「アフリカ文学の父」の最高傑作。古くからの呪術や慣習が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。(カバー裏表紙より)ストーリーオコンクウォの父親ウノカは怠け者だった。あちこちから借金し、それを返さずに亡くなった。そんな父親を反面教師として育ったオコンクウォは勤勉な努力家で、また九つの集落の
猫が出てくる本、猫関連の本を選んでレビューしています。その他、動物関連の本たちも。
本館:猫とネコとふたつの本棚(nekohon.jp)
副題:神社の猫伝説老三毛猫が子猫に聞かせる不思議な昔話あらすじ神社のおみくじ売り場の番をしているのは、人間ではなく、年老いた三毛猫でした。その三毛猫を慕って、子猫のニャ吉がよくやってきます。三毛猫はニャ吉に昔話を語って聞かせるのでした。とおいとおい昔のお話。神様が世の中をおつくりになり、人々がそこに暮らすようになりました。あるとき、その国に災難がふりかかりました。その禍から逃れるには、選ばれし者が危険な山に登って神聖な梅の木をとってこ
.あらすじ主人公は3人の子供たち。エープリルは12歳、小柄で頭が切れ、髪の色はblonde(金髪)ではなくtawny(金髪に少し茶色がかかった柔らかい色)。姉のダイナは健全な14歳。弟のアーチーは10歳のいたずら盛り。3人の母親はかつては敏腕な取材記者、今は推理小説作家です。女手一つで3人の子供たちを育てています。少々仕事熱心すぎるのが玉に瑕、創作に乗ると他の事は何一つ目に入らなくなります。子ども達は、ある日、銃声を聞きました。2発。とても近
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「アフリカ文学の父」の最高傑作。古くからの呪術や慣習が根づく大地で、黙々と畑を耕し、獰猛に戦い、一代で名声と財産を築いた男オコンクウォ。しかし彼の誇りと、村の人々の生活を蝕み始めたのは、凶作でも戦争でもなく、新しい宗教の形で忍び寄る欧州の植民地支配だった。(カバー裏表紙より)ストーリーオコンクウォの父親ウノカは怠け者だった。あちこちから借金し、それを返さずに亡くなった。そんな父親を反面教師として育ったオコンクウォは勤勉な努力家で、また九つの集落の
アメリカ人の半数近くはまだ進化論を受け入れていない。《Newsweek日本版》が2021年8月31日付で『米国で進化論支持派がようやく過半数となる......では日本やドイツは?』という記事を発表しました。2021年8月16日に学術 雑誌「パブリック・アンダスタンディング・オブ・サイエンス」で発表された分析結果によると、1985年から2010年までは進化論の支持派と否定派が拮抗し、支持派は2005年時点で40%にとどまっていた。しかし、2010年以降、支持
正式名称は【鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律】。本は二部構成になっています。本編部分は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」の書く項目を逐一ていねいに解説したものとなっています。ここは横書きで、本も左開き。巻末に参考資料。巻末、といってもページ数は本編部分より多くなっています。しかも縦書きの右開き。こちらは解説はありません。内容は、法令等(1)鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
「この世界の本当の支配者は猫なんだよ。..人間はまったく気づいていないけれど。」という帯のコピーにひかれて購入。「会話ができる猫と少年の、驚愕と感動の冒険物語」とあれば、猫好きなら興味を感じますよね?ストーリー「イクオ」は「シテン」で育てられていた。他の子どもたちといっしょに。大人たちもいた。勉強を教えてくれる先生。毎日の世話をしてくれるママたち。シテンを警備しているオジさんたち。そして、パパは絶対的な存在だった。シテンでは、パパが喜ぶように
副題:治せなかった病気に打ち克つタンパク質「AIM」の発見宮崎先生は、人間のお医者さん。獣医師ではありません。臨床医として勤務したとき、この世にあまりに「治せない病気」が多いことに愕然とします。不治の病と恐れられていた癌さえ、近年は治療法が発達してきたというのに、その一方でこの「治せない病気」の多さは何だ?宮崎先生はあることに気づきます。それら「治せない病気」の多くにみられる共通点、それは免疫機能にあること。体の外からやってくる病原菌等ではなく、もともとヒト
アルフィーシリーズ第8弾。アルフィーは「通い猫」。拠点はクレア・ジョナサン夫婦の家ですが、他にも「家族」と呼べる家が数軒あり、それらの家に毎日通って暮らしています。家族はもちろん、友人も知人も猫達も、さらにただの近所の人も、周囲全員が幸せであることを、常に祈っている猫です。ストーリーマットの転職にともない、ポリーとマットの家族が引っ越してしまった。アルフィーの本宅、クレアとジョナサンの家の真向かいに住んでいた家族で、アルフィーの家族でもあった人たちだ
ディズニー2020年制作、ハリソン・フォード主演。ストーリー暖かいカリフォルニア州で、判事の愛犬としてわがままいっぱいに暮らしていた大きな犬。それがバックだった。が、北部で金が発見されると、一攫千金を狙う人々が争って北部へ向かうようになった。雪の原野を旅するには犬ぞりが必須。力の強い犬が求められた。バックもある日、目をつけられ、盗まれて売られてしまう。生まれて初めての北部、生まれて初めて見る雪。そして、生まれて初めての
別訳『野生の呼び声』とも。動物文学界の名作。1903年発表。ストーリーバックはアメリカの南部で生まれ育った犬だった。父犬はセントバーナード、母犬はスコットランド産のシェパード。140ポンド(63.5kg)の堂々たる体躯に、豊かな被毛。広大な屋敷で、王者のような生活を送っていたが。北国で金鉱が発見されて、バックの生活が一変した。盗まれて、犬ぞり用に売り飛ばされてしまったのだ。北国での生活は、南部とは何もかもが違っていた。人間は棒と鞭で犬たちを従
1/4だけ犬の血を持つオオカミの、壮絶な愛と戦い。世界中で愛されている名作。120年たっても色あせないどころか、令和の今、ますます魅力的を増してきたようにさえ思えます。ストーリー父親は片目の老オオカミ。母親はオオカミと犬のハーフで人に飼われた経験がある。ホワイト・ファング(白い牙)には、1/4だけ犬の血が混ざっていた。生まれたのは川岸の小さな洞窟の中だった。親オオカミたちは狩りに熟練していたものの、肝心の獲物が生息していなければ食料にもありつ
原作:みなつき、作画:二ツ家あす。同じ出来事が、人視点と猫視点の両方から描かれるという二重構成になっている点がめずらしい作品です。TVアニメにもなりました(AT-X、2019年)。ストーリー朏素晴(みかづきすばる)は、大の人間嫌い。子どものころから本に、本の世界だけに没頭して生きてきた。あらゆる人間を避けてきた。人間だけではない、あらゆる生物との接触を避けて生きてきた男なのだ。両親は他界し、今はまったくの一人ぼっちである。幸い文才があ
猫と日本人がつむいだ千三百年の物語すばらしい本でした。最近はどうも、検索で集めた情報を繋ぎ合わせただけだろって本が多く、とくにこういう雑学系ではそんなのが目立っていましたから、あまり期待していなかったというのが正直なところです。ところがどっこい。この著者は全部原典にあたって、さらにその歴史的背景も自力で調べ盡して書いているとわかる内容となっています。私自身『猫事典!』なんてサイトを作っていますから、情報集めは「必ず自分で確認してから」がどれほど重要か、多少と
日本が誇る「知の巨人」は大の猫好きとしても知られていた。南方熊楠(みなかた くまぐす)。1867年5月18日~1941年12月29日。紀伊国(現在の和歌山県)に生まれ、アメリカ・イギリス等海外留学の後、生まれ故郷に戻りそこで没する。在野の民俗学者+博物学者+生物学者として知られ、とくに粘菌の研究で世界的に名高い。南方熊楠といえば、2つの面で有名です。ひとつはその博覧強記ぶり。22か国語を理解したという能力は、私は他にはトロイア発掘で有名なハインリヒ・シュリー
TVアニメ開始!相変わらず大繁盛の『ラーメン赤猫』。猫達も、大忙し。クリスマスにはコスプレします。試合直後で全身腫れあがったレスラーには気を使います。システムエラーが出た時はもー大変!手伝票、手計算で、現金決済におおわらわ。店長は新しい味の研究に余念がありませんし、虎のクリシュナは洗濯物を干したり雷に怯えたりと、今回も大活躍。お隣のお兄さんたちのカフェもいよいよオープンするようで、猫達とコラボできるかも?感想ジュエルが
猫がくわえてきたのは、教授の頭・・・につけるカツラ!?シャンディ教授シリーズ第四弾。ストーリーベッツイ・ローマックスはある朝、猫のエドモンドがくわえてきたものをみて、思わず声高く叱ってしまう。かわいぞうな死骸をひきずりこんだりしちゃだめじゃないの!けれど、その毛むくじゃらな物体は犠牲者ではなかった。階下に間借りしているアングレー教授の、あの赤毛のカツラだった。ローマックス夫人は教授の掃除もひきうけていたから鍵を持っている。教授にバレる前にこっ
←【松浦静山『甲子夜話 正編』1~6(1)】に戻る『甲子夜話』で「虎」が出てくる部分の原文すべて、平凡社東洋文庫(電子書籍)より、[1]等は東洋文庫の巻数を表します。太字はすべてnekohonによるもの。なお、「虎」の字が出てくるだけの場合は、その部分だけの抜き書きとし、前後を省略させていただきますことをお断りします。巻二十一〔八〕虎と熊が馬を狩るときの話。予が中に、対州より召かゝへたる士あり。此(この)もの郷国にて度々朝鮮
江戸時代、猫の価格が高騰した松浦清(号:静山)の『甲子夜話』は、江戸時代を代表する随筆です。当時の世相がこれでもかと事細かく記録されていて、歴史的にも大変重要な資料となっています。文政4(1821)年11月17日の「甲子の夜」から書き始められ、天保12(1841)年6月死去まで書き続けられました。正編100冊・続編100冊・三編78冊の合計278冊、約7,000項目と長大。内容は、見た事・聞いた事を片っ端から書き留めたもので、確かな根拠のある事実、ゴシップの
TVアニメ化決定!世界で話題沸騰中!人間とチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」のチャーリー、恋人のルーシー、チャーリーの兄弟オメラス、ALA(Animal Liberation Alliance=動物解放同盟)による過激な活動、他。独創的な発想、手に汗握る展開、その奥に秘められた哲学的要素で、世界各国語にも翻訳されているマンガです。あらすじチャーリーとルーシーは、グロスマン博士の居場所を聞き出すために、なんとゴルトン社に直接のりこんで社長を誘
藤子・F・不二雄[異色短篇集]1『ミオタウロスの皿』収録。「ドラえもん」他、多数の傑作を世に残した藤子・F・不二雄の作品。1969年に発表された34ページの短編です。あらすじ広い宇宙の真ん中を漂う宇宙船。修理不能、乗組員は一名を残し全員死亡、水・食料ともに底をついた。たった一人残った地球人宇宙飛行士は、救助が来るのは23日後と知って絶望する。が、幸い、すぐ近くに地球型の惑星を見つけて緊急着陸。そこには酸素もあり、住民もいた。地球人と瓜
今日もおじさまとふくまるは大忙し。天才ピアニストで超イケメン、性格も優しくて文句なしの「おじさま」こと神田冬樹。その温厚なおじさまが、幼少期からの親友・小林夏人にこの怒り顔!?だけじゃない、同じく天才ピアニストで現在は神田家に居候中のジェフロワ・ランベールも!さらに小林の愛しの妻、ミヨちゃんまで!小林夏人、いったい何をした!?と思えば、おじさま、ショックで固まったり。大笑いしたり。
猫と大型ネコ科(と人間の女の子)が経営するラーメン店。「ラーメン赤猫」には、ふつう(かどうかはわかりませんが)の猫達のほか、大型ネコ科もいます。トラのクリシュナちゃん。デッカイ図体に反比例して、極小な心臓の持ち主で、憶病+ビビリ+極端な人見知り。そのクリシュナが、今年も「法的人格取得試験」に挑戦します。少しでも審査員たちの印象を良くしようと、背広まで着込んで(かーわいい♡)法的人格を取得すると、税金を払ったりの面倒もありますが、単独行動が許さ
猫が営むラーメン屋!アニメ化も決定されました!(TBS、2024年7月~)あらすじ社珠子(やしろたまこ)がバイトとして雇われたのは、猫のラーメン屋。猫がいるラーメン屋ではない。そんな平凡な店ではない。「ラーメン赤猫」は、運営も、調理も、接待も、製麺まで、すべて猫がやっている店なのだ。いや、正確には、製麺は猫ではない。虎である。立派な体躯の本物の虎が、店の奥で毎日、せっせと麺をこねている。 「ラーメン赤猫」に掲
江戸時代の介護事情。あらすじお咲(さき)は25歳。一度嫁いだが、産みの母親が義父から勝手に作った借金を返しながら、介抱人の仕事をしている。介抱人は原則3日泊まり込みで老人の世話をする。昼も夜も目を離せない年寄りばかり。食事は勿論、下の世話も、汚れた襁褓を洗うのも介抱人の仕事だ。一瞬も気を抜けない3日の仕事を終えたあとは、からだは綿のように疲れて重い。が、お咲にはもっと気の重いことがあった。毒親の佐和だ。佐和は誰もがハッと振り向くほどの美貌で、
十返舎一九がまだ無名だった頃。なんと、十手を使う身分だった?あらすじ重田貞一(しげたさだかず)は、いずれ筆一本で生計を立ててやると固く決心していた。が、今はまだ無名。稼ぎもない。なので今は、小田切土佐守直年(おだぎりとさのかみなおとし)のもと十手を持ち、さらに岩徳という巨漢をも使う身になっていた。その貞一のもとに、ある依頼がきた。なんと失踪した猫を探してほしいという。しかも法外な礼金を出すという。よほど可愛がられていた猫なのか?それと
11か国語で翻訳刊行決定!!もっともSDGsなマンガと世界が認めた話題作。あらすじチャーリー達の出生の秘密をとく鍵となる人物、サラ・ユァン博士を探しに、チャーリー・ルーシーとフィル・グレイス夫婦はニューヨークにやってきた。チャーリーはヒューマンジーであることがバレないよう、帽子・サングラス・等で深く顔を隠しながら。まさにそのとき。ALA(Animal Liberation Alliance=動物解放同盟)は、人類に対するテロをさらに過
俗塵を離れ、無心の境地で。唐代の隠者が残した詩。私が初めて「寒山・拾得」の名を知ったのは高校生の時、森鴎外の『寒山拾得』からでした。寒山・拾得・豊干禅師、さらに彼等の詩集を編集した閭丘胤(りょきゅういん)について、史実に基づいて描かれた短編です。偶然ほとんど間を置かずして、井伏鱒二や芥川龍之介の『寒山拾得』も読んだことから、寒山拾得の名前は深く脳裏に刻み込まれました。とはいえ、寒山や拾得の漢詩をじっくり読む機会を得たのは大人になってからです。ある程度の人生経
孤独な青少年と、孤独な子猫と、大好きな猫仲間たち・・・ドジなふくまるも、少しずつ、成長しているのでした。ついに念願のキャットタワーが買える・・かもしれない・・・くらいに?(=^・^=)いっぽう、おじさまの息子は、作ったばかりのバンドが早くも解散の危機に。というか、あと一人メンバーをいれないと、そもそもバンドとして成立しない状況。ところがメンバーには厳しい(?)審査基準があって。なかなか良い人が見つからず・・・かたや、シャムちゃん。ゴミ
ふくまるは今日もパパさんのことが大好きなのにゃ。あらすじやさしくて、穏やかで、人格者のおじさま。国宝級イケメンで実は世界的ピアニスト。娘と息子のふたりの子をもち、愛猫ふくまると友人たちに囲まれた毎日。奥さんを亡くしたという以外は何もかも完璧と思われるおじさま(パパさん)だが、そのおじさまにも暗黒の過去があった?おじさまが奥さんと知り合った経緯や、義父との交流、それから、ラスボス的恐怖の存在があきらかになる巻です。感想やさしいお
Nyaight of The Living Cat。すべてが猫になるホラー映画界を変えたといわれる『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968,アメリカ)。ゾンビが人間を襲いまくる映画だった。が、それ以上の恐怖が、地球を襲ってきた!!あらすじ世界は、猫に支配された!品種改良によって生まれた猫の中に特異な個体が出現。後に「オリジン」と呼ばれるその猫はN・Nというウイルスを宿していた。 それは接触感染により拡散し、人間を猫に変異させる
Nyaight of The Living Cat。すべてが猫になるホラー映画界を変えたといわれる『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968,アメリカ)。ゾンビが人間を襲いまくる映画だった。が、それ以上の恐怖が、地球を襲ってきた!!あらすじ世界は、猫に支配された!品種改良によって生まれた猫の中に特異な個体が出現。後に「オリジン」と呼ばれるその猫はN・Nというウイルスを宿していた。 それは接触感染により拡散し、人間を猫に変異させる
ローリングスの名作『仔鹿物語』を忠実に映画化。グレゴリー・ペック主演、1946年制作。もちろん、実写です。あらすじフロリダ北部の大森林地帯の真ん中、ポツンと暮らす一家がいた。お父さんのペニー、お母さんのオリー、それから11歳のジョディ少年。食料も何もかも、自分達で調達しなければならない。一家は力を合わせて畑を耕し、ジャムも服も木柵もすべて自分達で手作り。ジョディのたった一人の友人は、馬で遠乗りの距離。少年は遊び相手が欲しかった。たとえば、アライグマの
養老孟子『猫も老人も、役立たずでけっこう』内容『バカの壁』等のベストセラーで知られる養老先生の、お気楽エッセイ。解剖学者として無数の死体と関わっていらした先生らしい、「死」をも超越された(?)80歳の先生のお言葉は、呑気に聞こえて実はとても含蓄に富むもの。愛猫まるちゃんを横目に、人の生き方について、この世のありかたについて、やさしい言葉で語ります。感想この本を開いた最初の見出し口絵で、正直、アリャと思っちゃいました。どすこい
副題:~森に隠された「知性」をめぐる冒険~。世界中で、森林利用といえば、皆伐して出来た空き地に、一種類の木を植樹、他の木は積極的に排除、ということが行われてきた。日本の山が杉や檜の単層林におおわれているのはご存じの通り。そしてまた、その単層林が、単層林(=一種類の同年齢の樹種)であるが故に様々な問題を起こしていることもご存じの通り。カナダでも大規模な皆伐と、大規模な植樹が行われていた。政府指導によって。著者の家は、何世代にもわたって、森の木を切って生
副題:感覚に満ちた世界に生きる植物たち。植物と、動物。我々ヒトは動物の一種だから、どうしても身びいきで動物の方が優れていると思いがちだ。いや、思うとか思わないとか意識することさえないレベルかもしれない。太陽がまぶしいのと同じくらい当然、「動物の方が偉い」と信じ込んでいる人は多いのではないだろうか。けれども、植物の世界は、ヒトが長らく想像していたより、はるかに複雑で豊かだった。そもそも、実際のところ、遺伝子という観点で比べてみても、植物は動物
絶海の孤島にひとり残された少女の18年間。実話に基づく壮絶サバイバル。あらすじ先住民ガラサット族が暮らしていた島に、アリュート人たちがやってきた。ラッコ猟が目的だ。アリュート人たちは島で狩るかわりに先住民たちに分け前を約束したが、あれほど多数生息していたラッコを狩りつくすと、分け前だとビーズ玉一箱を置いて帰ろうとした。当然争いがおこり、先住民の男たちはほとんど殺されてしまう。残されたのは老人と女子供だけ。もう島では暮らせないと、ある日、全員が船に乗っ
7人の作家による文庫書下ろし短篇集。赤川次郎、稲葉稔、小松エメル、西條奈加、佐々木裕一、高橋由太、中島要による、江戸時代+猫のアンソロジー。どの話も優しく、化け猫が出てくるものでさえ、読んだ後に爽やかな風が吹き抜けていくようなものが集められています。『主(ぬし)』赤川次郎登場ニャン物:小夜姫遊び人の男、化け物、三毛猫になった姫。赤川次郎らしいテンポの良い小品。『仕立屋の猫』稲葉稔登場ニャン物:たまたまが縁で雇うことにな
心が疲れたティーンエイジャーにおすすめしたい一冊。複数の猫たちとくらしてきた著者。中でもジギーは特別な存在でした。いつも著者によりそい、ともにに歩んできた相棒。不幸にもジギーはあるとき交通事故に遭ってしまい、前足を一本失いました(うちの虎太郎といっしょですね)。しかしジギーは、不自由な体になってしまったことを嘆く様子もなく、まるで何事もなかったかのように3本足の生活に見事に適応してみせます。著者は、そんなジギーに教えられ、導かれ続けるのでした。この本
副題:東洋医学的体調チェックとツボマッサージまず、猫の肉球についての説明。その役目や、発汗のこと、臭い、各部分の名前、色、その他を、豊富な写真で説明します。つぎに、東洋医学について。陰と陽とは?経絡とツボとは?気・血(けつ)・津液(しんえき)とは? そしていよいよ、肉球診断にはいります。まず、肉球診断チェックの6つのステップ。肉球体質診断チェック表。肉球からその猫の体質がわかったところで、各体質につ
副題:東洋医学的体調チェックとツボマッサージまず、猫の肉球についての説明。その役目や、発汗のこと、臭い、各部分の名前、色、その他を、豊富な写真で説明します。つぎに、東洋医学について。陰と陽とは?経絡とツボとは?気・血(けつ)・津液(しんえき)とは? そしていよいよ、肉球診断にはいります。まず、肉球診断チェックの6つのステップ。肉球体質診断チェック表。肉球からその猫の体質がわかったところで、各体質につ
長ぐつをはいた猫と、黒装束の雌猫と、ハンプティ・ダンプティの大冒険。ストーリーはペローやグリムの童話「長ぐつをはいた猫」とは別物です。猫の長ぐつと帽子以外に共通点はありません。紹介長ぐつをはいた猫「プス」はお尋ね者。彼の狙いは「魔法の豆」。それを育てれば雲の上にある「巨人の城」に届くという。その城にはガチョウ住んでいて、「黄金の卵」を産むそうな。しかし「魔法の豆」は、悪党カップルのジャックとジルが持っていた。プスはそれを盗み出
古典の世界に棲む動物の百科!全部で126種の動物たちを、まず「実在の動物たち」112種と「幻想の動物たち」14種に大きく分類。実在の動物たちはさらに、獣・鳥・虫・魚・介にわけて紹介しています。【実在の動物たち】獣=犬、狼、狸、狐、猫、他 鳥=雉子、鶏、鶉、鷹、鳶、他 虫=蝶、蚕、蓑虫、松虫、蟋蟀、他 魚=鯉、鮒、泥鰌、鯰、鰻、他 介=海老、蟹、寄生虫、割殻、蛤、他【幻想の動物たち】龍、獅子、麒麟、鳳凰、迦陵頻伽、他