深山のいで湯に、山里の暮らしを想う。
(山里に復活のいで湯@浜平温泉しおじの湯)奥多野線の終点・しおじの湯。正式には、「浜平温泉しおじの湯」。奥山の鄙びたいで湯を思い起こすのですけど、建物は随分と新しく立派である。以前、ここよりもう少し奥に「浜平鉱泉」という鉱泉場があって、奥多野館という一軒宿が営業をしておったのだそうですが、同館の廃業により浜平鉱泉の名前は地図から消えてしまいました。この「しおじの湯」は、そんな小さな山の湯を復興させるべく作られた日帰り温泉施設で、浜平鉱泉のあった場所で新しい源泉(湯の沢源泉)を探し当て、そこから1km程度引き湯をしているのだそうで。帰りのバスは3時間半後。となれば、のんびりお湯に浸かって行く事以外に選択肢はない訳で、ちょうどいい湯加減の由緒ある鉱泉に身を沈める。電車とバスの長旅で固まってしまった体がほぐれて...深山のいで湯に、山里の暮らしを想う。
2022/11/28 17:00