「もう、ご飯だから お家に入りなさーい」 母の声が聞こえた。 見上げれば あかね色の空に 赤トンボが舞っていた。 このまま外にいたいな。 おばあちゃんの焼き芋食べたからお腹いっぱいだよ。 今日は絵本のお話から離れて 気分転換に絵を描いてみました。 GoToトラベルで、こんな風景のところに行きたいな。
それでは、パソコン内で 切り絵 をする方法について ご紹介させていただきます。 はて、さて、このような方法で満足のいく絵が出来上がるものかと ご心配される読者の方もいらっしゃるかも知れませんが、 「私はこれで絵本大賞とりました」 って ブログのタイトルどおり とれたんです。 では、さっそく。 例えば、ブタさんの切り絵を作ってみたいと思います。 変なブタですみません・・・・。 普通にイラストレーターの画面にマウスで絵を描きました。 次にパーツをバラバラにします。 ブタさんの顔ひとつにしても、目、鼻、口など いくつかのパーツで構成されております。(当たり前ですが) まずは「目」を例にとって、切り絵…
ということで「ベタ」は使わないことにしました。 「ベタ」に「ムラ」がある状態にしたいです。 方法は幾つかあると思いますが、 グラデーションを使う、ボカシを塗り重ねる、スプレーを使う、 グラデーションメッシュを掛ける・・・・ (私の知ってる手法はこんなものかな) あっ、言い忘れてましたが、 イラストレーターの操作は、独学ですので 扱いの幅が狭いかも知れません。 ・・・・温かい目で聞いてあげてください。 お話しは戻りますが、 このように、グラデーションやぼかしツールを用いると、 作業にとても時間がかかります。 それに、パソコンの動作が重たくなります。 一時保存に何十分もかかってしまうなんてことも有…
と言うことで、 やっと絵を描くところまで漕ぎ着けました。 正直、物語をつくるのは楽ではないと思っております。。 今、振り返りますと、 絵本というのは、“物語”のウェイトが一番だと考えてます。 絵のクウォリティはどうでもいいという訳ではありませんが、 市販されている絵本を観ますと、崩し方が大胆な絵だったり、 実物とは全然違う色使いだったり、 他の分野の“絵”とはちょっと世界が違うように感じます。 でも、物語にマッチした“味わい”は否定できず、 それはそれでいいものに仕上がっております。 ですので、 今回、絵本の絵を描くにあたり、 じょうずに描くとか、うまいと思わせるとか、 考えなくいいのかなと思…
ずいぶんと 時間がかかりましたが、 まあまあ いけるぞ!って感じのストーリーが できあがりました。 おおまかですが ちょっと整理してみます。 1.村はずれに沼がありました。 2.沼にはお腹を空かしたイトウが棲んでおります。 3.その沼へ きつねの親子が水を飲みにきました。 4.子ぎつねがイトウに食べられてしまいます。 5.母ぎつねは、しっぽが長い動物は美味しくないから戻せと言う。 6.イトウは母ぎつねの言う通り、お腹から子ぎつねを吐き出します。 7.子ぎつねは助かりました。 8.次の日、うさぎの親子が水を飲みにきました。 9.子うさぎがイトウに食べられてしまいます。 10. 母うさぎは、しっぽ…
6月の下旬ころ、じゃがいもの花が一面に咲きます。 懐かしい のどかな風景を描いてみました。 今日も絵本のお話はサボってしまいました。 すみません。
ぐぉ~ん っていう力強い音。 雪の悪路も ものともせず走るボンネットバス。 自家用車もそれほど普及してない時代、 鉄道のない地域では 交通手段の要だった。 乗り心地が非常に悪かった。 サスペンションが硬いというか、ガチガチだったように思う。 それでも子供のころ、年に数回、このバスで 街に出かけるのが ものすごく 楽しみだった。 また乗ってみたいなぁ~。
主人公のイトウが、自分のしっぽを食べてしまう。 これを物語の「結末」にしよう! でも、自分のしっぽを食べてどうなる? 食べるだけじゃ、なんかつまない気がする。 自分のしっぽを食べる・・・・ どんどん呑み込む・・・・ すると・・・・そうだ! 自分の存在が「無」になる! 自分が自分を完全に食べてしまうのだ。 これ面白い! 現実的には不可能なことだけど、絵本なら通じるかもしれない。 誰かがイトウを懲(こ)らしめるのではなく、自らの失態。 残酷さも薄れ、ちょっとファンタジーにも感じる。 それから、 これに至るには、誰かの知恵が働いていると面白いな。 知恵というより、イトウを懲らしめるための方法といった…
登場人物とキャラクターを整理すると ①イトウ(大きな淡水魚)→ 暴れん坊で貪欲。 ②キツネ(しっぽが長い動物)→ イトウに食べられてしまう。 ③ウサギ(しっぽが短い動物)→ イトウに食べられてしまう。 お腹を空かしたイトウに、 キツネもウサギも食べられてしまう設定。 その仕返しをするか、 イトウに反省してもらう結末に持っていきたいです。 ・・・・中間に物語が必要ですね。 大まかに、起承転結に置き換えますと、 『起』お腹を空かしたイトウがいる 『承』キツネとウサギが食べられる 『転』 『結』イトウは反省する(又は懲らしめられる) まてよ、 すっかり忘れてたが、コンテストの主旨を入れなければならな…
子供のころ、 近所の雑貨屋さんの前でいつも遊んでいた。 お菓子とかアイスキャンデーとか食べたかったけど お金持ってないから、 他人が買うのをただ見ていた。 街から来たと思われるお兄さんが 真新しいスポーツカーを店の横に停めた。 何をするでもなくベンチに掛けた。 ちょっと裕福な漁師の息子だろう と子供心に思った。 僕もこんなふうになりたいなぁ。 ふと空を見上げると 複雑な形の雲が空を覆っていた。 夏の終わりを感じた。
主人公は魚の“イトウ”に決めた。 おそらく、こんな絵本は他にはないでしょう。 それはさておき、 動物を決めなければならない。 イトウとともにドラマを展開する動物・・・・。 北海道らしい動物だよな・・・・ ヒグマ、エゾシカ、キツネ、シマフクロウ、ナキウサギ エゾモモンガ、クロテン、エゾリス・・・・たくさんいるな。 イトウは暴れん坊のキャラクターだから 動物は可愛らしいイメージがいいな。 子どもに受け入れやすいように、キツネとかウサギがいいのかな。 動物の種類はストーリー展開によって変わるかもしれないので、 ちょっと保留にしておこう。 で、 ストーリーを先に考えよう。 イトウは水の中に棲む生き物。…
さて、1回目の応募作品はたくさん反省点がありました。 改めて反省点を整理しますと・・・・ 1.子どもが興味を示す内容ではなかった 2.起承転結が明確でない 3.結末がショッキング 4.絵がいまいち と、自己分析しました。 きっとこれは正しい分析だと思います。 そう考えなければ次に進めません。 では、次こそ最優秀賞を獲るためには、 これらの反省を踏まえ、単純に“反省の反対”を心がければ、 よいのかなぁと考えた次第です。 物語づくりも絵を描くことも、ある種 “才能” という分野かも知れません。 でもでも、「好き」という感情は、 それに近づくことができるかも知れない。 と、信じる私でした。 では早速…
今日は絵本のお話から離れまして、 私がいつも描いている“昭和の風景”の一枚を掲載しました。 ある程度の年齢の方には「懐かしい~」と思っていただけると思います。 描き貯めたものがたくさんありますので、 絵本のお話の途中に、時々ご掲載させていただきます。 では、今日はこれで。
やっぱり、最優秀賞は獲れませんでした。 残念・・・・ ですが、当然といえば当然です。 私なりに振り返りますと、 まず、 子ども向けの内容になっていなかった ということが一番の反省。 男女の恋愛関係・・・・ それが引き裂かれてしまう・・・・ そんな内容は、子どもさんには理解し難いでしょう。 メロドラマを想像しずぎ。 トンチンカンな私でした。 それと、急に終焉を迎えてしまう。 しかも結末がショッキング! ひと昔前のフランス映画のような 「えっ!これで終わり?」のような 後味の悪さがありますね。 (フランス映画を批判するものではありません) 総じて、 ストーリーがしっかり創られていない。 ・・・・そ…
ではでは、 はじめて応募した絵本を公開させていただきます。 コンテストの結果から申し上げますと、 上から3番目か4番目の「奨励賞」をいただきました。 製本されるのは最優秀賞だけですので、世の中の人にご覧いただくのは これが初めてです。 反省とか自己評価については後ほど述べさせていただきますね。 表紙 タイトル「コロポックルの二ポポ」 むかし コロポックルという こびとが おりました。 からだが ちいさな コロポックルは 雨が ふったときは フキの 葉のしたで あまやどりを します。 川で サケを とるときは、 まるで クジラみたいに 大きいので みんなで きょうりょく します。 コロポックルは…
はじめて応募したのは6年ぐらい前でした。 (※上の画像はそれとは違う絵本です。後々ご紹介いたします) あとでわかることですので、隠さずお話ししますが、 北海道のアイヌ文化財団さんが主催されている 「幼児向け絵本コンテスト」なるものでした。 きっかけは、ウェブ上の公募サイト“登竜門”で見つけました。 一応、全国から募集しているコンテストです。 それまで絵を時々描いてたりして、 他人にお見せすると「じょうず~!」なんて言われるものですから、 すっかりその気になってて。 じゃぁ、コンテストにでも出して、 自分の絵の評価は どの程度のものなのか試してみたくなったのです。 (それと賞金50万円・・・・最…
こんにちは。 まずは、このブログにお越しいただきありがとうございます。 ここは、絵本大賞(最優秀賞)を獲るまでの記録をご紹介するページです。 何度か受賞させていただいたのですが、 最初の受賞から5~6年経っておりますので、 回想録的な記載の仕方になると思います。 絵本作家を目指している方や趣味で絵本を描かれている方、 これから絵本を描いてみよう、コンテストに応募してみよう!っていう方の 少しでも参考になれば幸いと思う次第です。 と、偉そうに言っている私ですが、プロの作家ではございません。 出版社の者でもございません。 新手の詐欺師でもありません。(ご安心ください) 普通のサラリーマンです。 絵…
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