滝川西城 近江 その1 滝川城と一体で櫟野川を堀として西方の守りを担った堅固な城郭
滝川西城は甲賀市甲賀町櫟野にあります。小さな谷を挟んだ東側には滝川一益が在城したゆかりの城・滝川城があり、北側を流れる櫟野川を堀として、滝川城とセットで西方への守りと、南の油日方面への主要な街道を抑える城郭だったと思われます。主な城郭遺構はほとんど残っていましたが、後世の耕作地化で一部の遺構の改変があったようです。今回の参考資料は「甲賀市史第七巻甲賀の城」甲賀市史編さん委員会編2010などです。※滝川城は→こちら滝川西城滝川城に隣接した尾根先端部にあり付近には甲賀の大寺櫟野寺がある東の方向は鈴鹿山地に遮られているため、西への備えに重点が置かれたようで、北側の櫟野川を堀に見立て、急な切岸と曲輪の周囲に築かれた土塁で守りを固めていたように見えました。滝川西城国土地理院地図をの1mメッシュをカシミール3Dで加工...滝川西城近江その1滝川城と一体で櫟野川を堀として西方の守りを担った堅固な城郭
2025/04/29 11:47