「宇宙の真ん中に自分がいる」というのは思い込みか?
下の文章は仏教学者佐々木閑氏が著書「真理の探究」という本に書かれたものですが、私と考え方が逆なので長くなるが引用させてもらった。まず、それを読んでもらいたい。なるほど、大概の人は納得できる文章である。さて、天動説と地動説については、地動説が正しいというものではないと前に書いた。仏教は自己が根本。宇宙があってもそれを認識する自己の存在がなければそんな宇宙は意味がない。自己が生まれて宇宙の意味のあるものになる。もっと、端的に言えば私が生まれて宇宙も存在するのである。私の誕生以前の宇宙は過去であり既になくなってしまっている。私が生まれることによってそこから宇宙も新しく存在することになるのである。私あっての宇宙なのである。私は宇宙の中にあってはその中の一かけら、しかし、その一かけらがないと宇宙は崩壊、存在しえない...「宇宙の真ん中に自分がいる」というのは思い込みか?
2025/02/28 19:56