叱られ

思い返せば，私はあまり叱られたことがない．それは，私が完璧な子供だったからでも，周りの大人たちが教育を放棄していたからでもない． 私は今25歳だが，10年くらいは叱られていないように思われる．興味のないことに関する私の記憶力はなめくじと同じ

神

神を信じないことは可能なのか． ある冬の夜のことである．私はいつものように家の周りを散歩していたのだが，そのとき神社で一人祈りを捧げる女性を見かけた．60代くらいであろうか．両の掌を合わせ，目を閉じ，口をわずかに動かしている．私からはやや距

猫

私たちはここではないところで生まれ，ここではないところで暮らしていた．そこは厳しいところだった．食べものにありつけない日もあった．私たちが小さかった頃は，お母さんのお乳を飲むことができたけれども，やがて，私たちは自分で自分の世話をしなければ

寝違えた

首が痛い． ——まじで痛い． その程度のことをわざわざブログ記事にするなと言われるかもしれないが，まあ，ちょっと待ってくれ．その程度のことではない．私ももう25歳なので，今までの人生で寝違えたことは一度や二度ではない．しかし，今回の痛みはそ

修士論文を提出してきた

つい先日，修士論文を提出してきたので，その記録を残しておく．前半は自分のための真面目風な記録，後半はエッセイ風なので，後半だけ読むと良いかもしれない． 執筆に関して 修士論文の執筆はなかなかハードだった．それにはいくつかの要因があると思って

修士論文を提出してきた

つい先日，修士論文を提出してきたので，その記録を残しておく．前半は自分のための真面目風な記録，後半はエッセイ風なので，後半だけ読むと良いかもしれない． 執筆に関して 修士論文の執筆はなかなかハードだった．それにはいくつかの要因があると思って