Homo rehabilis【8】微生物主観と三千世界

Homo rehabilis【8】微生物主観と三千世界

有機生命体のなかでもっとも古い歴史をもつ細菌や古細菌の側から世界を眺めてみれば、多細胞生物とは彼らが新たな環境に乗り出していくためにかたちづくった共生組織体であり、多くの融合を経て動植物というひとつの複雑なかたちを形成するようになった今でも、彼らの主観からすれば全ての生命は微生物の寄り合い社会である