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2020/12/13

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  • 「コメダにて。」

    毎週金曜日は、仕事が終わってから整骨院に行って肩と腰を揉んでもらってます。なので、ほかの曜日の夕食はデリバリーの弁当だけど、金曜だけ外食になります。だいたいラーメンか牛丼、たまにカレーライスというパターンですが、さすがに飽きて来たので先週はコンビニ弁当を店内のイートスペースで食し、さて今週は?と運転しながら考えて「そうだ、コメダという手があるぞ!」と。ちょっと高くつくけど、整骨院(今日の予約は20時)へ行くまで時間が空くから、ゆっくりコーヒーも呑みたかったワケです。ふだんコメダはお昼どきに行くから混んでるイメージが強かったけど、夕方は意外と空いてて私が入店した18時20分頃はガラガラでした。つまり席は選び放題ってことで、私は自然と窓際&隅っこの4人がけテーブルをチョイス。そして座ってメニューを見ながら、初...「コメダにて。」

  • 「最大の謎が解けたかも?」

    親友Hとは手紙だけでなく、懐かしの“カセットテープ”によるボイスレターもやり取りしてました。そりゃ周りの人らにホモと思われても仕方ない。昨日(公休日)は午後から、膨大な数の手紙を年代順に整理しつつ、ボイスレターも何本か聴き直しました。カセットテープがカビることなく綺麗に残ってたのがまず奇跡だし、それを普通に再生できる年代物のステレオコンポの存在がまた奇跡!(父の遺品です)Hだけでなく、中学時代にしばらく文通してた(けど直接会ったことはない)女の子=Tさんや、高校の同窓生で私と同じく東京で新聞奨学生をやってたMくん、自主映画時代のバイト先であるカラーコピー屋の店長=Sさん、仙台の自主映画イベントで知り合った女性監督のKさん等々……が送ってくれた手紙も多数あり、それは私がよほど筆マメだった証拠で、つくづく自分...「最大の謎が解けたかも?」

  • 「サヨナラは言わない。」

    親友Hと私が出逢ったのは、私がいま住んでる三重県のとある住宅地。有名なミュージシャンの出身地で、我々はその妹と2年間、同じクラスでした。ところが小学校卒業と同時にヤツは大阪へと引っ越し、その後は携帯電話&メールが登場するまでの間、長きに渡って文通をしてました。もちろん家の電話で話したり、夏休みとかに互いの家へ泊まりに行ったり来たりもしたけど、細かいことは憶えてません。しかし手紙は全部残してある。それを読めば思い出すアレやコレやは、きっと小説のネタに使えるはず。そう、私はヤツとの想い出に浸る為じゃなく、あくまで小説のネタを発掘する為に、今日の午前中はひたすら手紙をまとめた箱を探してました。10時に長野県でヤツの葬儀が始まるのも忘れて……でも、それでいいと私は思ってます。だってヤツはソウルメイトであり、肉体は...「サヨナラは言わない。」

  • 「マチダさん(仮)、その後。」

    いくら習作とはいえ、今後マチダさん(仮称)との関係に小説“第三章”が成立するような変化は起こりそうにないので、あれからどうなったか書いときます。今日、またトイレで二人きり(こういうシチュエーションは介護施設ならでは)になったとき、マチダさんが「こないだ、キツいこと言われたんですよ」と話しかけてくれました。「あ、それチラッと聞きましたよ。Mさんでしょ?」「えっ、誰から聞いたんですか?」「タキさん。マチダさんが泣かされてたって」この件はもう賞味期限が過ぎたと思ってたんで、彼女の方から切り出してくれて助かったし、ヒソヒソ話だからお互いくっつきそうなくらい顔が近くなって嬉しかった!で、あの人(Mさん2号)の言うことは真正面から受け止めない方がいいって、ちゃんと伝えました。そしたら……「私のこと、なにか言ってました...「マチダさん(仮)、その後。」

  • 「ソウルメイトに捧ぐ。」

    親友Hが亡くなったことで、これから書こうとしてる小説の内容が大きく変わりそうです。母の終末期をメインに据えると、いくらユーモアを交えたところで暗くなる、重くなるのは避けられません。だったら、Hと過ごして来た小学生時代からの日々を軸にする。全く対照的な2人の人生を描けばそれだけで面白くなるし、母の延命治療や葬儀といったシビア過ぎる場面もいくらか緩和され、物語にメリハリが生まれる結果にも繋がるでしょう。単なる自叙伝じゃなく、エンターテインメントとして成立させたいなら、まずは対立軸、つまり明確な“敵”を設定しなきゃいけない。となると今度の小説の場合、母がそのポジションを担うことになる。最後まで息子に心を開いてくれなかった、私がどうあがいても勝てなかったラスボスが母なんです。で、そんな弱くて孤独な主人公の味方とな...「ソウルメイトに捧ぐ。」

  • 「Hはエッチで罪な奴。」

    早朝、やはり20年以上連絡を交わしてなかった、自主映画仲間のTくんから電話がありました。このブログで親友Hの急逝を知り、居ても立ってもいられなかったみたいです。(ずっと読んでくれてたんやね!)Tくんは20代の頃から妙にベテラン感があり(頭髪もすでにベテランでブルース・ウィリスより早くスキンにしてた)、私はめちゃくちゃ頼りにしてたというか、彼より2つ歳上なのに甘えまくってました。Hの訃報を知る直前にパソコンの件で相談したお二人に対しても、私は自主映画時代に頼りっぱなしの甘えん坊でした。当時、Macのパソコンを使ってた割に知識が全然無いのは、初期設定にせよトラブルの対処にせよ彼らに丸投げしてたから。そうしてプライドもへったくれもなく人に頼ったり、「助けてやらなきゃ」と相手に思わせちゃうのも1つの才能だと、女子...「Hはエッチで罪な奴。」

  • 「親友Hが、死んだ。」

    昨夜、20数年ぶりに大阪時代の自主映画仲間2人と電話で話し、懐しさに浸ったのも束の間。それをブログ記事に上げて風呂に入ったあと、スマホを見たらLINEメールが入ってました。長野県にいる親友Hのケータイからだけど、文面はヤツの奥さんが書いてる。かつてLINEなど無かった時代は電話のやり取りが日常で、そばにいる奥さんや娘さんを電話口に出して私と話させるのがヤツは好きでした。今回はそのメール版かな?と軽い気持ちで読み始めたら、「驚くと思うから落ち着いて読んでね」という冒頭文。それでも私は、Hが2年前に心臓の手術を受けてることを知ってたので、「ああ、また入院でもしたかな?だったら長野まで見舞いに行こうかな?」程度の心構えしかしませんでした。そしたら、「5日に具合が悪くなって救急搬送され、クモ膜下出血との診断を受け...「親友Hが、死んだ。」

  • 「懐かしくて嬉しい夜。」

    細かい説明は省き、結果だけ書きますと、パナソニックの小売店でレッツノートを買うのはやめにしました。高い!で、こうなったら大阪の日本橋まで行こう!と決めて、自分が大阪に住んでた頃にとってもお世話になった、パソコンに強い元仲間2人に電話しました。いずれも自主映画つながり(それぞれ私とは別のサークルのリーダー)で、連絡するのは20年以上ぶりです。2人とも驚いてたけど(そりゃそうだ)、声を聞くかぎりだと全然お変わりなく、スッと昔のまんまの感覚でお話し出来て、なんだか若返った気分になりました。しかも、2人のうち1人は今、昔の仲間を集めて(約15年ぶりに)自主映画を撮る準備を進めてる最中だと言うから私も驚いた!凄い!そんなタイミングで私が電話をしたというのも凄い。なんだかまた、スピリチュアルなものを感じてしまう。私に...「懐かしくて嬉しい夜。」

  • 『妄想は男の勲章!』第二章

    93歳だった母さんの食欲が、去年の夏頃から極端に落ち始め、心不全の診断もあったりして、「ああ、いよいよなんだな」と、僕は身構えた。けれど、何時そのときが来るかは誰にも分からない。どんどん衰弱していった母さんは、それまでショートステイに通っていた施設から受け入れを断られ、急きょ、僕が働く特別養護老人ホームに引っ越した。そこで僕が突きつけられたのは、もう自力で立つことも出来ず、認知症で会話も通じなくなった母さんに、延命治療を施すかどうかという、あまりに重すぎる選択だった。父さんは三年前に他界しており、遠方に住む兄は介護にとんと無関心。親戚づき合いも無く、僕がひとりで決めるしかなかった。こんなアメリカ映画があった。平凡な市民である主人公が、妻と幼い子供たちを連れてスーパーへ買い物に行ったら、建物が深い深いミスト...『妄想は男の勲章!』第二章

  • 「緊急! ノートパソコンについて。」

    今日、ようやくパナソニックの小売店と連絡がついたのですが、ふだんパソコンは扱っていないので、指定された機種を取り寄せることは可能だけれど、セットアップ以後のアフターケアは当店では出来ませんと言われました。恐らく、近場ではパソコンを専門に扱ってる店も無いので、どこで買ってもそれは同じだろうと思われます。そこで、再びパソコンに詳しい読者さん方に質問させて下さい。機種はもうレッツノートに決めるとして、そのシリーズの中で最も初心者でも扱いやすく、値段もお手頃な物を教えて頂きたいです。あるいは、レッツノートほど高性能でなくとも、小説を書いたり簡易なホームページを作ったりさえ出来れば、現状ド素人の私には充分なので、レッツノート以外にもパナソニック系で(初心者に優しい)オススメのノートパソコンがあれば、ぜひ教えて下さい...「緊急!ノートパソコンについて。」

  • 「ペルソナが決まった。」

    “ペルソナ”っていうのは、つまりターゲットを意味します。自分が書こうとしてる小説を、どんな人に読んで欲しいのか。それを明確に決めてから書くのが大前提だと、プロの作家さんが指南書に記されてます。こないだ練習として書いた『妄想は男の勲章!』第一章は、いつもの“日記”を小説風にアレンジしただけで、ペルソナは意識してませんでした。まあ、あえて言えばこのブログの常連読者さんがターゲット。しかしこれから書こうとしてる本格的な小説は、私のことを全く知らない人々に読んでもらえるように、そしてあわよくばコンテストで入賞→出版→映画化→ボロ儲け→チョメチョメし放題!になるよう、プロの指導はしっかり守らなきゃいけません。主人公は私自身。題材は母の終末期と介護の仕事。それを決して陰鬱なものにせず、あくまでユーモラスに描き、読者に...「ペルソナが決まった。」

  • 『妄想は男の勲章!』第一章

    なんてことだ!生まれて初めて、自分のケータイ番号を記したメモを、女の子に渡してしまった!マチダさん(仮称)はたぶん30歳前後だから「女の子」と呼ぶのは失礼かも知れないけど、今年の誕生日でついに還暦を迎えてしまう僕から見れば完璧に女の子だ。実際はいないけど、もし僕に子供がいたなら、我が子よりも若い娘をナンパしたことになる!老人ホームで二年前から介護職員をしてる僕と、同じ施設の新入り看護士であるマチダさんは、それぞれ退勤時間までノンストップで動き回る多忙さで、顔を合わせる機会も少ないし、そんな中で同僚たちにバレないようメモを渡すチャンスは、滅多にない。でも、早く渡したい。どうしても渡したい!僕は、自分を変えたかった。前向きな人間になりたかった。そうしないと、残りの人生が虚しいものに、きっとなると思うから。フラ...『妄想は男の勲章!』第一章

  • 「楽しくなってきた!!」

    小説のアイデア、というより小説に書きたいことがどんどん浮かんで来て、この熱が冷めないうちに早く始めちゃおう!と思い立ち、公休日である今日、家電のチェーン店に出向きました。が、cametan_42さんが推して下さったLenovoのThinkPadシリーズは全部売り切れており、キアヌさんご絶賛のMacBookエアーも見当たらず、やっぱ無難にLet'sNoteで行けってことかと思いきや、Panasonicのパソコン自体が扱われてない!だったらもう、馴染みのパナ小売店で買ってやる!と思って電話したら定休日と来たもんだwまあ、そう慌てなさんなよって事でしょう。馴染みのお店なら家まで無料配達してくれるし、たぶん初期設定も手伝ってくれるはず。とりあえず在庫確認の留守電は入れたんで、明日以降の連絡待ち。在庫があれば次の公...「楽しくなってきた!!」

  • 「第2の人生、始めます!!」

    今日から、いよいよ半日勤務で午後からの出勤となります。我ながら、大胆なことをしたなと思ってます。さっき朝食を採りながら観たのが、録画しておいた多部未華子さんの連ドラ『対岸の家事』第4話。田辺桃子さん扮する妊活中の主婦を、ガッチガチのしがらみの中から多部ちゃんが解放してあげるストーリーでした。つまり、自分を犠牲にしてまで周囲の期待に応える必要など微塵もない。自分の人生は自分のもの。本当にやりたいことが他にあるなら、それを阻む環境からは今すぐ全力疾走で逃げるべし!めちゃくちゃタイムリーに背中を押してくれました。やっぱりフルタイムで働いてる人たちから見れば、私だけ「ラクな道に逃げた」と感じて当然だろうし、例のMさん2号なんかあからさまに嫌味を言って来ましたよ。ほんと、漫画やドラマに出てくるイビリ役そのもので、逆...「第2の人生、始めます!!」

  • 『太陽にほえろ!』#521

    殉職エピソードばかり話題にされがちな『太陽にほえろ!』だけど、私は辛気臭い殉職編よりも新鮮なサプライズに満ちた新刑事登場編こそが大好きで、特にこのボギー登場編はベスト1に挙げたい傑作エピソードだと思ってます。このエピソードがなぜ、それほど面白いのか?後から知った事だけど、本作は『太陽にほえろ!』のエッセンスが全て詰まった第1話『マカロニ刑事登場』の'80年代版リメイクなんですね。脚本&監督も同じコンビが担当されてます。☆第521話『ボギー刑事登場!』(1982.9.3.OA/脚本=長野洋/監督=竹林進)ある朝、ドックこと西條昭(神田正輝)が遅刻ギリギリで七曲署捜査一係室に滑り込んで来ます。「ふぅ、やべぇやべぇ!ビリかと思ったらそうでもねえや。ロッキーも長さんも……」そこまで言ってドックはフリーズします。ロ...『太陽にほえろ!』#521

  • 「七曲署捜査一係’82」ー4

    #514『ドックの苦手』では武装強盗団を追うドック(神田正輝)&ジプシー(三田村邦彦)のフォーメーション射撃が見られました。こういうシーンをもっともっと私は観たかったです!このときジプシーはちゃんと愛銃コルト・パイソンを使用してますが、たまに同じエピソード内でも違う機種(コルト・ローマン)をシレッと使ったりする。登場編でも同じ現象が見られ、私は「試射でローマンがしっくり来なかったからパイソンに持ち替えたんだろう」と解釈しましたが、どうやら違うみたい。パイソンもローマンも両方ジプシーの愛銃であり、彼は常時二つのリボルバーを携帯する「二丁拳銃の使い手」だと考えれば全ての辻褄が合う。つまり西部署の鳩村(舘ひろし)や港署の鷹山(舘ひろし)と同じです。実際のところは小道具係の単なるミスか、あるいはガンマニアの眼など...「七曲署捜査一係’82」ー4

  • 「感謝感謝、また感謝!」

    昨日、母の納骨が無事に終わりました。実は1か月近く前にやりかけて、現在の衰弱した私の腕力では墓石を動かせないことが判明し、地元で唯一の友人であるW君に手伝いをお願いし、昨日に延期したのでした。17年ぐらい前に実家に戻ってから、同級生たちの定期的な呑み会に何度か参加したものの誰とも話が合わず、酒も呑めないのに毎回5千円とか払うのがアホらしくなって一切参加しなくなり、だけどW君とだけはたまに会ってました。なぜなら、彼が小さな自動車屋さんを営んでおり、その店で安くクルマを買わせてもらってるからwつまりアフターケアとか車検でイヤでも顔を合わすワケです。別にイヤじゃないけれど。そういう時にしか会わないもんで、クルマと関係ないお願いをして良いものかと迷ったけど、電話したら二つ返事で引き受けてくれたばかりか、納骨が終わ...「感謝感謝、また感謝!」

  • 「けど今日は何もしない。」

    朝から足がフラフラで腕にも力が入らない。最近ずっとそんな状態で昨夜はかなり早く就寝したけど夜中に頭痛で目が覚める始末。明日は公休日だけど母の法事で忙しく、実質には休みにならない上、その翌日からまた3連勤。今日休んでおかないと、いよいよ倒れてしまうかも知れない。倒れなくとも、同僚たちにことの深刻さが伝わらない。こないだ主任にお願いした「半日パート化」の件に対するレスポンスはいまだ無く、どうやら上は次の新職員が入るまではと悠長に構えてるらしい。こっちは本気で「もう限界ギリギリでやってます」と訴えてるのに!さっき「今日は体調不良で休みます」と事務所に電話しました。こんな休み方は初めてだし、自分としても不本意だけど、こうでもしなきゃ本当に倒れかねないし、繰り返しになるけど深刻さが上に伝わらない。しょっちゅうそんな...「けど今日は何もしない。」

  • 「ブログも動きます!」

    なんと、gooブログが今年11月半ばに閉鎖するそうな。まぁしかし、最初に始めたブログ(たしかgeocities)も閉鎖になってgooへと引っ越した経緯があり、いつかこうなるのは想定内でした。閉鎖の予告自体より、そのタイミングにこそ私は驚いてます。なにせ前回の記事タイトルが「動くときが来た。」で、今年は色んな意味でターニングポイント。ブログ記事のデータは(画像は別として)ダウンロード出来るらしいので、残したい記事は新たな引っ越し先にアップすることが可能……だけど面倒くさいなあ!今はそんなエネルギー無いよ!とはいえ、私がもっと自由に泳げる(つまりエロへの規制が緩い)ブログに引っ越す良い機会ではあります。となるとcametan_42さんが推奨されてるブログのうち「fc-2」「livedoor」あたりが最有力。g...「ブログも動きます!」

  • 「動くときが来た。」

    「すぐに辞めるだろう」と私が勝手に予想してたMさん2号は、今も頑張ってます。上司から説教を食らったようで、態度や言葉遣いは幾分マシになりました。けど、ふとした拍子に本性が表れる。もう大人(たぶん30代半ば)ですから根っこの性格は変えようないし、心身ともに追い詰められるハードワークの中じゃ自我を抑えきれないのもよく解ります。ちょっと強くなった気でいた私自身も、状況が変わればまあ脆いこと!根っこの性格は全然変わってないと思い知らされました。昨年後半から体力の衰えも著しく、どうやら、限界が見えて来ました。謙遜でも自虐でもなく、心身ともに弱い私が、この歳で介護業界へ飛び込んで2年近くも働いて来られたのは、ほぼ奇跡に近い。それは間違いなく同僚に恵まれたからこそ。職員の数が減って業務内容がよりハードになったこと以上に...「動くときが来た。」

  • 『ひらいて』

    2021年に公開された、首藤凜監督&脚本による日本映画。『インストール』『蹴りたい背中』『勝手にふるえてろ』等で知られる芥川賞作家・綿矢りさ氏が2012年に発表された小説を実写映画化した作品です。私がレビューするからには当然「百合」の要素が入ってるワケですが、これは残念ながら女の子どうしのピュアな恋愛を描いた作品ではありません。ごく普通に同級生の男子に恋する、ごく普通の女子高生が、その男子に中学時代から付き合ってるカノジョがいることを知り、二人の関係を壊すためカノジョの方に近づいて百合チョメするという、かなり歪んだ青春ストーリー。主人公の女子高生=愛に山田杏奈、初キスも初チョメも愛に奪われちゃうピュアな同級生=美雪に芋生悠、そしてフィギュアスケートの王子様によく似た許しがたいイケメン野郎=“たとえ”に佐久...『ひらいて』

  • 『ひらいて』

    2021年に公開された、首藤凜監督&脚本による日本映画。『インストール』『蹴りたい背中』『勝手にふるえてろ』等で知られる芥川賞作家・綿矢りさ氏が2012年に発表された小説を実写映画化した作品です。私がレビューするからには当然「百合」の要素が入ってるワケですが、これは残念ながら女の子どうしのピュアな恋愛を描いた作品ではありません。ごく普通に同級生の男子に恋する、ごく普通の女子高生が、その男子に中学時代から付き合ってるカノジョがいることを知り、二人の関係を壊すためカノジョの方に近づいて百合チョメするという、かなり歪んだ青春ストーリー。主人公の女子高生=愛に山田杏奈、初キスも初チョメも愛に奪われちゃうピュアな同級生=美雪に芋生悠、そしてフィギュアスケートの羽生結弦選手によく似た許しがたいイケメン野郎=“たとえ”...『ひらいて』

  • 『アタシラ。』

    またワケの解らぬ映画を観てしまった……いや、レンタルするときにパッケージを観て、アート寄りの作品=難解であることは覚悟してました。目的はあくまで「レズビアンズ・チョメチョメ」ですから、内容はどうでもいい。そりゃまあ面白いに越したことは無いけれど。以下、映画紹介サイトによる「解説・あらすじ」です。↓舞台演出家としても活躍するヨリコジュン監督のオリジナル脚本作品で、ヨリコジュン監督が手がけた官能映画『花鳥籠』で体当たりの演技を披露した女優の森野美咲が再び主演を務めた。自分では制御できない自分、遺伝子に苦しめられる人間をテーマに描いた作品で、森野は主人公A子のほか、A子の内面から派生した人格、性格の異なる3役に挑戦。A子を中心とした複雑でトリッキーなドラマの中で、さまざまな人間模様や性と生、死などを描いていく。...『アタシラ。』

  • 『アルビノ』

    久々となる日本映画レビューですが、これは積極的にオススメできる作品じゃありません。特に、観てスッキリしないどころか憂鬱な気分にさせられたり、救いがないようなストーリーは敬遠したいと仰る方には「絶対観ない方がいい」と断言しておきます。私自身も暗いのは得意じゃないんだけど、なんとなく「日本のレズビアン映画」をまたレビューしたくなって(詳しい内容はあえて調べずに)DVDを借りて観たら「うわっ、なんだこれは!?」と。ただでさえネガティブなものは避けたい時期に「しまった、うっかりした!」と、大いに後悔するほど本作の憂鬱さ、救いの無さは群を抜いてます。けど、2回に分けて観るつもりが一気にラストまで観ちゃった(それだけ引き込まれた)のは事実だし、万人受け=当たり障りない“商品”で溢れてるメジャー界隈よりよっぽど刺激的で...『アルビノ』

  • 「もうひとりのMさん。」

    「今後はとにかく穏やかに生きたい」「目指すは仏」なんて書いたそばから、それを邪魔する者がさっそく現れました。いや、正確には「いた」のに今まで気づいてなかった。それは例の「Mさん」とほぼ同時期に私の勤める施設に入ってきた、新職員の若い女性。奇しくもイニシャルも同じ「M」なんだけど、ただの偶然であって全国のMさんを敵に回すつもりはありません。辞めて行ったMさん1号はまだ、そのタチの悪さを早々に表しただけマシかも知れません。1号よりかなり若くてちょっと美形のMさん2号は、まあ私がお人好しなせいも多分にあるけど、当初は何ならオレに気があるの?と思わせるぐらいの見事なネコの被りっぷりで、タチの悪さも相当なハイレベル。若いだけにパワーもある。いわゆるヴァンパイア型の同僚女性は以前からいたけど、Mさん1号と2号はもう、...「もうひとりのMさん。」

  • 「S.H.Figuarts ハン・ソロ」

    バンダイスピリッツ社のアクションフィギュア「S.H.Figuartsハン・ソロ(新たなる希望バージョン)」がこの度リニューアル発売されました。実はリニューアル前のやつ(2016年発売)も持ってたんだけど、安定性が悪くてすぐ倒れるわパーツがポロリするわで、ある時ヤケになってゴミ箱に捨てちゃった(!)という忌まわしい過去があるんですね。しかも一昨年リリースされた同じS.H.Figuartsシリーズの「インディアナ・ジョーンズ(レイダース・バージョン)」の出来映えが素晴らしいもんだから余計、ハン・ソロをゴミ箱に放り込んだ自分がアンビリーバボー!としか言いようない。そこに2025年クオリティーでハン・ソロが再販されるとなれば買うしか無いワケです。リニューアル版はやはり安定性が改善されてるし、フェイスもより実像の私...「S.H.Figuartsハン・ソロ」

  • 「ハリソン君という名の仏。」

    母が他界してから1か月が過ぎ、落ち着いたようなつもりでいてもそうじゃなかったりする不安定な日々。たとえばファストフード店のカウンターで食事してるとき、隣の席に見ず知らずの老夫婦が座っただけで涙が溢れちゃう。最近、NHKさんがテレビ放送100周年の特集番組を連発してるけど、“きんさんぎんさん”の元気なお姿が映ろうもんなら号泣ですよ!😭まあしかし、人生屈指の試練を乗り越えて以前よりは強くなれたし、前向きにもなれたと思ってます。ただ、いちおう前を向いてはいるけど、どこを目指して歩めばいいのかっていう答えがまだ出てこない。「別にムリしてまで夢を持つ必要は無い」とは以前から思ってるけど、目指す方向ぐらいは決めとかないと、いつかきっと行き詰まる。あえて望みを言えば、とにかく残りの人生は穏やかに生きたい...「ハリソン君という名の仏。」

  • 「気をつけて行きなさいよ。」

    勝手に心の拠り所にさせてもらってた同僚2人が辞めてしまうと判って、母を亡くした喪失感がまたぶり返してます。いや〜、まいった。まだ続きますか。もっと修行して強くなれってことですか。キツいなあ。お別れが続くのは実にキツい。段階的に心の準備ができた母の場合と違って、今回は“寝耳に水”な分だけダメージはより大きいかも知れない。まいった。本当にまいった。もう勘弁して下さい。母に関しては、亡くなる前は自分が幼い頃(家庭が平和だった頃)の想い出に浸って泣いたりしたけど、亡くなったあとは逆に、自分が実家に戻ってからの日々がふと頭をよぎって涙が出ちゃう。たとえば病院や介護施設へ送るために母を乗せたマイカーの助手席とか、そのときに少しだけ交わした会話とか、なんでもない光景が今は愛おしく感じられる。決して仲のいい親子じゃなかっ...「気をつけて行きなさいよ。」

  • 「崩壊への道。」

    何たることか!我が職場の主戦力がまた二人、辞めてしまうことが判明!痛手どころじゃない。そのお二人はお二人共、私にとって心のオアシスでした。もちろん、他の同僚たちにとってもそうだった事でしょう。主戦力ってことは誠実なお人柄で業務にも全力投球、つまり手が抜けない性格ゆえにハンパなく疲弊されてたみたいです。こないだ入ってすぐに辞めたMさんは論外として、優秀で人柄も申し分ない人から順番に辞めてっちゃう、悪夢みたいな負の連鎖。いよいよヤバいです。人手がますます足りなくなること以上に、素晴らしい人材を繋ぎ止められない組織がヤバい。なにか抜本的な改革をしないかぎり、崩壊への流れは止められそうもない。けど、私なんかにゃどうすることも出来ません。施設の経営が立ち行かなくなって閉鎖……ってなった場合に自分はどうするか、身の振...「崩壊への道。」

  • 『辰巳シーナ/二人だけの惑星』

    待望の「これといった用事がない休日」がやって来たので、とにかく「楽しいことをやろう」と考えた結果がこのレビューですw(前回の『やしろじゅり。/初恋を君に』は昨年消された記事の復刻で、おそらくこれが引っかかったと思われる画像を省いてあるけど、まあ結果は同じかも知れません)今回は2024年にリリースされた、モデル、女優、そして占い師でもあるグラビアアイドル=辰巳シーナさんの14本目となるイメージビデオ『二人だけの惑星』。ボーイッシュだから若く見えるけど、1993年生まれの31歳、つまり立派な成人女性ですから公序良俗には何ら反してません。頼んまっせ、事務局さん!場所は高校の教室だけど、彼女は生徒じゃなくて教師です。男子生徒が忘れていった体操服の匂いを嗅ぎ、机の中にあった笛を舐めるなんてのはごく自然な行為であり、...『辰巳シーナ/二人だけの惑星』

  • 『やしろじゅり。/初恋を君に』

    昨年デビューされたばかりのグラビアアイドル「やしろじゅり。」さん。京都府生まれの滋賀県育ちで、自らレズビアンであることを公表されてます。ほんと、時代は変わりました。2ndイメージビデオである本作には残念ながらレズシーンは無いけれど、お顔立ちが(昨今のグラドルにしては)いかにも日本人女子だなぁと私は感じたのでレビューすることにしました。もちろん黒髪が日本人っぽさを強調してるワケだけど、それよりも海外アーティストを真似たようなメイクをしてないことや、プリクラとかスマホの加工写真みたいな異様にでかい眼をしてないことが、私の厳然たる審査を通過させた主たるポイント。「おしゃぶり」シーンはまだまだ修行が足りないけど、やしろさんの場合は素朴さこそが魅力ゆえ、かえってプラスに作用したような気がします。知らんがな?そんな彼...『やしろじゅり。/初恋を君に』

  • 「なんだったんだ、Mさん?」

    件の同僚Mさんは、あっけなく退職されました。人手不足の現場にとっては痛手ですが、長い目で見れば絶対良かったと思います。基本的に揉めごとは避ける性格の私が揉めかけたんだから、他の同僚たちとも必ずいざこざを起こすだろうし、利用者さんやその家族さんを怒らせる可能性も高い。……なんて「施設のためを思えば」みたいな綺麗事を書いてるけど、もちろん本音は「新たなストレスの種が無くなって“やれやれ”」です。Mさんは私よりキャリアは長くてもデイサービスの経験しか無かったそうで、私のことを見下す以前に“特養”の仕事そのものをナメてたんでしょう。私だってあんな戦場さながらの現場は想像してなかったし。それでも2年近く、色んなことを乗り越えてよくやって来たもんです。自分でも意外なのは、苦手だったはずの“女性”たちとけっこう上手く…...「なんだったんだ、Mさん?」

  • 「そしてまた驚いた。」

    件の同僚Mさんが、着任してからちょうど1週間となる今日、欠勤しました。それ見たことか!私が主任にMさんとのいきさつを話したとき、「ああいう性質はきっと仕事ぶりにも表れますよ」って予言した通りになりました。今、どれだけギリギリの人数で仕事を回してるか、つまり急に休んだらどれほど同僚たちに負担がかかるか、1週間も働けば分かってる筈。どんな理由で休んだかは知らないし、興味もない。辞めるつもりなのか、よっぽど面の皮が厚いのか、いずれにせよ私の直感に狂いは無かったことが証明されました。いくら人手が足りないからって、もうちょっと本質を見極めて人選して頂きたいもんです。「そしてまた驚いた。」

  • 「こりゃまったく驚いた。」

    同僚が何人も辞めていけば当然、新しい職員が補充されていきます。その中のMさんと、どうやらウマが合わない。まったく合わない。これまでも「合わないな」と感じる同僚は当然いたけど、Mさんは段違い。理由は至極明瞭、明らかに私を見下してるから。そもそも、初対面のときから「よろしくお願いします」の一言が無かった時点でアウトだけど、まあ「緊張してるのかも知れないし」と気にしてませんでした。が、どうやら違う。表情と言葉遣いに「こいつは格下だ」という意識がモロに表れてる。以前にも書いたと思いますが、私自身はまったく真逆のタイプで、相手によって言葉遣いや態度を変えるということが出来ない。性別はもちろん、年齢もキャリアも関係なく全ての同僚に対して敬語で接してます。そこには「ある一定の距離感をキープしたい」っていう本音もあるけど...「こりゃまったく驚いた。」

  • 「七曲署捜査一係’82」―3

    #508『ドックと天使』は、持ち込んだシナリオが採用されて『太陽にほえろ!』後期を支えるライターの1人となり、やがて『あぶない刑事』『ベイシティ刑事』『あいつがトラブル』など日本のアクションドラマに欠かせない存在にもなられる大川俊道さんの記念すべき脚本家デビュー作。自由奔放な少女にヒーローたちが振り回される典型的“大川節”のアクションコメディーだけど、少女役の代ゆかりさんに「天使」と呼びたくなるほどの華を感じないのがまあ、いつも通りの『太陽にほえろ!』ではあります。その替わりってワケじゃないでしょうが、普段より気合いの入ったカーチェイスと、スポーツ万能のドック(神田正輝)が水上スキーでヒロインのピンチに駆けつけるという見せ場が用意されてます。しかしその水上スキーがいまいち見せ場として機能してない(と私は感...「七曲署捜査一係’82」―3

  • 「愛おしい日々。」

    曽野綾子さん著による『夫の後始末』には、ディアコニア=真の意味での“奉仕”について記された章があります。ギリシャ語で“ディア”は「……を通して」、“コニア”は「塵、あくた」という意味。それはすなわち「汚いものを通して」、もっと具体的に言えば「人間の排泄物を通して」ということ。つまり真に奉仕と言えるのは「ウンコとおしっこの世話」だけであり、たとえば被災地の瓦礫を片づけに行ったりするボランティア等は提供する側の自己満足に過ぎないと。思い返せば、母の紙パンツを交換するとき=漏らした排泄物を処理するときに、私はイヤな気分になるどころか嬉しかった記憶があります。それは私がこの上ない変態だからではなく、本当の意味での恩返しができたと実感したからでしょう。母本人はイヤだったに違いないけど、職場で身につけたスキルを家で発...「愛おしい日々。」

  • 「愛おしい日々。」

    曽野綾子さん著による『夫の後始末』には、ディアコニア=真の意味での“奉仕”について記された章があります。ギリシャ語で“ディア”は「……を通して」、“コニア”は「塵、あくた」という意味。それはすなわち「汚いものを通して」、もっと具体的に言えば「人間の排泄物を通して」ということ。つまり真の奉仕とは「ウンコとおしっこの世話」であり、たとえば被災地の瓦礫を片づけに行ったりするボランティア等は提供する側の自己満足に過ぎないと。思い返せば、母の紙パンツを交換するとき=漏らした排泄物を処理するときに、私はイヤな気分になるどころか嬉しかったような記憶があります。それは私がこの上ない変態だからではなく、本当の意味での恩返しができたと実感したからでしょう。母本人はイヤだったに違いないけど、職場で身につけたスキルを家で発揮でき...「愛おしい日々。」

  • 「平穏な日々を返せ!」

    母の入退院や葬儀を除いても、年末年始からやらねばならんことや想定外なことが満載で、公休日もぜんぜん気が休まらず、初めて疲労による蕁麻疹が出たくらい。それがようやく昨日、郵便局へ行く(留守中に届いたレターパックの引取り)以外にこれと言った用事がない休日を過ごせて、平穏でいられる時間がこれほど愛おしいとは!って、しみじみ思いました。この週末はまた葬儀代金の支払いと法事、リフォーム工事の開始、整骨院と心療内科への通院、レンズ交換した眼鏡の受取り等、これまたやること満載だしお金があっという間に消えていく。休ませてくれ!早く解放してくれ!スケジュール帳がビッシリ埋まってないと気が済まないとか言うヤツの気持ちがホント理解できない!スケジュール帳は真っ白な状態が一番!仕方ないから映画でも観に行くかとか、暇つぶしにレビュ...「平穏な日々を返せ!」

  • 「その後の日々」

    母の通夜と告別式ではかなり泣いたけど、2人の友が一緒にいてくれたお陰で気が紛れたし、料理が美味しい居酒屋さんを発見することも出来ました。(私は呑まないけど)友が帰路につくのを見届けた瞬間に涙が溢れたけど、予想してたほどの「胸が張り裂けるような喪失感」は今のところありません。それは決して楽しい親子関係じゃなかったお陰かも知れないし、先日も書いたとおり「いよいよ1人で家を守って行かなければ」っていう緊張感があるせいかも知れません。実際、絶妙なタイミングでリフォーム業者の人が営業にやって来て、実に見事なテクニックで(自分の収入と預金残高を考えるとやや分不相応な)契約へと誘導され、応じてしまいました。もっと慎重に、よく考えてから契約すべきだったと大いに反省してるけど、「この人は信じて良さそうだ」と直感した自分を信...「その後の日々」

  • 「七曲署捜査一係’82」-2

    歯医者さんに行ったら「経年劣化で歯にヒビが入ってます」と言われ、メガネ屋さんに行ったら「老眼と乱視がかなり進んでますね」と言われました。さて、もはや年に一度だけの行事となりつつある『太陽にほえろ!』レビュー。なにかと忙しくなってしまったせいもあるし、愛が深いだけに軽く扱えないせいもあります。しかしこのままじゃ先に進めないので、もうちょい軽く扱うことにします。……って、過去にも何度かそんなこと書いてますが。ともかく自分にとって重要な回だけしっかりレビューし、それ以外は画像中心の「七曲署捜査一係」シリーズ(言わばネット版“太陽にほえろ!名場面集”)でサラッとご紹介し、どんどん先へ進めたいと思ってます。↑1982年4月に放映された#502『癖』はドック(神田正輝)とロッキー(木之元亮)の名を語った結婚詐欺師(阿...「七曲署捜査一係’82」-2

  • 『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』

    三重県の県庁所在地=津にある「イオンシネマ津」で観て来ました。前回(“帰ってきたあぶない刑事”のとき)車で行った「イオンモール津南」のシネコンより古くて小さい(なにせモールが無い)けど、観客が少ないし駅から徒歩10分で行けるし、その途中に旨いラーメン屋があるしで、実に私向き。つくづく映画館で映画を観るのは楽しいと思ったし、これから月に1回ペースで通おうかと画策してます。本編上映前の予告編に『アマチュア』という、これまた実に私好みの作品もあったし!プロのスパイに妻を殺された平凡な中年男が、仇討ちのためスパイ入門を試みるも「使いものにならん」と門前払いされ、だったら自己流のやり方で復讐したる!と一念発起。プロには予測できない“アマチュア”ならではの戦法が敵を混乱させ、追い詰めていくというストーリー……みたいで...『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』

  • 「最後の教え。」

    通夜、告別式(十日祭)、そして相続手続き代行の手配を3日間で無事終了。こないだ「怒濤の手続き戦争」って書いたけど、その代行業者さんは電気やガスの名義変更や不動産登記まで全部引き受けてくれるから、私がやることは送られてきた書類にサインや捺印をして送り返したりするだけ。メチャクチャお金がかかるけど、全部自分でやったらどれほどの時間と労力と髪の毛を奪われるか、父のときに思い知ったから惜しくはありません。あのストレスだけはお金に替えられない。だから有難いことに、残された慶弔休暇で散髪、歯の治療、メガネの買い替えなども出来そうです。散髪は本来、いよいよスキンヘッドにするつもりだったけど、「まだ早い」「今は(季節的に)寒い」という意見が圧倒的なので、まずは西部署の団長さんよりちょっと長いぐらいにしようかと思ってます。...「最後の教え。」

  • 「さあ、これからです。」

    今日は母のお通夜。本来なら慌ただしい筈が、ごく少人数の家族葬である上、1日ズラしたお陰で余裕があり、予定より1時間早く会場入りし、母が寝てる横でこれを書いてます。いよいよお別れかと思うといくらでも涙が出てきます。父を見送ったときは、棺に大量の花を詰めていくセレモニー(?)の、天国を想起させるビジュアルを見て初めて堰を切ったように涙が溢れたけど、母の場合は亡くなるずっと前から、そうなることを想像するだけで泣いてました。私はお父さんっ子で、母に対しては憎しみすら抱いてた筈だし、当人からも最後の最後まで拒絶されてたのに、やっぱり母親っていう存在は良くも悪くも、とてつもなくでかい。母親こそ……いや、女性こそが神様なんだとつくづく思います。幼い頃から母の顔色ばかり伺い、それに囚われ続けた60年間がようやく終わり、も...「さあ、これからです。」

  • 「嘘みたいなホントの話。」

    ここ数年、我が地域じゃ見られなかった銀世界を眺めながら、私はついに人生の第2ステージの入口に立った緊張感を味わってます。もちろん喪失感もあるし開放感もあるけど、それ以上に「いよいよ本当に独りだ」「自分の人生を歩むんだ」っていう、重み。実は離れた場所に5つ上の兄がいるけど、将来世話をする気も無ければされる気も無いと、父の通夜のときに宣言しました。両親の介護は私が一手に引き受けてきたけど、遺産相続はきっちり二等分するとも約束してあります。遺産が目当てで実家に戻ったと思われたくないし、二等分することで後腐れなく縁を切りたいから。なので母の葬儀にも兄は(本人了承の上で)呼んでません。今まで私がずっと1人で頑張って来たのに、最後の最後だけ横で家族面されちゃたまらない。だから通夜も告別式も基本は私1人でやるけど、それ...「嘘みたいなホントの話。」

  • 「本日、12時30分……」

    母が永眠しました。仕事中に隣部署から呼び出され、駆けつけた時には息を引き取ってました。が、それはまさに「眠るように逝って欲しい」っていう私の願い通りの最期なので、むしろホッとしました。表情も本当に眠ってるだけみたいで、最初はなんで呼び出されたのか分からなかったぐらい。私の願いを叶えてくれて、本当に「ありがとう」しか言葉が出て来ません。お母さん、安らかに。天国ではお父さんと仲良く過ごして下さい。「本日、12時30分……」

  • 「ポジティブ・シンキング」

    「令和の当たり屋」かも知れない変なオバサンに出くわした前日、つまり母が病院から介護施設へ戻った日、勤務を終えた私は薬局で買った栄養ゼリーを届けに、母の居室がある隣部署を訪れました。そしたら、最近入ったらしい女性職員が「いえ、お気持ちは解りますがお母様はいま水分しか採れない状態なので必要ありません」と言って、受け取ろうとしない。いやいや、今日はそうでも明日は違うかも知れないし、実際、入院中も6つ置いといたゼリーが2つに減ってたから、4つは(ひと口だけかも知れないにせよ)食べられたワケです。断られる理由が分からない。だから「置いとくだけ置いといてもらえませんか?」ってもう1回頼んでも、その職員は「いいえ、すでに冷蔵庫に2つ入ってますから」と、無駄にスペースを取られて迷惑だと言わんばかりに突き放す。以前の私なら...「ポジティブ・シンキング」

  • 「どうやら、いよいよらしい。」

    今日、施設のナース長から「申し訳ないけど、もう近いと思う」って言われました。こないだ「治療は施さずに施設で看取る」方針に決まったので、今度こそ回復はあり得ません。たぶん、あと1週間もつかどうか。私の勤める部署のクラスターもようやく収まって来たので、今日は母の居室(となりの部署)を訪れました。相変わらず、私の存在に気づいた途端に不機嫌な顔。だから普段は(着替えを届ける等の)用事が済めば一言二言声をかけるだけで帰るんだけど、今回ばかりはちょっと居座って、肩に手を添えたりしてみました。そしたら振り払われましたよw「やっぱり僕がいたら迷惑なん?」って聞いたら頷かれたしwこの期に及んでまだ我が子を、身近にいる唯一の身内を拒絶するとは、どこまで憐れな人なんだ!?ってその時は思ったけど、いやむしろ、最後まで孤高を貫くそ...「どうやら、いよいよらしい。」

  • 「令和の“当たり屋”現る⁉」

    今朝、GSで給油をしててふと気づいたら、私の車の真正面ギリギリに、向かい合う形で1台の乗用車が停まってました。運転手は60代ぐらいの女性で、「はよせえ(早くしろ)!!」と言わんばかりにメンチを切って(こちらを睨んで)くる。その目つきと小汚い身なりと、何より両隣のスペースが空いてるにも関わらず動こうとしない様子から、ひと目で「マトモな人じゃない」と判りました。しかしどう考えても私がわざわざバックして場所を譲る道理は無いから、一応クラクションを鳴らしてみたけど案の定「どくのはお前じゃ!」みたいなジェスチャーをしてくる。もちろん腹は立ったけど「こりゃ絶対に関わらん方がいい」と直感した私は、睨み返すこともせずマイカーをバックさせ、早々に立ち去ったのでした。もともと喧嘩は避けたい性質なれど、理不尽なことをされたり言...「令和の“当たり屋”現る⁉」

  • 「平和は続かず。」

    今朝、母の片足がチアノーゼ状態となり、退院から2日も経たずして病院へとUターン。今回は救急搬送ではなく診察を受けに行った形だけど、施設のナース長に呼び出されて私も職場から駆けつけました。生きるか死ぬかっていう容態じゃないけど、ちゃんと治療するなら再入院→点滴を受けることになる。さあ、どうする?と、そこで再び決断を迫られました。延命治療は要らないって意志はずっと前から伝えてるけど、今回みたいなケースでどう対応するかはハッキリ決めてませんでした。だって、その病状にもよるじゃないですか。もし母がのたうち回るほどの苦痛に襲われたら、放置しましょうなんて言えるワケがない。けど、ナース長は容赦なし。今後もこんなことの繰り返しになるのは明白で、施設側としてはすぐに答えが欲しい。葛藤する私に、病院のドクターが助け舟を出し...「平和は続かず。」

  • 「私の人生は私のもの。」

    今日、母が退院し、介護施設(私の勤め先)に再入所しました。私がいる部署はまだクラスター中だけど、母が入る部署は別の建物なのでとりあえず安心。母の容態は安定しており、今なら私が出演してるMCU映画『キャプテン・アメリカ』の新作を観に行けるかも?と画策してます。田舎暮らしゆえ映画館へ行くのはけっこう遠出となり、もしその間に容態が急変したら?なんて考えると身動きが取れません。が、2度目のアメリカ大統領役を演じるハリソンはやっぱり劇場で観たい!『アベンジャーズ』を柱とするMCUシリーズも、ご無沙汰ではあるけど馴染みがあるし。『帰ってきたあぶない刑事』を観に行ったときも同じこと書いた気がしますが、大変な時期だからこそ気分転換は絶対に必要。来週の公休日に、たぶん行きます。母の今後に関して「正解が分からない」とこぼす私...「私の人生は私のもの。」

  • 「MODEROID マジンガーZERO」

    こないだの公休日に組み立てた、グッドスマイルカンパニー社のプラモデル「MODEROIDマジンガーZERO」。マジンガーZEROっていうのは脚本:田畑由秋、作画:余湖裕輝による人気コミック『真マジンガーZERO』とその続編『真マジンガーZEROvs暗黒大将軍』に登場するスーパーロボットで、マジンガーZが自我を持ち、魔神パワー全てを解放して魔神化した姿。ロボットが自我を持つだとか、暴走するだなんて設定は私の好みじゃないんだけど、旧作におけるマジンガーZや兜甲児の扱われ方に対して我々世代が抱いてる、欲求不満を晴らすために創られたようなストーリーは痛快だし、単純にマジンガーZのバリエーションロボはコレクションしなきゃいけないんです。製作過程はこれまでレビューして来たプラモとほぼ一緒なので、画像撮影は省略。そのお陰...「MODEROIDマジンガーZERO」

  • 「一方、職場では……」

    ちょっと前に「公私ともに大変な状況」って書きましたが、「私」は言うまでもなく母のこと。じゃあ「公」がどう大変なのかと言えば、止まらない職員流出の波による限界を超えた人手不足に加え、やはり今年も見舞われてしまったクラスター。コロナでもインフルエンザでもなく、肺炎を引き起こすタチの悪い風邪が利用者さんたちの間で瞬く間に広がり、入院者も続出!(それで病棟が満床になったことが母の退院を早めた可能性大)ふだん、介護施設の利用者さんたちは食堂で一斉に食事するんだけど、これだけ感染力も破壊力も強いウイルスが蔓延するとそうはいかず、各居室で個別に食べてもらわなきゃいけない。ただでさえ介助が必要な人が多いのに、その数も倍増!対して数が減る一方の我々職員が何室も回って介助しなくちゃならず、もちろん配膳と回収にも時間がかかるし...「一方、職場では……」

  • 「退院はするけれど……」

    母の容態がもう退院できるレベルまで回復し、来週、施設に戻る予定です。と言っても寝たきりには変わりないし、病院のドクターも施設のナースもケアマネも、みんな口を揃えて「同じことの繰り返しになる」「そのサイクルはどんどん短くなる」と言ってるから、遠からずまた究極の選択を、つまり「救急搬送するかしないか」「延命治療するかしないか」の答えを迫られる事になるんでしょう。母が(全介助が必要とはいえ)少しでも食事を採るようになったのは、本能的にせよ生きる意志があるって事だから、再び危機に見舞われたらやっぱり救急車を呼ぶべきなのか?だけど母はすでに老衰が進んでるんだから、自然の摂理に従ってそのまま施設で看取るべきなのか?大抵の人は、愛情とか寂しさとか、罪悪感とか世間体で前者を選ぶでしょう(1ヶ月前の私もそうだった)けど、今...「退院はするけれど……」

  • 『アイシー/瞬間記憶捜査・柊班』2025

    2025年冬シーズン、中居くん問題で大炎上中のフジテレビ系列「火曜9時」枠でスタートした、脚本=高橋悠也、演出=佐藤祐市、制作=共同テレビ&フジテレビによるオリジナル企画の刑事ドラマ。その大きな瞳で見たものを瞬間的に記憶し、半永久的に忘れない特殊能力“カメラアイ”を持つ女性刑事が、それを活かして難事件を解決しつつ、それゆえにトラウマに苦しむ姿が描かれます。警視庁捜査一課第3強行犯第1係「柊班」で主任を務める主人公=柊氷月(ひいらぎひづき)に扮するのは、『BORDER/警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(’14)、『ON/異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(’16)、『未解決の女/警視庁文書捜査官』(’18)等でこのブログにおける登場頻度も高い、波瑠。柊を補佐しつつ後輩たちをまとめる副主任=土屋巡査部長に、連ドラに...『アイシー/瞬間記憶捜査・柊班』2025

  • 『秘密/THE TOP SECRET』2025

    2025年冬シーズン、中居くん問題で激震中のフジテレビ系列「月曜22時枠」でスタートした、関西テレビ制作によるSFサスペンスドラマ。原作は清水玲子さんによる人気コミックで、すでにアニメ化、ゲーム化、実写映画化もされてます。科学警察研究所に新設された極秘部署=法医第九研究室(通称“第九”)が、重大事件における被害者や犯人が死亡した際、その脳をMRIスキャナーにかけて生前の記憶を映像化する「MRI捜査」によって真相を究明するという、かなりムチャな設定。なれど、それくらい“攻めた”内容じゃないと若い視聴者はもう刑事物なんか観ないでしょうから、私はとりあえず歓迎します。小栗旬くんが幽霊と対話できちゃう刑事を演じた、同じカンテレ制作による『BORDER/警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(’14)も面白かったし!かっ...『秘密/THETOPSECRET』2025

  • 『東京サラダボウル』2025

    昨年から私生活でも仕事でも大変な状況が続いており、書く気になれなかった「刑事ドラマレビュー」を軽めに再開したいと思います。2025年冬シーズン、NHK総合テレビジョン&BSプレミアム4Kの火曜夜10時「ドラマ10」枠でスタートした、NHKエンタープライズ制作による全9話の連続ドラマ。原作は「黒丸」氏による警察マンガ『東京サラダボウル/国際捜査事件簿』。東新宿署国際捜査係に所属するミドリ髪の警察官=鴻田麻里(奈緒)と、警視庁通訳センターで中国語通訳を務める元刑事の有木野了(松田龍平)が、様々な異文化が同居する“サラダボウル”の大都市を舞台に、外国人居住者たちの暮らしや人生に光を当てながら、異国で生きる葛藤に出会っていくというストーリー。今は評論めいたことやユーモアを考えるエネルギーが無いので「単なる感想」だ...『東京サラダボウル』2025

  • 「あとは見守るだけ。」

    想定よりも早く迫られた「延命治療を続行するか否か」の決断で後者を選んでから、丸1週間が経ちました。その次の日は公休日で、けっこう罪悪感に打ちひしがれてツラい1日を過ごしたのに、そのまた次の日の仕事帰りに様子を見に行ったら、母の容態がむしろ向上してて驚きました。点滴を抜いたらみるみる栄養値が下がり、1週間ぐらいでお別れになるんだろうと覚悟してたもんで、看護師さんから「今日のお昼ごはんは全食してくれましたよ」って聞いて、よしもと新喜劇ばりにズッコケました(心の中で)。母が食事を摂らないって聞いたから決断したのに、話が違うやん!逝きたいのか生きたいのか、一体どっちやねん!?まぁしかし、絶対に本音を言ってくれないウチの母らしいスカシです。こっちが身構えてるのを察して「意地でも死んでやるもんか」って思ってるのかも?...「あとは見守るだけ。」

  • 「コレクションは愛への渇望。」

    見出し画像は、百均ショップで見かけて衝動買いしたオモチャです。手足がアコーディオン構造で伸縮自在な上、先っぽの吸盤でどこにでもくっつく優れもの。しかし何より私が惹かれたのは、昭和レトロを意識したであろう超シンプルなデザイン。癒やされます。もはや『マジンガーZ』もレトロのカテゴリーに入るかと思いますが、そのキャラクターに対する私の異様なまでの執着心は、なかなか理解してはもらえない事でしょう。まあモデルガンも集めてるので「模型好き」「メカ好き」「コレクター気質」っていう素地は元からあるにせよ、なぜマジンガーZにだけこれほど拘るのか?その原点は一体どこにあるのか?それが、いつぞやもブログに書いた気がするけど、私が小1ぐらいだった頃の母との想い出。たしか風邪を引いて熱を出し、外で遊べない状態だった私に、母がマジン...「コレクションは愛への渇望。」

  • 「今のうちに悪口を書く。」

    今日、仕事帰りに母の病室を訪ねたら、意外と穏やかな顔で寝てて、ちょっと救われました。が、目覚めて私の顔を見た途端に怪訝な……というか、まさに「鬱陶しい」顔つきに。本当に私のことが心底キライなんだなと、切なくもあり可笑しくもあり。先週、感謝の気持ちを伝えたら微笑んでくれた、あの一幕は(認知症ゆえ)母の記憶にはありません。以降も会うたびに私は「ありがとう」を言ってるけど、ちゃんと反応してくれたのはあの時だけ。基本、ウチの母は息子を信じてない。母は昔から、私に限らず人の欠点しか見ない人でした。だから褒められた記憶はいっさい無いし、私も兄も幼い頃から「◯◯さんとこの子はあんなに優秀なのに、あんたらは……」みたいな愚痴と叱咤ばかり聞かされて育ちました。きっと母自身も、そんな親に育てられたんだろうと思います。私にもそ...「今のうちに悪口を書く。」

  • 「鬼になったハリソン君。」

    前回の記事で触れた“伏線”とは、「人間が90歳とか100歳まで生き延びることがそもそも不自然」っていう部分。それともう1つの伏線として、母の容態が少し良くなったことを施設のナース長に報告したとき、「せやけどこっちに戻ってもまた食べへんかったら同じことの繰り返しやで」「そのときはアンタが治療を続けるかどうか決めるんやで」と、まるで突き放すような口調で言われた一幕がありました。私は「胃瘻(胃に穴を開けてチューブで栄養を送る)までの延命治療はしないで下さいって、入所の段階でケアマネージャーに言いました」とハッキリ答えたのに、それでもナース長が「あれやこれやもアンタが決めるんやで」「今から考えとかなあかんで」としつこく言って来るもんだから、私はついカッとなり「だから胃瘻してまで無理やり生かせるような治療はしないで...「鬼になったハリソン君。」

  • 「重大な決断への伏線。」

    曽野綾子氏の著によるエッセイ『夫の後始末』を読んでて自分の無知を恥じた、現実の話。それは、例えばアフリカには「後期高齢者の介護」という概念自体が存在しないこと。(余程の富裕層は別として)なぜなら、そんな年齢まで達する前にみんな死んじゃうから。救急車を使う費用が異様に高く設定されており、その場で全額支払えなければ患者が苦痛でのたうち回ってようが救急車は見捨てて帰っちゃうそうです。救急車なんてまだ存在しない時代や、未開地の話なら人の寿命が短いのも想像つくけど、現代のそれなりに進歩した地域でもそんな事情があるとは知りませんでした。けど、人間本来の寿命はそんなもんで、90歳とか100歳まで生き延びる事こそが不自然。いまNHKで放映されてる手塚治虫原作のアニメ『火の鳥』もまさにそれ(人が不老不死を求める愚かさ)がテ...「重大な決断への伏線。」

  • 「悔いを残さない為に。」

    仕事帰りに母の見舞い、というよりは看護師さんに経過を尋ねる為、面会終了時間ギリギリに滑り込み。容態は僅かながら良くなったらしく、母の寝顔も先日より穏やかに見えました。しかし何せ「鬱陶しい」と思われてるから、起こさずに洗濯物だけ持ち帰ろうとしたところ、母が目を覚ましたので「しんどい思いさせてゴメンな」と声をかけてみました。そしたら「あんたも、無理せんときや」って、穏やかな表情で言うもんだから涙腺決壊。「まだ死ぬワケちゃうけど、今のうちに言うとくわ」と前置きした上で、産んでくれたこと、育ててくれたこと、毎日家事をしてくれたこと、弁当を作ってくれたこと等に対する「ありがとう」をしっかりと言葉で伝えました。死ぬ間際に言っても伝わらなきゃ意味ないから。そしたら母は眼をつむったまま、少し鼻をすすってた。たぶん伝わった...「悔いを残さない為に。」

  • 「果てなき闘い。(再) 」

    前回の記事が公開停止にされました。相変わらず審査基準が判りません。前々回の記事と一体どこがどう違うと言うのか?私の人生における最も大きな区切りとなるであろう、この闘いの顛末は記録として残したいので、画像だけ無難なものに差し換えて再掲載しときます。それでまた消されたら、問題は画像じゃなく文章の内容にあるって事だけど、まさかねえ?今日、母の入院先から電話があり、ミトン(親指が分離して他の4本の指がまとめられている手袋)使用の許可を求められました。看護や介護の業界では、治療を拒否したり認知症だったりする患者が、自分で点滴を抜いてしまうような危険行為を抑止する、つまり拘束するために使う道具ゆえ家族の許可が必要になるワケです。もちろん、使った方が安全なら許可するしかないけど、やっぱり母は逝きたがってるんやなあって、...「果てなき闘い。(再)」

  • 「果てなき闘い。」

    今日、母の入院先から電話があり、ミトン(親指が分離して他の4本の指がまとめられている手袋)使用の許可を求められました。看護や介護の業界では、治療を拒否したり認知症だったりする患者が、自分で点滴を抜いてしまうような危険行為を抑止する、つまり拘束するために使う道具ゆえ家族の許可が必要になるワケです。もちろん、使った方が安全なら許可するしかないけど、やっぱり母は逝きたがってるんやなあって、あらためて思いました。なのに半ば無理やり延命させてる私が恨まれるのは当然のこと。私自身、ここ2〜3か月ずっとジェットコースターに乗せられてる気分で、吐きそうなほどしんどい。正直、母が救急搬送されたときは「いよいよゴールかも?」って、期待まではしないけど複雑な気持ちになりました。が、点滴を抜こうとするくらい母の活力が戻ったなら、...「果てなき闘い。」

  • 「人生は運、鈍、根。」

    ちょっと前の公休日に居間(ほぼ母の部屋)の整理をしていたら、小説家・曽野綾子氏の著による2017年発行のエッセイで『夫の後始末』なんていう物騒なタイトルの本が出てきたから驚いた!けれど読んでみると、これはどうやら旦那さん(やはり作家の三浦朱門氏)の最期を自宅で看取られた曽野さん(執筆当時85歳)の、ユーモアを交えた介護日記みたいな本でした。私が父の「下の世話」をしてる横で素知らぬ顔して蜜柑を食べてた母も、実は介護にまったく無関心なワケじゃなかったんだと、二重に驚きました。だったら少しは協力して欲しかった!それとも、私が勝手に父の介護役を独占してしまったのか?とてもそうは思えないけど、まあ今となってはどうでもいい。記事のタイトルにある「運、鈍、根。」っていうのは、作家・宇野浩二氏が何かのインタビューで「作家...「人生は運、鈍、根。」

  • 「マンガみたいな家族?」

    一昨日(母が救急搬送される事態になった前日)、母の面倒をみてくれてる部署に私が立ち寄ったとき、ちょうど食事時間でスタッフから「(母に)食べるよう促して欲しい」と頼まれました。ダメもとでチャレンジしたけどやっぱりダメで、「僕が促すのは逆効果だと思う」と告げたら驚かれ、その流れでここ数日は完全無視されてること、そもそもウチの家庭には私が小学生だった頃から会話が無いことを話したら、若い女子職員がさらに驚いてこう言いました。「そんなマンガみたいなことが本当にあるんですね!」皮肉とかじゃなく、心底から驚いてたと思います。いやいや、こないだ書いたようにウチみたいな家庭は古今東西いくらでも存在するし、暴力や犯罪に発展しなかっただけマシだと私は思ってます。とはいえ、かなり少数派なのは確かでしょうから、多数派に属する(しか...「マンガみたいな家族?」

  • 「母、再入院。」

    昼食時に母の容態が悪化し、ナースから選択を迫られました。施設で出来る範囲内の処置に留めるか、病院へ救急搬送するか。私の願いは一貫して「苦しまずに逝くこと」だけど、「家族として“やれることは全部やった”と思いたいなら病院を勧める」と言われ、後者を選びました。そう、これは自己満足。母は明らかに早く逝きたがってるけど、少しでもラクに逝かせるなら病院の治療に頼るしかない。どうせ母には恨まれてるし、最後までこっちの意志を尊重させてもらいます。もちろん、植物人間みたいな延命治療は断固させません。あくまで自然な終末を、可能なかぎりラクに迎えてもらうための処置。母は相変わらず私のことは無視してる(ナースの問いかけにはちゃんと応えてる)けど、だからこそこっちも割り切れるってもんです。息子を憎んだまま最期を迎えつつある母と、...「母、再入院。」

  • 「母親に鬱陶しがられる息子。」

    今日の面会でも、母はほとんど私を無視してました。なぜ何も言わないのか、いま何を考えてるのか、あくまでソフトに尋ねてみたけど徹底無視。ところが「僕が来たら鬱陶しいの?」って質問した時だけ即座に頷いたから驚いた!いくらなんでもそりゃ無いぜマミー?とはいえ、ちょっとスッキリした気もするんですよね。頑として本音を言わなかった人が、初めてそれを明かしてくれた。母親から鬱陶しいと言われて嬉しいワケは無いけど「まあ、そりゃそうだよな」と納得できた。過去に何度も書いて来たように、ウチはとっくの昔に崩壊したファミリーであり、介護はただ使命感でやってるだけ。いや、使命感「だけ」とは言わないけど、多分そこに愛はない。母も私もお互い「ひとの愛し方」が分からないんですよね。哀れに感じるでしょうが、こんな親子、こんな人間は古今東西い...「母親に鬱陶しがられる息子。」

  • 「信じ合えない親子。」

    今日、私が居室を訪ねたときの母は、機嫌が悪かった。話しかけても天井を見つめたままで、全然こっちに顔を向けてくれない。ああ、やっぱり恨んでるんだろうなと思いました。要介護3以上の高齢者(そのほとんどが認知症)が集う特別養護老人ホームには、いつも大声で罵詈雑言を叫ぶ居住者もザラにいるから、母の世代なら「介護施設=精神病院」みたいに誤解してもおかしくない。けど、ウチの母は息子に対して絶対に本音を言いません。それはもう、私が物心ついた頃からずっとそう。こっぴどく叱られた時でも、なぜそんなに怒ってるのか理由を一切言ってくれなかった。私の「女性恐怖症」の原点は間違いなくそこにある。私が大人になってある程度の“コミュ力”を身につけてから、何度か本音を引き出そうと試みたけど、そんなとき母は決まって私の顔から眼を背け、押し...「信じ合えない親子。」

  • 「Sちゃんとの再会。」

    ふだん、朝飯はパンとゆで卵、昼飯は勤め先の(入居者さんたちが食べてるのと同じ)給食、そして晩飯はデリバリーの弁当(やはり年配者向けの健康食)プラス肉類をちょっと、っていう食生活を送る昨今の私。ですが正月の三ヶ日だけはデリバリー弁当屋さんが休みなので、とりあえず元日の夜はスーパーで買ったおせち弁当(半額!)でせめてもの正月気分。で、2日と3日は仕事終わりに外食しようと決め、いつもとは違う経路で愛車を走らせました。そしたら、数年前に閉店した筈の“天理スタミナラーメン”のお店が復活してた!大好きだし、今の私に何より必要なのはスタミナですから、本来は“すき家”へ行く予定だったのを変更して駆け込みました。やっぱり旨いし、ちょっと元気になれた気がします。そして3日の夜は今度こそ“すき家”で牛すき鍋セットを注文。すき焼...「Sちゃんとの再会。」

  • 「無事に年を越せました。」2

    「無事に年を越せました。」2

  • 「無事に年を越せました。」

    年末30日から正月3日まで5連勤でクタクタなんですが(9連休してるヤツ、ホントにいるの!?)、とにかく無事に年を越せてホッとしてます。とはいえ、母の容態は決して良くなったワケじゃなく、また病院と施設を行ったり来たりの慌ただしい年になるのは覚悟しなくちゃいけません。前回「一喜一憂→右往左往」と書いたのはそういう意味です。さて、キッチンルームの片付けに伴って私のフィギュア愛がより高まり、やっぱり出来るだけ埃は被せたくないって事で、自室にもディスプレイケースを導入する運びとなりました。特にバンダイ「超合金魂」シリーズの輝きだけは埃で曇らせたくない!↑もう20年以上前の製品である「超合金魂/OVA版マジンガーZ」と「ポピニカ魂/ホバーパイルダー」。前者はOVA『マジンカイザー』第1話に登場する、原作マンガの初期デ...「無事に年を越せました。」

  • 「無事に年が越せそうだ。」

    大晦日も出勤、正月の三ヶ日もずっと出勤なので、年末年始の実感はほぼ無いけど、仕事が終わって帰り際、母の居室に寄って「大晦日やで」と声をかけたら、ちょっと泣きそうになりました。正直、母が年を越せるかどうか五分五分ぐらいに思ってたから。良かったよ、ホントに。で、帰宅して独りで晩飯を食べながら『紅白歌合戦』を観始めたら、本格的に涙が止まらなくなりました。家族4人、コタツで蜜柑を食べながら『紅白』を観た昭和の記憶がね……あ、そういや年末年始だけは帰郷してた兄は今、どうしてるんだろう?マジで存在を忘れてました。ところで12月の公休日は、母が認知症になって以来ゴミ屋敷化してたキッチンルームをひたすら片付けてました。年末だからって大掃除なんか例年はしないんだけど、最近は自分の部屋よりキッチンルームにいる時間の方が長くな...「無事に年が越せそうだ。」

  • 「前向きになるとアクセスが減る。」

    『全領域異常解決室』や『虎に翼』も面白かったけど、私にとって2024年度ナンバー1ドラマはダントツで『VRおじさんの初恋』。春シーズンに放映されたNHKの“夜ドラ”です。3回に分けて詳細なレビューを書くなんて久しぶりだったし、日記カテゴリーにおいても『有難う、VRおじさん!』と『VRおじさんはセラピードラマ。』っていう記事で総論じみたことを書きました。ただ、それから半年経ってるもんで記事の内容はほとんど忘れてました。今日、ひょんなキッカケで読み返してみたら、あのドラマで描かれたのってまさに私がいま取り組んでる“自己改革”そのものやん!って気づきました。VRおじさん(野間口徹)のキャラクターといい、終末期を迎えた老人(坂東彌十郎)が図らずも彼の内面を変えていく展開といい、まるでここ数ヶ月のハリソン君を予言し...「前向きになるとアクセスが減る。」

  • 「こんなに悪いハリソン君。」

    母が私の勤め先に再入所してから、明日で1週間。ずっと寝たきりではあるけど、容体は落ち着いたように私は感じてます。相変わらず食事は食べたり食べなかったりだし、貧血や心不全の影響が数値に出てたりもするけど、病院にいた時より表情は穏やか。私も出勤日は必ず顔を見せるようにしてるし、いくらか安心してくれたんじゃないでしょうか。私自身が、ここしばらくストレス軽減や自己肯定を促す本を読んできたお陰で、以前よりも明るくなった。それが母の反応にも表れてるのかも知れません。私と同僚たちとの関係も良くなったように感じてます。「オーウェル思考」や「スルースキル」も大いに役立ってるけど、最も良い影響を与えてくれたのは意外にも「“いい人”をやめる」と自分に言い聞かせるスピリチュアル系の手法。例の「ハリソン君、ありがとう」ってヤツです...「こんなに悪いハリソン君。」

  • 「闘いの日々。」

    前回、この1週間は葛藤しまくったと書きましたが、具体的に言えば「母が元気になって欲しい」っていうのと「もうラクにしてあげたい(逝かせてあげたい)」っていう相反する思いのぶつかり合い。仲は良くなくとも親子である以上、やっぱり生きてて欲しいのも本音だし、自分が母の立場なら早く逝きたいだろうっていうのも本音。ただ、後者には「自分が介護から解放されたいだけちゃうの?」っていう罪悪感がどうしても付きまとうから、父の仏壇には「母さんを元気にしてやって下さい」って、宗教心など無いくせに毎日お祈りし、風呂に入ってるときも「母さん、生きろよ」なんてつぶやいたりしてました。そしたら入院からちょうど1週間で「退院できます」の知らせ。そのとき、私は喜ぶよりも呆気にとられ、と同時に施設との受け入れ調整を急がなきゃ!ってパニックにも...「闘いの日々。」

  • 「またまた状況が変わる!」

    先週、母が入院になったとき、ドクターは「もとの施設(私の勤め先)に戻ることは難しいだろう」って、確かに言ったんですよ。それが今日、仕事中に担当のナースから電話がかかって来て「もう退院できます」だって。一瞬、治療の余地が尽きたのかと思ったけど、どうやら「回復したから」と解釈して良さそうです。この1週間、私がどれほど葛藤したか!いや、それはいいけど、展開があまりに目まぐるしくてメンタルがついていかない!正直、安心よりも「どっと疲れた」のが本音です。ともあれ明日、母を病院まで迎えに行き、私の勤め先へと送り届けます。果たして自分のやってることが正しいのかどうか、よく分からなくなって来ました。だって母は「もう逝かせて欲しい」って私に言ってましたから。でも、91歳にしてコロナを乗り越え、心不全まで克服した人が、生きる...「またまた状況が変わる!」

  • 「スルースキルを身につける。」

    『ストレスに負けない人の習慣、ぜんぶ集めました。』の第五章、『ストレスに負けない人の“仕事の習慣”』の1つとして挙げられてるのが「スルースキル」を身につけること。たとえば誰かに、冗談なのか嫌味なのかよく分からないことを言われたとき、その真意がどっちなのか考え込んでも答えなど出やしない。だったら「まあ、いいか」と受け流す。たとえば上司から「ほんと下手だねえ、こういう風にすればいいのに」みたいな嫌味を言われた時には、後半の「こういう風にすればいい」だけを記憶に留め、前半は忘れちゃう。なかなか難しいミッションだけど、確かにそういうスキルがあれば気楽に生きられるし、人付き合いも上手くできそう。私の場合は他者から言われたこと以上に、自分が他者に対して言ったことを「あ、誤解されたかも?」とか「傷つけたかも?」「嫌われ...「スルースキルを身につける。」

  • 「また状況が変わった。」

    今日の検査&診断で、母はほぼ間違いなく「心不全」を患ってることが判り、即入院となりました。胸のシコリは癌ではなく、心臓に水が溜まってたワケです。私の勤め先に入所してから、わずか11日目にして入院。ポジティブもネガティブも関係なく、ただ事実を書いてます。私は(そしてたぶん母自身も)延命治療は避けたい派なんだけど、ドクターの「決してお母さんに無理はさせない」という言葉を信じて、入院に同意しました。ショートステイを断ってきた前の施設は、たぶん気づいてたんでしょうね。けれど介護施設の立場としては「検査を受けさせて下さい」としか家族に言えない。それは解るけど、胸のシコリとか足のむくみは知らせて欲しかった。「家族なら自分で気づけよ」っていう意地の悪さを感じてしまう。だって勤め先のナースはすぐ教えてくれたし。とはいえ、...「また状況が変わった。」

  • 「脳をだます。」

    明日、勤め先の介護施設(特養)で母が入所してる“ユニット型”が、ようやくコロナの厳戒態勢を解く予定で、ちょうどその日が母の定期回診日。やれやれ、今度こそ予定通りに事が進み、ほぼ1ヶ月ぶりに母と再会できそうだ……と思いきや!今度は病院から電話がかかってきて、母の主治医が体調を崩したから(まさかコロナ?)回診日を1週間ズラしてもよろしいですか?だって。もう勘弁してくれ!回診日がズレようが薬は明日もらわなきゃいけないし、主治医がウチの施設のかかりつけ医に替わるから紹介状も書いてもらう必要がある。何より「胸のシコリ」という新たな問題が出てきてるし、私だってそんなにポンポン仕事を休めないんだよっ!!💢……って、一瞬カッとなりかけたけど、電話を受けたとき周りに何人か同僚もいたから、あくまで冷静に対応し、丁寧に事情を伝...「脳をだます。」

  • 「“いい人”をやめる。」

    実は『“ストレスに負けない人”の習慣、ぜんぶ集めました。』を買う前に読みかけてたのが『“いい人”をやめて自分に“ありがとう”を唱えると、きっと楽に生きられる』という単行本。結局のところ「ストレスに強い人」を一言で表わせば、「他人にどう思われようが気にしない人」ですよね。それはもう、私だってとっくの昔に分かってる。そうなりたいと常々思ってるけど、なれない。私は「いい人」です。常に「いい人」であろうとしてしまう。それがストレスの大元になってるのも分かってる。だから「いい人」をやめられる方法があるなら是非知りたい!と思って購入したんだけど、それが「自分に“ありがとう”を唱える習慣を持つ」という、ちょっとスピリチュアル寄りの内容だった。(実際、著者はヒーリングセラピストの女性です)私は男にしてはスピリチュアルに理...「“いい人”をやめる。」

  • 「2:7:1の法則。」

    公休日なので午前中、最近読み終えた本、あるいは読みかけて後回しにしてる本をラックに移す(と同時にもう読まないであろう本を取捨する)作業をしてました。そしたら、書店の紙カバーを着けたままベッド脇に平積みしてた本の中から、『楽しそうに生きてる人の習慣術』『いちいち気にしない心が手に入る本』なんてのが出て来ましたw過去にそのテの本はたびたび買ってたんですよね。ただ、今ほど集中砲火的なストレスに晒されてなかったから、読了するまでのエネルギーというか、切迫感が無かったんでしょう。今回は違います。ほっといたら必ず自滅する自信がある。本気で強くならなきゃいよいよヤバい。そんなワケで『“ストレスに負けない人”の習慣、ぜんぶ集めました。』の第一章、ストレスに負けない人の“考え方の習慣”。その中でも「ストレスに強い人は、みん...「2:7:1の法則。」

  • 「オーウェル思考」

    とはいえ、もし母が「生きる気満々」ならば私も頑張るしかないし、よその施設で見放された母を受け入れてくれた我が職場にも恩返しをしたい。つまり自分の老後なんかよりも「いま、自分が倒れない為に」どうすべきかを考えるのが何より大事。というワケで先日から読んでるのが工藤孝文監修&ホームライフ取材班編による新書『“ストレスに負けない人”の習慣、ぜんぶ集めました。』最近の私がズタボロになってるのは、母に関する心配事もさることながら、人一倍ストレスに弱いくせにストレスフルな仕事をしてるのも大きな原因で、それが持病の腎臓結石を悪化させたのも間違いない。食習慣はかなり改めたけど、ストレスに対する耐性をもっと上げなきゃ再発は免れない。かと言って自己啓発とかスピリチュアル系の訓示に従う気にはなれず、もっと現実的なデータに基づくス...「オーウェル思考」

  • 「もう、なにが何だか……」

    コロナを克服し、無事に引っ越しを済ませた母とは(こっちの施設でも感染者が出たせいで)未だ面会できないまま。しょうがないから介護記録を読ませてもらったら、胸の下にシコリが見られ、痛みの訴えもあると書かれてる!そんなこと本人からも前の施設からも聞かされてなかった!母は30年ほど前に乳癌の手術を受けてるもんで、縁起でもないこと考えるなと言われても無理。もし再発だった場合、また大きな決断を迫られることになる。そりゃ考えなきゃダメでしょう?けど、最近読んだ和田秀樹さんの本『死ぬまでひとり暮らし』には、むしろ「ガンで死ねたらラッキー」と書かれてます。和田さんは以前このブログでも紹介した『テレビの大罪』『テレビの重罪』の著者だけど、本職は高齢者専門の精神科医。和田さんはこれまで約6,000人の死に立ち合って来られた経験...「もう、なにが何だか……」

  • 「続・こんなことってある?」

    今日、母がショートステイ先の施設から、私の勤める施設へと引っ越しました。けど、まだ面会できてません。なんと、今度はこっちの施設でコロナ感染者が出てしまった!本来、母の引っ越し予定日は約10日前だったのに、その当日にショートステイ先でコロナ感染者が発見され、念のため母も検査を受けたら陽性で、急きょ延期になったのでした。その前提があっての今日ですよ。こんなことってある?の2連発!ただし、母はすでに感染済みで抗体が出来てるからってことで、引っ越しは予定通りに遂行されました。やれやれ……母が入所したのは“ユニット型”の施設で、私が勤めてる“従来型”とは通路で繋がってるけど建物は別。こっちはまだ感染者が出てないから、あっちとの出入りはしばらく厳禁、ゆえに面会できないワケです。それは仕方ないとしても、よりによって母の...「続・こんなことってある?」

  • 『やしろじゅり。/初恋を君に』

    コロナを乗り越えた母の容態は、どうやら安定してるみたいです。「もう逝かせて欲しい」なんてこと言っておきながら、生きる気満々やん!って、私は認識を改めました。だったら、私もまだまだ頑張らなきゃいけません。このまま何も起こらなければ、母は週明けに(今度こそ)私が勤める施設(の隣接部署)にやって来ます。その部署は、私が最も信頼を寄せてる先輩職員(最近、こっちの部署から異動になった)が仕切ってるから、より安心感があります。う〜む、やっぱり神がかってる?さて、今年デビューされたばかりのグラビアアイドル「やしろじゅり。」さん。京都府生まれの滋賀県育ちで、自らレズビアンであることを公表されてます。ほんと、時代は変わりました。2ndイメージビデオである本作には残念ながらレズシーンは無いけれど、お顔立ちが(昨今のグラドルに...『やしろじゅり。/初恋を君に』

  • 「SMP グレンダイザーU」

    母の発熱は、私が届けた解熱剤ですぐに引いたそうです。気持ちが通じた!……って言いたいとこだけど、母はふだん市販の薬をまったく飲まない人なので、たまに飲むと人一倍効くんだろうと思います。父も医者や薬にほとんど頼らない人だったし、案外長寿の秘訣はそこにあるのかも知れません。最近読んだ本にも「60歳を越えたら健康診断など受けない方がいい(ムダな検査と薬で逆に寿命を縮める)」って、統計に基づくデータを根拠に書かれてました。それはとにかく、母はコロナに負けなかった。凄いなオカン!さて、SMPグレンダイザーUです。正式な商品名は「SHOKUGANMODELINGPROJECTグレンダイザーU/グレンダイザー」。バンダイ・ナムコ社から発売されたばかりの“食玩”、すなわちオモチャ付きお菓子です。と言っても事実上は約15c...「SMPグレンダイザーU」

  • 「超合金魂グレートマジンガー/革進」

    今日は公休日で完全休養するつもりだったけど、母のショートステイ先から「38度前後の熱が出てるので解熱剤を届けて欲しい」との連絡があり、慌てて薬局に駆け込んで購入し、届けて来ました。恐れてたコロナの「発症」が始まったワケですが、家族に出来るのはせいぜいこれくらい。同僚から言われたとおり「もしも」のことは考えないようにしてます。そんな日に、前から予約してたアクションフィギュアが2つ同時に届きました。バンダイ社のダイキャスト製フィギュア「超合金魂GX-111グレートマジンガー/革進(KAKUMEI-SHINKA)」と、バンダイ・ナムコ社の食玩プラモデル「SMPグレンダイザーU」。こんな時に!?って思われそうだけど、私は救われた気がしてます。公休日とはいえ、さっきみたいにいつ施設から呼び出されるか分かんない=外出...「超合金魂グレートマジンガー/革進」

  • 「こんなことってある?」

    今日は母がショートステイ先の施設から、入所となる施設(私の勤務先)へと移転する予定でした。ところが!ショートステイ先の施設でコロナ発症者が発見され、念のため母も検査を受けたら陽性反応が出た!えーーっ、このタイミングで!?当然、入所はしばらく延期となり、母はショートステイ先で10日ほど面倒を診てもらうことになりました。唖然呆然!1つだけ幸いだったのは、母がコロナウイルスをウチの施設に持ち込まずに済んだこと。発症者の発見があと少し遅ければ間に合わなかった筈で、ほんとタッチの差。それと最悪のシナリオは「私こそが感染源だった!」っていうオチだけど、すぐに施設のナース室で検査してもらったところセーフ(陰性)でした。あとはもう、母が重症化しないことを祈るしかありません。前回の記事に「神は自分の中にいる」なんて書いた舌...「こんなことってある?」

  • 「神はここにいた。」

    とっくの昔に多くの人が同じこと言ってるでしょうけど、神様っていうのは結局、自分自身の中にいる。自分の身に起きてることは全て、それまで自分が選択して来たことの結果。そう考えれば何も矛盾が生じない。いま放映されてる連ドラ『全領域異常解決室』は一応“刑事もの”として紹介したけど、こないだ最新話を観たら実は「日本古来のグッド・ゴッドVSバッド・ゴッドの戦い」を描く壮大なストーリーであることが明かされました。主役の藤原竜也くん(そして恐らく相棒役の広瀬アリスさんも)正義の神様ってワケです。そんな設定にリアリティーを感じるか否かは置いといて、自分の中にもグッド・ゴッドとバッド・ゴッドが同居してると考えれば、時おり見舞われる“不運”も実は自分で選択して来たことの結果なんだと割り切れる。たとえば飛行機事故に遭って死んだと...「神はここにいた。」

  • 「変化のとき。」

    母が入所する施設と日にちが正式に決まり、この土日は母がマイホームで過ごす最後の2日間になりそうです。と言っても母はほとんどベッドで寝たきりだし、もとより会話のない親子ですから普段となんら変わりません。変わらないけど、こないだ(母がいないときに)入所先に置いてもらうつもりの音楽CDを整理し、プレーヤーの調子を確認するため岸恵子さんのムード歌謡曲を聴いてたら、不意に涙が止まらなくなっちゃいました。単に曲調が切ないせいもあろうけど、母がまだ若かった頃の姿=自分の幼い日々の記憶が甦ったり、いよいよこの家で暮らすのが私ひとりになるのを実感したせいかも知れません。とっくの昔に崩壊したファミリーではあるけど、楽しい想い出が皆無なワケでもない。母との関係は決して良好じゃない、ハッキリ言えば悪いけど、ひとりの女性がいよいよ...「変化のとき。」

  • 「畜生……っ!!」

    しんどい!「畜生……っ!!」

  • 「笑いこそ万病の薬。」

    一昨年の秋に父が亡くなり、翌年には16年勤めた職場を去り、孤独感と虚無感で「うつ病」の入口にいた私を平常心に戻してくれたのは、『探偵!ナイトスクープ』の“キンタマ”ネタ3連発でした。本当に腹がよじれるほど笑ったあと、気がつけば落ち着いてました。笑いの力って本当に凄い!今夜もナイトスクープの録画を観るとします。「笑いこそ万病の薬。」

  • 「修行はまだまだ続く。」

    母が本当にしんどそう。別に延命治療を受けてるワケじゃないのに、無理やり生かされてるように見える。正直、早くラクにしてやりたい……っていう気持ちと、生命を預かってる以上は少しでも長く生きてもらわねば、っていう使命感との狭間で揺れまくってます。もちろん、人としては後者を実践するしか無いんだけど、果たしてそれが本当に正しいのか?もし私が母の立場なら、そしてもし法的に許される世の中なら、今日にでもすぐ安楽死させて欲しいと願ってるはず。医療漫画『ブラック・ジャック』が大好きなのに、考え方はドクター・キリコ(主人公の対極にいるライバル)に近いんですよね。一方、私が勤めてる職場もなんだか最近、不穏な空気。ベテランがどんどん辞めて新しい職員の数が増えるにつれ、統制がつかなくなって来てる。軍曹的な人が夜勤に入る=日勤時には...「修行はまだまだ続く。」

  • 「最後の砦」再掲載&追記

    単なる近況報告の記事が、たもや変態事務局により消されてしまいました。その理由にまったく心当たりが無いのですが、画像を変えればたぶん消されないので再掲載します。コメントを下さった“みつぼん”さん、すみません。このブログでは日常茶飯事なのですm(__)m☆☆☆☆☆☆☆母の食欲不振がずっと続いており、当然ながら衰弱も進み、要介護度が2から3に上がって、週末の自宅介護も難しくなって来ました。で、ショートステイ先の介護施設に入所の申し込みをしたら会議に呼び出され、一昨日、仕事を午前中で切り上げて行って来ました。そしたら、入所どころか「ウチの施設は生活を支援する場だから」という理由で、このまま衰弱が進んだら「ショートステイも受け入れできなくなる」と宣告されちゃいました。同じ施設で父のときはショート→ロング→入所とすん...「最後の砦」再掲載&追記

  • 『百花 梅/誰よりいちばん』

    2024年6月にリリースされた、グラビアアイドル・百花梅(ひゃっかうめ)さんの1stイメージビデオです。ということはデビュー作なのに、何だかお顔にすごく見覚えがある。調べてみたら、元は“天羽成美”の芸名で活動されてて、本作は所属事務所から独立→改名しての第1弾なのでした。で、その“天羽成美”時代のイメージビデオを数年前にここでレビューしたんだけど、変態事務局に消されてしまった。そりゃ見覚えあるワケです。消された理由はもちろん内容が「エロすぎた」せいだけど、“百花梅”への改名に伴いエロさは控えめになってるので、今回はイケるかも?と思って私も“再チャレンジ”してみます。天羽成美さんはそのままAVへ進んで行きそうな過激さが売りだったけど、フリーとなった百花梅さんは、カフェ店員とプロカメラマンとグラビアアイドルの...『百花梅/誰よりいちばん』

  • 2024/10/31

    母の食欲不振がずっと続いており、当然ながら衰弱も進み、要介護度が2から3に上がって、週末の自宅介護も難しくなって来ました。で、ショートステイ先の介護施設に入所の申し込みをしたら会議に呼び出され、一昨日、仕事を午前中で切り上げて行って来ました。そしたら、入所どころか「ウチの施設は生活を支援する場だから」という理由で、このまま衰弱が進んだら「ショートステイも受け入れできなくなる」と宣告されちゃいました。同じ施設で父のときはショート→ロング→入所とすんなり進んだのに、意外な対応に驚きました。父の場合は亡くなるちょっと前まで食事は普通に採れてたから、今回とはケースが違うって事なのか、約3年の間に条件が厳しくなったのか。(たぶん両方でしょう)さらに、かかりつけ医の検査&診察を早急に受けてくれと言われ、昨日は急遽休み...2024/10/31

  • 『無能の鷹』と『モンスター』

    夏の大スランプから抜け出して、ちょっと気持ちに余裕ができたお陰か、刑事もの以外の連ドラもいくつかチェックしてみる気になりました。刑事ものに近いジャンルと言えば探偵ものと法廷ものが挙げられますが、2024年秋シーズンは両方、月曜日にフジテレビ系列でやってます。その1つが“月9”枠の『嘘解きレトリック』で、昭和初年の九十九夜町(たぶん架空の町)を舞台にした「レトロモダン路地裏探偵活劇」。昭和元年をあえて「初年」と称してるのは多分、リアルな昭和じゃなくて「昭和っぽい」世界を背景にしたファンタジーだから。他人の嘘を見分ける特殊能力を持った少女(松本穂香)が主人公だし、言葉遣いも現代風だったりする。それは別にいいんだけど、主人公の心情を全部モノローグで説明しちゃう過剰な解りやすさと「お涙頂戴」に私はゲンナリし、初回...『無能の鷹』と『モンスター』

  • 『全領域異常解決室』2024

    2024年秋シーズン、フジテレビ系列の「水曜22時枠」でスタートした、フジテレビ&共同テレビ制作、黒岩勉脚本による異色のミステリードラマ。“神隠し”“あやかし”“狐憑き”などの仕業と云われ、超常現象として世間を騒がす不可解な事件を、内閣官房から直接要請を受けて解決に導く「全領域異常解決室(通称ゼンケツ)」。大和朝廷時代から存続してる世界最古の調査機関という設定で、アメリカの国防総省にはそういう組織が実在するそうです。そんな“ゼンケツ”令和日本バージョンが、にわかに頻発してきた不可思議な事件の数々を解決に導きながら、事件への関与を仄めかす謎の人物あるいは組織「蛭児(ヒルコ)」と対峙していきます。超常現象の造詣が深く、刑事じゃないのに刑事以上の洞察力や行動力を持つゼンケツの室長代理=興玉雅(おきたまみやび)に...『全領域異常解決室』2024

  • 『オクラ/迷宮入り事件捜査』2024

    2024年秋シーズン、フジテレビ系列の「火曜9時」枠でスタートした、フジテレビ&FILMの制作によるオリジナルドラマ。いやはや……『警視庁考察一課』『潜入兄妹』のバカバカしさやオーバーアクトは「創り手があえてそうしてる」とポジティブに捉えた私だけど、これはちょっと……です。元は警視庁捜査一課強行犯係のエースだったのに、現在はお蔵入り事件の情報管理(パソコン入力)だけが仕事の“刑事の墓場”=通称「オクラ」こと特命捜査情報管理室に所属する警部補の飛鷹千寿(反町隆史)は、一見人情に厚く「捜査は足で稼ぐ」がモットーの典型的“昭和デカ”なんだけど……実は法の網をかい潜った悪党どもに「目には目を」の制裁を加えるべく、闇ルートで情報を集め、証拠を捏造して逮捕に追い込む“正義の悪徳刑事”だった!飛鷹がそうなったのは過去に...『オクラ/迷宮入り事件捜査』2024

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