不等式の解の話の「最終回」

不等式の解の話の「最終回」

数学における認知の個人差・多様性というものについて考えました.真実は1つですが,それにみんなが到達しているのではなく,その途中にあるのだと思います.『2次不等式x^2-3x+2<0を解くと1<x<2』の 1<x<2…①にどんな意味を与えていますか? 1.そう答えるもの2.元の式の数xは①を満たす3.xに代入して元の式を成り立たせる数は,①を満たす数4.{x 1<x<2}の略記,開区間(1,2)5.適宜選択 「数学の認知は,けっこう個人差・多様性があるのではないか?」と思いました. この中で一番真実に近いのは,4です.それは間違いありませんが,学習段階などにより,この認知であるからアホだ,とか言…