「ロウ」は今の気分によく合っている
昨日、デヴィッド・ボウイの「ロウ」を何気なく聴いてみたら、何となく「これ、いいんじゃないか」と思った。それからずっとこのアルバムを聴いている。今日は少し「ロウ」について書いてみようかと思う。 「ロウ」は、1977年に発表されたボウイ11枚目のスタジオ作品である。よくベルリン三部作として「ロウ」「ヒーローズ」「ロジャー」が挙げられるが正確に言うと、この3作はイーノとの共作三部作である。 ベルリン三部作と称されるときには「ボウイがドイツのクラフトワークなどに刺激を受けて電子音楽を導入した」とか「イーノやロバート・フリップとの共同作業が効を奏した」みたいに言われている。それはそうなんだろうけど、「ロ…
2023/05/31 18:45