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  • ミアシュマイアーの「対中国・エンゲージメント」批判

    40年にわたるアメリカと中国の関係は、ここ10年で徐々に悪化していたが、次第に加速し、亀裂から対立の様相を呈してきた。(まるで、同居パートナーの不仲が嵩じ、一方が「あれだけ良くしてやったのに、このざまか」、他方が「養ってもらったわけじゃない、あんたもいい思いしたろ?」とののしりあい、互いの荷物をまとめ始めた感じである。) 国際政治のリアリストであるミアシュマイアーの意見を見てみよう。 2014年来のウクライナ危機について彼は、①危機を挑発したのは欧米のNATO東方拡大政策で、②ウクライナを大国間の中立的バッファー(緩衝国)と位置付けるべきだ、と述べていた。この見解は、2022年のロシアの本格的…

  • ミアシュマイアーの「NATO東方拡大」批判論

    欧米とロシアの対立は、2022年2月のウクライナ侵攻で決定的となったが、その亀裂は2014年のクリミア侵攻で生じていた。このときミアシュマイアーは、「NATOの東方拡大がこれを招いたのだ」と批判した。これはプーチン・ロシア側も強調し、現在に続くウクライナ戦争の中心的論点でもあるので、見ておきたい。 以下は下記の論文の引用・要約とそれへの注釈である。これは 2014年3月のクリミア侵攻後に書かれたもので、今から9年前であるが、今回の侵攻後の見解も基本的には変わっていないようである( ”だから言ったではないか” という声が聞こえてきそうだ)。 『悪いのはロシアではなく欧米だ ― プーチンを挑発した…

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