更新がだいぶ滞ってました💦7月から店舗異動し大人数の店舗の薬局長に就任した関係で、覚えることが多く、また大勢を引っ張っていかなければならない環境で、とても記事を書く余裕がありません。慣れ親しんだ環境を変えるのは大変で、今まで以上に責任も重い
某薬局で管理薬剤師をしているジジネコです。 日常の業務で学んだことや、薬学生、薬剤師に役に立ちそうな記事を気が向くままに書いていこうと思います。(たまに一般の方向けにも書くつもりです) お仕事やお勉強の役にたてたら嬉しいです。
更新がだいぶ滞ってました💦7月から店舗異動し大人数の店舗の薬局長に就任した関係で、覚えることが多く、また大勢を引っ張っていかなければならない環境で、とても記事を書く余裕がありません。慣れ親しんだ環境を変えるのは大変で、今まで以上に責任も重い
ヒヤリ・ハット分析 甲状腺機能低下症患者に健胃薬が処方されそうになった事例
先日社内でチラーヂン®S錠が処方されている患者に、つくしAM配合散®が処方されそうになったのを疑義照会により防止した事例がありました。つくしAM配合散®の禁忌は以下のようになっています。チラーヂン®S錠とつくしAM配合散®の薬同士の相互作用
先日父の血液検査の結果を見せてもらいました。年齢によるものもありますが、それ以前に毎日のように飲酒をしていたせいか、肝臓の数値が思った以上に悪かったです。その中でもPIVKA-Ⅱの数値が基準を大きく上回っていました。肝臓癌の可能性もあり、今
5月もあっという間に終わりに近づき、いよいよ来月からは調剤報酬が改定されます。それなりに調剤報酬改定に関する記事を書いてきましたが、どうしても全てについて書くのは困難です💦しかしなるべく多く伝えたいので、急ぎでまだ伝えられていないものについ
2024年5月24日に厚生労働省の専門家部会が、インフルエンザ治療薬のアビガン®錠を重症熱性血小板減少症候群の治療薬としての承認する方針であることを発表しました。重症熱性血小板減少症候群の治療薬は世界初であり、また現在は重症熱性血小板減少症
身内に不幸があった関係でしばらく更新ができていませんでした😢身内の不幸はどうしても避けてとれないですが、精神的にキツイですね💦ようやく少し気持ちも落ち着いてきたので、そろそろ記事を書こうと思います。もう5月も中盤になり、来月からは調剤報酬が
ヤーズ配合錠とヤーズフレックス配合錠 ②一般名処方の取り違え 考えられる有害事象について
前回の記事でヤーズ®配合錠、ヤーズフレックス®配合錠について学びました。今回の記事では実際にこの取り違えがあった事例を紹介します。結論から申し上げますと一般名処方における取り違えです。実際にあったものは一般名処方でヤーズフレックス®配合錠で
ヤーズ配合錠とヤーズフレックス配合錠 ①中身の違い 対象となる疾患について
最近社内でヤーズ®配合錠とヤーズフレックス®配合錠の取り間違えによるアクシデント報告がありました。内容としては一般名処方における取り間違えだったようです。たんにアクシデントの内容を紹介するだけでは取り間違えによってどのような不利益があるかが
2024年3月26日にジンタス®錠の製造販売が承認されました。これは低亜鉛血症の治療薬です。今まで低亜鉛血症の治療薬はノベルジン®くらいしかありませんでしたが、今後は治療の選択肢が広がります。また低亜鉛血症においてはノベルジン®より明らかに
2024年3月26日に先天性血栓性血小板減少性紫斑病治療薬のアジンマ®静注用1500の製造販売が承認されました。先天性血栓性血小板減少性紫斑病の治療は、現在は新鮮凍結血漿輸注によるADAMTS13酵素補充方法しかありませんが、これが発売され
2024年1月18日にターゼナ®カプセルの製造販売が承認されました。リムパーザ®錠に続くPARP阻害薬です。適応は限られておりBRCA遺伝子変異を伴う癌にのみ有効になります。適応は以下のようになります。今回ターゼナ®カプセルについて紹介する
前回の記事で特定薬剤管理指導加算1,2について説明しました。今回の記事では続きの3についてです。新しく覚えることが非常に多く、ボリュームも多いので、じっくり読んでいただくと幸いです。特定薬剤管理指導加算1,2は別名”ハイリスク薬加算”とも言
2024年度 調剤報酬改定 特定薬剤管理指導加算1,2について
もうじき3月も終わりです。いつもなら4月から調剤報酬改定があるので、もう改定内容が揃っている頃ですが、今年は6月の改定になるので、まだ情報が揃っていません。特に大きな改定があるのが特定薬剤管理指導加算についてです。今までの特定薬剤管理指導加
先日うちで大腸癌の薬を服用している患者さんが、癌細胞が大きくなっているため処方変更しました。それまでのレジメンはXELIRI 療法(カペシタビン+イリノテカン)だったのですが、今回よりロンサーフ®配合錠が用いられることになりました。ロンサー
調剤報酬の改定の情報がどんどん出揃ってきたので、また紹介します。今回の記事では全ての薬局に関係する調剤基本料についてです。調剤基本料は処方箋を受付した以上は必ず算定する最も基本的なものなので、なるべく詳しく解説しようと思います。今回の改定で
ここ最近、調剤報酬改正に関する記事ばかりでした。時期的に仕方ないのですが、そろそろ別の記事を書きたいと思っていたところに丁度いい情報が入ってきたので紹介します。今回の記事ではホモ接合体家族性高コレステロール血症の治療薬である、エヴキーザ®点
2024年度 調剤報酬改定 在宅移行初期管理料について 在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料の変更点
忙しくてまたまた更新が滞ってしまいました💦最近は調剤報酬改定に関する記事ばかりですが、なるべく早めに情報提供しないといけないので致し方ありません。今回の記事では在宅移行初期管理料と在宅患者重複投薬・相互作用防止等管理料の変更点について紹介し
徐々に2024年度の調剤報酬改定の情報が出そろってきました。ようやく実際の点数も出たので、今回は地域支援体制加算について解説します。現状の改定から変わる箇所が非常に多く、変更点を上げると逆に分かり辛くなるので、いっそのこと初めて覚えるつもり
インフルエンザにかかってしまい、しばらく寝込んでいました💦調剤報酬改定の記事をどんどん書かなければならないのに、停滞してしまって申し訳ございません。元気になったので早速書いていきます。今回の記事では医療 DX 推進体制整備加算についてです。
前回に引き続き調剤報酬改定について紹介していきます。今回紹介するのは新設される在宅薬学総合体制加算についてです。今回の改定により在宅患者調剤加算が廃止され、代わりに在宅薬学総合体制加算が新設されます。これを詳しく見てみましょう。まずは算定要
2024年度 調剤報酬改定 服薬情報提供料2 嚥下困難者用製剤加算・自家製剤加算の見直し
今年は調剤報酬改定の年です。2年に1度、薬局勤務の方は色々覚えなくてはならず、憂鬱な時期です。まだ具体的に決まっていることはありませんが、徐々に情報が出てきました。前回の改訂の時はかなり読み込んでから記事を書いたので情報提供が遅くなり、また
レキサルティがエビリファイよりアカシジアが起きにくい理由 キチンと説明できるように
先日うちの患者さんでエビリファイ®錠を使っていた患者さんにアカシジアが出てしまい、一旦休薬しました。アカシジアがおさまった後、再び治療を再開することになったのですが、薬がレキサルティ®錠に変更になりました。うちの薬剤師にその理由が分かるか聞
先日社内でのヒヤリ・ハットの事例の紹介がありました。内容は以下のようになります。「新患にイナビル®吸入粉末剤が処方。初回アンケートで牛乳アレルギーであることが判明。イナビル®吸入粉末剤の添付文書で牛乳アレルギーの患者ではアナフィラキシーが出
明けましておめでとうございます。今年の初めの記事は久しぶりにOTCの紹介になります。私の周りの女性で便秘がちな人も多く、よく便秘だけど病院に行った方がいいかと聞かれます。病院に行くのは間違っていませんが、近ごろのOTCの便秘薬は結構中身がよ
もうあと何日でこのブログを運営して4回目の年越しになります。いつもは12月31日に最後の記事を上げているのですが、今年は少し早めに年内最後の記事にしようと思います。常に全力で生きるのをモットーにしてるのですが、流石にちょっと休んだ方がいいの
すっかり寒くなってきたせいか、インフルエンザにかかる患者さんが非常に多いです。また最近では一時はだいぶ減っていたコロナ患者もまた増えてきており、最近ではコロナ、インフルエンザの同時流行になってきています。息子の学校でもクラスの半分近くが休ん
11月22日にノバルティスファーマから新たなLDLコレステロール低下薬のレクビオ®皮下注300mgシリンジが発売されました。PCSK9の阻害によりLDLコレステロール低下作用を示しますが、既に発売されているPCSK9阻害薬のレパーサ®皮下注
アセトアミノフェンの禁忌の緩和 NSAIDsと比較して内容を理解
2023年10月12日、アセトアミノフェン含有製剤の添付文書が改定され、禁忌が大幅に減少しました。改定前と改定後の禁忌の違いは以下のようになります。従来の禁忌はNSAIDsの禁忌をそのままあてはめていた形になります。これが適切な薬物治療の妨
タミフルドライシロップの不足 脱カプセルで対応する際の方法、注意点
またまた忙しくてブログの更新が疎かになってしまいました💦何とか時間が取れたので、ようやく記事が書けます。厚生労働省が8日に「オセルタミビルリン酸塩ドライシロップの在庫が逼迫している」として、都道府県などに過剰な発注を控えたり、別の薬に処方を
先日患者さんに教えてもらったことがあります。薬物治療ではないので薬剤師の専門外の内容ですが、いざとなった時のために知っておいた方がいいので、この記事で紹介したいと思います。うちで高血圧と関節リウマチの薬を調剤していた患者さんに前立腺癌が発見
先日うちの薬局でツムラ加味逍遥散を1日3回でずっと服用していた患者さんが、ある時から1日2回に変更になりました。この患者さんは更年期障害で使っていましたが、症状が軽くなったのか聞いたところ、”あまり長い間飲んでいると副作用で腹部に異常が出る
先日うちの患者さんが「エコーで腎臓に水疱があると言われた。再検査するみたい。大丈夫なか?」と相談に来ました。日頃からよく当薬局を利用してくれている患者さんで、健康診断のデータも把握しています。この患者さんはおそらく腎嚢胞が見つかったのでしょ
何度でも確認して! 硝酸イソソルビド徐放錠と一硝酸イソソルビド錠の違い
先日うちの薬局に新患さんが処方箋をもってきました。持参した処方箋の内容で、よーく確認しないとミスにつながりかねないものがありました。結論からいうと硝酸イソソルビド徐放錠と一硝酸イソソルビド錠の違いです。よく間違えやすい薬の代表例みたいなもの
相変わらずコロナ患者が減らず、どの薬局でもラゲブリオ®カプセルやパキロビットパックの処方が続いていることでしょう。ラゲブリオ®カプセルを直接見たことがある人は分かるでしょうが、カプセルが大きいです(長さ21.7㎜ 直径7.64㎜)。基本的に
先日うちの会社で麻薬の薬局間移動を行った際に法令違反をしてしまった事例がありました。その薬局では麻薬小売業者間譲渡許可を取得していましたが、90日間不動になっていた麻薬を他薬局に移動したのですが、90日をどのタイミングからカウントするかで間
前回に引き続き新薬の記事を書こうと思います。2023年8月23日にアルツハイマー型認知症治療薬のレケンビ®点滴静注の製造販売が承認がされました。まだ販売はおろか添付文書も出来ていないですし、記事にするのは時期尚早とも思いましたが、個人的に以
今年の6月に発売された新薬について書こうと思います。2023年6月19日に先天性胆汁酸代謝異常の治療薬であるオファコル®カプセルが販売されました。薬の中身自体はシンプルなものですが、対象となる疾患があまり見かけない疾患です。いい機会なので新
不眠や不安に対してはほとんどがベンゾジアゼピン系向精神薬が処方されます。しかし神経症状に対して時々漢方薬が処方されることがあります。神経症状に用いられる漢方薬は沢山ありますが、何を根拠にその漢方薬が使われているか考えている薬剤師は少ない印象
今年の夏はとても暑いです。その影響か分かりませんが、うちの薬局では補中益気湯を処方される患者さんが昨年より多い印象です。薬剤師の中にも”倦怠感=補中益気湯”と漠然と覚えている人も多いように感じます。今回の記事で補中益気湯について解説しますの
久しぶりに新薬の記事を書こうと思います。2023年6月26日に胆道癌治療薬のリトゴビ®錠の製造承認がされました。薬価収載や販売はまだですが、作用機序だけでなく、対象となる癌の種類など学ぶことが多いので紹介します。是非販売に備えて予習して下さ
うちの薬局では麻薬処方箋はあまり来ないのですが、先日久しぶりに癌患者に麻薬処方箋が発行されました。その時に書かれていた内容が以下のものでした。(般)オキシコドン徐放錠5㎎(乱用防止製剤) 2錠 1日2回 8時、20時久しぶりの処方であり
前回、前々回の記事に続いて多発性骨髄腫の最後の記事になります。DMPB療法において、どの薬をいつ使うかを紹介します。その他にも使う薬について紹介しますので、引き続きご覧ください。DMPB療法は前回の記事で紹介した4種の薬を使うことになります
前回の記事で多発性骨髄腫の病態について解説しました。今回の記事では薬物療法の中身について紹介したいと思います。多発性骨髄腫は自家末梢血造血幹細胞移植併用大量化学療法が施行できるかどうかで治療方針が異なります。※自家末梢造血幹細胞移植併用大量
平素より当薬局にお係の患者さんがしばらく来局されなくなり、先日久しぶりに大学病院の処方箋をもって来局されました。処方箋と一緒に病院から薬局に渡す用の情報提供書も持って来て下さり、入院中の原因となった疾患名、病院での治療内容、退院処方などが詳
レトロゾールを服用中の患者さんがタモキシフェンに処方変更になった事例
日頃からうちの薬局に以下の処方内容でおかかりの患者さんがいらっしゃいます。(般)レトロゾール錠2.5mg 1錠 1日1回 朝食後この方の疾患は閉経後骨粗鬆症です。しかし腰が痛くなり整形外科を受診したところ、脊椎圧迫骨折だったようです。
相変わらず様々な薬の出荷調整が続いており、常に何かしらの薬が入ってこず、現場での混乱は一向に減りません。つい最近ナウゼリンOD®錠(5)を発注しようとしたら、先発品・後発品ともに入ってこず困ってしまいました。あと少しで在庫も底をつきそうだっ
人生で初めて円形脱毛症になってしまいました💦現在経過観察している状況ですが、ちょうど先月、円形脱毛症治療薬に新たな薬の承認されたことを思い出しました。2023年5月29日にリットフーロ®カプセルが円形脱毛症の承認を取得しました。まだ承認され
久しぶりに新薬の紹介をしたいと思います。筋萎縮性側索硬化症の機能障害の進行抑制薬であるラジカット®は注射剤しかありませんでしたが、2023年3月15日に内用懸濁液が薬価収載し、4月17日より発売されました。これにより今まで病院でしか使えなか
先日社内での調剤事故でオルケディア®錠を本来より少ない用法・用量で調剤してしまった事例がありました。この患者さんは高カルシウム血症を生じ入院治療をしたようです。詳細はまだ不明ですが、血清カルシウム値に影響を及ぼす薬は多いですし、それらの薬に
ヒヤリ・ハット分析 インクレミンシロップの成分量処方における計量ミス
公益財団法人日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業で成分量で記載された処方箋の計算ミスによる事例がありました。正直この内容は自分でも同様のミスをしていたかもしれません添付文書における用量も3種類の記載があり、非常にややこ
先日以下の処方を受けました。Rp(1)クロミッド錠(50) 1錠 1日1回 朝食後 5日分患者さんに話を聞くと、人工授精をするようです。生理がきて3日目から飲むように言われたとのことでした。産婦人科の処方を受ける機会が少ないと、あまり
先日うちにおかかりの患者さんから相談を受けました。「先月から新し薬を使っているんだけど、先生から自転車に乗るのは気を付けるように言われた。1日2時間くらいまでにして欲しいって。なんでだろう?」患者さんのお薬手帳を見ると、併用薬に以下の薬が追
目の回るような忙しさと体調不良が続き、更新が途絶えてしまいました。ようやく記事を1個書く余裕ができたので書こうと思います。2023年4月20日に巻き爪の治療薬であるリネイル®ゲルが発売されました。正確には巻き爪の矯正の補助に用いますが、内容
うちの薬局の女性従業員達がよく、痩せたいけどいい薬は無いかと言っています。そんな中、今年の3月27日に肥満治療薬のウゴービ®皮下注が承認されたとの情報を得たようです。これの薬はどうかと聞かれたので、彼女らには使えない旨を説明しました。今回の
先日うちの患者さんで風邪を引いたお子さんがいました。その時はポララミン®錠が処方されていましたが、薬歴の頭書きに以下のような記載がありました。「てんかんの既往歴あり。医師から抗ヒスタミン薬は使わないよう言われている。」そのため疑義照会したと
2023年3月24日に、厚生労働省から連携強化加算の施設基準の取り扱いについての事務連絡が発表されました。全国で新型コロナウイルスのPCR等検査無料化事業が終了するに伴い、連携強化加算の施設基準が異なるようになります。内容としては多くの薬局
ここ最近本当に忙しく、更新が滞っていました💦ようやく記事を書く余裕が少しできたので、早速書いていきます。2023年3月15日に2型糖尿病治療薬のマンジャロ®皮下注アテオスが薬価収載されました。今までのGLP-1作動薬と異なり、GIP作動薬と
先日ウルソ®錠を服用していた患者さんに、初めてアミノレバンEN®配合散が処方されました。この患者さんは慢性肝不全でしたが、アミノレバンEN®配合散が処方されたということは肝性脳症を生じていることが分かります。話している感じでは全くそんな気配
2023年2月24日にアメナリーフ®錠に「再発性の単純疱疹」の適応が追加されました。これにより現在発売されている抗ヘルペスウイルス剤はいずれも単純疱疹と帯状疱疹の両方に使えることになりました。今回の記事では単純疱疹と帯状疱疹の違い、アメナリ
ヒヤリ・ハット分析 ワルファリン服用中の患者に不適切な整腸剤を購入
公益財団法人日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業で医療用医薬品とOTCとの併用における事例がありました。OTCを詳しく知っておかないと防げない事例です。今回の記事で紹介しますので、是非OTCの勉強に役立てて下さい。【事
昨年末には新薬の製造販売の承認が立て続けにありました。なかなか書けなかったのですが、ようやく少しずつ書けそうです。前回の記事のタリバス®錠と同じ日の2022年12月23日に、抗真菌薬のクレセンバ®カプセル・点滴静注用の製造承認がありました。
2022年12月23日に希少疾病用医薬品のタバリス®錠の製造が承認されました。発売はまだであり、対象となる疾患も指定難病なので、実際に取り扱う機会はあまり無いかもしれません。しかし既存の治療に新たな選択肢が加わったので、是非学んでおいて欲し
ヒヤリ・ハット分析 ボナロン経口ゼリー服用中の患者ににリベルサス錠が処方
公益財団法人日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業に面白い事例がありました。この事例は私も想像していませんでした。今までとは違った視点でのヒヤリ・ハットの防止になりますので、今回の記事で紹介しようと思います。【事例の詳細
2023年1月30日に新しい骨粗鬆症治療薬のオスタバロ®皮下注カートリッジが発売されました。うちにもMRさんがきて紹介していきました。確かに面白い薬剤だなと思いましたし、早速採用する病院も出てくるでしょう。今回の記事ではこのオスタバロ®を紹
現在ビペリデンの原薬不足により出荷調整が続いています。⇒ ”ビペリデン塩酸塩錠1㎎「ヨシトミ」”出荷停止および“ビペリデン塩酸塩散1%「ヨシトミ」”限定出荷開始のご案内とお詫び薬の不足は数年続いており、一向に改善の傾向がみられません。ビペリ
2022年12月23日にアトピー性皮膚炎の治療薬のバイオ製剤であるアドトラーザ®皮下注が承認されました。販売はまだであり、販売後も当面は病院で使用することになります。薬局で扱うことはほとんどないかもしれませんが、今後もバイオ製剤は増えていく
1月13日に厚生労働省が「医療用解熱鎮痛薬等の在庫逼迫に伴う協力依頼」を出しました。これによると特に小児に対する解熱鎮痛剤が不足しており、可能な限り錠剤で処方して欲しい旨や、場合によっては錠剤を粉砕するなどして対応して欲しい旨が書かれていま
前回の記事でエフメノ®カプセルについて紹介しました。今回の記事では公益財団法人日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業で最新の事例でエフメノ®カプセルについてのものがありましたので、これを紹介したいと思います。【事例の詳細
公益財団法人日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業でエフメノ®カプセルによるものがありました。エフメノ®カプセルは昨年発売されたばかりの比較的新しい薬であり、また使う事例も限られています。いい機会なので今回の記事では性ホ
明けましておめでとうございます。2023年最初の記事を早速書くことにしました。2022年6月にマヴィレット®が3歳以上から使えるようになり、それに伴って2022年11月24日よりマヴィレット®配合顆粒小児用が発売されました。これによりマヴィ
2022年も今日で最後です。今年も忙しい1年でした。仕事はもちろんとして私生活も休む暇がないくらい忙しかったですが、その分充実していたと思います。仕事に関しては相変わらずコロナが流行ったりおさまったりの繰り返し、そして年末には抗原検査キット
先日うちの薬局に小学生のお子さんとそのお父さんが来られました。処方された薬はメトリジン®錠(2)でした。詳しく話を聞くとどうやら起立性調節障害のようです。今回の記事で起立性調節障害について紹介します。薬局ではあまり目の当たりにする機会は少な
先日2歳のお子さんにデカドロン®エリキシルの処方がありました。この患者さんの病態は分かりますでしょうか?これはクループ症候群です。実際お子さんも辛そうな咳をしていました。滅多に処方されなくて、定期的に期限切れになってしまいますが、デカドロン
11月28日に厚生労働省が大正製薬の抗肥満薬のアライの承認をしました。これはダイレクトOTCであり、来年の3月には市販される予定です。それなりに注目を集めている商品なので、今回の記事ではこのアライについて学びたいと思います。アライの有効成分
11月22日に塩野義製薬のゾコーバ®錠が緊急承認されました。これは有効な感染症対策が行える可能性がある場合に、特例承認よりさらに早く承認する制度です。通常は有効性が「確認」される必要がありますが、緊急承認は有効性が「推定」されればOKとなり
前回、前々回の記事で肺がんの分類、治験中の薬の解説をしました。今回の記事で治験内容の解説をして終わりにします。この患者さんが行っている臨床試験の名称は以下のようになります。「化学療法未治療のIV期扁平上皮非小細胞肺癌患者を対象に、atezo
前回の記事で肺がんの治験に参加中の患者さんが来られたことを紹介しました。治験中の薬の内容は以下のものでした。「パクリタキセル+カルボプラチン+アテゾリズマブの併用療法」今回の記事ではこの3つの薬について解説します。・パクリタキセルパクリタキ
先日おかかりの患者さんで肺がんの治験を行っている患者さんがいらっしゃいました。治験参加証を見せて下さり、治験内容も分かりました。いい機会なので肺がんの分類、その治験薬の中身について解説したいと思います。まずは肺がんの分類について知りましょう
最近親子で一緒に皮膚科を受診しました。私は左腕の肘の内側、息子は左肩の後ろに炎症ができました。最初はたんなる湿疹と思いましたが、抗ヒスタミン薬やステロイドを塗っても良くならなかったので、もしかしてと思い受診しました。結果は案の定、真菌による
先日うちの薬局で初めてコレクチム®軟膏を採用しました。モイゼルト®軟膏はまだ使っていませんが、これでステロイド、免疫抑制剤、JAK阻害薬と3種のアトピー性皮膚炎治療薬を使っていることになります。いい機会なのでこれらの働きを復習できればと思い
先日友人の薬局で「I know IBD」のステッカーが送られてきたと聞きました。IBD患者さんにトイレを提供していますよと周知させるためのツールです。※詳しくはアッヴィのHPを参照 ⇒ I know IBDプロジェクト今回はいい機会なのでI
最近は門前医院で健康診断を受ける人が多く、患者さんに検査値を見せらせることが多くなりました。過去に何度も検査値に関する記事をあげていますが、先日珍しく甲状腺ホルモンの数値を見せられることがありました。この患者さんは普段からチラーヂンS錠を服
先日来年からの電子処方箋の運用開始に伴って、HPKIカードの申請を行いました。電子処方箋の話は聞いていましたが、もうあと3ヶ月もすれば運用が開始してしまいます。時代のオンライン化の流れは非常に早いです。今回の記事で電子処方箋について説明しま
多嚢胞性卵巣症候群の治療薬にレトロゾール、メトホルミンが追加
9月16日に不妊治療に関して、いくつかの薬が適応拡大を受けました。不妊治療の種類もいくつかあるのですが、今回の記事では調剤薬局で取り扱う頻度の多いレトロゾールとメトホルミンについて紹介します。レトロゾール、メトホルミンは今回の適応拡大によっ
8月18日にイグザレルト®錠の新規格である2.5㎎錠が薬価収載されました。従来の10㎎、15㎎とはだいぶ違った使い方になります。実際に薬局に入荷するのはもう少し先でしょうが、徐々に使われていくと思いますので、是非予習しておいて欲しいと思いま
9月12日にイコサペント酸エチル製剤の新薬としてエパデールEMカプセルが発売されました。内容としては結構いいものだと思います。今回の記事では従来のイコサペント酸エチル製剤であるエパデールSの復習と、その違いについて解説したいと思います。まず
8月30日にアストラゼネカ株式会社のエバシェルド®筋注セットが特例承認されました。これは新型コロナウイルスの治療にも予防にも有効な薬剤であり、1回の使用で長期間効果を発揮するものになります。注射剤なので薬局で扱うことはないでしょうが、最新の
先日風邪薬の処方箋を持ってこられた新患さんのお薬手帳を拝見したら、以下のような内容が書かれていました。Rp(1)ツムラ芍薬甘草湯 7.5g 1日3回 毎食前 14日分この患者さんは19歳の女性です。有痛性痙攣(こむら返り)に悩まされる
少し前に住友ファーマ株式会社からエリスパン®錠の発売中止のお知らせが届きました。⇒ エリスパン錠発売中止のご案内2023年3月までは出荷は続けるようですが、途中でいつ在庫がなくなって終了してしまうかも分かりません。なるべく早い段階で代替薬を
リウマチの治療に最も多く用いられるのはリウマトレックス®カプセルでしょう。しかし飲み方が変わっているので、定期的に見ていないとすぐに忘れてしまう薬でもあります。ついこの間、中堅薬剤師が久しぶりにリウマトレックス®カプセルの処方を見て、内容が
このブログでは腎機能の評価と、それに伴う薬物の適正使用について度々ふれてきました。実際に腎機能情報を用い医師薬-薬剤師の連携による薬物適正化事業は各都道府県の薬剤師会が力を入れています。ちょうど最新の公益財団法人日本医療機能評価機構の薬局ヒ
現在ニュースでも報道されているように新型コロナウイルスによる需要急増によりカロナール®が不足しています。あゆみ製薬も限定出荷することに決定しています。カロナール細粒20%、シロップにいたっては出荷停止です。カロナール錠 200、300、50
本日WHOがサル痘による緊急事態宣言を発表しました。日本ではまだ感染者の報告もないので、あまり実感が湧かないかもしれません。とはいえ知っておいて損はないので、今回の記事でサル痘について解説しておきたいと思います。まず初めにサル痘とは何でしょ
実は現在コロナで自宅療養中です。つい昨日新規感染者数が過去最高を更新し、今後まだ増えていく可能性もあるようです。私の周りでも何人も感染者がおり、今までかかった事の無い人も人ごとでは済まされないでしょう。今回の記事で実際に感染してから、今日に
過去に何度か腎機能に関する記事を書いてきました。腎機能低下における薬剤の適正使用は薬剤師における最重要項目だからです。そのためもう少し腎機能に関する記事を書いて知識を深めたいと思います。今回の記事ではシスタチンCにおける腎機能評価について紹
もう夏ですね。夏になり手足口病の患者さんが多くなりました。うちの子供も昔、手足口病にかかり苦労しました。そして手足口病と似た症状の風邪にヘルパンギーナがあります。※手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜炎熱(プール熱)は夏の3大感染症といいます
先日うちの新患さんで、メルカプターゼ®カプセルを服用している方がいらっしゃいました。詳しく話を聞いてみるとウィルソン病だそうです。ウィルソン病は学生時代に勉強したことはありますが、実際に患者さんに会ったのは初めてでした。なにせ3~4万人に1
前回の記事でeGFRから血清クレアチニン値を求め、さらにクレアチニンクリアランスを算出し、薬用量を求めた事例を紹介しました。この時に用いたeGFRは健康診断の結果であり、単位がmL/min/1.73㎡のものでした。しかしeGFRには単位がm
更新がかなり滞ってしまいました💦またまた、とあるスポーツの試合だったので、追い込み練習、それによる熱中症になりかけ、緊張による睡眠不足と心身がヘトヘトでブログに手が回りませんでした。ようやく試合も終わったので、また記事が書けそうです。先日病
今更ですが今年の6月1日よりジスバル®カプセルが発売されました。最近は新薬の発売ラッシュですが、このジスバル®カプセルは初の遅発性ジスキネジアの治療薬です。今までに無い治療薬ですので、是非詳しく学んで、いざ扱う時に役立ててくれればと思います
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更新がだいぶ滞ってました💦7月から店舗異動し大人数の店舗の薬局長に就任した関係で、覚えることが多く、また大勢を引っ張っていかなければならない環境で、とても記事を書く余裕がありません。慣れ親しんだ環境を変えるのは大変で、今まで以上に責任も重い
先日社内でチラーヂン®S錠が処方されている患者に、つくしAM配合散®が処方されそうになったのを疑義照会により防止した事例がありました。つくしAM配合散®の禁忌は以下のようになっています。チラーヂン®S錠とつくしAM配合散®の薬同士の相互作用
先日父の血液検査の結果を見せてもらいました。年齢によるものもありますが、それ以前に毎日のように飲酒をしていたせいか、肝臓の数値が思った以上に悪かったです。その中でもPIVKA-Ⅱの数値が基準を大きく上回っていました。肝臓癌の可能性もあり、今
5月もあっという間に終わりに近づき、いよいよ来月からは調剤報酬が改定されます。それなりに調剤報酬改定に関する記事を書いてきましたが、どうしても全てについて書くのは困難です💦しかしなるべく多く伝えたいので、急ぎでまだ伝えられていないものについ
2024年5月24日に厚生労働省の専門家部会が、インフルエンザ治療薬のアビガン®錠を重症熱性血小板減少症候群の治療薬としての承認する方針であることを発表しました。重症熱性血小板減少症候群の治療薬は世界初であり、また現在は重症熱性血小板減少症
身内に不幸があった関係でしばらく更新ができていませんでした😢身内の不幸はどうしても避けてとれないですが、精神的にキツイですね💦ようやく少し気持ちも落ち着いてきたので、そろそろ記事を書こうと思います。もう5月も中盤になり、来月からは調剤報酬が
前回の記事でヤーズ®配合錠、ヤーズフレックス®配合錠について学びました。今回の記事では実際にこの取り違えがあった事例を紹介します。結論から申し上げますと一般名処方における取り違えです。実際にあったものは一般名処方でヤーズフレックス®配合錠で
最近社内でヤーズ®配合錠とヤーズフレックス®配合錠の取り間違えによるアクシデント報告がありました。内容としては一般名処方における取り間違えだったようです。たんにアクシデントの内容を紹介するだけでは取り間違えによってどのような不利益があるかが
2024年3月26日にジンタス®錠の製造販売が承認されました。これは低亜鉛血症の治療薬です。今まで低亜鉛血症の治療薬はノベルジン®くらいしかありませんでしたが、今後は治療の選択肢が広がります。また低亜鉛血症においてはノベルジン®より明らかに
2024年3月26日に先天性血栓性血小板減少性紫斑病治療薬のアジンマ®静注用1500の製造販売が承認されました。先天性血栓性血小板減少性紫斑病の治療は、現在は新鮮凍結血漿輸注によるADAMTS13酵素補充方法しかありませんが、これが発売され
2024年1月18日にターゼナ®カプセルの製造販売が承認されました。リムパーザ®錠に続くPARP阻害薬です。適応は限られておりBRCA遺伝子変異を伴う癌にのみ有効になります。適応は以下のようになります。今回ターゼナ®カプセルについて紹介する
前回の記事で特定薬剤管理指導加算1,2について説明しました。今回の記事では続きの3についてです。新しく覚えることが非常に多く、ボリュームも多いので、じっくり読んでいただくと幸いです。特定薬剤管理指導加算1,2は別名”ハイリスク薬加算”とも言
もうじき3月も終わりです。いつもなら4月から調剤報酬改定があるので、もう改定内容が揃っている頃ですが、今年は6月の改定になるので、まだ情報が揃っていません。特に大きな改定があるのが特定薬剤管理指導加算についてです。今までの特定薬剤管理指導加
先日うちで大腸癌の薬を服用している患者さんが、癌細胞が大きくなっているため処方変更しました。それまでのレジメンはXELIRI 療法(カペシタビン+イリノテカン)だったのですが、今回よりロンサーフ®配合錠が用いられることになりました。ロンサー
調剤報酬の改定の情報がどんどん出揃ってきたので、また紹介します。今回の記事では全ての薬局に関係する調剤基本料についてです。調剤基本料は処方箋を受付した以上は必ず算定する最も基本的なものなので、なるべく詳しく解説しようと思います。今回の改定で
ここ最近、調剤報酬改正に関する記事ばかりでした。時期的に仕方ないのですが、そろそろ別の記事を書きたいと思っていたところに丁度いい情報が入ってきたので紹介します。今回の記事ではホモ接合体家族性高コレステロール血症の治療薬である、エヴキーザ®点
忙しくてまたまた更新が滞ってしまいました💦最近は調剤報酬改定に関する記事ばかりですが、なるべく早めに情報提供しないといけないので致し方ありません。今回の記事では在宅移行初期管理料と在宅患者重複投薬・相互作用防止等管理料の変更点について紹介し
徐々に2024年度の調剤報酬改定の情報が出そろってきました。ようやく実際の点数も出たので、今回は地域支援体制加算について解説します。現状の改定から変わる箇所が非常に多く、変更点を上げると逆に分かり辛くなるので、いっそのこと初めて覚えるつもり
インフルエンザにかかってしまい、しばらく寝込んでいました💦調剤報酬改定の記事をどんどん書かなければならないのに、停滞してしまって申し訳ございません。元気になったので早速書いていきます。今回の記事では医療 DX 推進体制整備加算についてです。
前回に引き続き調剤報酬改定について紹介していきます。今回紹介するのは新設される在宅薬学総合体制加算についてです。今回の改定により在宅患者調剤加算が廃止され、代わりに在宅薬学総合体制加算が新設されます。これを詳しく見てみましょう。まずは算定要
またまた忙しくてブログの更新が疎かになってしまいました💦何とか時間が取れたので、ようやく記事が書けます。厚生労働省が8日に「オセルタミビルリン酸塩ドライシロップの在庫が逼迫している」として、都道府県などに過剰な発注を控えたり、別の薬に処方を
先日患者さんに教えてもらったことがあります。薬物治療ではないので薬剤師の専門外の内容ですが、いざとなった時のために知っておいた方がいいので、この記事で紹介したいと思います。うちで高血圧と関節リウマチの薬を調剤していた患者さんに前立腺癌が発見
先日うちの薬局でツムラ加味逍遥散を1日3回でずっと服用していた患者さんが、ある時から1日2回に変更になりました。この患者さんは更年期障害で使っていましたが、症状が軽くなったのか聞いたところ、”あまり長い間飲んでいると副作用で腹部に異常が出る
先日うちの患者さんが「エコーで腎臓に水疱があると言われた。再検査するみたい。大丈夫なか?」と相談に来ました。日頃からよく当薬局を利用してくれている患者さんで、健康診断のデータも把握しています。この患者さんはおそらく腎嚢胞が見つかったのでしょ
先日うちの薬局に新患さんが処方箋をもってきました。持参した処方箋の内容で、よーく確認しないとミスにつながりかねないものがありました。結論からいうと硝酸イソソルビド徐放錠と一硝酸イソソルビド錠の違いです。よく間違えやすい薬の代表例みたいなもの
相変わらずコロナ患者が減らず、どの薬局でもラゲブリオ®カプセルやパキロビットパックの処方が続いていることでしょう。ラゲブリオ®カプセルを直接見たことがある人は分かるでしょうが、カプセルが大きいです(長さ21.7㎜ 直径7.64㎜)。基本的に
先日うちの会社で麻薬の薬局間移動を行った際に法令違反をしてしまった事例がありました。その薬局では麻薬小売業者間譲渡許可を取得していましたが、90日間不動になっていた麻薬を他薬局に移動したのですが、90日をどのタイミングからカウントするかで間
前回に引き続き新薬の記事を書こうと思います。2023年8月23日にアルツハイマー型認知症治療薬のレケンビ®点滴静注の製造販売が承認がされました。まだ販売はおろか添付文書も出来ていないですし、記事にするのは時期尚早とも思いましたが、個人的に以
今年の6月に発売された新薬について書こうと思います。2023年6月19日に先天性胆汁酸代謝異常の治療薬であるオファコル®カプセルが販売されました。薬の中身自体はシンプルなものですが、対象となる疾患があまり見かけない疾患です。いい機会なので新
不眠や不安に対してはほとんどがベンゾジアゼピン系向精神薬が処方されます。しかし神経症状に対して時々漢方薬が処方されることがあります。神経症状に用いられる漢方薬は沢山ありますが、何を根拠にその漢方薬が使われているか考えている薬剤師は少ない印象
今年の夏はとても暑いです。その影響か分かりませんが、うちの薬局では補中益気湯を処方される患者さんが昨年より多い印象です。薬剤師の中にも”倦怠感=補中益気湯”と漠然と覚えている人も多いように感じます。今回の記事で補中益気湯について解説しますの
久しぶりに新薬の記事を書こうと思います。2023年6月26日に胆道癌治療薬のリトゴビ®錠の製造承認がされました。薬価収載や販売はまだですが、作用機序だけでなく、対象となる癌の種類など学ぶことが多いので紹介します。是非販売に備えて予習して下さ
うちの薬局では麻薬処方箋はあまり来ないのですが、先日久しぶりに癌患者に麻薬処方箋が発行されました。その時に書かれていた内容が以下のものでした。(般)オキシコドン徐放錠5㎎(乱用防止製剤) 2錠 1日2回 8時、20時久しぶりの処方であり
前回、前々回の記事に続いて多発性骨髄腫の最後の記事になります。DMPB療法において、どの薬をいつ使うかを紹介します。その他にも使う薬について紹介しますので、引き続きご覧ください。DMPB療法は前回の記事で紹介した4種の薬を使うことになります
前回の記事で多発性骨髄腫の病態について解説しました。今回の記事では薬物療法の中身について紹介したいと思います。多発性骨髄腫は自家末梢血造血幹細胞移植併用大量化学療法が施行できるかどうかで治療方針が異なります。※自家末梢造血幹細胞移植併用大量
平素より当薬局にお係の患者さんがしばらく来局されなくなり、先日久しぶりに大学病院の処方箋をもって来局されました。処方箋と一緒に病院から薬局に渡す用の情報提供書も持って来て下さり、入院中の原因となった疾患名、病院での治療内容、退院処方などが詳
日頃からうちの薬局に以下の処方内容でおかかりの患者さんがいらっしゃいます。(般)レトロゾール錠2.5mg 1錠 1日1回 朝食後この方の疾患は閉経後骨粗鬆症です。しかし腰が痛くなり整形外科を受診したところ、脊椎圧迫骨折だったようです。
相変わらず様々な薬の出荷調整が続いており、常に何かしらの薬が入ってこず、現場での混乱は一向に減りません。つい最近ナウゼリンOD®錠(5)を発注しようとしたら、先発品・後発品ともに入ってこず困ってしまいました。あと少しで在庫も底をつきそうだっ
人生で初めて円形脱毛症になってしまいました💦現在経過観察している状況ですが、ちょうど先月、円形脱毛症治療薬に新たな薬の承認されたことを思い出しました。2023年5月29日にリットフーロ®カプセルが円形脱毛症の承認を取得しました。まだ承認され
久しぶりに新薬の紹介をしたいと思います。筋萎縮性側索硬化症の機能障害の進行抑制薬であるラジカット®は注射剤しかありませんでしたが、2023年3月15日に内用懸濁液が薬価収載し、4月17日より発売されました。これにより今まで病院でしか使えなか