のちに忠臣蔵と呼ばれ後世に語られる吉良邸討ち入りはこの漢(おとこ)の人生に於いては数あるハイライトの一つでしかない激アツ展開テンコ盛りの傑作「堀部安兵衛」
こんにちは。 いよいよ東京から他県への移動制限が解除になりましたね。ワクチンができたわけではないのですけど、ある程度、対処のしようができてきてるってことなんでしょうかね?防衛の手段については有効な策が見えてきたようには思いますが、感染してしまった時のことを考えると、まだまだ全然外出する気にはならない管理人です。志村けんさん、岡江ママさんが亡くなってしまうくらいヤバいものだということを忘れないようにしないと。 さて、そんな中、早くも一作品読了しました。今回は、Twitterでつぶやいた通り、管理人初の著者で池波正太郎さんの作品「堀部安兵衛」です。 なんというか、ともするとエンタメ的な匂いの濃厚な忠臣蔵の主役級だったりするので、また随分とアイドル的な人物をターゲットにした作品を持って来たなぁという感じがするかもしれませんが、その理由は後述するとして、正直、池波正太郎さんはエンタメチャンバラ色が強い印象(≒フィクション要素強め)があり、これまでちょっと敬遠していたので、実はあまり期待せずに読み始めたのですが、それはすぐに間違いだったっぽい(少なくとも本作に関しては)ことがわかり、池波正太郎先生と、全池波正太郎ファンの方にごめんなさいしたくなりました。ごめなさい。超絶に面白かったです。上下巻合わせて1000ページくらいの作品なんですが、読むのが遅い管理人がこれを8日という短さで読了したくらいですから、その面白さたるやもう…。そういうことです。 ということで、早速(でもないですが)本作のレビューです。 まず、本作はタイトルの通り、忠臣蔵で有名な堀部安兵衛が主人公の作品で、基本的には最初から最後まで堀部安兵衛のことが描かれるので、途中、長いページをかけて、他の人のことを描くみたいな部分はありません。だからなのか、途中で、キリのいいところ、みたいなものがなく、安兵衛の壮絶すぎるその人生の波乱万丈ぶりも相まって、読み進める手を止めづらいくらい。実際、管理人、そのせいで、連日夜更かししてしまいました。それくらい面白い。
2020/06/20 16:58