人生半ばで妻を亡くし、結果的にそれをきっかけに「投資」と出会う。金融リテラシーゼロの人間が、ドタバタしながら、遅まきながらの「資産形成」奮闘劇。趣味はゴルフの投資家ゴルファーです。よろしくお願いします。
病院へ到着して、駆け上がり、部屋へ着いた。。。 ・・・。 いつもの看護師が1人、妻のベッドの横で 点滴を眺めていた。 とてもよくしてくれる看護師だ。 私の顔を見るなり、部屋を出るよう、右手で合図してくれた。 「奥様の容体が夜中に急変しまして、 ご家族の方や、離れて暮らす息子様へも ご連絡された方が、良いかと思われます」 いよいよか・・・・。 実は離れて暮らす息子へ妻の病気のことを 一切伝えてないことは、妻を診てくれている 看護師や先生、関係する人達、全員が知っている。 事あるごとに、息子様へ一刻も早く伝えた方が良い、 と仰って下さっていたが、妻のタイミングもあったのか? 頑なに、絶対に言わない…
病院へ向かう車の中で娘が、か細い声で話しかけてきた 「お母さん、大丈夫かなぁ・・・」 「うん。先々週も大丈夫やったから、大丈夫やぁ」 心の中では、大丈夫じゃないかもしれない。と 2人とも思っていたかもしれない。 でも、 お互いそんな事は口が裂けても言わない、 無意識の中の強い意志があったように思う。 実は 娘が、妻の病気を知ったのは 3ヶ月前である。 そして 離れて暮らす息子が 妻の病気を知ったのは 信じられないかもしれないが 昨日の18時なのである。 6年半前に病気が発覚したのに 息子が知ったのは昨日なのである。 妻の意志である。 息子は3日後に、こっちへ帰省する予定だ。 息子は妻の状態が、…
早朝4時半。 病院からの電話で、娘と一緒に、車に飛び乗った。 もう何度、この路を車で往復したんだろう・・・。 6年前の秋から・・・。 妻の病気が発覚してから・・・。 5年生存率50%・・・。 子供も寝静まった真夜中・・・。 私は真夜中の晩酌がほどよく習慣になってた 静まりかえった家の中に 突然、2階から階段を降りる音がした 「ん?誰だろう・・・」 すると、その足音は私が晩酌している部屋の前で止まり ドアが開いた。 妻だ 見たこと無いような無表情の鬼気迫る顔だった 「明日一緒に病院に来て欲しい」 と、一言言って、 診断書のようなものを私の前に置いた 癌 そこから、はじまった。。。。
午前4時・・・。 私のスマホの呼び出し音が、音量最大で鳴った。 呼び出しの相手は, 予め登録してあった、○×病院。。。。。 寝付きが遅かった私は、その時点で睡眠時間3時間であったが ○×病院の名前を確認して、一気に目が覚めた。 覚悟はしていたが・・・・。 「もしもし・・・・」 「もしもし。○×病院看護師の△□です。 奥様が、あまり良くない状態ですので、 今から病院の方へ◎$♪×△¥○&?#$!・・・・」 ほとんど何も聞こえてなかったが、妻の最期が近い・・・・。 私は慌てて、娘を起こして、娘と一緒に車に飛び乗った。
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