『バトラー入門』読書メモ
藤高和輝さんの『ノット・ライク・ディス』に続き、 akira-shuji.hatenablog.com 『バトラー入門』もめちゃくちゃ熱い。 ひたすら『ジェンダー・トラブル』を軸にバトラーの思想を追っていくので、他の著作も詳しく知りたかった読者は拍子抜けするかもしれない。が、ツボ押しマッサージのように、一部から全体に効いていく構成は心地よかった。 第一章の初っ端から、『ジェンダー・トラブル』の脚注の一単語に注目して、バトラーではない人物(ニュートン)を追っていく。一気にタイムスリップし、レズビアンのブッチ/フェム、トップ/ボトムの話が始まる。ワクワクした。 読みながら、男性の権力をどう内部崩壊…
2024/07/24 19:27