画像はAmazonより 堺屋太一さんの歴史小説「鬼と人と」を読みました。いつものようにKindleにて通勤や休憩時間の合間に読みました。 文庫版への序文というものがありました。著者である堺屋太一さんが、この小説を角に当たり、考え抜いた上での試みであったことが伺えます。小説ですが、独特の形式で描かれています。覇王織田信長の独白という形式で語られる部分と、有能で忠実な部下の明智光秀の独白という形式で語られる部分が交互にくるという流れで進んでいきます。織田家には光秀のような優秀な武将は他にもいるのですが、この小説では語ることはありません。全ては信長と光秀が一人称となって彼らの言葉でこの時代の武将たち…