開いた門が天にあった ヨハネの黙示録4章
黙示録4章と5章は、黙示録の序論のようなものである。預言というのは神の言葉を蓄えるという意味だと言われるが、神の声を聞いた人が預言者である。黙示というのは神を見た者である。 聞いた者と見た者との間には、大きな進歩というか発展がある。ヨプ記の終わりのところを見ると、「わたしはあなたの事を耳で聞いていましたが、今はわたしの目であなたを拝見いたします。それでわたしはみずから恨み、ちり灰の中で悔います」(ヨブ42:5~6)と書いてある。目で神を拝み見るとき、その神が、このみじめな自分を顧みてくださるということに彼は気づいた。 そういうふうに黙示というのは、夢物語が書いてあるのではなく、神ご自身をあらわ…
2022/02/25 03:55