一票丸投げ民主主義からの脱却への道
かつて人間は、自らのコントロールの及ばない圧倒的な大自然のなかで生きていました。そうした環境下で人間は、「仕方がない」という言葉とともに何事も受け入れて生きていました。それが都市の発達とともに人間は、自然の驚異から守られた人工物のなかだけで安心して暮らせるようになってきました。そこでは何かコトが起こると、「誰がやったんだ」と責任を追及する(できる)社会になっています。ところがいつの間にか、自然の脅威からは安全なはずの人工物だけに囲まれた都市のなかも、人びとのコントロールの及ばない、予測もつかない経済、国家、政治、民主主義、災害、近隣の人間関係などがあふれるようになっていました。もはや個人は、人工都市のなかでも、どの道を選択したら良いのか、どのレールに乗ったら良いのかもわからなく、何も保障されない社会に生き...一票丸投げ民主主義からの脱却への道
2022/07/24 23:15