エドサ革命への道002
2月22日1日目深夜0時過ぎ、マルコスの国防相フアン・ポンセ・エンリレの自宅で会議が開かれていた。マカティ、ダスマリニャス・ビレッジその場にいたのは、エンリレ、彼の報道官であるシルベストレ・アファブル、そしてフェルディナンド・マルコスに対するクーデターを画策する3人の重要幹部だった。この5人は、エンリレが36時間後に国営ラジオとテレビで演説する予定の演説の原稿を最終調整していた。エンリレは、2月23日午前2時に反乱軍が宮殿を襲撃し、マルコスを拘束または殺害した直後、自らを統治機構である国民和解評議会のトップであると名乗りを上げることになる。マルコス襲撃の指揮を執ったのは、エンリレの警備主任、グレゴリオ・"グリンゴ"・ホナサン大佐であった。エンリレはクーデター陰謀の中心的な政治家であったが、ホナサン、PMA...エドサ革命への道002
2024/07/14 21:13