everything i wanted

everything i wanted

今週は集中しようと思っても何だか何も頭に入ってこなくなった夜があり、いつもならもう少し残る所だけど仕事を早めに切り上げてしまった。もう何もしたくなかった。机の上に置いてあるポトスをふと見ると前の日よりもさらに伸び、葉も大きくなっている気がして、この部屋のどこにそんな精気があるのか、もしかして私の精気がそちらに回っているんじゃないのかと思ったりした。 翌日は休みなのを良いことに、目を覚ましたら午前10時を過ぎていた。窓の外がほの暗く、空気は湿っていて、自分も洞穴の中にいるような気がした。見ていた夢は、思い出せないまま砂時計のように全部下に落ちてしまった。ただなぜか、強烈な懐かしさだけが余韻として…