鬼刺山
確か占冠だったと思う、山行後の温泉を楽しみ服を着ていた時、同じように服を着ている隣のオッサンのベルトがスワミだったのだ。スワミとは、積雪時登山や沢登り等で、ハーネスまでは必要ない際に使う簡易的な確保用のベルトの事を指す。話しかけるとやはり山ヤで、登山談義に花が咲いた。そしてその人は三角点ハンターでもあり、北海道の全ての三角点を踏破していた。僕も三角点を巡っている事を伝えると「いつか君の前に立ちはだかる難敵は鬼刺山だよ。」と予言されてしまった。それ以来、鬼をも貫く山容を持つ道北の鋭鋒、「鬼刺山」が気にならないはずもなく、数年来チャンスを狙っていた。万全を期して挑んだ鬼刺山、低山だが山深く、長い行程であり、突き上げる直登沢は急峻で滝がいくつか出てきた、その全てがメチャクチャ滑る。フィジカル、メンタル、テクニッ...鬼刺山
2024/08/19 15:35