Sweets meet Art ドイツで和菓子

七月の茶花 ‐ 露草

 露と聞いて、まず最初に思い出すのが、伊勢物語の「芥川」で、「白玉かなにぞと人の問ひしとき露と答へて消なましものを」という歌です。和菓子の露草は例によって、き…

2021/07/25 03:12

小暑 ‐ 水牡丹

 ドイツは100年の洪水で、NRW州でもかなりの被害が出ました。 地元の放送局のアナウンサーが、こういう被害はアジアのニュースで見ることはあったけれども、まさ…

2021/07/18 21:20

夏至 ‐ 岩もる水

 霙寒と吉野寒の合いの子のようになりましたが、苔むす岩から流れ落ちる清水を意匠とした、いかにも夏らしい和菓子、岩もる水です。 遊びに来た沢蟹（？）は実は茶道で…

2021/07/12 02:01

七夕には、やはり梶の葉に糸巻

 7月7日は七夕。 七夕と言えば、織姫と彦星。 それに因む季節の和菓子は糸巻。 まだ小学生だった頃、近所に昔ながらの機織り機で機をおっている家があり、時々見に…

2021/07/09 22:16

五月雨の晴れ間に出でて

 昔、昔のその昔、父の仕事の都合で住んでいた鹿児島の社宅の傍は、小川を挟んで一面田んぼが広がっていました。 その後、鹿児島を離れてからも、幾度どなく夢で見た青…

2021/07/02 15:52