リンゴが教えてくれたこと 木村秋則 著
木村さんは歯がない。 リンゴの無肥料・無農薬栽培を始めて14年、やっとリンゴで飯が食えるようになった。 大量の農薬を使う、いままでの栽培方法をやめ、有機農法を学びながら試行錯誤をしながら、無農薬栽培を目指した、だが、その道のりは厳しく、どん底の生活と周囲の農家の悪評にさらされ、死を意識したこともあったようだ。 それが、山の中のドングリの木が農薬を使わないのに虫がいない、そのかぐわしい土の匂いに、「これが答えだ」と直感した出会いがあった。 それは、山の中の自然が教えてくれたものだ。その木村さんは、有機農業だから安全なわけでは無いといいます。 「自然を見る、それも長く観察するということは、百姓仕事…
2020/01/26 16:31