【日本の投げ槍1】江戸時代軍学における犬槍の観念・及び投げ槍批判について
精選版 日本国語大辞典「犬槍」の解説 kotobank.jpいぬ‐やり【犬槍】[名] (「犬」は卑しめていう語) 敵が不意に出て、槍で突くこと。また、柵またはみぞを越えようとする相手を突くこと、槍を投げつけることなどをいうこともあり、いずれも不名誉な行為とされた。※武門要鑑抄(1640)二一「犬鎗は柵越し溝越しの鎗是なり」 こちらのように戦国武士は投げ槍を嫌ったというイメージは根強いようです。一方で当時の武士たち自身が記した覚書類を初め、戦国時代を扱った文献に投げ槍が特に批判的な扱いを受けることなく登場するケースも少なくありません。そのギャップについて考えるのがこの項目【日本の投槍】になります…
2023/02/25 14:17