Calling Section4-26

Calling Section4-26

ホテルに戻った相馬は、自分の部屋には寄らずに薫が宿泊している部屋を訪れた。 ここ数日、相馬はむつ警察署で事件の捜査を手伝っていたため ―― というより薫の言ったことを全てきちんと調べるか監視する意味合いのほうが強く、それ故にむつ警察署員、ひいては青森県警から来ている刑事たちにひたすら煙たがられることになったのだが ―― このホテルにはまともに帰ってきていなかったし、薫に連絡もしていなかった。 だが薫は久...