多発性骨髄腫の治療 その3
MP療法がだんだんと効かなくなり、抗がん剤を変えることになった。免疫抗体は通常は免疫グロブリン(略称Ig)と呼ばれているが、その中にも複数の種類(サブクラス)がある。私の場合、病気の進行状況に関係するのはIgGという抗体で、IgG型骨髄腫と言われる。このIgGの数値が大きくなるとやばいことになる。骨髄中のがん細胞が増殖するとIgGが増えるという相関関係があるそうだ。MP療法ではこの数値を抑えきれなくなったので、先生と相談して新しい薬を試すこととなった。最近の抗がん剤に「分子
2021/03/31 13:38