【書籍】バートン・マルキール『ウォール街のランダム・ウォーカー』(2016/3)
今回は、ロングセラー『ウォール街のランダム・ウォーカー』をご紹介します。 著者は、ウォール街の投資銀行でのアナリストや、投資信託会社の社外取締役を経験したうえで、大学教授の立場から、個人投資家向けの投資方針案を説明します。 タイトルの「ランダム・ウォーク」とは、「過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能で、株価についても同様」という意味です。だからむしろ、市場の銘柄にランダムにダーツを投げるようにしても、プロの機関投資家と同様かそれ以上のパフォーマンスが得られる、と主張します。 そのため、結論としては、インデックス・ファンドのバイ・アンド・ホールド(買ってただじっと待っている…
2021/04/30 13:27