方、創業して1～3年程度の方、第二創業を検討中の方等々、ぜひご参加ください。 申し込み･お問い合わせは、主

【6】5つの競争要因 ～新規参入業者の脅威～ その業界に所属している企業にとって、新たな企業がその業界に新規参入してくることは、ライバルが増え新たな競争が発生することになりますので、一概には言い切れませんが、脅威であると考えられます。 新規参入を検討して

【5】5つの競争要因 ～代替品の脅威 代替品とは、業界の製品･サービスと同じ基本的ニーズを、異なる方法で満たす製品･サービスのことを指します。代替品は直接の競合品ではないので、予想外の場所から出現します。 代替品を特定するには、「自転車とバイクのように形

【4】5つの競争要因 ～サプライヤーの交渉力～ サプライヤーとは、当該企業（自社）にとっての仕入先ということになります。ここでは、当該企業（自社）とサプライヤーを比較して、どちらの力が強いか？を分析することになります。 強力なサプライヤーは、他社より高

【3】5つの競争要因 ～買い手の交渉力～ 買い手とは、当該企業（自社）が提供する製品･サービスの買い手、すなわち当該企業（自社）にとっての顧客（販売先）ということになります。ここでは、当該企業（自社）と買い手を比較して、どちらの力が強いか？を分析することに

【2】5つの競争要因を分析する狙い 前回の最後で問題提起した「なぜ一部の企業は他社より収益性が高いのだろうか？」を考える第一歩として、当該企業（自社）が所属する業界の構造を把握する必要があります。 業界構造は、5つの競争要因（買い手の交渉力、サプライ

私はあれやこれやと考えることが好きな人間です。いや、考えることが好きというよりも、考えた結果、何かしらの原理原則を見出すことが好きな理屈っぽい人間です。50歳を超えた今、つくづく思います。ここで「哲学」の意味を辞書で確認してみました。＜哲学＞① 世界や人

（1）競争とは何か？○競争について考える必要性 「戦略は、競争にさらされた組織がいかにして卓越した業績を達成するのか、その方法を説明するものである」とポーターはいっています。経営者は、競争を恐れていますが、生き残るには競争に立ち向かわなくてはならず、成長

今回は、「経済学の父、アダム･スミスから学ぶ」のラストです。5．アダム･スミスの遺産 アダム･スミスは「規制を撤廃し、利己心に基づいた競争を促進することによって、高い成長率を実現し、豊かで強い国を作るべきだ」という主張者であると一般的にイメージされていま

前回は、人間は賢明さと弱さの両面を持ち、社会的存在としての個人が、心中の「公平な観察者」の是認という制約条件の下、自分の経済的利益を最大にするよう行動するという、アダム･スミスが仮定する個人の経済行動について説明しました。今回は、市場社会について説明しま

イギリスの哲学者･倫理学者･経済学者で、「経済学の父」と呼ばれ、『道徳感情論』と、「見えざる手」で有名な『国富論』を著したアダム･スミス。『道徳感情論』は正直あまり知りませんでしたが、どうも『道徳感情論』を読むことで、『国富論』を誤解なく理解できるというお