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2023/03/11

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  • どうなる今年のGW

    今日は暑かったですね、ですが、太陽は雲にお隠れになっていたので、意外と暑さはそれほどでもなかったように感じました。大河ドラマを見ていると、目上の方が亡くなる事を、昔は、お隠れになったと言うのですね。明日から、いよいよゴールデンウィークですね。前半の3連休と後半の4連休。私は出かける予定はありませんが、それでもなんだかワクワクします。法徳寺は、すぐ近くに東名高速道路が走っておりますから、ゴールデンウィークになると連日ヘリコプターの飛んでる音がします。きっと渋滞を中継しているのだと思います、今日も既にヘリコプターが飛んでおりました。お出かけの方は、どうかお気をつけて、イライラせずにお出かけくださいませ。ゴールデンウィーク中に、ご法事をお勧めされる方も多いかと思います。大きな霊園は、分刻みに予定が詰まっていま...どうなる今年のGW

  • 幸せの正体

    昨日は少々寒く、暖房を入れました。ところが今日は暑くて冷房を入れました。気温が乱高下すると、気分も不安定になるのであります。私は、昨日まで悩んでいたことが、一晩寝て、朝起きると、どうでもよくなっていることがよくあります。なんで、昨日までこんなことで悩んでいたのだろうか?と不思議に思うのであります。悩みの種が消えたわけではなく、状況も昨日とは全く変わっていないのに、どういうわけだか、不安が消えているのであります。それは、気分が変わっただけであり、視野が広がっただけなのです。ですから、不安な時はじたばたせず、その不安が過ぎ去るのを、ゆっくりと待つのが1番良いのです。ところが、我慢できず、ジタバタしてしまいます。それが1週間ぐらい続くようであれば、不安を何とかするために、誰かに相談するとか、医者に行くとかその...幸せの正体

  • もったいないけど…

    今日は、100歳の方のご葬儀でございました。約500年前の門主でいらっしゃいました、蓮如上人の書かれた有名な白骨の御文章には、100歳まで、生きられる人がこの世にいるのだろうか。我が先か他人が先か、今日かもしれず明日かもしれないと命の儚さをお示しくださっています。その時代100歳まで生きられた方は、誰1人いなかったのであります。今では100歳と言うご長寿でも、あまり驚かなくなりました。それでも100歳まで生きるという事は、大変なことであります。毎日が、健康で楽しい毎日であれば、それはありがたいことですが、長生きをすると言う事は、他人よりも苦しみや悲しみも、受けていかねばならぬでのであります。長生きをすると言う事は、順番が逆になってしまうことも多いのであります。私も、長生きをしたいと思っています。ですが、...もったいないけど…

  • 自分を知る方が賢い

    今の日本は、栄養失調で亡くなるよりも、食べ過ぎて、身体を壊すのであります。私はテレビの大食い番組が好きではありません。あれだけ食べたら、体が悲鳴をあげるのです、その苦しそうな姿を見て、何が面白いんでしょうか。自分は体が丈夫だと、過信する人に限って長生きできないのであります。逆に自分は昔から体が弱い。だから、健康には常に気を使う、そういう方の方が長生きするのではないかと思います。自分の本当の姿をわかっている方は賢い方です。自分は弱虫だ。自分は心が弱い。そのように認める方はとても賢い方です。みんな自分の弱さを何とか隠そうとしているのです。認めたくないのです。死にたくない。病気になりたくない。自分は愚かだ。その自分の弱さを、受け入れることのできる方は、人生が良い方向に進むのだと、私は思います。そういう方の周りに...自分を知る方が賢い

  • 厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)

    昨年の大河ドラマ、「どうする家康」の中で、厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)が、徳川軍の旗印になっていました。汚れたこの世を離れ、阿弥陀如来の極楽浄土を願い求めるという意味でありますが、ドラマの中では、この世をお浄土の世界にするという意味で使われ、戦乱の世を平和にすることを旗印にしたのであります。戦国時代のドラマを見てると、まさに生き地獄であります。ですが、戦乱の世を、他人事と観てはいけないのであります。もしかしたら、過去世で、私たちも戦乱の世を生きていたかもしれないのです。戦の中で、敵を殺し、そして、敵に討ち取られいたかもしれないのであります。この世を、極楽浄土にしたいと願う気持ちが、あの時代には確かにあったと思います。親鸞聖人が生きた時代も同じです。武士は人を殺さなければ、生きてはいけない...厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)

  • 永代供養式墓地

    今日は久しぶりに10件のご法事があり、またご葬儀もありとにかく大忙しの1日でした。ただ、私1人でお勤めすることは不可能なので、皆さんにお手伝いしていただき、何とか無事に終りました。なぜ今日に、これほどご法事が重なったかと言うと、ゴールデンウィーク間近だからでございます。ゴールデンウィークには、家族が集まるのが難しいからではないかと思いました。また、新しい、永代供養式個別墓地が好評で、かなり問い合わせがあり、ありがたいことでございます。個別墓地ですが、永代供養式なので、寄付金年会費等は一切ございません。永久に墓地が継続されるのでございます。7寸の壺が3体の計算になっていますが、袋に移したり、小さい骨壺にあれば、それ以上入ります。残された者の勤めは、みんなが、仲良く幸せに生きていくことです。何百万円もする...永代供養式墓地

  • お寺の春

    境内は、ツツジ🌺満開です。境内は、お参りの方に癒やしを与える場所です。生きる希望があれば、元気が出ます。希望を見つけてみませんか。春は、希望の季節です。お寺の春

  • 高速道路が渋滞したら、下道も渋滞です。

    コロナ禍も終わり、早いもので1年が経ち、すっかり道路の渋滞は、元に戻りました。法徳寺は、高速道路の要所に位置しております。東名高速道路と新東名と圏央道が交差し、三角形を造る場所内に位置しています。毎日、車の渋滞に、囲まれているようなものであります。逆に、どこへ行くにも、車の移動は、便利でございます。寺を出ればすぐ厚木インターに乗れて、東名高速道路、新東名、圏央道、東西南北の方向へ、高速道路で移動ができるのでありますから、遠方からも、皆さんお参りしやすいようでございます。高速道路が渋滞すると、インターで降りて下道で行った方が早く着くように感じるのでありますが、渋滞しても、高速道路で渋滞にはまっていた方が、目的地には早く着くようでございます。なぜなら、高速道路が渋滞すると同じ方向へ向かう、下道も同じく渋滞す...高速道路が渋滞したら、下道も渋滞です。

  • お寺の歴史勉強会

    昨日は、法徳寺の歴史勉強会が開かれました。前住職18世伊東英俊、現在90歳が、次の代の者に、自分がまだ生きているうちに、どうしても伝えておきたいと、家族を呼んで、みんなで寺の歴史を学び直しました。寛政12年(西暦1800年)に完成した。現本堂は、関東大震災など幾多の災害にも耐え、改築をへて、大柱12本を始め、224年間、現在も寺を支えています。現本堂を作ったのは、第13世祐慶師の時代、祐慶師は、文政2年に雷に打たれて亡くなったと記録されています。静岡の蒲原にある、浄土真宗本願寺派長榮寺から法徳寺に入山された方だそうでございます。写真は、私、現住職がまだ幼き頃18世伊東英俊が、本堂の裏側から撮った写真です。私も、かすかにこの頃の思い出があります。まだ改築前のトタン屋根の時だそうです。トタン屋根の前は藁...お寺の歴史勉強会

  • お墓選び放題

    既に、霊園さんなどに墓地をお持ちの方で、墓じまいをされる方がいらっしゃいます。後継者がいらっしゃらないと言う理由と、もう一つアクセスが悪く、お墓参りが大変と言う理由の方も多いのであります。霊園が開発されたところは、ほとんどが山奥であります。周りになるべく人が住んでいないところでなければ、霊園の許可は下りるわけはなりません。なぜなら、霊園やお墓は、迷惑施設だからであります。自宅の近くにお墓があると言うだけで、資産価値が下がるのであります。ですから、近くに霊園が計画されていると聞くと、皆さん、大反対されるのは当たり前なのであります。バス便も少ない、自分で車が運転できる方は良いのでありますが、タクシーで行くにも、最近はタクシーもなかなか来てくれなくなってしまいました。お彼岸やお盆となれば駐車場内は大混雑です。...お墓選び放題

  • 永代供養型個別墓地

    これから、法徳寺で新しい墓地区画を造ります。永代供養型個別墓地と言う名称にいたします。永代供養墓でもない、樹木葬でもありません。個別の墓地ですが、永代供養墓式になりますので、年会費不要にします。法徳寺では、護持金3000円を頂きますと、寺報の郵送、年間行事のお知らせを致しておりますが、不要であれば、護持金も必要ありません。例えば、主人は、あんまり人と関わるのが得意ではなかったとか、どちらかと言えば社交的ではなかったとか、他人とではなく、個別に納骨をされたいと希望する方に対応します。また、もちろん寄付金等もございません。将来、墓じまいを希望されない限り、永久にそのままの形で納骨されます。また、墓じまいを希望された場合は、骨壷のまま、永久に、永代供養墓に移させていただきます。詳しくはこちらをご覧くださいht...永代供養型個別墓地

  • 49日と葬儀を一緒にお勤め出来ますよ

    今は、コロナ禍が終りましたが、コロナ禍前と比べて、葬儀は大きく変わったのは、皆さんご存知の通りだと思います。家族葬、1日葬は当たり前となり、火葬式と言われる、火葬のみで終わらせる葬儀も既に当たり前となりました。これからも、この形は、継続されるのが予想されます。葬儀を勤めても、勤めなくても、法徳寺では、どなたでも49日を、本堂でお勤めをすることができます。なんとなく葬儀をしてあげればよかったとか、火葬だけで終わらして良かったのか?とか、そういう思いの方は、49日と一緒に葬儀を勤めることも可能です。49日は30,000円のお布施です。葬儀と49日を兼ねる場合は50,000円になります。どうぞいつでもご相談いただければと思います。49日と葬儀を一緒にお勤め出来ますよ

  • 紙折り機 必需品

    ただいま、お寺の新聞の紙折り中。紙折り機がなかったらとてもでないけど、発送作業ができません。本当にありがたい機械です。最初の頃は、手作業で折ってました。どんどん発送する件数が増え、手が痛くなってしまい、この機械で3機目になります。紙折り機必需品

  • 一向宗

    浄土真宗のことを、一向宗と言われることがございます。阿弥陀如来のみを、一心一向に信仰し、他の神仏を信仰しないからだと思われるのです。また、有名な一向一揆を歴史で学んだ方も多いと思います、浄土真宗の信者が起こした一揆であります。しかし、他の宗派も同じであります。どのような、宗教宗派もお参りしましょうと言う宗教などありません。もしそういう宗教があれば、様々な宗派のいいとこ取りの宗教であります。浄土真宗は、阿弥陀如来のみをお参りする宗派ではあります。しかし、それは他の宗教宗派を排除する意味ではないのです。私にとっては、阿弥陀如来しか救われる道は無いのです。日本人は、どこへ行ってもお寺や神社があれば、お参りするのは普通です。街は、お寺を中心に、生活が営まれていたのであります。大きなお寺や神社には、門前街が栄え、...一向宗

  • 人生の足場はありますか

    生きていればこそ、病気で苦しみ、人間関係でも苦しみ、お金がないと苦しみ、お金がありすぎて苦しみ、誰1人この苦しみから逃れる人はいないのであります。生きていなければ、この世に生まれなければ、苦しむこともなかったのであります。命が終われば、苦しみからも、解放されると思われるのでありますが、それも、わからないのであります。死んでみなければ、その後の事は、誰にもわからないのです。1番確実なのは、自分が死んでみるしかないのです。世の中で、1番信じられないのは自分であります。自分の事は、自分が1番わかっている、自分を苦しめるのは周りの人間である、それは誤った見方です。自分を、苦しめているのは、自分の心であります。ドラマの中のセリフに、「自分を信じろ」とか、「おまえを信じているよ」とよく聞くのですが、本当に信じていた...人生の足場はありますか

  • 気分次第で人生は決まる

    世の中、気分次第で全く世界が変わるのであります。気分が良い時は、仕事が溜まっていても楽々こなし、気分が悪いと、苦痛でたまらないのであります。この世は、素晴らしい世界だと思う時もあれば、この世は、最悪だと思う時もあります。人生には確かに最悪な日もあります。でもそれは毎日は続かないのであります。いつでも、できるだけ気分良く過ごしていれば、人生は、結構、幸せなのであります。しかし、気分良く過ごすのは、結構、難しいのであります。機嫌が悪くなるのは簡単です。イライラしている時は、必ず気分も悪い時であります。気分が良いと考えることも、良いことばかりです。なぜ、人間はわざわざ気分悪く、機嫌悪く、過ごすのが好きなんでしょうか?好きなはずはありません。だけど、気を抜くと、すぐに、ささいなことで、イライラしたり、悩んだり、...気分次第で人生は決まる

  • 散る桜残る桜も散る桜

    今年は、桜の開花が遅く、ちょうど今、お寺の周りの桜は見頃になっています。残念ながら、お寺にはソメイヨシノがないので、今日は、近所にお花見に行ってきました。私は、桜を見ながら、また来年も見れるだろう。また再来年も見れるだろうと。どこかで思っているのです。しかし来年もまた、同じように桜を見れるかどうかという保証はないのです。そんな嫌なことを言うなと、おっしゃるかもしれませんが、それが世の中なのであります。だからこそ今日は、ありがたくお花見をさせていただきました。世の中には、たくさん、来年は、桜を見ることができないかしれないなぁと、覚悟しながらも、生きていらっしゃる方がたくさんいらっしゃるの。散る桜残る桜も散る桜(良寛和尚)有名な句でありますが、今を悔いなきよう生きろと、私たちに教えて下さるであります。生きて...散る桜残る桜も散る桜

  • 人生は空しい

    今日は、雨の中ご法事が2件ございました。雨だけでなく風もかなり強く、本堂で読経しながらも、外の風の強さを感じました。最近は、台風並みの風が吹くことが多いように思います。満開の桜も、今日で、かなり散ってしまったかもしれません。🌸お花見も🌸今週で終わってしまうかもしれませんね。それにしても、今年は、桜の開花が遅くなり、ちょうど入学式や入園式で、桜と一緒に良い写真が撮れるのではないでしょうか。なんとなく桜が散ってしまうと空しく思えるのであります。仏教では、人生とは、そもそも空しいものであると考えます。どんなに、頑張って頑張って命がけで働いて、死んだら、一生懸命稼いだお金は、全部、この世に置いていき、自分で買った大切な物や写真は全部ゴミです。ですから、命がけで頑張る必要などない...人生は空しい

  • 現実逃避

    皆さんは、忙しいのと暇なのとどっちが好きですか?私は、今のところ忙しい方が良いのです。もちろん忙しすぎると、体を壊しますからそんな時は、暇がいいなと思うものであります。しかし、暇になればなるで不安になり、お寺の経営、このままで良いのだろうかと余計なことを考えるのであります。いつでも、ないものねだりなのです。なぜ、忙しいのが良いかと言えば、余計なことを考えなくて良いからです。現実逃避できるからであります。最も考えたくないのは、死んだらどうなるか?病気になったらどうしよう。そんなことを考えるのは、暇だからであります。忙しければ、考えなくて済むのです。もし、皆さん、丸一日、何もやることがなくて、死んだらどうなるのかと考えてみてください。考えても、絶対に答えは出ません。せいぜい、死んだらおしまいだと思うことにしよ...現実逃避

  • 頑張らないを頑張る?

    街を歩いている時、年老いたご夫婦が、手をつないで歩いてるお姿を、何度かお見かけしました。私は、最初、とても仲が良いのだなぁと思っていたのであります。しかし、知り合いの方から、そうではなく、認知症のため、手を繋がないと、どこへ行くか分からないからとお聞きしてびっくりしました。そのお姿を拝見すると、知らない私には、幸せだなぁと思えたのです。私も、阿弥陀如来に手をつないでいただかないと、どこ行くかわからないのであります。阿弥陀如来は、私の手をしっかりと握り締め、お浄土へとお連れくださるのであります。私は、ただ頑張らずお任せするだけであります。私は、頑張れば人生何とかなる、幸せになれると信じて生きてきました。しかし、そうでは無いようであります。頑張れば、頑張るほど、ストレスが溜まり、病気になったり、成果が出ない...頑張らないを頑張る?

  • お寺の利点

    本日もありがたいことに、永代供養墓の納骨をさせていただきました。ちょっと、お寺のコマーシャルになってしまいますが、多くの方は、お墓を購入するなら、霊園さんの方が気楽で良いと考えると思います。しかし、お寺の良いところは、いつでも、仏様の教えを聞くことができるのであります。全くそんなの興味もない、聞く必要もないと思われる方もいらっしゃいますが、私たちは、人生の中で、急に仏様の話しを聞きたい、救われたいと思う時があるのであります。私は、今まで何度もそのような経験をしてきました。今まで、全く私の話など耳を傾けなかった方が、法話会に参加してくれるようになったり、ご法事での法話を一生懸命聞いてくださるようになる。そのきっかけは、病気になり死を覚悟した経験のある方であります。今まで自分が死ぬとは考えたこともなかったの...お寺の利点

  • 雨でも歩く

    今日のお寺の天気は、朝のうちだけ雨かと思いましたが、結局、終日、霧雨が降るお天気でした。今日も永代供養の納骨があったのですが、雨の中、お勤めをすることになりましたが、お墓の内部は広くできているので、お参りの方皆さんに入っていただき、内部で、お経をあげさせていただきました。先日、施設に入っている方に、面会に行ったのですが、自立型の施設から、介護型の施設に移られ、まだ慣れないせいか気持ちが落ち込むとおっしゃっていました。足腰が不自由になってしまい、1日中、部屋に閉じこもってしまうことが多いそうです。そうすると、どうしてもテレビを見て過ごすことが多い。だけども、テレビを見ても何も面白くない。逆に気持ちが、おかしくなるとおっしゃっていました。その通りです。特に昼間の番組は暗いニュースばかりです。テレビを見て、気...雨でも歩く

  • 今日も有難い明日も有難い

    ありがとうとは、あることが難しい、ありえないことが起きたという意味だそうであります。ありがとうは、英語のサンキューという意味では無いのです。今日もありがたい。なぜなら、今日、命を終えた方がいらっしゃるのです。それなのに、私は、今日も1日いかせていただいたのです。今日も、永代供養墓の申し込みをいただきました。誠にありがたいことでございます。近くにお住まいの方は、毎日お参りに来てくださる方もいらっしゃいます。生活の1部になっているようです。永代供養墓の内部は、地上部分と地下部分に分かれていて、かなりの数、納骨できるように作っております。ただ湿気が、いつも溜まりやすいのでいつも、気をつけています。昨日も内部を掃除していたら、湿気とりがいつの間にか満タンになっていました。湿気というのは、目には見えませんが、なん...今日も有難い明日も有難い

  • 面倒なこと何もない

    おかげさまで、今日も葬儀社の方が、永代供養墓のお客様を紹介してくださり、ご契約をいただきました。昨日も2件もご契約をいただきまして、ありがたいことでございます。世の中は、めんどくさいことが、ビジネスになるそうであります。ビジネスのコマーシャルは、ほとんどが、面倒な事は全て私どもにお任せくださいと書いてあります。だけども、それは私たちが勝手に大変だ。どうせ無理だ。めんどくさいに違いない。ややこしそう、そう思ってプロに任せているだけなのかもしれません。案外、自分でやってみたら、簡単に出来る事も沢山あります。そして、最初は、めんどくさいと思ったことが、自力でうまくいった時、それは良い経験になり、いつか周りの人に教えてあげたり、アドバイスができたり、役に立つこともあるのです。私は、若くして、大切な方を亡くされる...面倒なこと何もない

  • 法話会ありがとうございました

    今日は、法話会でした。本日お参りいただいた、皆様ありがとうございました。なぜ、浄土真宗のお寺では、毎月法話会があるかと申しますと、聞法が、最も大事だとされているからであります。聞法と言うのは、南無阿弥陀仏の意味を聞かせていただくことであります。しかしながら、浄土真宗の方のほとんどは、南無阿弥陀仏を称えれば、極楽浄土に往生できると思っていらっしゃいます。それは、自力の念仏と言って浄土真宗の教えではありません。浄土真宗の教えは、他力の念仏であります。他力とは、阿弥陀如来の本願力によって、極楽に往生する教えであります。私が、南無阿弥陀仏を称える行いによって往生するのではないのであります。阿弥陀如来は、既に発願して私のもとにいたり届き、必ずお浄土へ救うとはたらいてくださるっております。浄土真宗は、南無阿弥陀仏の...法話会ありがとうございました

  • 明日は法話会

    明日は、法話会です。お参りをお待ちしております。午後1時半から2時半になります。どなたさまも、お参りができます。参加費無料です。服装ももちろんご自由です。明日は法話会

  • 毎年桜祭り大変だ

    数日前までは、暖房をいれていたのが、昨日今日、車中は冷房をいれなきゃ暑いくらいです。これだけ気温が上昇すると、いよいよ桜の季節です。今、桜まつりの関係者の方は、ヒヤヒヤしていらっしゃると思います。桜祭りが始まっても、咲いていないのも困りますが、昨年は散ってしまっているのも困ります。なかなか、思い通りには、いかないものでございます。せっかく、咲いても、無常の風が吹けば散ってしまうのであります。私は昨日、三渓園に行ってみたのですが、外国人観光客さんも、もう少し時期をずらして日本に来ればよかったと少し残念な表情でございました。私たちの人生の花盛りもあっという間に過ぎ去ります。いつもの話ですが、楽しみを先送りにしてはいけません。今を楽しまなきゃいけないのです。暇になったら、お金が貯まったら、と楽しみを老後にと...毎年桜祭り大変だ

  • 日本人に生まれた有り難み

    私たちが暮らすこの世界は、娑婆世界であります。思い通りにいかず、耐えて、生きていかねばならない世界であります。私も、楽しい事、嬉しい事もたくさんあったのです。欲しい物も沢山手に入れました、しかし、全部、この世に置いて、独り去るのです。誰も、この世界が、どういう世界であるか、本当の意味でわかっていないから、苦しむのであります。娑婆世界は、楽しい世界ではなく、まるで、修行の世界なのです。私は、思い通りに生きられないとなげくのでなく、当たり前だと思って生きる事にしております。さて、私たちは、お互い良い行いの結果、日本という素晴らしい世界に生まれ、人間として、この世に誕生したのです。こんな、恵まれたありがたい事は無いのです。それは、親鸞聖人と同じ国に生まれ、阿弥陀如来の救いを聞かせて頂ける、人間に生まれることが...日本人に生まれた有り難み

  • 新型墓地区画のチラシ作りました

    新型墓地区画のチラシが出来ました。早速、昨日、一区画契約成立致しました。ありがとうございました。是非、墓地をお探しの方は、宜しくお願いします🙇‍♀️新型墓地区画のチラシ作りました

  • 最高の現世利益

    無病息災や交通安全、いわゆる現世利益です。神社にお参りしたり、お寺にお参りする方は数多くいらっしゃる。お賽銭100円で願い事が叶うのであればこんなありがたい事はありません。しかし、皆さん願い事は叶いましたか?私の「死にたくない」という気持ちが、今の幸せを、おびやかしています。逆に、来世に極楽浄土を願うという人は、数少ないのであります。浄土真宗は、命終わったらお浄土という良いところに生まれる、それは、とてもありがたい。しかし、その死ぬまでの間、どう生きれば良いのでしょうか?と悩む方が多いのです。浄土真宗の教えを聞いているだけじゃ物足りない、有名な神社や有名なお寺に行って、宗派関係なくお参りして、現世利益を願う方が多いのであります。今が幸せな方ほど、死にたくないのです。六道輪廻の中にも、天国が含まれているの...最高の現世利益

  • 勝手にしろ!

    勝手にしろ!好きにしろ!出ていけ!。皆さんはそんな言葉を、相手に浴びせたり、逆に、言われたりすることがあると思います。そんな時、「すいませんでした」「申し訳なかった」と謝る方はいません。売り言葉に買い言葉、「はいわかりました、今までお世話になりました」。それで決別であります。私たちの人間関係と言うのは、そんなものであります。親子の関係は、次の日には、また普段通りになったりするものであります。しかし、他人とは、勝手にしろと言われて、次の日に何でもなかったと言うわけにはいきません、覆水盆にかえらずと言われる通り、これで、永遠の別れであります。阿弥陀如来が法蔵菩薩という修行者であった時、私が修行の末、仏様になるときに、この願いが、成し遂げられないうちは、仏とは名のらないと誓わられたのが48の誓願と言われます。...勝手にしろ!

  • 人生の優先順位

    仕事を効率にこなすには、優先順位を決めろと言われます。優先順位の低いものに時間を割いていては、今やらねばならないことができなくなってしまうからであります。人生の優先順位を考えたとき、年代によって、その優先順位は当然違うのであります。子育てが優先な時もあれば、仕事が優先の時もある。遊びが優先の時もあれば、勉強が優先の時もある、人それぞれ違うのであります。もし臨終を迎える時、優先順位は何かと言えば、私は死んだらどうなるのか?それが1番の優先順位ではないでしょうか。臨終に迎えた時では遅いと思われるかもしれませんが、遅くは無いのであります。いつでも、救いが間に合っているのが浄土真宗であります。いつでも、阿弥陀如来の救いが先に働いてくれているからであります。臨終の時、一声の南無阿弥陀仏の念仏を称える時、この南無阿...人生の優先順位

  • 今日のお寺

    昨年は、お彼岸に桜が満開になったのですが、今年はまだ蕾です。毎年お彼岸の時期に綺麗な花を咲かせる君子蘭も、今年は、どうも色が良くありません。少し早く外に出してしまったからでしょうか、このところの寒さで色あせてしまったのかもしれません。今日は日曜日でしたから、まだお彼岸が続いているような感じがいたしました。今日は1日、お彼岸の事務仕事を片付けておりました。そろそろ暖かくなりそうなので、今日で、本堂のファンヒーターはお役目を終えました。今年は、入学式にちょうど桜が満開になるかもしれませんね。人生の卒業式は、仏様の世界への入学式であります。仏様としての誕生日なのでもあります。今日のお寺

  • 人生に忘れ物はありませんか

    皆さまは、今、何か探し物はありますか?探し物というのは、諦めた頃に見つかるものであります。夢中で探しても、なかなか見つからないのでありますが、どういうわけだか、忘れた頃に、思いもしなったところから見つかったり致します。今は、末法の時代です。救いはあっても、修行をして悟るものがいない時代です。末法の時代は、他力でしか救われないのであります。他力とは、100%阿弥陀如来の本願力のはたらきによって救われる教えであります。浄土真宗の教え以外に、私が仏になる道はないのです。皆様は、人生に、忘れ物はないですか?この世に生まれて、いつか命が終わる、その先は、真っ暗闇ではありませんか、どうなるのか心配ではありませんか、死んだら終わりでは無いのです。これからも、何度も何度も生まれ変わり死に変わりしていくのであります。しか...人生に忘れ物はありませんか

  • 欲がなくなったら楽しくない

    今日で、無事、春のお彼岸が終りました。お彼岸の期間中、たくさんの方がお参りいただき、誠にありがたく存じます。お彼岸には、真ん中にお中日というのがございます。秋分の日、春分の日であります。この日、太陽は真東より上り真西に沈む。その西の彼方に、極楽浄土があると信じ、日本人は、お浄土に想いをよせてまいりました。もし、皆さんが、いつか、臨終を迎える時、何を願うでしょうか。もっとお金が欲しいと願うでしょうか。もっと生きていたい、何故、私は死ななければならないんだと嘆き悲しむのだと思います。極楽浄土に、生まれたいとは思えないのであります。最後の最後まで、この娑婆の世界は離れがたいのです。浄土真宗の救いは、念仏を称えて、救われる教えではございません。南無阿弥陀仏の本当の意味を聞いて、救われるのであります。南無阿弥陀仏...欲がなくなったら楽しくない

  • お彼岸が一週間ある理由

    今日のお彼岸法要お参りいただいた方々、ありがとうございました。法要が終わり、正直ほっとしております。ところで、皆さん、「ご先祖を大切にしましょう」これはどこかの仏壇屋さんのキャッチコピーか何かにありそうですが、お彼岸とは、ご先祖様を大切にするよりも、自分を大切にする。それがお彼岸だと私は思います。お彼岸とは、仏様の世界のことです。私は一体この世に何のために生まれ、何のために生き、命終わったら、どこへ行くのかと、それを他人事とせず、我が事として、明らかにするのがお彼岸なのだと思うのであります。お彼岸が1週間あるのは、そのためだと先生から教わりました。日頃は死をごまかし、蓋をしてなるべく考えないようにしていても、このお彼岸だけは、ちゃんとその大問題に向き合うのであります。この世に生まれたわけは、阿弥陀如来に...お彼岸が一週間ある理由

  • もうすぐお彼岸終了

    浄土真宗の救いは、ただ今の救いであります。死んでから、極楽浄土という良い世界に生まれ変わる救いではなく、この現世において、必ず、お浄土に参らせていただける身にさせていただくのであります。それは、いつかと言えば、今であります。南無阿弥陀仏とは、阿弥陀仏が言葉の仏となって、私にいたり届き、必ず救うと呼びかけてくださるお言葉であります。その言葉に、出会った者は、往生する人生であります。往生とは、浄土へ向かい生まれる人生です。もし、皆さん周りの人に、あなたはどこへ向かって生きているのですか?と聞いたら、きっと嫌な顔すると思います。なぜなら、その問題に蓋をして生きているのです。誤魔化しているのであります。考えたくないし、他人事にしておきたいのであります。その蓋を開けるということは、勇気がなく、自分から開けられない...もうすぐお彼岸終了

  • 無常の風

    今朝は、朝からすごい風で、火事になる危険性があったので、お線香をお供えするのはご遠慮いただきました。お昼近くになって、風が弱まってきたので、お線香をお供えすることができるようになりました。時折、雨が降ってきたり、天気が不安定な1日でした。今日は春分の日、だいぶ日が長くなりましたが、暖かかったり寒かったり、寒暖の差が激しく、そんな時は、気持ちも不安定になるようです。不安定といえば、私たちの命ほど、不安定なものは無いのです。どんなに健康な人でも関係ないのです。ローソクに火🔥をつけると、火が消えるという問題が出てきます。人間の命に例えると、この世に生まれた瞬間から、ローソクに火が灯るのであります。親は、その火を何とか消さないように、一生懸命、赤ちゃんを育てます。こうして、私は、大人になったので...無常の風

  • 令和6年度、春のお彼岸法要

    春のお彼岸法要のお知らせです。この葉書は、既に、門信徒さまにお送り致しました。どなたでも、お参りは可能でございます。当日、受付にて、お葉書はご用意しておりますので、お書きいただければと思います。令和6年度、春のお彼岸法要

  • 今更だけど

    2年前に放映されたNHKの大河ドラマ、鎌倉殿の13人を、私は今観ております。ちょうど、親鸞聖人が生きておられた頃と重なるので、とても考えさせられます。権力争いの末、兄弟で殺しあったり、親子で殺しあったり、身内であっても、邪魔者は、決して容赦はしない、本当に恐ろしい時代だと思いながら、観ております。まだまだ、途中ですが、源頼朝が、亡くなる時、阿弥陀如来像と頼朝の手が、紐で結ばれている場面、その当時の、極楽浄土を願っての儀式だったのです。今までの自分の犯した罪を悔いて、極楽浄土を願うのです。今までの自らの行いを考え、死を恐れる様子は、現代も変わりません。親鸞聖人の直接の師匠である法然上人のお弟子たちは、武士が中心であると、最近の歴史学者の方から学ぶことがあります。私が30年前に習ったのは、農民が中心であった...今更だけど

  • 4444

    今日はお彼岸の初日しかも日曜日に重なり、大変お参りの方が多く、お寺は賑わいました。もうすっかりコロナ禍前に戻った感じでございました。今日ブログ開設4444日目と表示されていました。4が4つ続くなんて、凄いことであります4は死を連想させると言って忌み嫌う方がいらっしゃいますが、4と言う数字と死は全く関係ございません。そんなの当たり前だと思われますが、しかし、案外みんなどこかで気にするものなのであります。私たちは死が怖いのです。それは死の解決ができていない証拠であります。そして私も同じであります。死の解決は、私の仕事ではなく、阿弥陀如来の仕事であります。私にはどうにもお手上げです。4444

  • 命日分かりました

    皆さんは、自分の命日がいつだかわかりますか?。当たり前に、わからないと思います。ところが、わかるんです。この世に生まれてきた時が、実は命日。前世での命が終わった日、そして、終わったと同時に、この世に生まれてきたのです。そして、また、いつか、同じ事が現世でも起こるのです。それを、六道輪廻と言うのです。私たちは、前世で行いが非常に良かったから、ありがたいことに人間に生まれることができたのです。ところが、また来世で人間に生まれるかどうか可能性は低い。ゼロではありませんが、私は、良い行いをしてませんので、無理だと思います。ですから、私は、阿弥陀如来にお任せする以外に道はないのです。私にとって本当の幸せとは、仏になることであります。しかし、それが、私にはわからないのです。お浄土に行ってみないとわからない、だからそん...命日分かりました

  • 新型墓地90万円

    3体の骨壷のまま納骨可能です。ペットも大丈夫です。永代使用料、墓石工事代、基礎工事代、墓石代、彫刻、費、将来的に墓じまいになった場合の費用(墓石撤去、法徳寺永代供養墓への納骨費用)すべて含んだ金額になります。ぜひとも、永代供養墓と同様ご検討いただければと思います。法徳寺は、墓地所有者に対して、特別な寄付金等の強制は一切ございません。新型墓地90万円

  • 末法には末法の救いがあります

    浄土真宗では、私たちに、この現世での生き方に注文をつけません。良い行いをしなさい、嘘をついてはいけません、殺生をしてはいけませんと、これが守れたら救われますよと、注文を付けてくれた方が、分かりやすいと思います。しかしながら、もし、それが救いの条件ならば大変です。生き方に注文しないのは、私たちの過去世での宿業が、私の生き方を決めているからであります。たとえば、良い行いをしなさいと言われなくても、自然にされる方もいれば、したくても出来ない方もいます。浄土真宗が、生き方を説かないのは、そこに理由があるのです。みんなに優しくしなさい言うのは、簡単でありますが、そこには、思い通りに生きられない私たちの宿業(過去の行い)が関係しているためであります。しかし阿弥陀如来には救いに条件がないのです。良い行いをしなさい。嘘を...末法には末法の救いがあります

  • 本当に生きる道

    人生は長さじゃない中身が問題なのです。その中身とは、阿弥陀如来の救いに出会ったか、出会わないかが問題なのであります。人生何のために生きているのか、何のために、この世に生まれてきたのか、すべては阿弥陀如来の救いに出会うためであります。そしてその目的は、六道輪廻を解脱し、仏様となることであります。そうでなければ、来世ではどこに行くかわかりません。世の中には、幸せに生きてる人もいれば、辛い人生を生きている方もいらっしゃいます。しかし、幸せに生きている方ほど、死にたくない気持ちが強いのであります。そのために、何とかして、死なないように一生懸命、呪いを信じたり、お札を買ったり、加持祈祷をされたりします。しかし、絶対に逃れられない、誤魔化しが出来ません。皆さんの周りで、死んだら終わりだと言う方のことを信じてはいけませ...本当に生きる道

  • 葬儀の名人

    昔あるご住職に、なんでこんなにたくさんの行事をなさってるんですか?ってお聞きしたことがあります。そのご住職は、だって葬儀や法事だけをやってたって面白くないじゃないですかっておっしゃっていました。私は、それを聞いて、衝撃を受けました。お寺は、死んでから用事がある所じゃない、生きてる間に、楽しむところ、教えを聞いて安心出来る場所ですよと教えてくれた方であります。仏様の教えを、聞いて喜ぶこと、それが、お寺の1番の役割であります。お寺の存在意義は、そこにあるのであります。特に浄土真宗はそうなのです。お坊さんは、葬儀の名人です。だけど、葬儀の名人になっても、ダメなんであります。浄土真宗は、僧侶も門徒さんも阿弥陀様の救いを共に喜んでいく宗教であります。私には、亡き方を、お浄土へと導く力はありません。唯一できるのは、...葬儀の名人

  • 人生の後半戦の課題

    皆さんは、人生が楽しいですか?人生は、何が起こるかわからない。これは、とてもワクワクすることであります。今は寿命が伸び、定年を迎えてから、また再就職をされる方も多いと思います。ただ、何か楽しみを見つけるのも大事であります。前にも話したと思いますが、ある方が、60歳の時、バイオリンを習おうと思い立ったのだけれども、上達する前に、死んでしまうと思って諦めてしまった。ところがその方は、90歳まで長生きされた、自分の人生を振り返り、60歳の時、バイオリンを始めていればよかった。そうすれば30年続けていれば、きっと楽しい人生だったなぁと後悔したそうであります。定年を迎えてからも、まだまだ、人生は続くのであります。どう生きるのか、人生の後半戦は、とても大事です。お寺は、いつもお年寄りばかりだと言われますが、今は、若...人生の後半戦の課題

  • 現在完了

    昨日は、疲れていて更新ができませんでした。今日もなんだか1日忙しかったです。お坊さんが忙しいのは、決して良いことでは無いのですが、どういうわけだか、仕事とか用事は重なるものなのであります。今日も大事な会議があったのですが、そちらに駆けつけたときには、既に終わっておりました。さて、皆様、現在完了形というのを聞いたことがあると思います。私はこの現在完了が大嫌いでした。英語の授業で、現在完了形が出てくると、もうお手上げでした。現在完了には、いくつか種類があるのですが、特に申し上げたいのが、過去から現在まで続いていることを指すのであります。浄土真宗は現在完了の救いであります。阿弥陀如来が成仏されたのは、お経には十劫の昔とお示しくださっています。十劫の過去から現在まで、継続して、阿弥陀如来は、私を呼び続けてくれて...現在完了

  • 目が覚めた

    私は若い頃、私が法話をしている時、居眠りをしている、お参りの方がいるとちょっと嫌な思いをしました。若い頃は、法話を考えるのも大変、話をするのも大変で冷や汗をかきながら、一生懸命、話をしていましたから、私に、話をさせといて居眠りをするなんてと心の中で思いました。しかし、最近は、そんな事は、全く思うことがなくなりました。決して、心が広くなったわけではありません。お寺の本堂で居眠りができるというのは、ありがたいことなのであります。安心だから眠れるのであります。逆にお疲れになっているのに、わざわざお参りに来てくださったことに感謝をしています。阿弥陀如来は十劫という、遠い遠い昔から、私に、はたらきかけてくださっていました。阿弥陀如来をはたらかせといて、私は、ずっと居眠りをしていたのです。前世もそのまた前世も、ずっと...目が覚めた

  • 人間は騙せても、仏様は騙せません

    今日は、来客や電話が多く忙しい1日でした。お坊さんが、忙しいのは良いことではありません。今日も有名な漫画家さんが亡くなったとネットニュースで拝見しました。私も、小学生の頃、週刊少年ジャンプで連載していた頃から、作品を読んでいた漫画家さんだったので、本当に残念です。住職は、いつ死ぬかわからないとか、人間いつどうなるかわからないと、嫌なことばかり言うから嫌われるのでありますが、嫌われてもいいから、本当のことを言わなければならないと思いました。だからこそ、阿弥陀如来は、いつでもどこでも、私のところにいたり届き、南無阿弥陀仏、必ず浄土へ救うと働いてくださっているのであります。昨日、私の大好きだった、大峯先生の法話を聞かせていただいた時、先生は「人間は騙せても、阿弥陀如来は騙せないぞ」とおっしゃっていました。阿弥...人間は騙せても、仏様は騙せません

  • そういうことか

    私は前から、なんで、こんなことにこだわるんだろうとか、なんで、こんな考えをするんだろうとか、相手に対して、不思議に思うことがたくさんありました。しかし、仏教の教えを聞いて、全て納得できました。私たちは、お互い別々な世界に住んでいます。その理由は宿業(過去の行い)が関係しているからです。過去の行いが違うのですから、現世も、その行いによって生まれた世界が違うのであります。しかし、私たちには、そのようには見えません。みんな同じ世界に生きているように見えるのであります。しかし、別々な世界に生きていると思うと、全てが納得できるのであります。お互い別な世界に住んでいるので、感じ方も違うし、考えも違うし、物差しも違うのであります。お互い自分の物差しを相手に押し付けると争いになります。お互い自分の世界で生きていますから...そういうことか

  • 自分に厳しい

    今日は、昨日に引き続き、朝から、事務作業に取り組んでおりました。今日、お彼岸のお知らせも発送作業が完了いたしました。事務作業に取り組んでいると、全てを完璧にやらなければならないとう思い、私の心を支配し始め、思い通りに仕事がはかどらないとイライラしてきてしまうのであります。ちょうど仕事が一区切りした時、ラジオをつけました。午前11時から、いつも聞いているテレホン人生相談で、精神科医の先生が、相談者の方へ「あなたは自分に対して厳しすぎます。あなたは、ちゃんと頑張っていますよ」とアドバイスをされていらっしゃいました。日本人は、真面目な方が多いと思います。頑張らなきゃいけない、完璧にやらなければいけないと完璧主義を生きている方が多いようでございます。そして、他人と比較してしまい、自分はできていない、もっと頑張ら...自分に厳しい

  • 大事な事は、相手の耳に直接伝えましょう

    今は、ご家族やお友達に連絡をする際は、電話でなくLINEで済ますことが多いと思います。しかし、大事な事は、直接会うか、お電話をしないと伝わらないことが多いと感じます。LINEは大変便利でありますが、お互いの思いが、かけ違うと関係が悪化したりするものであります。さて、電話をした時、私たちは声を聞いただけで、相手が、イライラしているなとか、何かいいことあったんだなぁとか、今は忙しいんだなぁとか、今は機嫌が良いなぁとか、目には見えなくともその声で、判断することができるのであります。私たちの耳は、大変優秀です。阿弥陀如来は、南無阿弥陀仏の声の仏となって、私に救いを告げてくださっているのは、そのためであろうと思います。私の声が、南無阿弥陀仏となって私の耳に届き、あなたを救うと、常に、私の元に至り届いてくれています...大事な事は、相手の耳に直接伝えましょう

  • 今日は法話会でした

    本日は、3月の法話会でした。3月はお彼岸があるため、今日は、お参りは少ないかと思ったのですが、意外にも、多くの方がお参り下さいました。「死にたくないという思いが、人生の幸福度を下げます」逆に言えば、死を受け入れることで、幸福度は上がるということであります。私たちには、必ず、平等に死がおとずれます。それは、仕方ないと諦めて、今を大切に楽しく生きることが大事なのであります。いつまで、生きているか分からないのですから、今を、楽しまないのは、やがておとずれる死を前にした時、大きな後悔を生むのではないかと思うのであります。言葉で言うのは簡単ですが、死を受け入れるということは、簡単なことでは無いように思いますが、実は、簡単です、浄土真宗の救いは、その死の解決であります。阿弥陀如来は私に代わって、死を越えてゆく、お浄...今日は法話会でした

  • 退屈という病

    先日読んだ本に紹介されていたのでありますが、人間にとって、最大の敵とは何か?その問いに対して退屈と答えた方がいらっしゃるそうです。私も自分自身のことを考えてみると、忙しいよりも、むしろ退屈の方が苦しみかもしれないと思います。しかし、人間は無い物ねだりであります。忙しい人は、退屈な人を羨ましいと思い、退屈な人は忙しい人を羨ましいと思うものです。忙しすぎてもダメだし、退屈すぎてもダメです。ちょうど良いバランスで過ごせたら、1番健康的だと思いますが、なかなかそうはいかないようであります。私は、仕事をしていて、1番嬉しいのは、感謝されることであります。誰かのお役に立てた、喜んでいただけた、そして、お金をいただけたら、最高の幸せであります。日本人は特に、誠実で働き者の方が多いと思います。ですから、誰かの役に立ちたい...退屈という病

  • 空しいなぁそう思った時が仏縁です

    私は、何のために生きているのか、何のためにこの世に生まれてきたのか。そんなことを、皆さんも1度は考えたことがあるではないかと思います。仏教は、この世に生まれた目的は、ただ1つであります。仏に成る、成仏のためであります。私は、長年救われたいと思い続けています。今も同じです。でも、死にたくはないのです。お浄土に生まれ、仏に成るという救いが、いただけません。だからこそ、今も仏教を学んでいます。しかし、私が、もしお寺に生まれることなく、僧侶になることもなければ、仏教を学ぶこともなかったと思います。私は、それが、今とてもありがたく思います。仏道を、歩ませていただいているということが、救いなのではないかと思うのであります。私の心を、あてにしていては、一生不安なままであります。つまり、救われないのです。浄土真宗では、...空しいなぁそう思った時が仏縁です

  • 心は顔に出ます

    今日から、3月に入りました。3月は、春のお彼岸がありますので、お寺にとっては忙しい月でございます。しかし、今の私は、無理せず仕事をしていきたいと思っているので、忙しければ、誰かに手伝ってもらい、仕事を優先せず、自分の好きなことをやりながら、日々勤めていきたいと思っています。皆さんは、毎日、鏡で自分の顔を見ますか?疲れていたり、怖い顔していませんか。もしそのような、お顔であったら、きっと心も疲れていて、イライラしているはずであります。心と体は一体であります。心が楽しくて、ウキウキして、幸せだったら、必ず顔に出るのであります。イライラしていたり、気難しい顔をしているお坊さんに、良い法事や良い葬儀はできないと思います。ご法事やご葬儀は大切な方を、亡くされ、心に悲しみを抱えている方々ばかりです。イライラしていた...心は顔に出ます

  • 人生いろいろ

    今日は、30年以上のお付き合いの檀家さんに会いに行ってきました。特に、ご法事ということではなく、お一人暮らしなので、どんな様子か会いに行ってきたのであります。施設にお住まいなので、昨年までは、コロナ禍のためロビーでの面会しか許されなかったのですが、今はようやく、お部屋まで入ることができるようになりました。しかし、来週には、やっと慣れてきた、施設から、新しい施設へ引っ越しをしなければならないそうです。体が不自由になると、自立型の施設では難しくなってしまうのです。ご本人も、来週には引っ越しをしなければならず、歳をとってからの引っ越しは本当に大変です。また、みんなに迷惑をかけますとおっしゃっていました。その方のご主人も、生前中、私に優しくしてくれました。今日も、私がまだ大学生の頃、お参りさせてもらっていた思い...人生いろいろ

  • 阿弥陀如来の存在理由

    自業自得、因果応報、この言葉は、興味深い言葉なのではないかと思っています。テレビドラマでも、「あいつは自業自得だ」と言うセリフがよく出てきます。それだけ日本人に浸透している仏教用語なのです。世の中には、生まれつき、お金のある人もない人もいます。生まれつき健康に恵まれた人もいれば、体の弱い方もいらっしゃいます。それは、なぜそのような違いがあるのでしょうか?私はずっと謎でありました。生まれつき容姿に恵まれた人もいるし、恵まれない人もいる。それも謎であります。世の中、謎だらけです。それは、どこにその違いが生じるのでしょうか。命は平等ということが、今、当たり前のように言われていますが、実際はそうなってはおりません。阿弥陀如来の前には、私たちは平等であります。阿弥陀如来の救いには差別は何もないのであります。前世...阿弥陀如来の存在理由

  • 浄土真宗のお寺

    法徳寺は、浄土真宗本願寺派に属しております。500年歴史の中で真宗大谷派(東本願寺)に属していた時代もあったようであります。いわば、フランチャイズに加盟し、フランチャイズ料を支払い、看板を出させていただいています。当たり前ですが、浄土真宗本願寺派に属していなければ、看板は出せないのであります。本山は、京都堀川通りある西本願寺であります。そして、トップは、現在、第25代門主大谷光淳さまであります。ご門主さまは、まだ新門様(次の代のご門主)の時に法徳寺にお立ち寄りいただいたことがございました。西本願寺も東本願寺も元は1つでしたから、両方とも、親鸞聖人の血脈で、代々受け継がれています。浄土真宗の寺院の特徴として、他の宗派にはない世襲性があります。他の宗派は、今でこそ血縁がおおくなりましたが、明治時代までは妻...浄土真宗のお寺

  • 幸せを考えてみた

    浄土真宗の考えからすれば、自分の心を、信用してはいけないと教えてくれます。私たちの考えていることが、本当に、自分自身を幸せにするとは限らないということであります。たとえば、私は、何でも自分の欲しいものが手に入れば幸せになれると思ってました。今もその気持ちは、正直ありますが、もしかしたら、そうでは無いのではないかとも思うようになりました。例えば、どんなに高級車を所有していても、どんなに豪邸に住んでいても、どんなに豪華な食事をしても1人でそれを楽しむ事はできないのではないかと思うからです。今の私たちの生活は、大昔の王様と比べても、それ以上に、ぜいたくな幸せな毎日ではないでしょうか。しかし、私たちはそれほど幸せを感じない、むしろ不安を感じたり、自殺をする人もたくさんいらっしゃる。一体どういう世の中なのか、不思議...幸せを考えてみた

  • 因果の道理からは逃れる事はない

    御朱印をいくら集めても、お守りやお札を買っても、病気になる時はなるし、死ぬ時は死ぬのです。私も神社仏閣にお参りするのは好きですから、御朱印を集めたり、お守りを買ったりするのを否定は致しません。辛いときには、何かに、すがりたくなるものであります。しかし、それは趣味という位に思っておいた方が良いと思います。仏教は、因果の道理を絶対に守る宗教です。何事にも、原因があり、結果があるのです。それに対して、御朱印やお守りは、因果の道理とは関係ありません。自業自得という言葉がある通り、自分の行いは自分でその結果を受けていくのであります。それに御朱印やお守りは関係ないのであります。悪い行いをすれば、悪い結果がもたらされるのは当たり前なことです。生きていれば、病気になるのも当たり前であります。私も病気にはなりたくありませ...因果の道理からは逃れる事はない

  • 浄土への旅

    南無阿弥陀仏とは、私がお願いしたわけでもないのに、阿弥陀如来は、私のいるところに、いつでも、来てくださっていますという意味であります。阿弥陀如来を探す必要は無いのです。今、私の口に出てくださるのはその証拠であります。私が、阿弥陀如来に近づく事は、できないのです。近づく方法は、仏道修行のことでありますが、私が阿弥陀如来に、近づける道は何もないのであります。もし、そのようなことができるのであれば、阿弥陀如来は、私の元へわざわざおいでいただく必要はございません。必要があるから来てくださるのであります。皆さん、お友達と会う場合、自分の家が交通手段に不便な場合、向こうから迎えに行くよと言ってくださったら、これほど、楽な事はありません。「ありがとう」とお礼をすることでしょう。しかし、大丈夫だよとか、迎えに来なくてい...浄土への旅

  • 誕の意味にビックリ

    誕生日の「誕」という字は、嘘偽りという意味だと聞いて、私はびっくりした思い出があります。言葉を延ばすと言う語源から、きているようであります。誕生日とは、嘘偽りの世界に生まれたという意味になり、おめでたい意味では無いのであります。そんなことを言うと、天皇誕生日に失礼かとは思いますが、言葉の意味からすると、そうなります。この娑婆世界の言葉は、嘘偽りばかりです。ただ1つ真実の言葉は、仏様の言葉、真言であります。それが浄土真宗では、南無阿弥陀仏であります。私たちが、日常用いている言葉には、真実はありません。言葉は心から出ていると思いますが、言葉と心が一致しているとは、限らないのであります。もし、皆さんが周りの人や友人から、「最近、私、老けたかしら?」と言われたらどうなさいますか。心では、確かにそうねと思っていて...誕の意味にビックリ

  • 鈍感力でも逆らえない

    皆さんの周りには、鈍感な人、自分勝手な人、大きな声を出して自分に従わせようとする人、周りの空気を読まない人、そんな方がいらっしゃると思います。逆に、何でも気がつき、神経質な人、敏感な人も、皆さんの周りにいらっしゃると思います。皆さんはどちらだと思いますか?日本人は全体的に見て鈍感力が高くないように思います。そのような鈍感力があり、身勝手な方を見て、神経質で繊細な方は腹を立てたり、嫌な思いをされると思います。みんな、自分の過去世の行いを、背負いそういう生き方しかできないのであります。そのような方を見て、私もあのような生き方が出来たら楽なのになぁ。「あーなりたいなぁ。こうなりたいなぁ」と思って、しばらくの間は、無理に真似して、そうなったつもりでいても、長続きはしません。過去世の行いが、今の自分をつくっている...鈍感力でも逆らえない

  • 人生はゲーム

    皆さんは、見知らぬ方から、この世に、何のために生まれてきたのですか?そして、必ず、死んでいくのに、なぜ生きるのですか?そんな質問をされたら、この人、怪しいきっと何かの宗教の勧誘だわと、警戒されると思います。まず、そのような会話を、お友達同士などでする事は無いと思います。人間に生まれてきた目的は、幸せになるためと瀬戸内寂聴さんはおっしゃっていました。本当にその通りです、しかし、浄土真宗では、その幸せは、お浄土に生まれ仏様になることです。そう言われてもきっと多くの方は、その話しのどこが幸せなのですか?と思われると思います。私たちの幸せと言うのは、この世でお金に困らず、家族に恵まれ、友達に恵まれ、健康で長生きそれが幸せだと思っているからです。そして、死ぬのは、未来の話。未来の話を、今する必要がどこにあるのです...人生はゲーム

  • 他人の真似しない

    私は常々、自分らしく生きたいと思います。そうすれば幸せな日々が送れると思うのでございます。ところが、そもそも、自分らしくとは何なのか?自分とは何なのか?何にもわからないのです。唯一、自分らしく生きれるのは、阿弥陀如来様と私との関係の中だけなのだと思います。阿弥陀如来は、私の心の中までも、全てをご存知でございます。地獄にしか生きようのない生き方、来世は、また、六道輪廻の中にある生き方しかできない。だからこそ、私のことを救わずにはおけないのであります。人間と人間の関係の中、本当に自分らしく生きたら、みんな、お互いわがままで、自己中心的で、互いに譲らず、あちらこちらで、喧嘩が起こり、争いが起こり、阿修羅の世界になるのであります。今の時代、自分らしくいきましょう、自分に正直に生きましょう。とあちらこちらで言われ...他人の真似しない

  • 比べるのが癖

    人の幸せと言うものは、他人との比較で決まります。他人よりも優越感を得られれば、幸せと思い、劣等感を感じれば不幸に感じるのであります。それなら、比べなければ良いのでありますが、比べるのが大好きなのが人間です。その人の髪型から服装、持ち物、仕草、言葉遣い、何でも比べるのが大好きなのです。私は、お寺を手伝うようになった時、他のお寺の事情を知りたくて、様々な研修会に顔を出したり、勉強会に顔を出し、たくさんのご住職と知り合うことができました。そして、知り合ったご住職のお寺に、よく遊びにいかせていただきました。他のお寺と法徳寺を比べ、正直なところ、かなり劣等感を感じました。境内の大きさや本堂の大きさ、檀家の数、それはお寺の経済力であります。しかし、それだけではありません。お寺の行事、法話会、私の尊敬ご住職は、一生懸...比べるのが癖

  • お寺も案外気軽で便利ですよ

    コロナが落ち着いてから、毎週、コロナ禍前のような忙しい土日が、戻ってきました。ただ、ご法事もご葬儀、ご家族中心でお勤めをする事は、定着しました。前にも書きましたが、私は、法徳寺を、コンビニのような、気軽で便利なお寺にしたいと思っています。お気軽にご相談くださいと言われても、まだまだ、敷居が高く感じるのがお寺です。しかし、少しずつですが、だんだんと私の理想とするお寺になってきたと思っております。かかる費用もはっきりと提示いたします。服装もご自由で結構です。お供え物や仏花もお寺でご用意することもできます。お持ち帰りも、もちろん大丈夫です。また、ご自分でお持ちになったお花やお供え物も、お持ち帰りいただいて構いません。何かご不明な点があればお答えしますので、お電話でなくメールでもお答えしておりますから何かあれ...お寺も案外気軽で便利ですよ

  • 母心

    親鸞聖人が選ばれた七高僧の中のお一人、源信和尚は、比叡山において、大変優秀な僧侶であった。ある時、朝廷から、いただいた品を、郷里の母に送られたところ、母も大変、喜んでくださると思われたのですが、その母の返事は、「このような品を朝廷からいただいて、喜ぶよりも、あなたのなさるべきは、仏道修行です」と、母親に諭されたそうでございます。それから、すべての縁を断ち、より一層、仏道修行に励まれたと言うエピソードがあります。母は、我が息子の活躍を心では、大変喜んでおられたと思いますが、そこを、あえて、地位や名誉にとらわれるのでなく、仏道修行に励みなさいとの厳しい戒めは、なかなか出来る事ではありません。今日もお通夜がございましたが、残された者たちが、いつか、お浄土で、先立っていかれた親しき方々と再会をされた時、褒めていた...母心

  • 病院疲れた

    今日は、午前と午後どちらも病院の日でした。いつも待たされることが当たり前なので、本を持参するのですが、待ってる間、本の内容が全く頭に入ってきません。その時の気分によりますけれども、限られた時間で、お医者様に自分の疑問に、思っていることを聞きたい時などは、特にそうです。それにしても、病院に行くのは、気力も体力もいります。いつも私は仏教書を持っいくので、特に、集中しないと理解ができません。皆さんよく待合室で本を読んでいる方がいらっしゃいますが、よく頭に入るなと私は感心してしまいます。今日、唯一、頭に入ったのは、曇鸞大師の生涯のなか、有名な不老長寿の法を説く仙経を焼き捨て、浄土経に帰依されたエピソードだけでした。仙経による長寿は、所詮、迷いの境界における長寿に過ぎず、たとい一時の長命を得ても、結局、迷いの世界...病院疲れた

  • 火災警報器が鳴り出した‼️

    今日、圧力鍋を使っていると、なんだか焦げ臭くなり、コンロも、火が強制消火され、火災報知器まで鳴り出しました。慌てて火災報知器のスイッチを押してリセットし、圧力鍋を開けてみたら、中は真っ黒焦げでした。水分が、少なすぎたためだったように思いますが、圧力鍋の中は、変色し、かなりダメージを与えてしまいました。火災報知器が、鳴り出したのは初めてだったので、ちょっとショックでした。本当に鳴るもんなんだなぁと、少し時間をおいて、心を落ち着かせたら、改めて感心いたしました。歎異抄に出てくる、火宅無常の世界という言葉は、既に、私たちは、家が火事の状態で、住んでいるようなものだそうです。仏教では、私たちの煩悩を火に喩えています。煩悩には、数多くのものがある中で、私たちの人生を、台無しにする1つに怒りがあります。怒った状態は...火災警報器が鳴り出した‼️

  • 必ず死ぬわよ

    死んだら仏様になる。日本人は、死んだら終わりだと、そのようにおっしゃる方もいるけれども、やはり仏様になると思われている方の方が多いように感じます。それは、日本は仏教国であり、中でも浄土真宗が最も多い宗派だからだと思います。昔は葬儀の際、亡き方の友人が、弔辞を読まれていました。その方との、かけがえのない思い出、特に、私の若い頃は、よく戦友の方の話がありました。私の知らない、日本の激動の時代のお話はとても興味深く、私は弔辞を聞くのが好きでした。でも、1つだけ残念なのは、最後に、「俺も近々行くから、先に天国で待っていてくれよ。また酒でも飲もう。」と天国という言葉をよくおっしゃられていることでした。キリスト教徒でもないのに、天国に行けるわけは無いだろうと、私はいつも思いました。天国という言葉の方が、なんとなく弔...必ず死ぬわよ

  • 電話鳴らない

    今日は、朝から電話が全く鳴りません。電話が壊れているのではないかと確認までしてしまいました。お寺が暇ということは、とても良いことでございます。暇だったので、インスタにあげる動画まで撮ってしまいました。天気が荒れる日、こんな時には、誰からも電話がこないだろうと思うと、朝からひっきりなしに、電話が鳴ったりします。人間の気分というのは、お天気にも、だいぶ左右されます。天気の良い日は、やはり気分も良くなります。どんより曇っていたり、雨や雪が降ると、気分が落ち、未来への不安や過去への後悔が増えるような気がいたします。そんな時、お寺にも電話が多いのです。将来、誰もお墓を見てくれないのではないか、自分が死んだ時、どのような葬儀をしたらいいのか?もしくは葬儀はしなくても大丈夫か?戒名はつけなければいけないのでしょうか?...電話鳴らない

  • 子供はいつまでも子供

    2月の3連休第1回目が終りました。法徳寺は、おかげさまで、お参りの方がほとんど絶えません。毎日お参りに来る方もいらっしゃいます。また毎週、いらっしゃる方もいます。仕事帰りや、仕事の都合で厚木にいらっしゃった時や、皆様、何かのついでで、結構ですから、いつでも、お立ち寄り下さい。毎日、境内の見回りをしていますと、毎回、同じ花がお供えしてあります。きっと、あの方がお参りに来たんだなということがわかるのです。きっと亡き方が好きな花だったのだと思います。私は、お寺にいる時は、つなぎを着て境内をウロウロしています、帽子をかぶりマスクもしているため、住職だと気がつきません。ですので、私がご挨拶するとびっくりされる方もいらっしゃいます。人間は、急に声をかけられるとびっくりされるものなのです。私の父は、以前からかなり難聴...子供はいつまでも子供

  • お経は、阿弥陀如来の私へのお手紙

    私は、楽しいドラマを観たり、為になる本を読むと、誰かに紹介したくなります。紹介したからといって、相手が私と同じように反応してくれるとは限りませんが、良いものは黙っていられないのであります。皆さんも、おいしいお店や素敵なお店などに行きますと、黙っていられなくなると思います。こんな良い店は、内緒にしておこうと最初は思うかもしれませんが、そのうち、黙っていられなくなると思います。仏様の話も、同じでございます、私もありがたい話を聞かせていただくと、誰かに伝えたくなります。皆様、お経と言うのは誰が、説かれたものでしょうか?それはお釈迦様であります。しかし、実はそうではないのです。お釈迦様は、阿弥陀如来様から直々のお言葉を、私に、伝えてくださったのです。伝えると言うのは大変難しいことなのです。それは、お釈迦様は、阿...お経は、阿弥陀如来の私へのお手紙

  • 生き方は選べる

    以前、ご葬儀の際、夫は、一生懸命働いて稼いだお金を、全部、自分の病気の治療のために、使うことになってしまいました。死ぬために、働いてきたようなものです。もっと、自分の老後を楽しむために、お金を使って欲しかったです。ということを聞かされたことがあります。私は、他人事の話ではないと思いました。みんな、死んでいくために、一生懸命働いているのです。死んでゆくのにも、生きるのもお金がかかるのです。昔、知り合った方が、楽しくなければ仕事じゃない、仕事は最高に楽しいものだよとおっしゃっていました。その方も、きっと一生懸命仕事をしている時は、辛いこともあったでしょう。苦労もあったでしょうが、充実した素晴らしい時間であったのだと思います。誰も死に方は選べません。しかも、死は、未来の話ではありません。今の話です。誰も自分の...生き方は選べる

  • 平和な人生でありたいけど

    今の時代、死ぬことよりも、どう生きるかの方が、皆さん関心が高いのです。医療も進み、長生きが当たり前の時代になり、以前であれば、もうとっくにこの世にはいない年齢なっても、まだまだ生きていかねばならなくなり、それは、とても、ありがたいことですが、経験したことがないので、みんな、どう生きればいいのか、わからないのではないかと思います。そもそも良いお手本が周りにいらっしゃらないのです。昨日の続きでございますが、浄土真宗では、生き方を問わないということでございます。しかしながら、阿弥陀如来のお心を、私たちがお聞かせいただくと、私の人生が、阿弥陀如来のお心にそった生き方になっていくのでございます。阿弥陀如来から、人生の生き方を学ぶといっても良いかもしれません。人生は、よく選択の連続だと言われます。その時、阿弥陀如来な...平和な人生でありたいけど

  • 家族の心配は無視

    今日は、久しぶりに近くの山に行ってみたのですが、まだまだ雪が残っておりまして、転ばないように注意しながら歩きましたので、いつもより距離は短かったのに、なんだか疲れました。帰り道、雪がそろそろなくなったところで、足元すくわれ転んでしまいました。注意している時は、転ばないものなのです、油断した時によく転びます。ご葬儀で、よく聞く話なのですが、今まで元気だったのですが、1度転んでから、急に体調を崩してしまいましてということを聞きます。皆さんもよく聞く話じゃないでしょうか。しかし、人間は、転ぼうと思って転ぶのではないのです。自分は、これくらいなら、大丈夫だと思っているから転ぶのでございます。私もよく家族から注意されます。脚立に載っての作業が多いからです。しかし、家族からの言葉と言うのは、耳に入りません。逆に、心...家族の心配は無視

  • 疲れてないのにお疲れ様です

    早くもしだれ梅は満開になりました。今日も皆さん1日、お疲れ様でした。以前、カンブリア宮殿という、テレ東の番組の中で企業のトップである社長がおっしゃっていたのは、社員が私に対して、「社長、お疲れ様です」と声をかけてくれる、しかし、私はその時「俺は疲れてねーよ。仕事が楽しくてしょうがない」と言うようなことをおっしゃっていました。私は思わず笑ってしまいました。確かに、みんな普通に「お疲れ様でした」と、社内では、挨拶に使われていると思います。私は勤め人ではないので、あまり「お疲れ様でした」という挨拶は交わしません。テレビでは、疲れに効くという、コマーシャルが非常に多く目につきます。きっと、疲れている方が多いからでしょう。今の時代、小学生から「疲れた」が口癖になってる子供さんがいるそうです。大人よりもむしろ子供...疲れてないのにお疲れ様です

  • お寺に働き方改革なし

    私たちは、お金がなくては生きてはいけません。そのために、皆さん、一生懸命仕事に励んでおられると思います。今日も、通勤が大変だったのではないでしょうか。「なんで仕事をするのですか?」と質問されたら、皆さんならどうお答えになりますか?私もかつてはサラリーマンでした。もしその時に、そんな質問をされたら、「だってお金がなかったら、食べていけないじゃないですか。家族だって養っていけないじゃないですか。」そのように答えたと思います。しかし、「お陰様じゃないですか。みんな頑張って仕事をして、みんながお互いを支えあっているじゃないですか。」そう思うと仕事の意味が、少し変わってきます。お金を稼ぐということは、大変なことです。それは、日々自分の生命を削っているようなものです。過重労働によってご病気になったり、心を病んでしま...お寺に働き方改革なし

  • 雪つもりましたね

    今日の午前中は、雪は降らず、なんだか残念だったのですが、午後から本降りの雪となり、久しぶりに境内は雪景色でした。私は、今シーズン新しいスタッドレスタイヤにしたので、雪が積もって欲しかったのです。ぜひ、今週中に、そのスタッドレスタイヤの性能を試したいと思って、山登りに行きたいと思っています。スタッドレスタイヤは、たとえ溝が残っていても、経年劣化により、ゴムが硬くなったら、性能は発揮できなくなるそうです。タイヤのゴムは柔らかくないとだめなのです。心も同じく、硬くならないように、柔らかく柔軟な心にしておいてください。心が柔らかくないと、心が折れやすくなります。また、些細なことで、腹を立てたり、視野が狭くなり人間関係はおかしくなっていきます。その為にも、どうかご自分をいたわってあげて下さい。私も仕事が忙しいと、ど...雪つもりましたね

  • 明日、雪が降ると信じています

    毎日、境内の見回りをするのですが、今朝はとても寒く感じました。明日、関東地方は雪が降る予報になっております。私は、明日、雪が降ると信じています。これは正しい日本語です。しかし、明日になって、雪が降っている時、私は雪が降ると信じていますと言ったら、おかしなことになります。実際に、雪が降っているのに信じていると言う言い方はしません。なぜなら、雪が証明してくれているからです。信じているとは、今の話ではなく、未来の話です。今ここの話ではありません。阿弥陀如来が、私をお浄土に救うと信じています。これは、浄土真宗の救いではありません。仏教は、いつでも今の話です、救いは未来にあるのではなく、今の話であります。今、私に、南無阿弥陀仏が届いています。南無阿弥陀仏が私を救うと、今、証明してくださっています。私の信じていま...明日、雪が降ると信じています

  • 不安の反対は不安

    お釈迦様は、過去に起きたことに後悔せず、未来のことを心配せず、今に執着せずに生きなさい。それが、幸せに生きる道だと教えてくれます。ところが、私は、その正反対に生きています。過去に起きたことを後悔し、まだ起きぬことを取り越し苦労し、自分の思い通りにいくと期待し、今を生きていません。それは全て苦しみの源となります。先日、教えていただいた名言に、「不安の反対は、また不安」だと。私は、ビックリしました、不安の反対は安心だと思っていました。しかし、不安の反対は同じく不安だそうです。なぜなら、安心を得ても🉐またその安心がなくなることへの不安が出てくるからだそうです。私は、その言葉に深くうなずきました。1つの不安が解決したら、結局また同じこと、まるで六道輪廻のように終わりがないのです。だったら、いっそのこと、一生、...不安の反対は不安

  • 暇つぶし

    今日は、今年最初の法話会でした。寒い中、多くのお参りありがとうございました。副住職が、法話をさせていただきました。私も最後に、少しだけ話をさせていただきました。生きるとは死ぬまでの暇つぶしと言う名言があります。人生は、そんな大袈裟なものではなく、ただの暇つぶしだそうです。しかし、多くは、人生はただの暇つぶしとは思っていません。しかし、それぐらいに思っていて、ちょうどいいと思います。大切な人生だ。1度きりの人生だ。命は大切だ。全て正しいことです。しかしながら、大事だ大事だと執着すればするほど苦しみは増すものです。ただの暇つぶし位でちょうど良いと教えてくれます。例えば、病気になった時、ちょうど良く、暇つぶしができた。何とか、この病気を克服してみよう、と思うのか、それとも、なんで私がこんな病気にならなきゃいけ...暇つぶし

  • 今月もありがとうございました

    今日で1月も終わります。今朝起きると、なんだか、昨日の観劇会の疲れが残っていたのですが、今日も、やりたい事が多く、のんびりしてはいられません。別に、人生非常事態な訳ではないのに、自分で決めた、今日やるべきことを全部やり遂げなければならないと、自分で勝手に思い、自分の首を絞めているのです。そして、自分のスケジュール通り、全てをやり遂げるとスッキリして気分が良い。しかし、なかなかそうはいきません。完璧主義という言葉がありますが、これが1番やっかいです。完璧主義には、永遠に安らぎは、おとずれません。完璧主義と平和な人生は相反するものです。今日も、頑張ったと自分を褒めてあげましょう。今月もありがとうございました

  • 観劇会が無事終わりました

    本日、法徳寺観劇会にご参加いただきまして、まことにありがとうございました。劇を鑑賞した後は、昼食が2時を回ってしまいまして、お腹がペコペコで、サクサクの天ぷらは本当においしかったです。その後、浅草寺にお参りさせていただきました。皆さんにお配りした、手作りのパンフレットには、浅草寺の本堂に掲げられている、善導大師の言葉をご紹介しました。とってもありがたいお言葉です。観劇会が無事終わりました

  • 明日は観劇会

    明日は、浅草に親鸞聖人と恵信尼さまの「花こぶし」観劇会の日です。浅草に行くのは、何年ぶりでしょうか。ひとりで観光でしたら、気楽なのですが、門信徒さんを、引率しなければいけないので、急に心配になってきました。前々から準備をすれば良かったのですが、今、一生懸命、浅草を調べてます。最近は、インターネットで、ただ調べれるのは有難いのですが、情報が多すぎて、余計に悩みます。インターネットの記事は、ただより高い物はなく、自分に都合の良い広告記事ばかりなので、余計に悩みます。皆さんも、仏事に関して、ネットで調べてみてください、余計に迷いますよ。以前から、法徳寺では、よく旅行をしているのですが、貸し切りバス代も値上がりし、食事代も値上がりし、こちらも困りました。そもそも、なぜ、観劇会かと申しますと、昨年から、親鸞聖人御誕...明日は観劇会

  • どんな病気も治せるお医者様のよう

    もし、どんな病気でも治せるお医者様がいらっしゃれば、私たちは病気になることに心配がなくなります。しかし、世界中探してもそのような、お医者様はいらっしゃいません。今日は、ご法事がお寺で5件ございました。その合間に、無量寿経の下巻を読んでおりました、私は読んでいて、震え上がるほど怖いことが書いてあります。今が不幸であるのは、過去世の行いが原因である。病気になるのも同じ、そして現世での悪い行いによって、また悪い世界に生まれていく不幸になっていくことが、お釈迦様によって説かれています。しかし、その因果応報を誰も信じようとしない。無量寿経の上巻は、阿弥陀如来が法蔵菩薩と言う修行者であった時、すべてのものを救うという願いを起こされた。そして長い長いご修行の末、その願いを完成され、南無阿弥陀仏となって、私に届けられてい...どんな病気も治せるお医者様のよう

  • たまには、カーナビに任せてみて

    私は最近、目的地まで知っている道であっても、スマホのナビアプリを使っています。知っている道ですから、わざわざナビなど使う必要はないと思うでしょうが、案外そうでもないのです。ナビは、私の思いもしない道を、案内してくれる時があります。自分で思う、最適なルートの更に上をいきます。自分が、最短ルートだと思い込んでいただけだったのです。しかも、渋滞も考慮されますから、その時の最適な道を案内してくれるのです。言っても、急いでいない時は、ナビの設定などせず、自分の走りたい道で目的地まで行きます。よく阿弥陀如来を、わたしの人生のナビゲーションだと例える、法話があります。私も、よく、そのようにお話をしたりしました。阿弥陀如来が私たちを、浄土へとナビゲートしてくれると言う法話です。お正月には、神社やお寺で、無病息災、交通安...たまには、カーナビに任せてみて

  • 人生はそんなに長くない貴重な日々

    コロナ禍があり、通夜葬儀の形が大きく変化した事は、何度も書かせていただいています。また、終活言われる、自分の死に対しての準備もされている方が多くなりました。仏壇じまいや墓じまい、身辺整理いろいろございます。私も、今まで面倒だと思いながらも、付き合いでやってきたことなど、どんどん辞めています。そして、どんどん身軽になっています。なぜ、今まで面倒だと思いながらもやっていたのかと言えば、結局は、他人に嫌われたくないからです、他人にどう思われてしまうかが不安だからです。しかし、嫌な事は嫌と言おう、面倒な事は面倒と思ってやめよう、そう心に決めました。そう思うのは、人間、いつ死ぬかわからないということです。結局、いつまでも生きていると思うから、面倒なことでも仕方がないとやっていただけです。いつ死ぬかわからない、貴重...人生はそんなに長くない貴重な日々

  • お経を現代語訳で称えてもありがたくない

    今週は、連日ご葬儀をお受けしており、忙しい毎日でございます。お坊さんが忙しいのは、決して良いことでは無いのですが、この寒い時期は仕方がございません。法徳寺は、新しくご縁をいただく方が多いのですが、その方の故郷をお聞きすると、1番多いのが九州の方です。なぜ、九州に浄土真宗が多いのかは謎なのです。今、大変な被害を受けている能登半島も、大変、浄土真宗が多いところだと聞いております。さて、通夜や葬儀で読経を勤めておりますと、お経の1文字1文字が、とてもありがたく思えるのです。漢文で書かれているため、私も、意味のわからないところも、たくさんございますが、幼い頃から慣れ親しんだお経の響きは、意味は、わからなくとも聞いているだけで、ありがたい気持ちになります。一時期、意味不明な漢文でなく、現代語訳でお経を称える僧侶の...お経を現代語訳で称えてもありがたくない

  • 今日の境内

    境内には、たくさんの梅の木がありますが、木によって毎年、花の咲く時期がずれていて、長い期間楽しめます。梅の木を見ながら、今年もまた5月ごろから梅の収穫をし、梅干しを漬けるのは大変だなぁと考えます。去年は400キロを超えて、本当に大変でした。さぁ、今年は何キロ収穫でしょうか。境内には、紅梅もありますが梅干しにはあまり向かないようです。水仙もあちらこちらに咲いています。今日の境内

  • 任せたら文句言えない

    仕事や、旅行の計画でも、何か、悪い結果が起きたとき、私は最初からこうなると思っていたんだとか、後から、そのようなことを言う方がいらっしゃいますが、言われた方は、かなり、ショックです。最初から、上手くいかないと思うとは言わずに、結果だけを見て、そのような意見を言うのは、大変、卑怯なやり方です。結果だけを見て、そのようなことを言うのは誰でも言えることです。人生は、何が起こるかわかりません。どのような結果になるかはやってみなければ分かりません。何も意見を言わないのは、任せたということです。任せたら、結果はどうであれ何も言う権利はありません。浄土真宗の救いは、阿弥陀如来に全てを、お任せすることです。任せたということは、私は、一切、手出しをしないということです。私が、救われるのか、救われないかは、私の決めることで...任せたら文句言えない

  • 仏様の休診日はないのです

    お寺も、いよいよ忙しい毎日です。毎年、この時期はどうしてもご葬儀が多くなります。葬儀社さんに聞くと、どこの火葬場も、毎日満員だそうです。私も、体調を崩さぬよう勤めて参りたいと思います。それにしても、私の知らないだけかもしれませんが、お医者様が、今日は体調が悪いから病院をお休みしますと言うのを聞いたことがありません。お医者様も人間ですから、風邪をひくこともあるでしょうし、体調が悪いこともあるでしょうに、今日は、体調が悪く、臨時休業ですは聞いたことがございません。何か特別な薬でもあるのだろうかと思ってしまいます。阿弥陀如来の救いも、お休みはありません。今日はちょっと体調が悪いからとか、今日はちょっと忙しいから、あなたまで、救うことができません。と言う話はありません。いつでもどこでも、私のいるここに、阿弥陀如...仏様の休診日はないのです

  • 人間は騙せても仏様は騙せない

    人間は、肩書、地位や名誉、お金があるないで、人を判断します。見た目もそうです。キチンとした身なりの方と、汚れた身なりをしている方のどちらを、信用するかといえば、私は、見た目で判断してしまいがちです。しかし、見た目で騙されてしまうのが私です。また、私は、声でも騙されます、この人は優しい声だなぁ、きっと優しい方なんだろうなぁ。逆に、この人は怖い声だなぁ。きっと悪い人なんだろうなぁと思うのです。私も自分自身を少しでも、良い人間に見せようと必死で笑顔を作り、見た目をキチンとし、キチンとした服装を着て、何とか他人をごまかします。高価な袈裟、衣を着ていると見た目は、立派な僧侶に見えるものです。私は昔、僧侶も見た目が大事!きちんとした高価な衣を着なきゃだめよ!とある住職からアドバイスをいただきましたが、私はその時はそん...人間は騙せても仏様は騙せない

  • イライラした方には関わりたくない

    世の中には、様々な理由でイライラしている人がいます。自分がイライラしているのが当然の権利だと言わんばかりです。それは、仕方がないことなのです、世の中は、自分の思い通りには行かないことばかりですから、しかし、その人の周りの方や、その人が車を運転していると、周りの人は、大変迷惑を被ります。自分がライラしていることすら気づいていません、周りに迷惑をかけていることもわかりません、逆に「なんでお前たちはそんなにのんびりしているんだ」と言わんばかりでございます。そう言っている、私も自分がイライラしている時はそうなります。だから、お互い様です。しかし、イライラしている人の周りには、できるだけ近づかないことです。「触らぬ神に祟りなしでございます」仏様は祟りなどいたしません!自分のイライラした行いが、いつか自分に返ってく...イライラした方には関わりたくない

  • 自分の不安はお節介につながる

    人間誰しもが、子供の心配や、孫の心配、妻の心配、夫の心配をします。特に、家族への心配事は、日常茶飯だと思います。私、最近、気づいたのが、心配をする時は、たいてい、自分自身が、今、不安を抱えてる時なのです。自分に、何の心配もないときは、家族の心配もしないのです。なぜなら、自分がしっかりしてるから、何かあっても、自分がなんとかしてあげられると思うからです。しかし、自分が不安な時は、大抵、家族の事まで、なんでも心配になり、おせっかいと言われます。ですから、自分の不安を、家族に置き換えているだけです。それは、家族の為ではなく、自分の心配事の為です。偽という漢字は、人の為と書いて偽です。私の思いは、自分の不安からきているから、偽物です。みんなに気を配り、不安がっているのは、それは、自分の不安が源ではないですか?ま...自分の不安はお節介につながる

  • いつもニコニコ顔はやめよう

    いつもニコニコしている人は、良い人に見えます。逆に怖い顔している人は、悪い人に見えます。しかし、それは私たちの錯覚です。心では、何を考えているのかはわからないのが人間です。いつもニコニコと仲良さそうにしていたご夫婦が、突然、離婚される事はよく聞きます。でもそれは突然では無いのです。お互いそのご夫婦は無理をされていたのです。逆に、お互い何も話さず、お互い怖い顔している夫婦が、実はとても絆が強かったりいたします。私たちは、すぐ見た目で騙されます。無理に、笑顔振りまく必要は無いのです。私たちの行いは、心がコントロールしています、心が明るい時は自然に笑顔が出るものです。逆に悩みを抱えたり、不安な時は笑顔など出ないはずです。でも世間体を気にして、良い人を演じて、無理に笑顔を作っている人が多いのだと思います。しかし...いつもニコニコ顔はやめよう

  • 自慢話ききたくない

    私、阪神淡路大震災が起こった年に、浄土真宗本願寺派の布教使の資格をいただきました。私の同窓生には、今では、人気布教使となり、全国を飛び回っている方もいらっしゃいます。私も、昔はよく他のお寺さんにいかせていただき、お説教をさせていただいていましたが、最近は、法徳寺だけになってしまいました。布教使さんの話を、聴聞させていただいていると、ほとんどの布教使さんが、自分の自慢話はしません。逆に自分が失敗した話、困った話、家族と喧嘩をした話、ご門徒さんとうまくいかなかった話、そういうお話をされることが多いです。なぜなら、人間は、他人の失敗談が大好きです。自慢話など聞きたくもありません。それがちゃんと布教使さんはわかっているからです。法話に限ったことではなく、友人や知人との日ごろの会話の中でも、自慢話ばかりする人は嫌...自慢話ききたくない

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