今朝、建て替えのニュースが入ってきた国立劇場ですが、毎年恒例の歌舞伎鑑賞教室を観てきました。簡単に感想。最初が毎回恒例の「歌舞伎のみかた」。解説は中村玉太郎だったけど、随分背が高くなったのね、というのと、ちょっと前まで子役って感じだったのに、すっかり大人ねえ~と、年寄りみたいなことを思いましたね。ま、わたしの方も年取ったってことなんですが。で、本題の毛谷村。又五郎の六助、歌昇の微塵弾正、綜真の弥三松という親子三代に、結構回数を重ねている気がする孝太郎のお園。後室お幸は吉弥。又五郎の六助は特に後半の口跡がよくて、吉右衛門の得意演目だっただけに、播磨屋の芸が継承されている気がしました。又五郎・歌六の兄弟には、吉右衛門亡き後、古典の大役を歌舞伎座の本興行でやってほしいと切に望んでいます。こういっては何ですが、吉...国立劇場歌舞伎鑑賞教室「毛谷村」
6月16日は、ジェイムス・ジョイスの『ユリシーズ』に描かれる1日でした。
ジェイムス・ジョイスの『ユリシーズ』の主人公ブルームが過ごす1日が、6月16日だそうで、今日は「ブルームの日」というそうです。わたし、ちゃんと読みましたよ、この本。昔書いた感想は以下のリンクですが、少なくとも、読んだ当時は全然面白くありませんでした。今読み直すと感想変わるのかしら?この本を読みなおすのか、この本のヒントになっているホメロスの『オデュッセイア』の方を読むのか。今晩考えて、週末の読書にします。しかし、いじましいオッサンのエロ話という印象なんだよな~。そう思いません?アイルランドのウィスキーを用意したいところ。・【昔書いた記事】『ユリシーズ』ジェイムズ・ジョイス著ユリシーズ文庫版全4巻完結セット(集英社文庫ヘリテージ)ジェイムズ・ジョイス集英社ホメロスオデュッセイア下(岩波文庫)松平千秋岩波書店...6月16日は、ジェイムス・ジョイスの『ユリシーズ』に描かれる1日でした。
6月13日は太宰治とルードヴィヒ2世の命日なんだけど、二人とも水死です。ご多分に漏れず太宰は思春期の頃好きで、大人になるにつれ離れちゃったんだけど、落語を聞くようになって読み直したら、話芸とか口承文学の人なんだと気づきました。でも、個人的には断然初期の左翼崩れ前衛派時代が好きで、『ダス・ゲマイネ』なんか好きでした。中期の小市民風とか、後期の少々大げさな感じより、やっぱり初期ですよ。(ちなみに津軽の斜陽館も行ったことがあります。)もっとも、今は井伏鱒二のとぼけた感じがの方が好きかな。最良の太宰論は、井伏鱒二のエッセイ「社交性」だと思います。ルードヴィッヒ2世は、ヴィスコンティの映画『ルートヴィヒ』がきっかけで、ドイツに旅行した時はゆかりのお城を巡りました。でも、結局、わたしはヘルムート・バーガーのイメージな...6月13日は、太宰治とルートヴィヒ2世の命日
ぼちぼち終わってしまうんで行ってきました。盛況でしたね。簡単に感想。晩年は「100歳オーバーの現代美術家」みたいな紹介のされ方で、本もたくさん出ているけど、やっぱり作品を観ないとダメですよ。この人の作品って、当然ながら書道や着物、茶道などの東洋美術がバックボーンにあるのは自明なんだけど、リファレンスを拒絶した抽象性があって、潔いんですよ。どのジャンルでもそうだけど、自分の影響を受けたものをやたらに語りたがる人っているでしょ。でも、この人の作品は、そういう深追いを拒絶した洗練度があって、カッコいい。でも、日本で育った人しか作りえないであろう美意識だって、たいていの日本人ならわかるんじゃないのかな?わたしは元々抽象画が好きで、学生時代は自分でも書いていたんだけど、抽象画って、ヨーロッパ的な数学的美みたいになっ...篠田桃紅展に行ってきた。(東京オペラシティ)
6月6日が、源義高、スタン・ゲッツ、森茉莉の命日だったとは!
6月6日が源義高、スタン・ゲッツ、森茉莉の命日だったとは!カッコいい人ばっかりだ!だから何だって言われそうだけど・・・。【私が以前書いた記事】薔薇十字社刊の森茉莉翻訳『マドゥモァゼル・ルウルウ』をめぐって。誕生日の人だと、トーマス・マン、クラウス・テンシュテット、山田太一、高橋幸宏、ビョルン・ボルグ、是枝裕和、斎藤佑樹!!なんかある日なんでしょうね。わたしの誕生日とは大違い!装苑2022年7月号(雑誌)文化出版局森茉莉私の中のアリスの世界(人生のエッセイ)森茉莉日本図書センタースタン・ゲッツ・プレイズ+1(SHM-CD)スタン・ゲッツUniversalMusic6月6日が、源義高、スタン・ゲッツ、森茉莉の命日だったとは!
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