ブログ執筆の動機体力維持のために毎日午後、1時間ほどウォーキングしています。そのコース上の「上笠一丁目27周辺」(下記注1参照)に「大久保相模之守忠隣公𦾔趾」の石碑があります。ここを通るごとに、碑上の人物はいったい誰なのか、という疑問を持ちましたが、いつも疑問止まりで終わっていました。あるときその疑問に深入り機会に恵まれたのです。石碑の裏に建碑年「昭和十五年」(1940)、建碑者「井上見尾」(いのうえみを)となっています。しかし、実際の建碑は平成九年(1997)7月、建碑の責任者は地元の中村さんです。この齟齬はどこにあるのか、そして碑上の人は誰なのかを中村さんに尋ねました。説明を伺ううちに中村さんの大きな努力の蓄積があるのを知りました。中村さんは長年の歳月を費やして多数の貴重な資料を蒐集されてA4のクリア...「大久保相模守忠隣公之𦾔趾」碑秘録