【守る、支える #19】

見送ってくれる幸せ… ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「行ってきま～す」 そう言って、 玄関ドアに向かう頃… 妻は洗濯を干していた。 「あっ、、もう出発⁈」 そして、 玄関に走って来てくれる。 「行ってらっしゃ～い」 よほど、、 子供の弁当作りとか、 手の離せない用でない限り… 必ず見送ってくれる。 それも…満面の笑みで（＾_＾） 靴は、、 すでに綺麗に磨かれていて… 足を入れやすいように、 揃えて、並べてくれている。 そんな、 心遣いに… 心から感謝して、、 いつも思う… 彼女をずっと守る。 今世で一緒にいる限り… 何が何でも守り、

【小さな幸せ #18】

家族っていいな… ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ こんな小さなことが… とても幸せに感じます。 子供たちが大きくなるにつれ、 家族で一緒に食事する時間が だんだんと減る… 一緒に過ごす時間もだんだんと なくなっていく… 子供たちの成長は… 家族の時間と反比例。 嬉しくもあり、 寂しくもあり。 久しぶりに、 家族揃って近くの串焼き屋に。 食べる量も、 食べる早さも、 もう大人と同じ。 いや…それ以上。 楽しみだった時間も、 あっという間に過ぎ去り… 愛想なく、 そそくさと店を出ました。 とても手を焼いていた… チビチビの時は、 食べさせ

【試練 #17】

神さまに試された日… ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「もう…ダメかな」 今度ばかりは、 本当にそう思った。 結婚してはじめて… 妻のお父さん、お母さんと、 話し合う場をもった。 これまで、 何度となくケンカはあったけど、 その度に仲直り… それも、 妻からの歩み寄りがあったから。 今度という今度は、 彼女も一歩も譲らない。 いつも、 ケンカの度に妻に言ってきたこと… 簡単に結論を出して欲しくない。 本当に… そんなに簡単に、 別れられるもんじゃないと。 そんな私も、 今度は本当に最悪のシナリオを… 私も良くないところがある。 謝らない… ゴメン

【伴侶 #16】

妻の一言に…救われた人生 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 私も仕事で…かなり悩んだ時がありました。 病んでいました。 毎日、 朝目覚めたら動悸が激しくなり… 会社が近づくとまた動悸、 上司の背中が目に入って、 また動悸… 金曜日の夜、 帰宅するときが一番嬉しい… 日曜日の夜、 寝る前が一番苦しい… 症状は人それぞれ、 ただ、、 いつもどこかで… 現実逃避したい思いがありました。 そんなある日、 いつもより鬱が激しかったのか、、 私の異変に、 妻が気づきました。 会社のこと、 職場のこと、 上司のこと、 今の状況や思い… 赤裸々に彼女に告げました。

【相性 #15】

もう…こんなに傷付け合うのは ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 5月で… 私たち夫婦は、 結婚19年目を迎えます。 彼女と交際してからだと… 24年目に（＾_＾） 世間では、 どうなんでしょう。 まさか… マンネリはないですよね。 私たち夫婦は、 出会った24年前と… 気持ちは変わっていません。 いや、 ケンカの頻度が減った分… 私は仲が一層良くなったと(^^;; そう… かなりケンカは激しく… 互いぶつかり合いました。 いつでしたか… 最悪の一歩手前まで… 彼女のご両親との場もありました。 そんな時間を経て、 今…

【来世 #14】

また出会って一緒に… ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 人は誰でも、 いつかは必ず死を迎えます。 出会った人とも、 恋に落ちた人とも、 一緒になった人とも、 いつかは、 別れのときがやってきます。 星の数ほどいる中で、 妻という女性に運命的に出会い、 本当の愛を教えてくれました。 愛が重たいなんていう理由は、 心から相手のことを、 愛していないから感じること。 溢れんばかりの愛は、 あたりまえではなく、 ありがたく…最高のしあわせ。 こんなにも愛してくれる、 こんなにもたくさんの愛を、 注いでくれる妻に…来世も。 どこかで出会って、 一緒に歩きたい… 海

【理想 #13】

ずっと恋していたい… ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 少し結婚、そして夫婦について考えてみたいと思います。 私と妻は、 バイト先で知り合い… 恋に落ちました。 こんなに愛しく思えた女性は、 彼女が初めてでした。 つき合う日々の中で、 若い二人は… お互いにこれからのことを意識し始めていました…結婚を。 結婚とは？？ お互いが、 お互いのすべてのことを、 受容し合えることでは…。 その心の準備ができたから、 結婚しました。 すべてが、 もちろん… いいことばかりじゃありません。 価値観の違いも… 性格の違いも… 考えが合わない所も… すべてのことを

【真実 #12】

お互いの想い… ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ （前回の【動揺】からのつづき） そのあと、 幾度とメールのやりとりが行われました。 冷たくて… 悲しいメールたち。 二人の望んでいない… メールたち。 何も悪くないのに、 その彼女を傷つけていた… 気がつけば、 私は… 自分が嘘を言っていることを棚に上げて… 彼女が無断で財布の中身を見た… その事実を、 責めていました。 今、 思い返すと… 本当に最低な男です。 最低な夫です。 実はあの日… 取引先の方との親睦会が予定されていました。 その親睦会にどうしても参加したく… 嘘をついて参加しました。 なぜ

【動揺 #11】

「どうして…嘘つくの…」 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ （前回の【疑惑】からの続き） 朝… 目が覚めると、 妻はもう起きていた… いつもと変わらぬ… コーヒーのいい香り… （起きてくれてた…） 私は、安心した。 だが… 「おはよう。」 「・・・・・」 返事がなかった… 聞こえなかったんだと思い、 声のトーンを上げて… 「おはよ！」 「………おはよ。」 応答が遅かった… いつもと同じでない状況は、 すぐに悟った。 私は、 なんとか平静を装い… 食卓へとついた。 新聞へと目をやり… 動揺を隠していた。 （昨晩、帰りが遅くなったことをま

【疑惑 #10】

「今…どこなの？」 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ その日は、とても寒い朝でした。 私は、日帰りの東京出張のため、 早朝の新幹線に乗るべく… 自宅から最寄りのJRの駅に急いでいました。 早朝だったので、 路線バスもまだ運行されておらず… いつものとおり、 自転車を駅まで走らせました。 普段は、バスに乗らず… 自転車で駅まで通勤。 その日は早朝だったので… 自転車で行くことは、 もちろん…妻も知っていました。 この自転車が… 後に疑惑のもととなるとは… 誰が予想したでしょうか。 出張については、 前の日の晩に、 妻にちゃんと説明していました。 そう…

【場所 #9】

もう… ずいぶん前の話です。 つき合って… 3ヶ月ぐらい経った頃でしょうか。 その日の二人は、 週末のデートを楽しむはずでした。 いつものように、 彼女が待つ家に車を走らせ… ドライブを楽しむはずでした。 家の前には、 いつものように… 先に待っててくれていました。 彼女を助手席に乗せ… いつもと変わらぬ二人でした。 突然… 彼女が友人の話を切り出したんです。 私も知る… 共通の友人の話です。 すると… その友人への思いや、 友人に対する考え方で、 二人には大きな隔たりが生じていました。 その差異が… 口論のきっかけとなるのに、 時間はそれほどかかりません