台風4号(ダナス)は、日本時間の7月7日未明、台湾南部の嘉義県(かぎ-けん)に上陸したあと、北に進み、7日午前には東シナ海へ抜けた。気象当局によると、嘉義から台風が上陸するのは観測史上初めてとなる。最大瞬間風速61.7メートルの猛烈な突風と豪雨が市街地を襲い、各地で信号機や看板、街路樹が倒れるなどの被害が相次いだ。今回の台風では、南部・台南市で69歳の男性が車両ごと倒木に巻き込まれて死亡。また、60歳の自宅療養中の患者が、停電により人工呼吸器が停止し命を落とした。負傷者は全土で334人にのぼる。【続きはこちら】台風4号台湾を直撃「史上初のルート」暴風と停電の爪痕深く【写真特集】台風4号(ダナス)が台湾を貫く。観測史上初のルートで嘉義に上陸、暴風が街をなぎ倒す。2人死亡・334人負傷・停電50万戸…混乱いま...台風4号台湾を直撃「史上初のルート」暴風と停電の爪痕深く【写真特集】