searchカテゴリー選択
chevron_left

カテゴリーを選択しなおす

cancel
プロフィール PROFILE

faketkさんのプロフィール

住所
筑紫野市
出身
福岡市

自由文未設定

ブログタイトル
Blog FakeTK
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/faketk
ブログ紹介文
某社会学者のブログです。いまは主に読んだ書物の情報をお伝えしています。
更新頻度(1年)

9回 / 11日(平均5.7回/週)

ブログ村参加:2020/05/16

本日のランキング(IN)
読者になる

新機能の「ブログリーダー」を活用して、faketkさんの読者になりませんか?

ハンドル名
faketkさん
ブログタイトル
Blog FakeTK
更新頻度
9回 / 11日(平均5.7回/週)
読者になる
Blog FakeTK

faketkさんの新着記事

1件〜30件

  • 未来への大分岐

    マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン、斎藤幸平,2019,未来への大分岐──資本主義の終わりか、人間の終焉か?,集英社.(5.26.2020)対談本にしては、異様に中身が濃い。世界屈指の思想家たち相手に、臆せず、議論の主導権を安易に相手に渡さなかった斎藤幸平さんの手腕がひかる。マイケル・ハートの社会運動論については、すでに彼自身の著作群から学んでいたところが多かったので、新奇性は感じなかったが、横つながりの平等な関係性を尊重する、最近では反貧困運動などの、草の根社会運動が、ほぼ例外なく沈滞していったことをふまえ、手段としての階層性、リーダーシップを併せ飲む運動がめざされないといけないな、と思った。マルクス・ガブリエルの社会構築主義批判は、日本でのそれがすでにあるので、目新らしくも感じなかった...未来への大分岐

  • 21 Lessons

    ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之訳),2019,21Lessons──21世紀の人類のための21の思考,河出書房新社.(5.25.2020)ユヴァル・ノア・ハラリとジャレド・ダイアモンドのどちらが歴史学者として優れているか、もちろん、その答えはない。学術の作法が異なる、この二人の優劣を問うこと自体が馬鹿らしい。ただ、言えるのは、ハラリの思考はおそろしく深い。読む者の思考をつねに先取りし、鋭く深く思索する。そして、安直な結論はくださない。これは、ハラリの、ジャレド・ダイアモンドにはない最大の魅力だ。ハイファ生まれのイスラエルの歴史学者、ハラリ。本書で、「ハイファ」についての言及はないが、ユダヤ人の自民族中心主義、ユダヤ教原理主義を容赦なく批判し、返す刀で、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教等、とくにそられの...21Lessons

  • 危機と人類

    ジャレド・ダイアモンド(小川敏子・川上純子訳),2019,危機と人類(上)・(下),日本経済新聞出版.(5.23.2020)『銃・病原菌・鉄』と比べると、日本での(学者は別として)評価は低いようだが、なかなかどうして、たいへんな力作だと思う。ただ、気になったのが、チリでの、1973年の軍事クーデーターについて、ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』や、G.ガルシア・マルケスの『戒厳令下チリ潜入記』についての言及が一切なく、参考文献リストにも挙がっていない。デヴィッド・ハーヴェイ流のネオ・リベラリズム批判もない。その疑問は、「エピローグ」で氷解した。本書は、フィンランド、明治期日本、チリ、インドネシア、ドイツ、オーストラリア、現代日本、アメリカ合衆国における近現代史をとりまとめたものであるが、以下の12の「国...危機と人類

  • ニャンと簡単に身につく! 心が休まる「アドラー心理学」

    宿南章,2019,ニャンと簡単に身につく!心が休まる「アドラー心理学」,文響社.(5.22.2020)ねこの生態に、アドラー心理学をかけてきたか!たまげた。きもちの悪い自己啓発本ではないので、こころがきつい状態にあり、ねこ好きな人には、おすすめしたい内容ではある。ねこを、人と同じく、地球生態系を構成する「共同体」の一員としてとらえる視点には共鳴した。目次はじめにネコに学ぶほど、ヒトは幸せに生きられる「ニャドラー先生」からのご挨拶1毎日を「心地よく」過ごすコツごきげんに過ごす(ネコは「ひとり」を楽しむ)自己理解と勇気づけ(ネコはマイペース?)人付き合いのコツ(ネコは「嫌い」を隠さない)「空気を読まない」勇気(ネコは期待をあえて裏切る)自己中とガマンのバランス(やっぱりネコは自由)親切とお節介(「遠くで見守る」もリ...ニャンと簡単に身につく!心が休まる「アドラー心理学」

  • 相互扶助論

    ピョートル・クロポトキン(大杉栄訳),2017,相互扶助論(新装増補修訂版),同時代社.(5.21.2020)現代において、「未開人」、「野蛮人」という呼称は不適切であろうが、前者は「先住部族民」と呼び代えたら良いわけだし、後者は、原語はギリシア語の「バルバロス」、すなわちギリシア人の他民族に対する呼称であるわけで、それを「野蛮人」と訳したからといって、明治・大正期を生きたアナキスト、大杉栄を責めることはできないだろう。「動物の相互扶助」については今西錦司の「棲み分け理論」を、「未開人の相互扶助」についてはブロニスワフ・マリノフスキやクロード・レヴィ=ストロースの人類学の知見を敷衍すれば、人間も含めた生物の「系統的進化」が、かならずしも「競争と淘汰」によるものではないことがわかる。チャールズ・ダーウィンの生物進...相互扶助論

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

    ブレイディみかこ,2019,ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー,新潮社.(5.20.2020)読んでみて、ときどき、ウルっときたり、こころから笑ったり、なるほどと感心してしまう、そんな本にめぐりあうの、そうそう多いわけではない。(最近は当たり続けで絶賛しまくってるが。)なんなんだろうな、この鋭い感性は。そして、これでもかというくらい見せつけられるユーモア精神と、ペーソスと。もちろん、言葉を選ぶセンスと能力も申し分ない。みかこさんは、わたしより少し年下の福岡出身の女性だ。修猷館高校卒。実家が極貧で、お昼に食べるパンも買えない。でも、みかこさんは、「楽しいランチタイムに陰気なムードを注入しないよう」、パンも買えないでひもじい思いしてるなんざ、「言ったら死ぬ」くらいの秘密だった。(p.107)うん、よくわかる...ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

  • THIS IS JAPAN

    ブレイディみかこ,2019,THISISJAPAN──英国保育士が見た日本,新潮社.(5.19.2020)キャバ嬢への未払い賃金をお店の経営者へ支払わせるべく、東京・上野の夜の街へ繰り出す「キャバクラユニオン」の面々と元キャバ嬢。黒服の客引きたちが、彼女、彼らを大声で罵倒する。(賃金なしで)「働け!」のっけからみかこさん、飛ばします。同じ雇われ者として、連帯するのではなく、経営者目線になりきって、未払い賃金の支払いを要求する者たちを罵倒する。とっくのむかしに、「下層」に転落しているのに、「自分は働き者の中流だ」という幻想にすがりつき、自分より弱い立場の者たちが、人として当然の権利を主張すると、醜い劣等感情、嫉妬心を露わにして、攻撃する。まずは、この醜悪な問題の構図を、かつてフランクフルト学派が明らかにした人間心...THISISJAPAN

  • 【旧作】二十世紀を見抜いた男【斜め読み】

    長部日出雄,2004,二十世紀を見抜いた男──マックス・ヴェーバー物語,新潮社.(5.18.2020)『天皇はどこから来たか』、『仏教と資本主義』の著者でもある長部日出雄氏が挑んだ、渾身の、人間、ヴェーバー論。学部学生時代、ヴェーバーの主要著作を読むのは、最低限の「社会学的教養」を習得しておかねばならない学生の使命であった。わたしの学生時代は、「ヴェーバーないしデュルケムあるいはパーソンズの専門家」、つまりは学問の輸入業者がまかりとおっており、ちまたには、ヴェーバーの訓詁学があふれかえっていた。そして、それらのほとんどは、読むにも値しないつまらないものだった。時代は変わり、社会学は専門分化し、『社会学評論』は、いつのまにか、一読してもなにをいいたいのかわからない論文で占められるようになってしまった。専門論文を量...【旧作】二十世紀を見抜いた男【斜め読み】

  • 【旧作】星々の舟【斜め読み】

    村山由佳,2006,星々の舟,文藝春秋.(5.16.2020)本書は、三世代にわたる家族の物語が、家族それぞれの、DV、子ども虐待、性暴力、インセスト、戦地での殺戮等々、壮絶な経験ともども、緻密に構成された傑作小説だ。言葉選びのセンス、ストーリーの構成力、幾多のトピックからたしかに伝わってくる、それでいて作為的とは露ほども感じさせないメッセージ、どれをとってもすばらしい。物語を読んでハッピーになるのではなく、強烈な個性をもった人物群像から、生きることの哀しみを観取し、壮絶な内容の小話の一つ一つにぐさぐさこころを傷つけられて、それでもなお絶望の果てに希望を感じとることができるか、自省してみたい人にはぜひおすすめしたい。これほど琴線に触れる小説など、めったにあるものではない。禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きに...【旧作】星々の舟【斜め読み】

  • 死刑執行人サンソン

    安達正勝,2003,死刑執行人サンソン,集英社.(5.15.2020)こんなに良い本をなぜ本棚に眠らせておいたのか、無為に過ごした日々を後悔する毎日なのであるが、本書を読んでも、ガーンとあたまを殴られたかのような衝撃を受けた。まるで、バルザックがよみがえり、安達正勝の筆を借りて、その未完のフランス社会史を書き上げるべく、数々の悲劇を気宇壮大な人間喜劇としてしたてあげるかのごとく!いや、断片的なトピックとしては知ってた。わたしの子ども時代のいちばんのお気に入りは、フランス革命に関するもので、とくに、ルイ16世とマリー・アントワネットが断頭台でクビを切り落とされる場面では、息をのんだものである。また、フランス革命時の、幾多の混乱、とくに、「国民公会」における「ジロンド派」と「ジャコバン派を含む山岳派」の対立、ジャコ...死刑執行人サンソン

  • 人イヌにあう

    コンラート・ローレンツ(小原秀雄訳),2009,人イヌにあう,早川書房.(5.14.2020)ローレンツ先生、不朽の動物行動学の名作、『ソロモンの指環』を読んで感動したのは、遠いむかし、学生時代だったように思うが、この作品にも深く感銘をおぼえた。人類学者、エリザベス・マーシャル・トーマスによる『犬たちの隠された生活』にも、これまた遠いむかし、感銘を受けたが、それに匹敵する名作だ。イヌの祖先がジャッカルだという学説は、のちにローレンツ自身により撤回されることになるが、人類が狩猟採集時代にいかにして野生肉食動物と共生するにいたったのか、そのスリリングな推察には心躍った。ローレンツは、イヌやネコを擬人化することを自ら戒めているが、本書で生き生きと描きだされたイヌたちのなんと人間くさいこと。換言すれば、人間たちのなんと...人イヌにあう

  • 猫にかまけて

    町田康,2010,猫にかまけて,講談社.(5.13.2020)橋本治に匹敵する文筆家というと、この町田康がまず思い浮かぶ。パンクバンドINU時代から、町田の突出した爆発的表現力には感服していたが、いやいや、すごいものだ、町田と同じ大のねこ好きのわたしとしては、抱腹絶倒するは涙するはでこれは文句なしの大傑作。なによりすごいのが、町田がほぼ完全にねこになりきっていることだ。種を超えたシンクロの強度がヤバい。橋本治はみごとに女子高校生、男子高校生になりきってみせたが、町田の種を超えたなりきりもすごい。ねこたちが、関西弁で、人間たちのまちがった行いを糺す。ねこたちの乱暴狼藉の数々も、町田にとっては、意味のある教訓としてとらえられる。無類のねこ好きを自認するわたしも、町田のねこ愛の深さにはおよばない。なんなんだろう、この...猫にかまけて

  • 銃・病原菌・鉄(上)、(下)

    ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰訳),2012,銃・病原菌・鉄(上)、(下),草思社.(5.12.2020)言わずと知れたベストセラー、『銃・病原菌・鉄』。歴史学には、先行研究に新たな資料解読による知見を加えた、手堅い実証研究も必要であるが、本書のような、多少粗っぽくとも、人類史を鳥瞰する壮大な試みも必要だ。歴史学の専門家でもない者にとって、後者の方がおもしろいことは言うまでもない。上・下巻合わせると、そうとうなボリュームとなる本作品の白眉は、16世紀、ピサロ率いるわずか168人のスペイン軍隊が、圧倒的な武器により、4万人余のインカ兵士を一方的に大量殺戮し、皇帝を捕虜にした(のちに殺害)くだりにあるが、歴史のふしぶしにおいて、侵略者がもち込んだ「病原菌」が免疫のない原住民を大量死させていった史実の数々を、新型コロ...銃・病原菌・鉄(上)、(下)

  • 【名作】桃尻娘【再読】

    橋本治,1981,桃尻娘,講談社.(5.7.2020)コンテクストのなかで「言葉」の真意をくみとろうとせず、強い「言葉」だけを浮き上がらせてとらえ、それがみごとにことを言い当てているものだから、脆弱な自尊感情が傷つき、「反論があれば、どうぞ」と「理想的発話状況」がつくりだされているというのに、真正面から異議を唱えることはせず、ピーチクパーチク、バカッターで「炎上」させ、親をもまきこんで「権力」を召喚する。こんな、ジョージ・オーウェルも真っ青の、思想、言論、表現の自由が抑圧されたディストピアのなかで、言葉の奴隷であることをかえりみるだけの心情と知性さえない、20歳前後の若者とその親とが、気色悪い思想警察、言論警察、表現警察として跳梁跋扈するなかにあって、かつて、こんなにも、自由で、権力を嘲笑のなかで無毒化する、生...【名作】桃尻娘【再読】

  • 【名作】貧乏は正しい!【再読】

    橋本治,1994,貧乏は正しい!,小学館.(5.3.2020)若い人たちに、ぜひ知ってほしいのが、この稀代の文筆家、故橋本治だ。『桃尻娘』で衝撃のデビューを果たした橋本治。本書は、成人男性向漫画雑誌『ヤングサンデー』に連載されたエッセイ集だ。漫画しか読まないバカを啓蒙すべく、橋本さん、「メチャクチャさで頭の中がかゆくりそうなややこしさ」(p.236)ゆんゆんの思索を、涙ぐましいほどわかりやすい言葉を連ねて展開する。大人になるとは?人生のゆたかさとは?これらの難題を、橋本節炸裂、驚愕するほど深く深く論じきる。ムチャムチャ、レベル高い。いま、手元にあるのは、初版本なのだが、このシリーズ、Kindleで、一冊400円前後で読める。全部、もう一回読み直してみよう。おもしろすぎる。わたしは、日本のサブカルチャーにおいて、...【名作】貧乏は正しい!【再読】

  • 安楽死を遂げた日本人

    宮下洋一,2019,安楽死を遂げた日本人,小学館.(5.2.2020)多系統萎縮症、このあらゆる身体機能が次第に衰えていく難病に罹患した小島ミナさんと、スイスで、安楽死、というより、自殺ほう助にたちあう人々の人物造形を軸に、ストーリーが展開する。圧巻は、安楽死の瞬間の描写である。立ち会った者にしか描けない、「自殺」の瞬間。同じく立ち会ったミナさんの二人のお姉さんの動揺と平静、そのゆらぎの過程の描写も良い。このお二人と再会した際の、後日譚も味わい深い。宮下さんは、「安楽死」について、否定も肯定もしない。ここでは、一人の人の生と自死、およびその家族についての物語が提示されているだけだ。読後、わたしもミナさんのように死にたい、そう思った。目次第1章我が運命の支配者第2章孤独と歩む第3章幸運を祈ります第4章焦りと混乱第...安楽死を遂げた日本人

  • 施設とは何か

    麦倉泰子,2019,施設とは何か──ライフストーリーから読み解く障害とケア,生活書院.(4.5.2020)うーん、ちょっと期待はずれだったな。記述に厚みがないなあと退屈しながら最後まで読んだら、「終わりに」で、本書が、早稲田大学に提出された博士論文であることを知り、ずっこけた。筆者もたいがいだが、早稲田の教員は、もう少ししっかり学生を鍛えて、博士号出せよ。安直だよ。おい、聞いてんのか、こら。目次序章研究の目的1問題の所在2パーソナル・アシスタンスの定義と自己決定3原則としての「当事者主権」4ニーズ把握における「ずれ」5全体の構成6調査概要付記研究倫理への配慮について初出一覧第1章無力化の構造――理論的概観1社会モデルの登場2施設の社会史3個人主義の二面性4逸脱者としてのアイデンティティ5抑圧の広範性と周縁化6周...施設とは何か

  • 日本一醜い親への手紙

    CreateMedia編著,2017,日本一醜い親への手紙そんな親なら捨てちゃえば?,dZERO.(4.2.2020)自らを虐待した親、あるいは毒親に対して投げかけられる呪詛の言葉の数々に、正直、戦慄する。長らく絶縁中のわたしの親も、虐待加害者にして、典型的な毒親であったので、ムンクの「叫び」を「手紙」にしたためたかのような毒々しい作品群に、少なからず共感した。目次はじめに不当ながまんを強いられる子どもたちI気づく私にも意志がある/いけにえ/プレゼントはゴミ箱に/見えないんだよ/衣食住の権力者/殺し合う両親/笑顔を求めないで/お互いに救われない/あなたのねらい通りに/罪に問われない殺人者/あんた?死ねよ/あんたたちとは違う/多額の死亡保険/不倫の代償/父も母も「責める人」/本が私を助けてくれた/お父さんに馬乗り...日本一醜い親への手紙

カテゴリー一覧
商用