松木武彦『人はなぜ戦うのか 考古学からみた戦争』
2020-12-25 松木武彦『人はなぜ戦うのか 考古学からみた戦争』(講談社、 2001 年)より。拝む対象としての武器 (p.52) 。 戈や矛はどうだろうか。戈は、紀元前一世紀に鉄でも作られるが、これは武器としてまともに使えないほど巨大な代物だ。青銅の戈も、この頃以降は、実用にならないほど大きいものが作られるようになる。青銅の矛も同じだ。このように、紀元前一世紀よりのちには、戈や矛は使えないほどに大形化し、隊列の...
2020/12/25 20:06