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  • 二流の人間として

    自分は、常に二流の人間なのだと思い込んできたフシがある。 超一流の人がいて、一流の人がいる。自分はそういうカテゴリーに 入れる人間ではない、と。三流でもなさそ…

  • 落葉しつつある大木

    遠いインドの国から中国を経て、日本まで伝わった仏教の種は、 戦乱と飢饉の続く鎌倉時代の終わりの頃、いくつかの芽を出し、 今日に至る大木になった。浄土真宗もその…

  • 深みのある人をみて

    ご門徒の方々と京都までご一緒させていただき、 自然と、ご高齢の方々が多いのだが、お歴々のお顔を眺めて 思うのは、 ああ、この人はかなり泣いてこられたのだなとか…

  • 何が愚かしいのか

    凡夫だ、煩悩だと、言っていても自らの愚かしさに 浅く気づいただけで、それがどういう意味を持つものか きっと理解できていない。 誰でも、自分は至らない人間で、ダ…

  • よくいう救済ということ

    自分の人生は、そこまで無体で不条理なものではなく、 救済されるために、という目的をもつ感覚がない。 幸福になるための仏教という位置付けもない。 不幸でもないし…

  • ホンモノに触れる場を得る

    脱落といえば、大抵悪い意味でフォールアウトとされるが、 禅宗にある心身脱落は、むしろ悟りという意味を持ち、 叱咤時脱落とか面授時脱落というように、ある機会を経…

  • 最期まで煩悩を抱える身

    父が壮健の頃は、いつでも死んでやると言うようなことも言っていた。 末期癌となり、老いた父は、覇気も失い、恐れていた。 父だけではない。この自分自身も、老いて、…

  • お花畑におりなさい

    不思議な力を持っておられた宮大工の棟梁の話で、 かなり昔に聞いたことだけれど、この世のものではない存在がいて、 力のないものがこれに対峙しようとしても、返り討…

  • 偉くなくなる真実の教え

    真宗に触れ、あゆみを進めるにつれ、 自分の立ち位置が洗われる。 真実の法を聞いて偉くなって行かないのか、といえば 他人と比較して相対的にえらくなるわけでもなけ…

  • 導きを導きとするために

    人生の途上で出会ってきた人々。あの人も、この人も、 色々な人生があったと思うし、自分と比較して良いとも悪いとも言えないが、 自分のこの人生というのは、時々に判…

  • 人もまた共鳴する

    秋の虫が、盛んに種の保存のために音を鳴らす。 蛍もまた、淡い光を瞬かせて次の命を繋いでゆく。 そういう小さな光や小さな音が届くかどうか分からない。 天敵の的に…

  • 不思議な事の思い違い

    人の勝手な想像で奇跡とか超常現象とかいうイメージがあって 実際にある不思議なことと同じとしてしまいがちだが、 そういう派手なことではなく、本当に不思議な事は確…

  • 自分の代わりがいない

    いまだに大学とか街角でも、自分たちの団体を名乗らず、聖書を簡単に学ぶとか、 やさしい仏教勉強会とか言って人を勧誘しようとする人たちを見るにつけ、 特別、上から…

  • 完成してしまわなくていい

    中途半端が一番いけない、というけれど、 為末さんのこの論考を読んで思うに、過剰最適の弊害が個人にも組織にも あり得るということは、未成熟であることは変化に適応…

  • 京都国立博物館親鸞展にて

     大阪出張の合間に、やっと行くことができた。 一番見たかったのは、親鸞筆とされる多くの国宝や重文。 観無量寿経註、阿弥陀経註とびっしりと参照した文言や、 朱筆…

  • 誰もが救われるという中で

    清沢満之、暁烏敏により600年近く門外不出の封印を解かれた歎異抄、 これを読むだけでも極めて800年近くも前に生きた人間が こうまで高みに至っていたのかと驚か…

  • 人は幸せになるために

    「幸福になるために、人は生きている」と自分が言うなら、 これは全てを言って、何も言えていない言葉になる。 幸せになるための仏教。仏教に限らずそういうのあったら…

  • 知るべきこと為すべきこと

    よく釈迦の本心とか、親鸞が何を考えていたとか、心のうちを見透かしたような 話ができる人がいるけれど、自分には正直自分自身の心のうちも正確に覚えていない。 家族…

  • 浅い了解に気付けるか

    物事の認識には、浅いと深いがあり、 自らが浅い了解(りょうげ)でいることを認識できていないことがある。 あるあるな事として、浅い了解はえてして、 1、請け売り…

  • 一般論にして当てはめる稚心

    ある教学の先生が、阿弥陀如来の存在について触れられた。 よくある話として、本願が達成できねば如来にはならない、という誓いについて、 設我得仏で始まる四十八願は…

  • 絶対他力が相対他力でないわけ

    絶対他力。絶対とは、相対ではないと言うこと 無条件であり、比較もなければ、こちら側は全く関係なく成り立ってしまうのが絶対。 信じることを前提として他力がはたら…

  • 変わる時代を受け止める

    30年前、今の時代を予測した人々がいる。 世間一般ではそういう予測はそれほど認知されず、 先進的な未来世界とか、便利な世の中になるとか、漠然としたイメージが …

  • 無神論者だが信心がある

    神様と仏様は何が違う。簡単な問いのようで、人には答えにくいが、 自分の中には明確に違いがある。 そもそも神というのは信じていない。正確に言えば信じようがない。…

  • 世界はすべからく方便か

    「嘘も方便」という。得てして仏教に由来と言われるが、 確かに由来は『法華経譬喩品』の「三車火宅」のたとえを引用して 日本で使われるようになった成句らしい。個人…

  • 出来事を大事にしてゆく

    父を運ぶ生命が終わった。寂しかった。 けれど、生命にある時の父はいた。今も父はある。 母を運ぶ生命も終わりが来る。生命の上に起こった出来事として終わりを迎える…

  • 信心が足りない?

    誰かの信仰やら信心を取り上げて、それでは足りないという人がいるなら、 それはその人がそう思うだけで、 本来、信心に足りる足りないという数的大小関係などない。 …

  • 幸せになるために生きる?

    「自分が幸せになることが目的だという人生、どうも俺納得できないんですよ。」 偉大なプロフェッショナルのひとり、宮崎さんのこの考えというのは、 きっと多いと思う…

  • 無量寿経で示唆すること

    子供の頃の記憶を辿る、若い頃の記憶がある。 その頃からすれば、とおい未来である今。 少しは賢くもなり、力もついた。 記憶の範囲だし、自分の知る範囲でしかないけ…

  • 近代の偉大な念仏者たち

    かなり昔のNHK「こころの時代」の記録。  真宗の近代教学を確立した偉人たち。 公共放送として、当然ながら教団や教義のプロモーションというよりは、 かなりの時…

  • 愛情を一身に受けてきて

    父も母も、この私より少し早く生きていて、 私を産んでくれて、愛情を注いで育ててくれて、 父はすでに命を終えた。母もそう長い先ではない。 ほんの数十年のあいだ一…

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