男性として生まれていれば、きっと自然だった。性同一性障害でもトランスジェンダーでもない、97%男の話。
先日、1回目の結婚記念日を迎えました。僕はほとんど男性として日常生活を送っていますが、男性のパートナーがいます。 戸籍上は「夫」にあたります。 交際の期間から含め、7年ほどの付き合いです。 先に書いた記事にあるとおり、わたしのなかの”僕”がはっきりしたのは、 結婚が決まり、挙式を待っているようなときでした。僕は迷い、主人は戸惑い、それぞれ悩みました。当然ですが婚約している状態で、結婚式の招待状の返事だってぼちぼち返ってきている。 すでに挙式のキャンセル料は多額で、お金が全てではないにしても、待ったは利かない状況。理解はできなくとも受け入れてくれた主人に甘え(甘えに甘え……)、 どうにか籍を入れ…
僕には名前がふたつあります。ひとつは両親がつけてくれた、戸籍上の名前「まり」。 もうひとつは、男性としての名前「りく」。どちらも気に入っています。 「りく」は、主人がつけてくれました。 主人は僕の男性性のことやジェンダーについてなど、 あまりよく分からないようですが、 受け入れてくれています。「理解」と「受け入れる」って、別物なんですね。僕の男性性が強く、男性として生きる時間が欲しい、 男性として生きる時間を作ろうとしたとき、 主人に名付けをお願いしました。しばらく考えた後、つけてくれた名前が「りく」です。僕の好きなゲーム「ゼルダの伝説」のキャラクターの「リンク」からとったのだそうです。 安直…
30歳を目前に控え、自己管理の大切さを感じている今日この頃です。 僕は病弱だったり虚弱体質だったりするわけではありませんが、胃腸が弱く、また慢性的な気管支炎のため熱が出やすい身体です。 学生の頃、丸一日無事に授業を受けられた日のほうが少ないほど。よく保健室やトイレのお世話になっていました。くわえて、受け入れがたい性別(身体)で常に過ごさなくてはならないので、ストレスがつきまとい、自律神経もくずれやすいのではないかなと思います。小さな不調は日常茶飯事。主人からは、「元気な日ってあるの?」と聞かれるほど。 ありますよ。……たぶん。 小さい頃は「なんで」と思っていました。だって、みんな授業を抜け出す…
外出を控え、家で過ごす時間が増えました。僕にとって、今まで家というのは、ただ食事や入浴、睡眠のための場所でした。自分にとって大切な場所は、 夢中になれる仕事をする会社だったり、パートナーや友人と語らう居酒屋だったり。 ひとりぼんやりと珈琲を飲む喫茶店。移ろう景色を感じ風をきって走るランニングコース。 子供の頃を懐かしみながら少し老いた両親やすっかり頼もしくなった弟と過ごす実家。 ……など、ほとんどが外にありました。家のなかは雑然としていて、なんとなく、居心地がよくなかった。それが、家にこもらざるをえなくなり。 仕事もテレワークになって隙間時間が増え。家のあちこちに散らかるものや、手入れの行き届…
僕には大切なパートナーがいます。 もう7年以上の付き合いで、昨年結婚しました。 相手は男性。 小柄で見た目も中身も可愛い人です。僕は中身がほとんど男性的なので、 男同士で付き合い、結婚しているようなものです。 時に家族、時に恋人、時に悪友のような関係です。身近にLGBTQの人がいなかったそうで、 なかなか理解は難しいようですが、 僕の男性性を受け入れて一緒にいてくれて、おおらかというか包容力があるというか……不思議なところがある人で、交際するとき、 まだ女性の格好をしていた僕に対して、 「本当は男なんじゃないか?」 と、疑っていたそうです。図らずも遠からず。彼は異性愛者なので、どうしてそう疑い…
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