世界の王族や貴族も訪れた、19世紀にモザイクのショールームとして使われたお屋敷:Palauet de Nolla
バレンシア市の北にあり畑に囲まれたメリアナ市。ここに、19世紀には世界の王族や貴族が訪れたというモザイクのショールームなっていたPalauet de Nollaというお屋敷があります。 Palauet de Nollaは、17世紀の終わりに農場の家屋として建設され、19世紀の中頃にはカントリーハウスとして改修。その後19世紀後半に、モザイク工場を経営していたMiguel Nollaによって彼の会社が生産するモザイクを重要な顧客に紹介するショールームとして改築され、スペインの著名人や国王のみならず、ロシアのロマノフ家やドイツ皇帝やルーマニア国王も輩出したドイツのホーエンツォレルン家 , アメリカの外交官など世界中の著名人が見学に訪れたそうです。 全盛期は賑わったPalauet de Nollaも、1960年代には廃墟と化し、ようやく2012年にメリアナ市が購入。その当時は結構ひどい保存状態で、まるでホーンテッド・ハウス↓ その後市によって改修が行われ、2020年にようやく一般に公開されたそうです。歴史を読んで面白そうだったので行ってみることにしました。白のペンキが真新しいです。 修復と言
2021/07/25 22:53