#中世の残照を求めて草津下笠へ(滋賀県)―その2
下笠ウオーキングを続けましょう。老杉神社の参道を真っ直ぐ進むと一の鳥居があり、それを通り抜けて直進するとびわこ通りです。町外れに交番があり、東隣は下笠会館です。この会館を含む北側にお城があり、その辺を「城中(しろなか)」と呼んでいます。といっても標識がありませんので、インターネットで調べないと分かりません。町の古老に伺いますと、「城中」は地名であったとか、なかったとか、といった答えが返ってきましたが、『古地図に描かれた草津』(発行・草津市、編集・草津市立街道文化情報センター、平成6年、68頁)を開きますと、「小字『城中』」とあり、「ここが中世、佐々木氏の臣であった下笠氏の居城下笠城の中心であった可能性がある」と。1.下笠氏来歴清和天皇→頼房(宇野氏を名乗る)→宇野源太郎守治→下笠美濃守實親下笠氏は「清和源...#中世の残照を求めて草津下笠へ(滋賀県)―その2
2024/05/20 16:01