神も仏もありませぬ
わたしは神仏の話は結構好きな方です。でも矛盾しているようですが同時にこの「神も仏もありませぬ」という言葉も大好きです。通常、この言葉は、身も蓋もないような状況やそのような言葉づかいのこと指して言いますが、そのような意味とともに私は「神も仏も区別しない」といった意味でこの表現が好きなのです。歴史的には、神も仏も区別しないとは、神仏習合のイメージがわくことと思います。もちろんそれもありますが、私は、そもそも神さまというのはサムシング・グレートとしてのエネルギーのようなものであり、それに名前をつけた瞬間から人間軸でものごとを区別し始め、ものごとを差別するようになってしまうのもと考えています。モーゼも、「みだりに神の名を口にしてはならぬ」と言い、神の名を口にした瞬間から差別や対立が生まれるのだと兄のアロンの振る舞...神も仏もありませぬ
2024/07/15 21:29